投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。
比較銘柄
伊豆シャボテンリゾートとその他
株価
110円(人々は、上を目指す生活に疲れてしばらく大人しくしている。)
各企業の数字と比較しての感想
コード | 6819 | 9656 | 9675 | 4025 |
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企業名 | 伊豆シャボテンリゾート | グリーンランドリゾート | 常磐興産 | 多木化学 |
市場 | 東証ST | 東証ST | 東証ST | 東証PR |
業種 | サービス | サービス | サービス | 化学 |
時価総額(億) | 31.4 | 44.2 | 115.8 | 461.1 |
株価 | 110 | 427 | 1315 | 4875 |
決算期 | 2023/03予 | 2022/12予 | 2023/03予 | 2022/12予 |
予想売上(億) | 28.0 | 49.0 | 170.0 | 330.0 |
予想営業利益(億) | 3.6 | 4.0 | 4.9 | 15.5 |
営業利益率 | 12.86% | 8.16% | 2.88% | 4.70% |
予想純利益(億) | 2.6 | 2.5 | 1.2 | 14.5 |
売上成長率(年複利/期間) | -2.4%/16年 | -3.1%/15年 | -6.2%/16年 | 0.8%/15年 |
EPS成長率(年複利/期間) | #NUM! | 8.8%/15年 | #NUM! | 5.5%/15年 |
BPS成長率(年複利/期間) | -5.5%/15年 | -0.7%/14年 | -4.1%/15年 | 4.3%/14年 |
PER | 12.05 | 17.66 | 96.27 | 29.10 |
PBR | 1.09 | 0.48 | 1.49 | 1.38 |
ROE | 9.0% | 2.7% | 1.5% | 4.7% |
ROA | 6.9% | 1.3% | 0.2% | 3.1% |
配当利回り | 0 | 1.87 | - | 1.03 |
配当性向 | 0.0% | 33.1% | #VALUE! | 29.8% |
総資産(億) | 37.5 | 194.7 | 523.4 | 460.4 |
自己資本(億) | 27.8 | 90.6 | 79.6 | 292.4 |
自己資本比率(%) | 74.1 | 46.5 | 15.2 | 63.5 |
一言感想 | 赤字からびあげ | 停滞から散財 | 停滞から散財 | 停滞蓄財 |
今週は比較。2022/8/12に銘柄スカウター10年スクリーニングで、過去1ヶ月前から売上営業利益共に10%以上の上方修正を行った銘柄(39銘柄)からきになったものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2022年08月23日取得。伊豆シャボテンリゾート。伊豆シャボテン動物公園とか伊豆のレシャー施設。比較にレジャー施設っぽい。ゲストにシャボテンを育てる肥料から多木化学。
伊豆シャボテンリゾート(6819)
業績
伊豆でいくつかのレジャー施設。
リーマンあたりで赤字を垂れ流して大型損失とかでてますが、2013年くらいから黒字復帰して以降は黒字を維持しています。
事業的にコロナは直撃しそうですが、実際に大きく減収ですが黒字を維持してるのはポイント高め。
それで目先はコロナから回復してきてるところですね。
1Qを上場修正しながら通過してますね。アニタッチみなとみらい(横浜にある動物ふれあい系の施設)が好調で伊豆の施設も堅調だそうです。
1Qでコロナ前と遜色のない売上まで回復してきてますね。
そういう感じに過去の低迷から立て直してコロナも大過なくやり過ごし目先も回復が早いようなところはあり、この先に成長を見れるかでしょうか。
そうみると2019年は減収に転じており、それはどうかな?感はありますが、成長は厳しいかな?となると停滞になりそうでその意味だと停滞蓄財ですね。ROEは10%届くか届かないかくらいでこの辺は、低迷から抜け出して明るい未来を掴んだみたいなストーリー展開は期待しちゃいたくもありますが、回復したけど現状まで別に抜けた業績というほどでもないくらいでしょうか。といいつつまあオリエンタルランドコロナ前でROE12%ってところですので肉薄はしてますね。コロナ下では伊豆シャボテンのほうが優勢感もあるので、めっぽうすごいという見方もできなくないですが。
