投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。
比較銘柄
ヤマウホールディングスとその他
株価
749円(人々は、進んでは壁に跳ね返されるを続けたが壁に風穴を開けてさらに進もうとしている。)
各企業の数字と比較しての感想
コード | 5284 | 5237 | 5368 | 1780 |
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企業名 | ヤマウホールディングス | ノザワ | 日本インシュレーション | ヤマウラ |
市場 | 東証ST | 東証ST | 東証ST | 東証PR |
業種 | ガラス土石 | ガラス土石 | ガラス土石 | 建設 |
時価総額(億) | 47.2 | 85.7 | 75.1 | 198.4 |
株価 | 749 | 710 | 863 | 940 |
決算期 | 2023/03予 | 2023/03予 | 2023/03予 | 2023/03予 |
予想売上(億) | 195.1 | 200.0 | 129.0 | 225.0 |
予想営業利益(億) | 18.0 | 14.0 | 14.5 | 14.4 |
営業利益率 | 9.23% | 7.00% | 11.25% | 6.40% |
予想純利益(億) | 11.8 | 10.0 | 8.9 | 10.2 |
売上成長率(年複利/期間) | 2.5%/16年 | -0.4%/16年 | 2.5%/5年 | -1%/16年 |
EPS成長率(年複利/期間) | 8.4%/16年 | 4.7%/16年 | -9.3%/5年 | #NUM! |
BPS成長率(年複利/期間) | 11.5%/15年 | 5.2%/15年 | 12%/4年 | 4.8%/15年 |
PER | 3.88 | 8.10 | 8.39 | 17.44 |
PBR | 0.56 | 0.44 | 0.62 | 1 |
ROE | 14.4% | 5.4% | 7.4% | 5.7% |
ROA | 5.1% | 3.6% | 5.4% | 4.2% |
配当利回り | 4.01 | 4.93 | 4.29 | 0.53 |
配当性向 | 15.6% | 39.9% | 36.0% | 9.3% |
総資産(億) | 231.3 | 278.1 | 164.5 | 245.0 |
自己資本(億) | 81.3 | 183.5 | 120.8 | 177.9 |
自己資本比率(%) | 35.1 | 66 | 73.4 | 72.6 |
一言感想 | 蓄財 | 停滞蓄財 | 停滞蓄財 | いちおあげ |
今週は比較。市場統計推移記録表で2021/12/30と2022/5/20比較し、増配率30%以上しているもので、5/20時点で配当利回り4%以上配当性向30%以下のもの(該当26銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。目先増配率高めでかつ余裕をもって配当していながら絶対的に高配当利回りなものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2022年05月24日取得。ヤマウホールディングス。コンクリート二次製品メーカー。比較に同業っぽい。ゲストに多分無関係”ヤマウ”ラ。
ヤマウホールディングス
業績
コンクリート用品。以下セグメント。
業績はシクリカルですかね。2009年とかは赤字でまた、目先も減収減益。
2022は、かなり売り上げ水準を戻されて「新型コロナウイルス感染症の影響も軽微で計画以上に堅調に推移いたしましたが、収益認識に関する会計基準の適用の影響により」で、会計基準変更によるもので「利益面では、地質調査・コンサルタント業務及び土木工事事業において好採算の受注が獲得できたことや、グループ全体で取り組んでいるコスト削減や生産性向上に加え、工事進行基準の計上方法の見直しなどもあり」で増益で普通に目先まで堅調ですね。
計画は減益ですが利益水準としては順調の範囲内で、普通に堅調だし、成長してないじゃないかってPBR0.5台に何言ってるの?って感じですし。
計画は保守傾向が強いですね。受注とか出てなさそうなので四半期ごと調子を判断する感じでしょうか。
財務
長期に資産増。自己資本比率も改善傾向ですね。有利子負債は長期的には減ってる感じでもないのをどう見るか。
目先通期で総資産231億で有形固定50億で増える傾向。土地なども増えてますね。投資がいるやつですね。
