投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。
比較銘柄
ヤマハ発動機とその他
株価
2793円(人々は、山を登ったり降りたりするも大きくは進んでいない。)
各企業の数字と比較しての感想
コード | 7272 | 7839 | 7228 | 6901 |
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企業名 | ヤマハ発動機 | SHOEI | デイトナ | 澤藤電機 |
市場 | 東証PR | 東証PR | 東証ST | 東証ST |
業種 | 輸送用機器 | その他製品 | 輸送用機器 | 電気機器 |
時価総額(億) | 9781.6 | 1549.6 | 114.5 | 58.4 |
株価 | 2793 | 5770 | 3175 | 1350 |
決算期 | 2022/12予 | 2022/09予 | 2022/12予 | 2023/03予 |
予想売上(億) | 22,000.0 | 289.3 | 138.3 | 285.0 |
予想営業利益(億) | 2,000.0 | 80.6 | 20.4 | 2.0 |
営業利益率 | 9.09% | 27.86% | 14.75% | 0.70% |
予想純利益(億) | 1,450.0 | 56.5 | 13.8 | 2.0 |
売上成長率(年複利/期間) | 1.5%/15年 | 5.2%/15年 | 3.9%/15年 | -1.3%/16年 |
EPS成長率(年複利/期間) | 4.9%/15年 | 8.6%/15年 | 33.5%/15年 | -7.1%/16年 |
BPS成長率(年複利/期間) | 3%/14年 | 7.9%/14年 | 6.7%/14年 | 2.3%/15年 |
PER | 6.62 | 27.39 | 5.42 | 29.13 |
PBR | 0.97 | 7.39 | 1.27 | 0.59 |
ROE | 14.7% | 27.0% | 23.4% | 2.0% |
ROA | 7.9% | 23.8% | 16.9% | 1.0% |
配当利回り | 4.12 | 1.82 | 3.62 | 2 |
配当性向 | 27.2% | 49.9% | 19.6% | 58.3% |
総資産(億) | 18329.2 | 237.8 | 81.7 | 197.0 |
自己資本(億) | 8592.3 | 185.1 | 53.7 | 99.5 |
自己資本比率(%) | 46.9 | 77.8 | 65.7 | 50.5 |
一言感想 | あげ | あげ | あげ | 停滞蓄財 |
今週は比較。2022/8/12に銘柄スカウター10年スクリーニングで、過去1ヶ月前から売上営業利益共に10%以上の上方修正を行った銘柄(39銘柄)からきになったものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2022年08月12日取得。ヤマハ発動機。ヤマハの二輪でバイク。比較にバイクっぽいヘルメットとカスタム用品。ゲストに発動機に対抗して発電機の澤藤電機。
ヤマハ発動機(7272)
業績
ヤマハのバイク。目先上方修正。「半導体などの部品不⾜による供給問題、原材料価格⾼騰の影響はありますが、良好な事業環境が継続する⾒通し」
近年好調ですが、それが継続してる感じでしょうか。とはいシクリカルで2009年までに減収してきて2009年には赤字もありますし、売上2007年の記録を破るのは2021年となりだからシクリカルとなりそうでそのへんをどう考えるか。今は好調だけどいずれ後退するときがくるはそうだと思います。10歩進んだけどもう10歩下がるかもしれないし50歩進んで10歩下がるかもしれない。とりあえず2007年の利益より2021年の利益のほうが上です。原価率がさがって利益率が改善してるようには見えます。
あと今更だけどバイク以外もいろいろ。
ランドは二輪を含むいろんな乗り物。自転車とか電動椅子とかも。
マリンはボートとかプールも作ってるようです。
ロボティクスは産業用装置みたいなもの。
その他結構領域広くてこの辺はヤマハという感じ。
「YAMAHAのコピペ」ってどこまで本当なの? ヤマハ本社に聞いてきた | i:Engineer(アイエンジニア)|パーソルテクノロジースタッフのエンジニア派遣
あ、だから好調なシクリカル前期で全部門好調で目先も上方こなすほどは好調。
計画は上振れしたり下振れしたり。シクリカルって感じ。
財務
資産増。
絶対の自己資本比率は高くもないも、自己資本比率は向上傾向で有利子負債比率が減る傾向。有利子負債自体は横ばいか微増。
有形固定は2014年以降増えてもおらず増収に設備投資はさほどいらなさそう。
長期販売金融債権あたりのが増えてるね。
シクリカルだけど赤字自体は少なく、なのでBPSくらいは右肩感ある。ですが、その赤字のときに大きくBPSを減らして 3%/14年とかなので早くはないというかだからシクリカル。
その反省が近年あまり固定資産増やしてないところになってるかもとは。(目先2008年よりもってません)
CF
営業CFは出てます。
投資して、FCFも出る形で特に2016年以降はFCFは安定的に。
配当性向はほどほど。増配傾向ですが減配もあり利益連動っぽいので、過信は禁物とはなりそう。
SHOEI(7839)
業績
流す感じで。
高給ヘルメットメーカー。
業績右肩・・ではあるけど2008-2012あたりのもたつきはあるので大きくはシクリカルとはなりそうです。
とはいえ、近年はROE20前後からさらにあがり利益率は20%後半にまで達しそうで目先は傑出した業績をだしてるとなりそうで、この水準は普通に競争優位性を備えてそうな業績です。
目先3Qも上方を伴い大きく増収増益で、シクリカルだけど優秀な製造業が目先も絶好調で伸びているという感じ。ちなみに赤字は過去に一回もなさそう。地力自体が高めとは言えます。
財務
資産増で高自己資本比率。
前期末総資産237億で有形固定38億で伸びてますね。投資は必要そうです。
