大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(6027)弁護士ドットコム/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

弁護士ドットコムとその他

株価

3785円(人々は、大きく希望を見て大きく失望している。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 6027 2492 4478 6577
企業名 弁護士ドットコム インフォマート フリー ベストワンドットコム
市場 東証GR 東証PR 東証GR 東証GR
業種 サービス サービス 情報通信 サービス
時価総額(億) 842.7 954.7 1804.0 20.1
株価 3785 368 3185 1492
決算期 2023/03予 2022/12予 2022/06予 2021/07
予想売上(億) 88.0 109.9 143.6 0.8
予想営業利益(億)   1.0   (1.4)
営業利益率 #VALUE! 0.91% #VALUE! -166.27%
予想純利益(億)   0.4   (1.3)
売上成長率(年複利/期間) 49.4%/10年 11.1%/15年 56.2%/4年 -38.4%/5年
EPS成長率(年複利/期間) #VALUE! -13.3%/15年 #VALUE! #NUM!
BPS成長率(年複利/期間) 41.7%/9年 12.4%/14年 363.2%/3年 46.5%/4年
PER #VALUE! 1936.84 #VALUE! -15.44
PBR 34.99 7.46 3.97 3.15
ROE #VALUE! 0.4% #VALUE! -20.4%
ROA #VALUE! 0.3% #VALUE! -5.6%
配当利回り 0 0.05 0 0
配当性向 #VALUE! 94.7% #VALUE! #VALUE!
総資産(億) 38.1 137.4 552.9 23.1
自己資本(億) 24.0 113.4 465.6 5.6
自己資本比率(%) 62.9 82.5 84.2 24.3
一言感想 あげあげあ あげあ 赤字成長 喪失してる

 今週は比較。銘柄スカウター10年スクリーニングで5年売上成長率15%以上かつROIC20%以上のもの(対象45銘柄)を市場統計推移記録表統計にかけ2019/12/30と2022/7/1比較をして時価総額をさげているもの(対象14銘柄)からきになったものをチョイスして比較します。順調にせいちょうしているのにコロナ前より時価総額をさげているものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2022年07月01日取得。弁護士ドットコム。今回はグローバルサインとして。比較にサインやってるもの。ゲストにどっとこむ仲間のベストワン。

弁護士ドットコム(6027)

業績

弁護士ドットコム。

事業としては弁護士税理士のドットコムとクラウド契約サービスのクラウドサイン。

業績自体は右肩で最近は利益落ち気味感はあるけど利益水準も高いときは25%とか15%とかたかめ。

なんですが、主業?と思われる弁護士ドットコムは頭打ち感もあり、税理士は伸びてるけど規模も伸び率も甘く、引っ張っているのはクラウドサイン。

みたいにクラウドサインは引っ張るも弁護士ドットコムはアクセスその他いろんなKPIでも停滞感でてるのは留意点。

一方クラウドサインはいまだ順調そうですね。契約社に準じる固定(ストックとなりそう)の比率も大きくこのへんはかなりの優良事業っぽさがありますね。

全体業績としては気になるのは、2021の薄利、販管費が跳ねてますね。

2021は宣伝広告費とかが強め。

それで2022はそれをより抑えて利益出した感じですね。

増収率も下がってる感じでもないので、やはりクラウドサインが引っ張る形で目先まで順調とみるのが正しそうです。計画は利益は「黒字を継続しつつ、市場環境の急速な変化に対応した機動的な投資判断が必要との観点から、具体的な金額の予想は非開示」としてますね。

過去の計画見てると売上はなかなか正確なもの出してきてそうで、販管費突っ込んで利益が出ない事は考えられるも、そうでなければ順当に利益が出そうな感じはするところで、利益率15%クラスの利益創出能力はあるとみていいのではないかとは。

となると、計画売上88億は13.2億営業利益で6かけでおよそ8億の純利益。で、時価総額800億程度はPER100程度ですね。増収25%超クラスの高収益ですがこのあたりどう見るかですね。

 

財務

資産は右肩。目先通期で総資産38億。流動29億で現金16億。流動も現金もするする伸びている感。有形固定は0.7億で非常に少ない。ソフトウェアなどで5.7億で基本的に問題のないソフト会社という印象。

負債14億。これは前期から大きく伸びたね。自己資本比率も結構下がってます。まあでも増えてるの未払い法人税ですね。前期は結構利益出たのとその前が経費で利益が出てないのでかなり負債が増えた感じですが、借り入れなどもなく、というか固定負債もなく財務としては全く健全となりそうです。

 

