投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。
比較銘柄
シマノとその他
株価
21895円(人々は、定住の地を飛び出して冒険を始めるもうまく行かず帰りたくなってきてる。)
各企業の数字と比較しての感想
コード | 7309 | 8281 | 7990 | 7677 |
---|---|---|---|---|
企業名 | シマノ |
ゼビオ ホールディングス |
グローブライド | ヤシマキザイ |
市場 | 東証PR | 東証PR | 東証PR | 東証ST |
業種 | 輸送用機器 | 小売 | その他製品 | 卸売 |
時価総額(億) | 19959.5 | 442.2 | 510.2 | 58.2 |
株価 | 21895 | 923 | 2126 | 2021 |
決算期 | 2022/12予 | 2023/03予 | 2023/03予 | 2023/03予 |
予想売上(億) | 5,800.0 | 2,415.2 | 1,290.0 | 315.8 |
予想営業利益(億) | 1,610.0 | 70.3 | 119.0 | 2.9 |
営業利益率 | 27.76% | 2.91% | 9.22% | 0.93% |
予想純利益(億) | 1,175.0 | 41.2 | 85.0 | 2.7 |
売上成長率(年複利/期間) | 6.9%/15年 | 3.8%/16年 | 5%/16年 | -0.5%/6年 |
EPS成長率(年複利/期間) | 12.6%/15年 | -3.5%/16年 | 8.5%/16年 | -14.9%/6年 |
BPS成長率(年複利/期間) | 9.8%/14年 | 2.8%/15年 | 9.6%/15年 | 3.8%/5年 |
PER | 17.05 | 9.92 | 5.74 | 21.71 |
PBR | 3.12 | 0.35 | 1.31 | 0.62 |
ROE | 18.3% | 3.5% | 22.8% | 2.9% |
ROA | 16.7% | 2.0% | 9.4% | 1.1% |
配当利回り | 1.07 | 3.25 | 2.82 | 1.24 |
配当性向 | 18.3% | 32.2% | 16.2% | 26.9% |
総資産(億) | 7053.7 | 2082.7 | 906.8 | 242.6 |
自己資本(億) | 6159.9 | 1182.3 | 373.1 | 93.4 |
自己資本比率(%) | 87.3 | 56.8 | 41.1 | 38.5 |
一言感想 | あげ | 停滞 | 業績加速 | 停滞蓄財 |
今週は比較。市場統計推移記録表で2022/7/15と2016/2/12を比較しROE10%以上かつ当時より上昇していてかつPBRを下げているもの(対象105銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。チャイナ・ショック?トピックス最安値時よりROEをあげているのにPBRを下げているものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2022年07月15日取得。シマノ。自動車と釣具。比較にアウトドアっぽいゼビオとグローブライド。ゲストに”シマ”ノのシマ仲間のヤ”シマ”キザイ。
シマノ(7309)
業績
釣具と自転車部品。
自転車が中心。
で、ロードバイク用の部品で高品質でたかいやつ。
例えば以下。45万円とか。
もともと自転車のほうが強めですが、コロナで加速下感があります。密対策でアウトドア趣味が加速した感。
2020「密を避けることができる自転車、釣りへの関心から需要が高まり~自転車で新型コロナウイルス感染拡大により、自転車の需要は春先に大きく落ち込んだものの、その後自転車は手軽なレクリエーション、エクササイズ、かつ感染リスクの低い交通手段として注目されるところにより、世界規模での需要の高まりが見られ」と言う感じで釣具も近い感じですね。
2021「サプライチェーンの混乱や、ロックダウンに伴う当社グループの一部工場での一時的な操業停止が生じましたが、依然として自転車、釣りへの高い関心と需要が継続し、国内外の工場において生産体制の増強を進めた結果」
という感じですが四半期みるとコロナ前半で落ちるも後ほど急加速で来てますね。
四半期売上。
目先の四半期の落ち込みをどう見るかですね。ピークは終わってコロナ前まで(あるいはもっと)落ちていくとするか。
その他原価率をさげて来てますが、2015-2020は売上横ばいに近い中では原価率は横ばいなのでやはり、売上規模が重要そうな感じです。このへんは製造業と言う感じです。
財務
資産増。高自己資本比率で借入も殆どなくいかにも優秀な製造業。
前期末で総資産7053億で流動5285億の有形固定1394億。有形固定はじわじわ増えてるので投資はしてますね。
流動は現金3645億で総資産の半分以上でまた右肩。あとは手形商品仕掛け品あたりですが目先の好調をうけて増えてますね。
負債はまとめて887億。現金の4分の一程度ってのもあるし、主なものが買掛243億とか法人税231億とかみたいな感じで、総合極めて順調な製造業と言うほかなく。