BPS成長とると8.6%/15年とか。普通に優秀でこれは過去の低迷を含んでますし近年はもっと上。
CF
でないわけがない。FCF常に黒字くらいで現金積んでる。増配傾向。配当性向が高め。
それでも現金積んで目先は自社株買いまでしてもしても現金積んでてつおい。・・のですが、減益には弱そうで配当性向には余裕はないので減益は即減配につながるかもしれないとは。
デイトナ(7228)
業績
バイクカスタム品。
2017年まで業績横ばいか後退でしたが、2018に買収して連結化して以降は成長にでています。
デイトナ、オフロードバイクパーツシェアトップのダートフリークを買収 | レスポンス(Response.jp)
オフロード向けとインターネット向け販路を手に入れて得意だった商品がより売れるようになったみたいな展開。
その流れが目先まで続き目先2Qも増収増益で通過。
目先は普通にROE20%超えてかなり順調という印象。
本質的にはシクリカルであろうと思いますのでこの流れはいつかは止まるでしょうが、とりあえず目先までは続いていると。
財務
2017年で買収効果の資産増以降資産増で自己資本比率改善有利子負債返済が進みもともとBPSは増えてたのが増加加速。
有形固定は増えてなく投資しないで売上増やすタイプ。
CF
買収前からFCFは安定的。投資もしてFCF出してましたが、近年は営業CFもFCFも水準が上がった感。
増配してますが配当性向低め。目先は配当性向あげてきてますね。
日足週足月足の値動き判断
日足であげてさげ
週足であげて調整感
月足で長期もみ合いですかね。
確認。
評価・売買判断
ヤマハ発動機(7272)
テクニカル的には、2015年まで上げ感あるも以降は、2018に高値更新とかもあるも、あがったりさがったりで大きくはもみ合いみたいな印象。も、3935から1121とかまであるのでもみ合いと言っても山も谷も深いところはあります。その中で、コロナ1121以降伸びてきて3380まで以降調整みたいな形成。3935は破れておらず長期山谷の中ではあるが、さらに山を作ることを見込むのか。基準は2170に置いておくのがいいのではないかと思います。
ファンダ的には、バイクとかだけどわりと多角的。でも主力はバイクですかね。
シクリカルな製造業という印象はうける。業績は環境次第なところはあるけど総じて安定的だけど、目先は好調。ただし環境悪化するとダメージが大きく過去は大きく資産を飛ばす損失まで。
だから目先は好調で、利益率ROEなども高く出て過去に類を見ないほどの水準。
財務も絶対的には良くはないが長期に改善が進み好調が投資先行でコストがかさむこともなく順調にCFも財務も安定する方向。
評価。
PER6.5のPBR1。PER6前後はヤマハ発電機としてはあまりない水準でコロナ最安値に準じる程度。PBRでももっと下がないわけじゃないけど、2009年以降でも低い方になりそうで、業績加速があまり評価に反映されてないというか業績悪化の警戒を織り込んでいるでもどちらでも。同じか。
シクリカルなので怖いところあるけど配当でもたかめ。
SHOEI(7839)
優秀なヘルメットメーカー。もともと地力あるし高収益で優良企業のお手本みたいな感じですが、リーマンあたりは苦戦してるし増収増益して当たり前の企業とは見るより環境悪化には抗しきれないシクリカルと見てたほうが妥当な気は。いや優秀ですが。
目先業績はケチがつけられない。もともと良いのが加速してる。
財務もCFも盤石感ありそのへんもお手本。配当性向は高めで減益だとここは苦しくなるかもしれない。
評価。
PER27のPBR7.4。PER高いし、PBRとか普通製造業がされるような評価ではありません。突き抜けて極めて高い評価を受けているとは言えます。
極めて優秀な企業が極めて優秀だという評価を受けているという案件をどう見るか。それで実際は高めに拾っても報われている株価推移というのは一つの事実。
過去見ると、ROE10%切ってPBR1切りなんてときもあるようなので、優秀でなくなったときには大惨事が怒るかもしれないとは。
あとは2017年以前はPER20切りくらいが定位置だった模様。いや当時より高ROEですけどね。
デイトナ(7228)
バイクのアフターパーツ屋。もともと停滞感ありその中で地道に利益を出してた感じだったが、買収をきっかけに何かを掴んだというか、オフロードとネット販路を掴んで成長に。その流れが目先まで続き好調。
CFはもともと安定的で財務も悪くないが、財務は急速に改善に向かってきてます。
評価。
PER5.4のPBR1.27とか。目先の好調さからはあまりな低PERという印象は受けます。ですが、これでも特に2019年以降ではよくあるPER水準で成長したけど続くか信じられてない中EPSが伸びて株高みたいな感じになってます。PER10以上はあまりなくそもそも地味と思われてるのかあまり評価されないってのが定位置でしたのでこれをどう見るか。PBRだと今は高い方くらい。ROEあがったからね。どう考えるかだね。
澤藤電機(6901)
発電機文脈で並べたけど、発電機比率はそこそこで何より万年赤字っぽく。
業績も横ばいが続き利益率は1%前後で低ROEで薄利停滞となりそう。
BPSあたり-7.1%/16年で蓄財もできてないになり現状維持でいっぱいいっぱいという感じ・・まあ長期に自己資本比率あがてきて近年はBPSも伸びる方向ではあるので状態良化っちゃあ良化ですね。
目先1Qも減収赤字で計画も売上横ばい減収で大枠過去の延長線上に思えます。
PBR0.6は澤藤電機としては低いほうです。まあメーカーとしては低PBRだなとは思いますが他にもっといい選択ありそうだなとは思う次第です。
参考データリンク
銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html
株プラス:https://kabu.plus
IRBANK:https://irbank.net/
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
通常運転なんだな。
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