大河の一滴

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性格を越えていけ

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投資でどこまでリスクを取るべきなのでしょう?

というテーマはありまして。

定期的に論争?になる印象でしてTwitterなどをみてるとそのような話題はだから定期的に見ます。

 

ここで言う話を具体的に言うと例えば・・

貯金が100万円あってそれを投資を全部レバナスに突っ込みました。なんて話にそれはデンジャーだとか、逆に貯金500万でうち50万をNISAで世界インデックス買いましたにもっと投資しなきゃだめでしょ?的なこととか。

たまには貯金ないけど借金して仮想通貨に・・なんて物騒な話がいろいろ突っ込まれていたり。

 

いずれにせよかなりお節介じゃないかとは思いますが、そのような投資は何にどれくらい行くべきというかどのようにコントロールされるべきなのか?みたいな話。

 

はい、それはコントロールされるべきものだよね?という話で。それも自分の状態と”性格を把握し”そして”性格を越えていく”ようにコントロールされるべきなのではないか?という話。

 

近いっちゃ近い話。

kamomenotoushi.hatenablog.com

 

投資にどれだけリスクを取るのか?

とはいっても、投資をする環境は人によって大いに違うし、そしてまた適正というか性格みたいなものにかなり左右されると思うところです。

 

それがどういうことかというと、最適解は人によって大いに違うということです。

同時に性格はそう簡単には変えられないとは思いますが状況によっては・・状況が変わるなら投資で取るリスクはコントロールされるべきだと思うわけです。

 

が、教科書的な言い分になるとは思うのですが

実際はあまりそうなってない方が多いのではないかと思うところです。

 

例えば生活費年間350万円だとして、貯金1000万円あり、毎月の収入が50万円(年収600万円)でその仕事もかなり堅い仕事であまりクビになったりする心配もあまりないのであるなら、堅い収入に生活費3年分の貯金もありかなり生活基盤は安定してると言えるので、その収入と生活費の差額年間250万は普通に投資できるし、そして生活が安定してる≒リスクをとってないので投資でかなり無茶できるわけです。

この状態ならわりとレバナスとかに全ツッパとかも選択肢になるかもしれません。いや、その投資が優位性ある投資なのかどうかはまた別の話ですが、仮にその投資が破綻しても生活は破綻しない。なので投資では無茶もできるという話です。

 

でも普通はあまりそうならないのではないでしょうか?

 

年収600万、生活費350万で貯金1000万確保した上で年収差額投資に年間250万はかなり保守的なスタイルかなあって思いますが、このような保守的な選択する人は、投資手法も保守的なものを選びがちなのでは?という疑念があるわけです。

これだけ保守にしながら債権を選んでしまうとか。行くにしろインデックスの積み立てとか。

 

逆に年収300万で生活費280万貯金200万で、わりと職も首になったり辞めたりもしうるようなときに、その貯金200をまるまる投資にあててしまうとか。それも成長株の集中投資とかはてまた仮想通貨などとか。

で、投資で損してまるまるなくなったとかと職を失うとかが重なるなら即生活が破綻してしまうとか。

でもこういうのもそこそこありがちなのではないでしょうか?

 

 

つまり元来投資でどれだけリスクをとるか?≒チャレンジブルなことをするか?

・・・は、元来収入とか貯蓄とかも勘案して、バランスを取る中で決定されるべきであると思うんですが、ノリというかその人の性格でそれが決定されがちで多くは一本調子なもの・・・つまりはあまり投資がコントロールされてないのではないか?ということです。

元来の性格?がそのまま投資スタイルに反映されてしまうがちということです。

 

基本的には・・

・収入-生活費に余裕があるほど。

・貯金が多く(投資資金ではないです)収入を絶たれてもより長く生活を維持できるほど。

・仕事が安定的で失う可能性が低いほど。(これは心身の健康とかも含まれます)

・あるいは失ってもすぐ再就職の目処がたち収入を復活できそうなこと。

・家族などから投資の理解や協力が得られるほど。

 

上記を満たすほど投資はよりリスクも取っていいはずです。

 

ここで言うリスクをとるは、投資資金をより増やしてもいいし、よりボラティリティのある投資手法を選んでもいいし、つまりは危険も承知でより大きなチャレンジもしてもいいということです。だから失敗しても人生が壊れないし、やり直し再チャレンジも容易いからです。

 

逆に・・・

収入-生活費に余裕がない。貯金が少ない。仕事をいつ失うかわからない。家族が投資に理解がない。

・・等なら、投資で大きなリスクを取るのはどんどん危険になるというか、投資の失敗がすなわち人生の失敗とイコールになってきます。

このような状態であるほど投資は安全を志向して行われるべきです。

だから投資の失敗が人生の破綻につながるからです。

 

これらの要因を整理するべきだと思うんです。

収入-生活費にいかほどの余裕があるか。

貯金(だから投資資金ではない)にいかほど余裕があるか、収入が絶たれたらどれだけもつか。

仕事等の定期収入はどれだけ安定的か。続けられそうか。

家族などから投資の理解や協力があるか。

 

それらを勘案した上で投資でリスクをどれだけとるか?どれだけチャレンジなことをするか?としたうえで何にどう投資するか?は考えられるべきなのではないでしょうか。

これは、例えば貯金があまりないから投資ではリスクを取るべきではないとは言ってません。別にそれ自体は悪ではありません。

 