もっと還元しろやとは思わないまでもないくらい。
CF
営業CF安定で常にFCFでてるくらい。投資もしてるけど全然余裕で現金は基本的に毎年積んでますね。
営業CFマージンが高い。事業的に堀持ちとは見がたいけど、商品が強い競争優位性を持ってるのはそうだろうなあという数字は出てます。
配当は増配といか、還元で決まった額だしてそうなところは。
さすがに目先は儲かりすぎて自社株買いなども入れてきたようには。
ゼビオホールディングス(8281)
業績
ゼビオ、ヴィクトリア、ゴルフパートナー)を中核に一般小売事業(総合スポーツ用品、ウィンター用品、ゴルフ用品、アウトドア用品、アパレル用品)を営むってとこでアウトドア小売いろいろ。
2018年まで伸びて2021まで後退したけど、目先は回復して売上は過去のピークを越えましたね。
2019「スポーツ用品販売業界におきましては、健康志向とスポーツへの関心の高まりが継続しているものの、他業態からの参入といった競争の激化もあり、厳しい環境~当社グループ業績は豪雨や台風、記録的暖冬等外部環境の影響もあり減収減益と厳しい結
果」と厳しそうですが「前期キャッシュフロー経営に影響を与えた在庫の増加傾向を反転させるとともに、将来ニーズを想定した売場作りに注力」と立て直しにかかってる感じでしょうか。
2020「接客販売強化と客層拡大に向けての商品構成の拡充、及び新規出店・グ
ループ内の既存店業態変更及び不採算店舗のスクラップ&ビルドを行うとともに、リアル店舗網を最大活用するための店舗起点でのEコマースの拡大とシステムインフラの刷新を進めてまいりました。しかし、記録的暖冬の影響や消費増税の反動、及び新型コロナウイルス感染症等による大幅な客数減少の影響も加わり」
で、2021はコロナぶち当たりで厳しい感じですね。
2022は「店舗や本社における徹底した感染拡大防止策を講じることで、お客様の
安全と事業の継続性を維持しつつ、市場環境が良好なカテゴリーのシェア拡大に努めました。」とかコロナ影響も一服と地道な施策で回復に向かってますね。
あとはとうしてクラッシュアンドビルドしながらも店舗数面積は増えてるようです。
目先計画はその延長線上においてそうですね。計画は強気傾向はあるきはします。
・・・と言うところですが、目先は仕方ないとして以前からわりとそもそも低ROEですね。
財務
かなり財務いい感じで借入もほぼなく来てましたが2021年で借入してますね。コロナのせいとなりそう。
目先通期で総資産2083億で流動1470億で現金398億に商品759億が目立つ感じ。2018年からは流動増えてませんね。
有形固定は318億でこれも2017年から減ってる感じで、大きくは2017年から拡大よりはリストラ局面ですね。
負債は895億でこれは2021年で伸びてますが、借入しても現金以下だし、手形なども増えてる形で、いうほど状態は悪くないし、借入もコロナで念のため感もありますね。
それで見方によっては2017年以降のリストラを終えてまた拡大に向かいつつあるはそのようにも。
CF
営業CFはだいたいプラスも2018、2020は営業CFマイナスですね。小売で営業CFマイナスはかなり不味いとは思うところで、そのへんで反省もありリストラっぽい動きをしてたのかもしれないとは。短信でもCF経営とか言ってるし。
仕入債務あたりの影響が大きいですが2021年に大きめのCFが入り目先は結構一服できた感はありますね。
反撃できなくもないようには。できる=するではないですが。
グローブライド(7990)
業績
釣具・・とゴルフとかテニスなどのアウトドア用品メーカー。
以下のように2021年以降業績加速感あります。
2021「当社グループの提案するフィッシングを中心としたスポーツ・レジャーが、コロナ禍において密閉・密集・密接のいわゆる「3密」を避ける等、これからの時代にマッチしたレジャーとして支持を広げると共に、自然志向や健康志向が全世界に広がりを見
せる中、自然とスポーツを愛する人々に貢献するために、ライフタイム・スポーツ(人生を豊かにするスポーツ)の提案に鋭意努めてまいりました。」
といろいろいってますがコロナで売れたと解釈していいだろうとは。
2022「フィッシングやゴルフなどの分野が、これからの時代にマッチしたアクティビティとして支持をいただき、市況は堅調に推移」と好調継続。
その他、大きくは売上に原価率販管費率ついてきてる感じでやはり大きくは売上かとは。
ということでこの好調が続くかですね。計画では続く感じとはなりそうです。計画はそんなにぶれませんが上振れも下振れも。
財務
長期に資産増で自己資本比率あたりは高くはないけどずっと伸ばしてますね。
BPSも右肩。
目先は好調も受けたのかずっと減る感じでもなかった有利子負債も減らしてきてますね。
問いう感じでずっと良化が続いている感じです。
ですがリーマンあたりというか以前は純赤字も結構ある感じでずっとのばしてきてるわけでもないところは。
CF
営業CFはずっと出てますね。
それで目先2021、2022で水準がはねてます。投資を増やしながら大きくFCFも出て財務CFも拡大でつまり儲かって投資してもなお財務を改善できたでこの水準を続けられると未来は明るそうなところは。
増配してるけど配当性向などは控えめで余裕ありそうには。このへんもCF維持できると未来は明るそう。