流動は156億でこれも増えてます。主なものは手形等70億ちょい、現金が47億。現金も増えてて堅調に蓄財が進んでるという印象。
負債は149億有利子負債50億ほどで手堅類50億とかですが、負債全体としては増えてない感じで、その中で資産が増える形で財務改善が進んでる感じです。
おおよそ順調ではないでしょうか。
CF
営業CF安定。投資もしながらFCFは長期にはプラスですね。増配も進めながら現金も積んでいる形。配当性向も低めで余裕ありそうですね。
ノザワ
業績
セメント建材。
業績推移は以下でシクリカルっぽい。売り上げ循環性がある営業赤字はずっとないですね。下の折れ線グラフは0が0%でないことは注意。
ということでシクリカルな感じで営業赤字もなく純赤字も2019くらいでBPSくらいは右肩感のあるいかにも停滞というかシクリカル蓄財という感じの推移。BPS成長率とっても 5.2%/15年とかあるので配当利回り5%近いことを踏まえると別にそんなに悪くもないというか、PBR0.4台とすると破格とも見れるくらい。
目先決算で減収で利益横ばい。計画で減収減益。まあ冴える感じではないですが、PBR0.4が冴えたらPBR0.4じゃなくなるのでこんなもんではないでしょうか。
財務
BPS右肩だけど、2017年以降は自己資本比率は頭打ちというかこの辺で借入ほぼ返し切りましたね。
以後は現金が緩く増えてますね。有形固定はさほどふえてなく意地くらいでしょうか。
まああまり中身見る必要も感じないですね。問題なく堅調としか。
CF
営業CF安定で投資は控えめでFCFはほぼ毎年出てますね。
それで借入も返したので現金が増えてる感じ。
還元はあまり熱心でなく利益並み。減益で順当に減配であまり安定配当ではないですね。
日本インシュレーション
業績
建材系。最近上場なんですかね。
業績は目先後退でシクリカル味をだしてますが、利益率二桁でちょっと優秀なようにも。ただROEは減らしてきてて冴えない方向に行ってるのまたそれっぽく。
目先通期で減収減益。計画でも減収減益。
まあ上とかと同様のシクリカル風味の停滞蓄財ではないか以上の感想など。
ちょっとノザワより収益性が高いかも?くらいだけどROEも落ちる傾向見せててその良さも消える方向な疑いがあるくらい。
財務
順調に蓄財してる印象。ROE低下は純資産増によるとことは大きそうです。自己資本比率などは本日並べたので高い方で、この財務レバレッジの割にROE高いねにはなるので、事業の収益性自体はより良好はそうではないかと。
その中でさらに財務レバレッジをさげてROEを落とし収益性落とす財務改善をどうみるかですかね。
投資はしてる感じではないです。有形固定は増えてません。
CF
CFは安定。投資をしてもFCFも安定。感じだと上の二つより安定性は上のように見えます。
配当は多分余裕。継続的な安定配当を基本方針と言ってるので比較的減配の可能性は低い気はします。
日足週足月足の値動き判断
日足であげ
週足であげてもみあい
月足でいちおあげ
確認。
評価・売買判断
ヤマウホールディングス
テクニカル的には、長期には上げ方向なんだけど、まずは2015年に高値755がありずっとそれを超えられない感じで200台後半から600くらいのレンジ?を形成してたけど、2021年以降水準が上がった感じで、2021年末に755を破る高値775をマークで一度落ちるも目先はまた上昇で775超えを試す感じ。
2021年以降の上昇、2015年高値破りが上昇に転じたとするならついていくのも。
下は上昇以降の安値625を見ながら775超えて上昇を形成するなら乗るって感じですかね。
ファンダ的には、コンクリート製品いろいろ。もちろん工事関連でシクリカルなところはありそうで過去には赤字もあるが、近年は利益も安定し堅調。目先の減収も会計基準変更によるもので、増益だし順調としか。ただ成長企業というよりは停滞蓄財に近い。蓄財はだから順調。財務はいい方ではないがCFは投資しながらもFCFは安定してて増配などをこなしながら現金を積むなどこのあたりも堅調。
評価。
PER4のPBR0.6とか。かなり低評価。シクリカルで業績後退の可能性は否定し切れないので警戒も理解できるけど目先までその気配もなさそうにも思える中、これをどうみるか。
絶対水準としてもPBR0.6ほどはBPS成長 11.5%/15年を見せてる会社だと妙味もあるような気はするというか、配当が余裕で配って増配余力もありそうな中配当利回り4%ほどマークは低評価ゆえの高配当利回りとなりそうではあります。なのですが・・配当利益並みで減益で減配にはなりそうなんですかというか計画だと減配とかなのであまり配当で見ない方がいい気はしますが。
