大河の一滴

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(5757)CKサンエツ 日記(分)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。

注目銘柄(市場/業種)

CKサンエツ

(東証PR/非鉄金属)

株価

4120円(人々は、いきなり大きく挑戦して跳ね返されたが手応えを感じで再挑戦を目指している。)

業績財務と指標とそれに対する分析

今日は分析。銘柄スカウター10年クスクリーニングで5年売上成長率10%以上かつ利益成長15%以上かつROIC15%のもの(対象113銘柄)CKサンエツ非鉄金属系部品。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2022年05月30日に取得。

業績

サンエツ金属・シーケー金属・日本伸銅を中核とする黄銅製品の純粋持株会社

セグメント。

継手(配管・鍍金かな)とか銅線(伸銅かな)とかカメラマウント(精密部品)とかを作ってる感じで部品メーカーですね。

2011年持株会社化し業務提携や2015に日本伸銅の子会社化、2020に日立金属から事業取得と統合提携買収などをしながら大きくは伸びてきてますね。

とはいえシクリカル。2010年あたりは減収で赤字まで2021とかも減収でわりと業績は凸凹してます。凸凹しながらも長期には伸びてきてるということですね。

で、目先2022通期出て業績がはねてます。

「子会社のサンエツ金属株式会社では、高岡事業所の新・線工場と新・製品倉庫が完成しました。当社の連結子会社のシーケー金属株式会社では、鉄管継手のねじ加工と検査をする工場が完成」で生産力をあげる中「伸銅事業の販売量の回復と銅相場の高騰」が来てて大きく業績が伸びた感じになりそうです。

「前連結会計年度に低迷した需要が回復」ということでもあり反動もありそうですが、準備をしてたところにうまく風も吹いた感はありますね。

計画では「電気銅や電気亜鉛の相場価格を当期実績よりも高い水準に設定していることから、増収となる見込みです。営業利益については、当期に発生した相場差益が次期では発生しないことを前提にしているため、減益」となってて増収減益。過去は上振れも下振れもありそもそも正確な計画を立てるのは難しそうな印象でこのへんはやっぱり(自分ではどうしようもない事に結果が大きく左右されるるし結果予測も難しい)シクリカルではないかと。

あとは原価率高め。さすがに目先通期は増収で原価率も販管費も低下しててスケールメリットが効きそうな製造業って感じですが、そもそも高利益率取れる感じではなく競争優位性みたいなものはどうでしょうね・・?とは。なので環境悪化来たら順当に業績悪化しそうです。だから目先は順調ですね。

 

財務

順調な資産増。赤字は殆ど出ないですね。(2021、2022でデリバティブ損があり、それで2021は微増くらいですがその他は2022はデリバティブ損を超える大きな黒字とかで2010年以降は純資産右肩。BPSもおおよそ右肩で、自己資本比率も改善傾向にあり、シクリカルだけど蓄財は順調だってところはあります。

総資産710億のうち有形固定は184億で地味に増えてますが、資産の多くは流動で493億で手形類240億くらい在庫類220億とかで多くは事業に必要なもので意外に現金はすくないです。7億もない。流動は伸びる傾向。

負債は270億。借り入れ84億とかあるけど全部短期ですね。手形が94億とか。

規模にしては現金持ってないのが気になるところ。これをどうみるか。資金繰りに自信がありそうな気はしますが。

 

CF

でもいうほど営業CFは安定的じゃないですね。乱高下感はありますし、マイナスもあります。とはいえ長期には普通にプラスですね。

投資とかも熱心っぽくわりとFCFは余らせてない印象です。

あるいは経営者がお金は動かしてなんぼとかの信念ももってそうな印象も受けますね。

このへんどうみるか。まあ銀行貸してくれそうですが貸してくれなくなる事態になると非常にまずいことになるかもしれません。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でいかにもよこよこ
週足であげつつよこよこ

月足でいちおあげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、長期には一応あげっぽい推移。

2018年に大きな上昇があり、1000円くらいから6870まで。以後は1880とかドローダウンも入るも、コロナ安値1900とかつけたりしながらもおおよそ安値高値切り上げてきてる上昇トレンド。ただ6870には及ばないのであげ気味に調整という感じでしょうか。

目先はいかにもヨコヨコですがドローダウンはいると深くなりがちな傾向はありそうで、あげ気味に調整とはいえあまり下落に付き合わないほうがいいかもとは。目先としては3760ですかね。ここを見ながら4520を破って上昇。6780を破る動きにつながっていくのか?を測りつつでしょうか。

 


ファンダ的には、業績は凸凹するけど長期には伸びてて目先は好調な銅系部品メーカー。買収などもつかって事業を伸ばしてきてる印象は。

増収にいうほど固定資産は必要なさそうですが、基本原価率が高くあまり競争優位性がある方ではなく環境の影響は順当に受けそうです。シクリカルですね。

でシクリカルで売上は凸凹するけど利益は安定的に出て資産は右肩傾向はあります。

その中であまりキャッシュはもってないのをどう見るか。わりとギリギリにお金も持たない傾向はありそうです。有効にお金を使ってるとは言えますし借り入れなどもできそうですが、危機が来るなら弱そうにも思えます。

だから大枠ずっと順調ですし、目先は好調です。

評価。

PER9のPBR0.9。利益はぶれるし計画も当てにならないのでPERで見るのはどうか。

で、PBRだと2020年以降はわりと評価されている水準と言えます。それ以前はPBR0.4~0.3台もちらちらあるくらいでやはり好調は織り込んでいるとみるべきか。

あまり強い会社にはみえませんが経営は攻めてて環境が良ければ報われそうなところはあり、その趣旨では選択するのもいいのではないかとは。環境悪化を見たら逃げるべきだとは思いますけどね。間に合うかはわからないけど。

リンク

ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=5757

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=5757

IRBANK:https://irbank.net/5757

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

特に何かあるわけでもない感じです。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記分析四季報CD導入後)