財務
2008-2013くらいまで資産をゴリゴリ削って以降は資産増。2011は自己資本比率10%切りまでいきましたが目先は70%超まで回復で財務的危機は過去。
前期末総資産37億で有形固定19億で、これは2020まで伸びてますね。基本投資しながら成長するタイプで、目先固定資産増が止まってるのはコロナのせいか、投資(成長)一服とみるかで分かれそうな。ちなみにアニタッチみなとみらいは2021年10月開業のようです。
流動は11億で現金9.5億で負債はまとめて9.7億まあだいたい負債≒現金でこの手の設備で稼ぐタイプの事業にしては財務健全というかだから自己資本比率高いですし。
CF
2015年以降営業CF安定。投資も入りFCFは出てるかは微妙なライン。投資抑えるとどれだけ余裕出るかはどうでしょうね。
還元はやる気なし。そろそろ配当始めそうな気はしますけど。現金10億あって営業CFが3億超で(投資してFCFにどれだけ余裕かは定かでないですが)、時価総額30億という感じなのでやる気出せば余裕でかなりの還元を叩くことはできそうな気は。
グリーンランドリゾート(9656)
業績
州グリーンランドリゾート(熊本県荒尾市)は遊園地「グリーンランド」(日本有数のアトラクション)・ゴルフ場・ホテル・温泉施設・飲食店等を併設するリゾートエリア。
2019年まで停滞で・・利益率はおいといてもROEで3%もつけることが珍しいという低ROEですね。
それがコロナで沈んでまだ回復できてないという感じですね。
もともと低RORだし、BPS成長率も-0.7%/14年でコロナ受けると結局進めませんでしたマイナスでしたって感じですので回復しても戻るだけと思うと、回復してもどうにもならないのでは?という気分にはなります。
そんな感じですが目先は上方でまあ堅調?ですが、コロナ前よりは低調なのでやっぱりそれがどうした?というかあまり夢がないですね・・という印象。
財務
2020年までほぼ資産横ばい。
前期末で総資産194億で有形固定173億で、ほぼ資産をもって業績を立てるタイプ。
それで2008-2020は横ばいというか微減できてたけど、2021で有形固定後退で、それまで資産は維持し業績も維持して現状維持してたのが、コロナで資産に手をつけなければならなくなったで、資産の処分をしたという感じなので、現状維持でいっぱいいっぱいがとうとう現状維持できなくなったでたぶん悪いニュース。
CF
営業CFは出るタイプ。それが2020はマイナス。2020はしんどかったのですね。
それでFCFも基本出てるけど2020はマイナス。
それで、FCFだしてBPSもほぼ増えず現金も増えてない感じなので、FCFは還元に消える形で小銭を稼いで株主にお小遣いを上げる会社・・だったのがコロナで崩れた感。
これからどうなるんでしょうね。いずれにせよ高ROEになってBPSが増えだすようになるとかあまり想像できないですが。
常磐興産(9675)
業績
・・・だけでもなく燃料商事事業とかもありなにげに多角化で目先は観光が足をひっぱってます。これはコロナ以降ですね。
業績乱高下してる。特にコロナ以降。
それは観光・・と、燃料商事の主力が大きく後退なので、見方によってはこれらが回復すれば・・・という見方もできますが。
そんななかで1Qで増収+52%でかなり回復中。観光も燃料も回復著しいですが、コロナ前にはまだ全然及ばないしそしてまだ赤字です。
財務
もともとあまり資産増する感じでもないなかでコロナで資産崩れてますね。純資産半分近くに自己資本比率も15%とかなりの低水準まで。
このままでは厳しいという感想。まあ回復してるのでこのままにはならなさそうだけど。
CF
営業CFでてたのがコロナで営業CF赤字。元々そんなにFCF強くないので目先いかにも資金繰り厳し目ですね。というかそのせいで財務にダメージがいってる。
無配落ちしてる。仕方ないね。
日足週足月足の値動き判断
日足であげ
週足でもみあいでしょうか
月足であげるももみ合ってる感じ。
確認。
評価・売買判断
伊豆シャボテンリゾート(6819)
テクニカル的には、2018年までは上昇も続き高値をとってますが、乱高下も多く、株価自体も低めでいかにも低位株の動き感は。