ただ自分のしてることをより客観的に理解するべきだと言ってるわけです。

 

貯金が少ない中で投資によりリスクをとる。それも個別株グロース集中とかリスク、ボラティリティの高い手法をとる。別にそれをもって悪とはなりませんが、それがわりと危ない行為であることは知っているべきでしょう。

危ないのなら、なにかがあればすぐ逃げるべきだとしてあるとかより厳密なリスクコントロールがされてあるべきでしょう。

 

そのように自らの状態を把握した上で、こうなったら不味い。ここまでは無理できる。などと線引がされてあるべきです。

それがされてないのは悪です。

仕事を失うなら、生活を不安定化される要因でならばそのときは投資はより安定を期するべきですが、仕事を失って生活を不安定化させた上で、投資もリスクをとりさらに不安定化を進めてしまうなんてことが往々にしてあるわけです。

これは悪です。

なぜなら自分のしてることを理解できてなく、自分をコントロール出来てないからです。

 

これは逆も。

収入は安定し、貯金も多くした上で生活が破綻しようもないくらい堅くしてるのに投資であまりリスクを取らない。・・まあ安全にいくのは間違いではないけど、安全を志向するほど大きな成果は狙い難いのも一つの事実です。

足場を固めたら、投資は多少無理もできるわけです。

そして自分がどれだけ安全に行ってるか?あるいは無理をしてるのか?は把握されるべきだし、自分がどれだけ無理できるか?無理しても大丈夫か?が把握されているべきだし、その上で投資はコントロールされるべきなのです。

 

だいたい結論は以上なのだけど

今回は一言加えたくて。

まあそうは言ってもなかなかそうはなってない気はするところです。

 

大体において貯金多めとか、堅めの仕事をしてるとかの人が投資をすればその投資も堅くなるし、貯金少なめであまり余裕のない人がリスクをとる一発逆転を狙うような投資をしがちだったり。

 

投資というより、その他お金に対する態度がわりとその人の性格?に影響を受けやすいところで、安全志向な人は何もかも安全に。リスクを取る志向の人はなにもかもチャレンジブルに。

そうなりがちなように思えるところです。

 

だいたい投資でもその他でもあなたの性格をなぞるものが反映されてるスタイルになりがちだってことです。

 

あなたが安全志向であること。あるいは、チャレンジブルな冒険志向?であること。

それらもいずれも批判や反省に値することではありません。

しかしアンバランスではあります。

なので、やっぱりね。自らの状況を振り返りそれでバランスを取るところにどう投資をするかが調整されるべきだと思うわけです。

性格もあるとおもうので、調整された結果安全志向でも冒険志向でもいいけど、少しは調整を試みろって話ですね。

しかしそれには必要なことがあります。

 

性格を越えていけ

ということです。

おそらくあなたが自然と志向するものだと安全すぎたり冒険過ぎたりアンバランスなものになりがちです。アクセルをかけられるのにブレーキをかけてしまうはまあもったいないけど致命傷にはなりえないからいいとして、最悪なのはブレーキをかけるべきところでアクセルをかけてしまうことです。

いずれにせよあなたが元来のアクセルやブレーキをかけたいところでそれをとどまるのを試みるのなら、あなたの性格を越えていく必要があるでしょう。

 

性格を越えていくためには、あなたの状態と性格を自ら把握する必要があるのだろうと思うところです。

そんなに難しいことは言ってません。

あなたの状態を振り返り投資でブレーキが必要なのかアクセルが必要なのかを考えること。

自分の行為を振り返り、自分はアクセルをかけがちなのかブレーキをかけがちなのかを把握すること。

通常時もそうですしあとピンチのときにどうなるのかは理解していたいところです。

それで、自分がアクセルをかけたいのかとするのなら、アクセルをかけ過ぎではないか?と自問するように。ブレーキならブレーキのかけ過ぎを自問する。

 

みずからの投資のブレーキとアクセルをもう少し振り返り理性的に制御していく発想を提案しているわけです。

その表現として性格を越えていけと大層な事を言ってますが。まあブログのタイトルにしたかったくらいの理由でこの表現を選んでます。

 

以上です。

あとはどうすれば?って話にもなるかもですが、マネーフォワードみたいな資産と収支を管理するサービスもあるのでそれを用いて自らのお金に対する姿勢を把握し、客観的にそれを見ることで自分の志向を把握する習慣をもつとかいいのではないでしょうか。

moneyforward.com

投資成績も見るのがいいと思います。

これもカビュウやマイトレードなどのサービスがあります。

 

kaview.jp

mytrade-app.jp

あとはエクセルが触れる必要がありますがかもめの拙作株式投資運用記録表も自らの投資成績を振り返ることを主眼としたツールです。

kamomenotoushi.hatenablog.com

 

これらをみて自分のお金や投資に対する姿勢や志向を把握した上で、自然体で流されるまま投資をするのではなく、投資でバランスをつけてあるいはアンバランスは自らをコントロールしてカバーする発想を提案するわけです。

その先にはバランスの取れたお金や投資との付き合い方もあるかもしれないしね。

 

 

 

自分の状態と性格を理解して・・

性格を越えていく投資コントロールを目指しませんか?

 

 

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