大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

MENU

(7516)コーナン商事/日記(比)

スポンサーリンク
f:id:kamomenotoushi:20181104100715j:plain

投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

コーナン商事とその他

株価

3585円(人々は、急いで疲れたりもするけど、そうじて堅実に歩を進めている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 7516 9903 7636 9273
企業名 コーナン商事 カンセキ ハンズマン コーア商事ホールディングス
市場 東証PR 東証ST 東証ST 東証PR
業種 小売 小売 小売 卸売
時価総額(億) 1243.4 147.7 130.9 284.1
株価 3585 1835 902 717
決算期 2023/02予 2023/02予 2023/06予 2023/06予
予想売上(億) 4,477.0 418.3 316.0 222.0
予想営業利益(億) 260.0 25.9 14.8 39.5
営業利益率 5.81% 6.19% 4.68% 17.79%
予想純利益(億) 158.0 16.5 11.6 24.5
売上成長率(年複利/期間) 3.2%/15年 1.4%/15年 3.4%/16年 5.5%/7年
EPS成長率(年複利/期間) 11.4%/15年 25.5%/15年 6%/16年 11.1%/7年
BPS成長率(年複利/期間) 7.5%/14年 6.2%/14年 7%/15年 9.6%/6年
PER 7.11 7.73 10.94 11.59
PBR 0.77 1.3 0.77 1.52
ROE 10.8% 16.8% 7.0% 13.1%
ROA 4.0% 6.0% 5.6% 9.3%
配当利回り 2.51 1.31 3.33 1.53
配当性向 17.9% 10.1% 36.4% 17.8%
総資産(億) 3980.8 275.5 207.4 262.5
自己資本(億) 1424.4 97.5 164.9 186.7
自己資本比率(%) 35.8 35.4 79.5 71.1
一言感想 あげ あげ 停滞蓄財 あげ

 今週は比較。市場統計推移記録表で2022/8/26データで業種平均PBRROEを出して、平均PBRで20%低いかつ平均ROEより20%以上高い銘柄(該当329銘柄)から気になったものをチョイスして分析します。業種平均より優れていてかつ評価の低い企業を拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2022年08月26日取得。コーナン商事。ホームセンターコーナン。比較にホームセンター。ゲストにコー仲間(くるしい)のコーア商事。

ちなみにカンセキも今回の条件満たしてます。

コーナン商事(7516)

業績

ホームセンター業界4位の大手。毎年増収増益とかするほどでもなく足踏み期間もながめですが長期に成長ですね。

より長期(BY株探+エレフォロさんツール

そんな感じですが近年は売上加速感ありますが、

2017年ホームセンターのビーバートザン(厚木本社)を完全子会社化。

2019年LIXIL系建材卸の建デポを買収(240億円)。

2020年パン・パシフィック・インターナショナルHD傘下のドイトさいたま市)からホームセンター事業を譲受(68億円)。

と、買収連打感はありますね。

それで規模増に営業利益率も上昇でROEも向上してる感もあり現状上手くいってそうです。

2019年からある決算資料みるとお店は増えてるので基本お店増やしながら成長するタイプ。

2019年店舗。

 

2022年店舗。(決算資料も随分見やすくなってます)

お店増えてますがプロが特に増えてる。

と、わりと買収とかしたり決算説明資料つくってブラッシュアップしてたりと、社長でも変わったかな?とみるとそうでもないけど、2018年から創業40周年で第二次中期経営計画で2017年は第一次で2017年位から中期経営計画立ててやるようになってますね。

わりとでかいこと言ってます。

 

これでなんか回りだしているという印象は受けます。

1Q減収減益。まあ1Q。会計方式変わってるので実際以下ぐらい。まあ1Qですが。

 

 

財務

買収とかをしながらですが自己資本比率は落としてる感じでもなく。

もちろん資産増で前期末総資産3980億。有形固定1875億でおよそ半分で増えてる感じです。

流動1238億。これも伸びてますね。現金商品等。

無形固定281億ほど2020年で跳ねてますね。健デポでしょうか。以降は減ってて償却してそう。その他は差入保証金などが467億で多め。

負債2556億。有利子負債は1209億とかで流動と近く財務は健全ではないですが、有利子負債自体は増えてもなく、有利子負債比率あたりは下がってきてるので別悪くないし良化です。BPSは右肩。

 