CF

CF出るよねえってみると出てる。投資も無形固定(ソフトウェアでしょう)に入れるもだいたいFCFも出る。利益が抑えめだった2020はFCFマイナスだね。

総じて順調なもので市場でも上位の健全で順調なCFと言えそう。数字的には堀持ちかは微妙。事業的には可能性ありそうには思えるけど。

無配。ただ2022は自社株買いしてるね。このへんも自己資本比率落とす理由になってそう。

 

インフォマート(2492)

業績

BTOBいろいろ。この中の契約書がクラウドサイン競合ですね。

なんですが、以下セグメントでフード中心で

赤字のESの一部が契約書ですね。

 

そんな中で全体業績は順調に来てましたが、近年は利益率が下がってきてます。

中期経営計画ではなかなか意欲的なものがでてきそうです。

その中で「前年に続き積極投資を継続」としてるのが計画減益の理由になりそう。

例えばデータセンター費にかけるつもりのようですね。

このへんの目標を目指して投資加速で減益のムーブをどうみるかですかね。市場評価というか株価推移としては嫌がられてるになりそうですね。

1Qで計画通り?に増収減益です。

計画は強気より。下振れが多いですね。

 

 

財務

資産増。高自己資本比率

前期末で総資産137億で流動91億で現金64億で半分程度現金。有形固定1.6億。

負債全部で23億。借り入れもないわけじゃないけど負債まとめて現金以下だし。

典型的なうまく言っているソフト(プラットフォーム)会社のBSかなとは。

 

CF

営業CFは安定。その中で2019年以降減少をどうみるか。まあ普通にFCFですますね。2021年に久しぶりにFCFマイナス出た感じ。

2015年にわりと大きな増資してそれをずっと積んでますね。

増資時は「ソフトウェア開発資金」とかいってるけどあまり使ってる感じでもなくこのあたりはいかにも資金繰りが良いため無駄?になった印象。

https://www.infomart.co.jp/ir/press/pdf/prs20151005_1.pdf

あと営業CFマージン的には堀持ちの疑いがあります。

 

フリー(4478)

業績

クラウド会計ソフト。

クラウドサイン競合のFREEEサインなるものもあるけど関連ですかね。比率は開示なさそう。

売上は伸びてます。けれど赤字。

この赤字で伸びてるをどうみるか。

いちおう原価率が低く(つまり粗利率が高い)のを販管費を掛ける形での赤字なのでいちおう販管費を押さえれば利益出せますよは一定の説得力も。増収ごとに赤字率も改善っちゃあ改善してます。

3Qで増収432%ですね。まだ赤字。

 

財務

目先3Qで総資産535億で現金447億。ほぼ資産現金ですね。のれんとかもありますね。

負債は80億。負債は大半前受収益の51億ですね。

と、資産的にはイケてるソフト会社ですね。

 

 

CF

営業CF赤字。まあ赤字ですので。投資はあまりいらない。

ですが現金は大きく積んでてお金持ち。これは増資連打ですね。

という感じで(借り入れとかもあるけど)増資で株主からお金集めて販管費たっぷりかけて赤字で成長してきてると言う構図。

これを許すか許さないか。許すならどれくらいのバリュエーションで許すか。

 

 

日足週足月足の値動き判断

日足で下げ止まり?
週足であげてさげ
月足であげてさげ
確認。

評価・売買判断

弁護士ドットコム(6027)

テクニカル的には、見事にあげてさげ。ドローダウンはあるも上場から2020年10月まで大きく上昇。安値高値で見ると581から15880まででおよそ4年半ほどで30倍程度。も、15880からは一方的に株安で安値は2900でこれはコロナ最安を下回り、目先の3800程度はコロナ前の水準より低かったりですが、どこまで下がるか反転はあるかですね。

ひとまず2900からは反転をみせてるので2900底に反転狙いでしょうか。2900切ると2018年の2676。期間的に遠いですね。


ファンダ的には、弁護士税理士の情報及びそれらのサービスを受けられるマッチングサイトと、クラウド契約のクラウドサイン。弁護士は成長はとまった感ありで、税理士は規模も成長性も微妙で引っ張るのはクラウドサイン。クラウドサインが引っ張る形で目先まで好調としか。弁護士サイトの趨勢はひっかかるも総合して市場でも高収益で高成長を維持で極めて優秀な成長企業と見る他なく。

CFの筋も極めてよくよって財務不安もまったくなく、自己資本比率悪化は自社株買いと法人税のせいという事業的にはマイナスにならない。

利益非開示で必要に応じてコストを掛けてくることはありそう。ですが利益出す力はあるようにしかみえない。

評価。

PBR35で利益非開示でPERなし。わりと正確な計画売上で営業利益15%出せて純利益6かけとみると仮予想PER100ほど。仮だがかなり株安しても超PERの極めて高い評価がされているとはみるべきか。まあPBR35が低評価なわけがないですが。