コンクリート製品。ほぼ赤字は出さすBPSくらいは伸ばしてますがシクリカル味はあるし、その中で目先は業績は後退局面っちゃあ後退局面で冴える感じではありません。
CFは底堅くFCFも安定的。それで有利子負債など返しきってしまい現金は積む方向で財務は問題ないけどあまり還元する気がなさそうで、利益並みで軽く還元してるような感じでシクリカル&利益並みで配当の安定性は疑問。
評価。
PBR0.4。普通に極めて低評価。冴える感じでもなくシクリカルなところで業績後退局面で評価されるようなところではないのはそうですが、ほぼ赤字も出さず長期にBPSくらいはかなり安定的に伸ばしている中でさすがに低評価では・・?とは思わなくもないです。
ただ実際には2013年以前とかもっと低PBRな0.2台とかもありそうでこの辺をどう考えるか。まあ以降なら下は0.3台はありますね。でもノザワとしても低評価な方ですし、安定的ではないとはいえ、BPS成長5%に配当利回り5%でPBR0.4台は破格な低評価には思えますね。まあ評価見直しないと減配でもくると合わせて年7%とかくらいで株安10%とかで結局冴えない感じはとてもありそうですが。
でも低リスクな案件には思えますね。
日本インシュレーション
建材資材メーカー。最近上場で長期業績は不明で環境悪化したときどうなるかは見えないですが、近年の業績見る限り、上の二つより収益性安定性に秀でている印象はあります。とはいえ、収益性が高いがゆえのところもありそうですが純資産が増える形でROEを下がってる傾向をどう見るか。また業績自体も後退局面となりそうです。この辺は上も一緒で環境悪化を覆すまでの競争優位性みたいなものはないと見るべきとは思います。
CFが余裕あるのもあり還元は余裕そう。安定配当と言ってるので、実際どうなるかは不明ですが比較的減配の心配はなさそうです。
評価。
PBR0.6ほど。本日並べた中でちょっと上のPBR。収益性とか配当の維持性を踏まえるとそーですねという感想。上の二つより高ROEや配当を維持する感じでいくと、配当は貰えてBPSも増えてとかで地味ながらそんなに酷いことにはならないとは考えられますが。そういう視点で選択にはなりそうです。
ただ目先業績後退ですしROE落ちて減配とかなるとPBRが上の二つにならんで惨事とかの可能性も考えられるので、結局どう考えて何狙うかじゃないですかね。
まあ総じて今回の三つは評価自体は低めでキッカケあれば全部報われる気はするところです。あるいは業績後退も続き全部悪化でみんな株安。
ヤマウラ
長野の建設会社。
建設だからシクリカルというか伸び縮みもあるけど大きくはかなり安定的で停滞感が強いですね。そして営業利益だと1999年から赤字なさそうですね。純赤字も2007年だけみたいと建設ということを踏まえると相当、底堅い推移であるようには。
BPSは右肩でEPSも伸びる傾向が認められますね。ROEも落ちてる感じでもなく。
それで原価率が長期に地味に下がってる感じで、これはかなり堅実でコスト意識とかも高い経営をしてそうな雰囲気。
財務も改善してて、自己資本比率も上昇傾向。CFはあまり強くない印象ですが配当はもっとやる気なさそうですね。
評価はPBR 1とかPER 17とかでこれは評価が抑えられがちな地方の建設であるのも踏まえて、安定性や堅実性もあり美点はもちろんあるとしてもちょっと評価高い気は。
BPS伸びると言っても 4.8%/15年とかで成長率は高くなくならば、上のもっと低PBRの方がいいじゃないかという視点にもなりそうですし。
というところですがわりと優待で株価水準あげられてそうですね。選べる地場飲食品。利回りにすると悪くもないので優待系は選んでもいいかも。ただ優待廃止されるとかなり覚悟がいるかなあとは思う株価水準には思えますが。
参考データリンク
銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html
株プラス:https://kabu.plus
IRBANK:https://irbank.net/
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
とくにとりたててなにかあるわけでもなく。
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