CF

営業CFは安定。このあたりはさすがに小売。投資がわりと大きめ。設備投資だけではFCFでそうですが、買収とかはいってFCFはあまり余裕ないですね。買収とかしないと余裕ありそうですが。目標もあり買収はしたいのではないかと思いますが、買収とか抜きなら余裕はありそうで財務は改善していきそうな。というか買収しながらも有利子負債比率などは下げてますけど。

増配傾向ですが配当性向は低め。とはいえ配当性向30%とかDOE目標もだして来てて自社株買いもしてて合わせると結構な還元をしてます。

 

カンセキ(9903)

業績

宇都宮のホームセンターですがホームセンターだけでなくほかも。

ホームセンターはカンセキ。ワイルドワンはアウトドア、専門店は業務スーパーオフハウスと飲食店、店舗開発は不動産賃貸で、おそらく地方の地主が不動産を軸に多角的に商売を広げているみたいなわりとあるあるなやつでしょうか。

業績は長期にじわのび。

みてると引っ張っているのはアウトドアと専門店(おそらく業務スーパー

そんなかんじに目先の好調がありますが、ROEなども小売でも上位になる10%後半台まできてていかにも好調ですが、2018年以前はわりと凡庸な水準だったのをどう考えるか。まあ好調でひっぱるものがないとそこまで行き難いということですね。

そして2000~2017まで大凡停滞であるので、目先の好調をカンセキは変わったとするのか、今は調子いいだけとするかは判断分かれそうです。

その中で目先1Qは減収減益。ホームセンターワイルドワンが売上前年割れですが専門店は増収増益ピークアウト感を感じる人もいるかもですが1Qですし、計画自体は増収増益。まあでも売上は足踏みに入ってきてるところはなきにしも。

 

 

財務

総資産横ばい。有形固定あたりも増える感じでなくむしろ減少傾向。その中で自己資本比率増加で有利子負債減少の流れ。

となると、上記の業績も見方が変わるというか、成長というよりは資産維持しながら収益性高い資産に変えていっただし、財務を改善してる蓄財である感じですね。

と、従業員もみると横ばいになりますね。

 

ムーブとしては成長というよりはリストラしてきてるになります。

リストラしながらしっかり収益性をあげ財務改善を続けているですあるので良化は良化ですね。

 

CF

営業CFをだして投資してFCFは普通に出てます。

その中で財務改善してきて現金もたまりだしてますね。リストラが進んで余裕でたのか増配に向かってますね。まだ配当性向など余裕。

 

ハンズマン(7636)

業績

そこそこまえに特異なビジネスモデル?で話題になった感はありますが。

2016年の記事。

toyokeizai.net

いかにもユニークな地方のいきの良い企業感もありましたが、その後は業績足踏みで見事に成長止まりましたね感あります。

 

それでも小売では良い方のROE二桁は維持してましたが、目先はそれも一桁に割れてきまして。

こういうのはなんというかというと停滞蓄財です。BPS7%/15年とかなんで別に悪くはない。ROEさがってくるとペース落ちそうだけど。

目先通期で減収減益。計画も横ばいに近い増収も減益。いかにも停滞というか減益で薄利に突っ込みつつありますとなかなか渋い展開。

ですが、中期経営計画も出てましてこれは2017年以降の足踏みから脱して成長としてます。まあそして早くも下方見直し入ってますし利益は過去最高を破るものではなく、いろいろ上の記事に書いたようないきの良い地方の成長企業というのを数字では示せなくなって来てるはそうですかね。

 

財務

蓄財は順調だ。自己資本比率は80%近くまでのび、借入はほぼ完済。

BPSは右肩。

というところですが、2013年以降減ってた有形固定が2021で増えだしてるので、それまでブレーキがかかってた新規投資がアクセルに入ったではあるのであるいは?というか中期経営計画もあり守りから攻めに転じたやもしれません。

 

 

CF

営業CFがでて投資して近年は常にFCF出てる感じで現金も伸びる傾向・・がだから2021、2022で低調だった投資を加速させてきてますね。

微妙に増配。

日足週足月足の値動き判断

日足であげっぽいけどもんでる
週足であげ気味だけど調整じゃない?
月足であげ
確認。

評価・売買判断

コーナン商事(7516)

テクニカル的には、長期にあげ。なかなか素直な推移ではないか。特に安値は切り上げてきてる印象。

も、高値はあげては戻す展開が続いてますね。4270から2818、4680から3240。

この傾向が続くとするなら3240を底に吹き上げれば利確みたいな感じでしょうか。まあでも目先3970と少し跳ねて上を試す展開だし3240みながら素直に上昇するなら付き合ったらいい気もしますが。