ついてるときはPER400超とかでしたので大きな株安でも依然高評価ということでだからこれをどうみるかですね。2015-2018年くらいだとPER100はよくあるかもうちょっと下くらいが定位置って感じです。2018年後半以後はすっ飛んでます。

そのあたりを踏まえて。まあもっと下でも不思議じゃないとは思います。といいつつ、成長率25%クラスが三年ならPERは半分ですね。だからどう考えるか。

 

インフォマート(2492)

フード中心にBTOBの各種システムを提供。

非常に順調な推移でいかにも順調なネットプラットフォームと言う印象。

が、近年は中期経営計画のせいとはなりそうですが投資先行で利益が圧縮されている印象がありこれをどうみるか。株価的には好感されてないとなりそうです。

財務は全く問題なし。CFが筋が良いのもあるし以前した増資が放置され現金つみっぱみたいなところがあります。目先は投資先行感でCFは後退気味。

評価。

PER2000のPBR7.5とか。利益抑えめで予想ROEは低くPERは考慮外としてもPBR7台は普通に高評価で、優秀な企業が高い評価をされている案件。

そうですね。2026の売上200億の営業利益50億は増収率12%ほどの利益率25%で、それが2022年で営業利益27億レベルを出す力があるとみなして6がけ純利益16.5億はPER58ほどで予想PER60クラスとみることはできなくもなく、それだと2017年以前のよくあるPER程度ですね。

 

フリー(4478)

クラウド会計ソフト。株主から増資連打でお金集めてそれを販管費にぶっ放して赤字で規模をあげてきている。成長性自体は市場屈指の40%程度。

増資連打でお金がたっぷりあるので財務は良好です。CFは赤字なのである意味最悪。

色んな意味でいかにも今どきのSaaS企業とは。それでこのスタイルを許せるか?ですね。

評価。

PBR4。赤字なのでPERなし。

どう考えたものかって話ですが、仮に販管費を抑え営業利益15%クラスをだせるとしてそうなると・・

例えば計画143億の利益率15%は21億営業利益に6かけ12.8はPER140程度。

例えばROE20%出せるとしてPBR4ならPER20ほど。

そう考えるとROE20%出せると踏むのならもう手を出すのもありとは思えるし、利益率15%だとまだまだ手を出しにくいとかなるし。そんな感じ。まあ赤字なのでBPPSも減りそうだしまた増資も飛んでくるかもしれないし。

ただ、さすがにもう高いと切って捨てるにはもったいないという見方もできなくもないところには来てもいそうで考え方次第ではチャンスも見れるかもしれないとは。

 

ベストワンドットコム(6577)

クルーズ旅行に特化したオンライン旅行会社。

この消し飛んだ業績はなんぞ!?って思いましたがクルーズ(海外比率高そう)な旅行会社さんでしたか。

この消し飛んだ業績はつまりコロナのせいですね。

目先まで計画は開示してませんが、目先3Qで売上1.38億の営業損失1.24億でこれは前年比+79%ではあるので底をついてるのはそうですが、売上だいたい赤字でまだ事業の体をなしてない水準で2019年年3Qが15.2億だったので2019年から売上10分の一以下でまだ事業が吹っ飛んでる状態です。業績は話になりません。まあ反転はしてるね。

ですが目先3Qで総資産24億は思ったよりダメージ受けてないですね。2019年で28億です。うち現金が14億もいうほど減ってなく有価証券などもそこそこありそうで意外に大丈夫そう。

負債は17.7億で有利子負債13億に旅行前受が3億って感じで現金≒有利子負債くらいでこのあたりも負債で首が回らないという感じでもなく、吹っ飛んだ業績が戻ってくるならまたやり直せるさ感はあったりします。

その意味では来るときが来れば見せ場はあるのかも・・?とは思ったりします。あとは評価ですね。PBR3でわりと評価されてるのをどうみるか。財務もいうほど壊れてないのでROEも跳ねるかどうか。跳ねなくコロナ前程度のROEだと実はいうほど高くないのでどうだろうね?感は感じたりします。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

元首相暗殺?など大事件も起きて選挙も終わりましたが、自分の周りではとくには。

明治維新も庶民の生活はすぐにはあまり変わらなかったそうで、大きな変化も進行はゆっくりなのだろうと思いますがいつしか振り返ると大きく変わっていると。

そのようなものなのだというバランス感覚を持っています。

 

 

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用語解説(日記比較編)

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