その中で2018年の269から下がりコロナで72で以後は115~90くらいでもみ合ってる感じです。その中で目先は115の高値を試す感じ。これを超えると調整を終えて上昇に向かいだした感もでますのでそういうのを狙うのか。その先に269超えを目指すのか?みたいな形でしょうか。
底は91でいいんじゃないでしょうか。72まではみてもいいかもしれないけど。
ファンダ的には、過去に低迷も見事に復活し、目先もコロナで後退も回復は早く。目先はディズニーより高ROEであるいはディズニー超え。といってもROEは10%近辺なのでこのあたりは実物資産で稼ぐ事業の限界でしょうか。
地味な会社だと思いますが、地力を認められなくもなく、じっくりまてば評価されることもあるいは?というより伊豆以外にも進出して好調でありそのような成長が出てくるかもしれないとは。
評価。
PER12のPBR1とか。まあ数字を素直にみるといかにもニュートラルな評価って印象ですが伊豆シャボテンとしては低PBRであり、会社が好調なら妙味もあるようなところは・・といいつつ過去は低位株ボロ株としての評価のようには思えて目先は堅調な会社がそれっぽい評価には見れるところで、めでたくボロ株脱出であると同時に真っ当な状態をみての正当な評価とも言えなくもないので、だから普通に今後の会社次第の株価とは思えて、なにかの間違いで一気に吹上げとかはしづらくなってきてるのでは?とかは。株価的に化ける感じではなくなってきてるのはありそうです。・・まあでもまっとうな堅実な投資として選ぶ意味もあるようには思えますね。
グリーンランドリゾート(9656)
低ROEの固定資産で稼げ・・・てない会社という印象。コロナまで現状維持でいっぱいいっぱい。コロナで現状維持もできなくなってる感じ。
目先はコロナから回復途上感ありますが、いずれにせよゴールが現状維持でいっぱいいっぱいの低ROEより上に置けるかなあってところでまあどうでしょうね。
評価。
PBR0.5。低ROEが低評価されているという印象以上にはならない。まあそれはファンダ的な視点で、テクニカルとかいい決算で一時の株高を取るとかの視点なら料理しようもあるのかもだけど、ファンダ的には総合いろいろ厳しいとしか。顧客なら優待で狙えるかもね。
常磐興産(9675)
スパリゾートハワイアンズ・・だけでもなく燃料商事とかいろいろ。
も、コロナで大打撃を受けているのは変わらず。あまり芳しくないのが打撃を喰らい出してるのはその通りで。回復してはいるのでどこまで回復を見るのかですね。もともと低ROEというかコロナ前から低迷感ありますが。
評価。
PBR1.5。現状からはあまり見れる評価水準でないとうか高めに見えはします。・・・まあでも、業績が元通りに回復するとしてROE10%レベルをみて自己資本比率半分になって財務レバレッジ倍とみるとROE20%でてそうするとPBR1.5は見れるとかできなくもないですが、皮算用が過ぎるとは思うところ。皮算用するにしても黒字出始めてからでもいいんじゃないか。
多木化学(4025)
肥料屋・・・というわけでもなく、化学品も。といより売上利益は化学品より。
まあでもそんなこともめっぽうどうでも良くて、業績は以下のような感じで停滞ですね以上の感想など。営業赤字なら1998年以降ないようです。
蓄財も堅調でBPS4.3%/14年くらい。ということで停滞蓄財という感想以上はありません。長期に地味に蓄財し続けFCFも大凡でているというやつ。
PBR1.4ですか。少々お高いですね。PBR0.5くらいにならんかな?過去5年でPBR0.7切りくらいはあるようです。IRBankで2013年でPBR0.51が下限のようです。惜しい。
参考データリンク
銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html
株プラス:https://kabu.plus
IRBANK:https://irbank.net/
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
通常運転に入ってる。・・のではないけどいよいよ土曜日記事が尽きそうでたぶん今年中は持たない感じですね。不定期更新にしそう。
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