日足週足月足の値動き判断
日足でさげ
週足であげてさげ
月足であげて調整してあげてさげ
確認。
評価・売買判断
シマノ(7309)
テクニカル的には、長期的にあげですが、大きくは2015年まであげで以降2020まで水準が変わらず2020、2021であげるも2022で戻してきているという展開。
それで35550から下げてますがこれがどこで落ち着くか?2020年以前まで戻すのか?みたいな視点で。2020年以前だと12930は安値でそこを基準にするのが良いかとは。でも遠いですので目先の反転転20110を見るのがいいのではないかとは。切るなら諦める。
ファンダ的には、極めて優秀な製造業。商品に競争優位性はありそうとは。それでコロナで加速は恩恵のようで業績加速してます。原価率推移などからやはり売上規模を維持成長できるか?が重要そうで、目先四半期での減収をどう見るかで判断が変わりそうな。
財務CFは呆れるほど強く、業績以上に強い印象というか現金持ちすぎでROEが下がってそうなところもあり、これは還元余地でもあるし重しでもありそうだがこれをどう見るか。
総合むちゃくちゃ強い製造業で、もっと還元してもいいのでは?ってところと、今後の売上どうなんだい?ってのがきになるくらい。
評価。
PER17のPBR3とか。PER17ってのは2013年以前まで遡らないとないみたいで、その意味では目先絶好調にしては低評価とは。
つまり業績後退は織り込んでていえて今まで調子良すぎだろもう落ちるだろ?くらいの温度感のようには思えるけど、その前提で業績はピークで落ちるとみるか、落ちなくても伸びない程度でどの程度上を見るかみたいな。2015-2020は伸びなくて株価も伸びてません。
な風には思います。あと業績はまだ上だもっと成長するとするなら拾っとけとは思います。
ゼビオホールディングス(8281)
アウトドア小売店群。コロナ前からリストラっぽい動きをしててそこにコロナも来て結構業績後退もしたけど、目先は回復傾向。財務後退もそれほど状態は悪くなくCFも回復感あり、反撃できなくもないようにみえるし、財務業績も反転感なくもないところもありますが、これら全部低ROEの中での話であり、総合冴えない低ROE小売。BPSあたりみてもBPSも伸ばすこともできてないくらい。
評価。
PBR0.35。総合冴えない小売が冴えないという評価をされてるとしか。ただ状態良化感もありこのままROE水準をあげてこれるなら景色一変も低評価故に有り得そう。
なので反転気味の状態にどこまで良化を見れるか?みたいなところは。もうちょっとROEあげてくれないとやっぱり冴えない会社が冴えない評価で終わり感。
・・・と思いはしますが一応PBR0.3台はゼビオとしても低PBRで市場環境変われば過去のPBRくらいになるかもしれませんけどね。
グローブライド(7990)
ここもコロナ恩恵がある釣具などアウトドアメーカー。
長期に成長感はあったけど、コロナでの増収は過去の水準を突き抜けた感で投資して還元蔵して財務改善が進むくらいでCF財務が一気に好転するところまでいってやはりROE20%超えだといろいろ進む感は。
このままこの水準を維持できると未来は明るそうですが、維持できるとするかどうか。
一方過去は赤字も連発して進んでない感もあるので、この辺をどうみるか会社が強くなったとみるか環境が良くなったからとするか。
評価。
PER6のPBR1.3。絶対的に目先の状態からは低評価と言わざるをえなく、相対的にも過去からも2013年以降の低いくらいのPERで今は環境がよいけどまた後退するでしょ?みたいな評価だろうとは。
そう業績後退しないのならわりと妙味もあるのではないかとは思ったりはします。
というかこのROEに近い水準が続いたら会社の良化がまだまだ進みそうというか目先ROEならシマノより出ていてPERはずっと低いですし。
まあ低ROE向いたらもっと下もあると思いますが。
ヤシマキザイ(7677)
鉄道向けの卸。他のもやってるけどだいたい鉄道向け。
業績は伸びてる感じでもなく利益率やROEなどでも目を引くようなものではなくよくある凡庸・・というのは言葉が悪いやもだけど上場卸としては目立つ感じでもない卸には見えます。鉄道向けってのが色になるかならないかで数字で黙らせるような感じには見えません。
とはいえ赤字もなく堅調でBPSくらい伸ばしてますね。BPS 3.8%/5年とか配当絡めて年5%程度をPBR0.6程度でもよしとするのならええんではないかとは。
あ、プレミアム優待倶楽部ありますね。卸は底堅いところあるので、利回り許容なら手を出すのも。
参考データリンク
銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html
株プラス:https://kabu.plus
IRBANK:https://irbank.net/
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
実はそろそろ決算期。
さてさてさて。
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記事補足してます。
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