 

ファンダ的には、ホームセンター大手。長期に成長感あるも近年は加速感あり、2017年以降で始めた中期経営計画がうまく回ってるのかな?という印象。

それで店舗増える形で成長ですが買収とかもしつつも財務は悪化ともいえず有利子負債比率などもさげてて一定の財務規律を守る形。

還元にも目が向いてきてて総合回ってきてるなと言う印象。

評価。

PER7のPBR0.8とか。これでもコーナンとしては高PBRなほうでわりと評価が進んでる感じではあります。ホームセンターはあまり評価されないところだとは思うのでどう考えるかですね。経営がうまくいってる回ってきてるとするなら拾うのは全然ありだと思いますが。今の調子で伸びてくなら全然ありではないかと思えるバリューエーションではないかとは思います。

 

カンセキ(9903)

宇都宮のホームセンターというかよくある多角小売している地方企業。近年アウトドアと業務スーパーがあたり躍進感はあり、ROEなど目を引く水準まで来てますが、売上ピークアウト感あるのをどうみるか。資産も伸びてるわけでもなく成長というよりはリストラで蓄財してる印象。目先はうまく成長感でたが本質的には停滞蓄財に近い部類になりそうな気はするところ。売上もピークアウトした感もあり高ROEを維持できますかね?感は。

総じてやってることがうまく今当たりました感はあり志の高さみたいな成長してみせるとかそういう類ではないようには思えるところです。

ですが停滞蓄財としては今のところかなり優秀には思えるし増配余地などもありそうだし財務もまだまだ改善の余地も。BPS成長率はなかなか高い水準を維持するのではないか?

評価。

PER8のPBR1.3。目先の業績からは高くも感じないけど、売上成長がとまってROEが下に落ち着くとすると、結局は地方のよくある小売かフランチャイジーってところなので、PBR1以上維持できますかね・・?とは思ったりします。好調が続いて今ぐらいのROE維持できるなら十分拾えるとは思いますが。どうですかね。

 

 

ハンズマン(7636)

ユニークさのあるホームセンターで以前は成長を続けたけど、近年は成長は足踏みで停滞蓄財の部類になっている感。蓄財は進み財務はきれいになった感ありますね。

その中で財務が片付いたからかはしりませんが、中期経営計画で伸びるとするものがでて投資も再開感あり固定資産が伸びだしてます。あるいは景色が変わってくるやもしれません。業績的にはまだ変わってません。むしろ減益で蓄財力減少。

このへんをどう考えるかですね。

評価。

PER10のPBR0.8とか。停滞蓄財としてみるとこんなもんか、もう一声といいたくなるくらい。再度伸びてくるとなかなかおもしろ・・まあ計画の数字だとできても最高益更新されないくらいなんですが。

魅力あるホームセンターだと思うので顧客なら持つのもいいかもしれません。優待もないけど。

 

 

コーア商事ホールディングス(9273)

ジェネリック原薬輸入商社。

医薬品の有効成分の輸入販売と製造販売。

以下セグメント。

卸のくせに16%も利益出しやがって感はある。

なんかしらの優位性ありそうだなあって思うところで、会社の言い分は聞いてもいいかも。

事業内容 | 企業情報 | コーア商事ホールディングス株式会社

ゲストなんで流すけど、伸びてきてます。

注目をしてた人も多い印象で上記の通り利益率など目を引くもので、仕入れて販売することでこの実績はやはり何かしらの優位性はありで注目も自然かなというところは。

ROEあたりもそこそこ高水準。現状増収増益できてますね。ただ高成長ではないのでそのへんは留意。

資産増。製薬機能もあるので有形固定などもありますね。減ってきてるので投資は常にいらないものとはなりそうです。というか自己資本比率高くて現金も積んできてるのでなかなか健全とは。FCFも出てるタイプ。

総じて卸っぽくない卸というか卸としてみるといろいろ抜けて優秀な面が見られるのでだから優位性がありそう。

評価は卸としてみると高めもPER>ROEくらいにはなってるので、優位性があり成長も続くと見るなら普通に選べるバリュエーションには思えます。とりあえずそれぐらい。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

通常運転ですって。

 

記事を気に入ってくださった方は↓をクリックしてくれると嬉しいです。
 にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ

記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータとエクセルの黒グラフは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表