大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(8091)ニチモウ/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

ニチモウとその他

株価

2589円(人々は、挑戦しては破れを繰り返したけど、目先の挑戦は新天地を切り開きつつある。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 8091 3524 1332 9691
企業名 ニチモウ 日東製網 日本水産 両毛システムズ
市場 東証PR 東証ST 東証PR 東証ST
業種 卸売 繊維製品 水産・農林 情報通信
時価総額(億) 98.1 35.5 1671.5 55.1
株価 2589 1361 535 1569
決算期 2023/03予 2022/04予 2023/03予 2023/03予
予想売上(億) 1,200.0 192.0 7,200.0 170.0
予想営業利益(億) 26.0 7.3 225.0 14.4
営業利益率 2.17% 3.80% 3.13% 8.47%
予想純利益(億) 22.0 4.5 180.0 9.9
売上成長率(年複利/期間) 1.1%/16年 1.9%/15年 1.7%/16年 3.3%/16年
EPS成長率(年複利/期間) 16.9%/16年 #NUM! 4.2%/16年 10.7%/16年
BPS成長率(年複利/期間) 0.9%/15年 6.4%/14年 2.7%/15年 2.3%/15年
PER 4.02 7.84 9.25 5.55
PBR 0.44 0.58 0.88 0.54
ROE 10.9% 7.4% 9.5% 9.7%
ROA 2.9% 1.9% 3.6% 6.0%
配当利回り 4.63 3.67 2.99 2.23
配当性向 18.6% 28.8% 27.7% 12.4%
総資産(億) 748.6 235.1 5057.3 164.7
自己資本(億) 199.3 61.9 1898.0 102.2
自己資本比率(%) 26.6 26.3 37.5 62
一言感想 停滞蓄財 停滞蓄財 停滞蓄財 停滞蓄財っぽく

 今週は比較。市場統計推移記録表で2021/12/30と2022/5/20比較し、増配率30%以上しているもので、5/20時点で配当利回り4%以上配当性向30%以下のもの(該当26銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。目先増配率高めでかつ余裕をもって配当していながら絶対的に高配当利回りなものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2022年05月23日取得。ニチモウ。水産専門商社&メーカー。比較に漁網の日東製網と水産のニッスイ。ゲストにモウ仲間の両毛(モウ)システムズ。

ニチモウ

業績

食品(海産物主)と漁業関連(網とか機械とか)とかいろいろ。

業績は近年伸びてないこともなく、近年は利益水準は高いことは高いけど、より長期では停滞感あるというか、2017年くらいまでBPSも伸ばせてるか怪しい停滞・・蓄財もできてない企業。

・・ですが2017年位から利益水準があがり、ROEも高くなり、BPSくらいは伸びるようになってきてます。

これが一時か否か?でしょうか。

2017「3ヵ年経営計画「第131期中期経営計画(100周年への飛躍)」の初年度として、人材と組織の連携強化を図るとともに、「浜から食卓まで」をカバーした当社グループならではの強みを活かした営業展開を推し進めて」とかと100周年に向けて気合入ってる可能性はあるかなあとは思いますが各セグメントの各施策の関係がちょっと見えなく憶測以上にならないか。

全体的には若干販管費が落ちてありするので、このへんかもしれません。元々薄利1%以下とかなので1%伸びると倍以上の利益みたいなところはあります。

目先2022は好調な感じですが、随所にマーケット動向を慎重に判断とか採算を重視とかでわりと利益をより重視してきてるようなところはあるかもでその結果かもです。

計画は増収増益。どちらかと言えば保守的。

まあですが、成長企業と言う感じでもなく、停滞蓄財という感じではありますね。目先減収だし。

 

財務

長期的に横ばい感強い。自己資本比率あたりは足踏み。その中で純資産とかBPSが微妙に増えてるかなって感じ。

有利子負債なども結構あり自己資本比率も低く財務はめっぽう悪いとなりそうです。

目先も総負債547億のうち有利子負債は346億とかでこれは負債の質はかなり悪いかと。

有形固定は目先は増えてる感あるけど、長期には足踏みって感じで流動が長期に地味に増えてる感ですね。

 

CF

営業CFは安定的ではないですが、まあ長期には出てるかな。

投資も勘案するとよりCFは弱く、2008-2022のFCFは平均プラス1.5億ほどで配当配るとあんまり残らない感じで、このへんは現状維持で一杯感はあります。

 

日東製網

業績

漁網製品メーカー、無結節網の最大手。

以下業績。停滞蓄財という感じ。

2012年以降は赤字もなく、BPSくらいは積み上げ。

も、それより前は低ROEBPSも伸びる感じでもないので、そこに戻ってしまわないか?は注意点になるかも。

4月決算でまだ結果出てませんが3Qまで出て減収減益。利益はかなり割れてますが計画は4Qで回復するとしてますね。「、定置網部門の製商品の一部の納品が第4四半期以降にずれたことや前期に引き続き海外での営業活動が制約され、商談が思うように進まず、現地生産分を含め海外の売上高が減少」とのことで期ズレもありそうですがあまり計画も至ってないことも多そうでこれはどうですかね。

2020,2021は低ROEに出てることもありちょっと要注意局面かもしれません。

もっとも低PBRなのでそもそもあまり期待されてないみたいなところはありそうですが。

 

財務

長期に地味に資産増ではあり、2012年以降はBPS増でもあるけど、自己資本比率は低めで有利子負債も増えてる感じであまり財務はよろしくなさそう。

前期で結構投資して建設仮勘定出してますね。それで借り入れ増やしてるというか。

でも。以前は有形固定増やしてない・・つまり投資はしてない中で有利子負債が減る感じでもなく、投資をしなくても借り入れ返せず、投資をすると借り入れ増えるという感じで印象悪いですね。CF弱そう。

まあBPSくらいは増えてますが。

 

CF

営業CFは出てますね。でも時折マイナスもある感じ。強くはないですね。

それで設備投資が必要そうで、投資をすると・・2008-2021のトータルで、FCFマイナスですね。21億マイナス。まあ2021の投資を抜けばプラスですが。でも一年入れば長期のFCFマイナスに転じる程度だし、実際に有形固定増えるほどの投資はしてないのに借り入れ減らないくらいでやっぱり基本CFは弱めとしか。

これを踏まえると配当頑張ってくるくらい。だから長期に足が出てますしね。

 

日本水産

業績

ニッスイ

食品と水産で半々ぐらい。以下セグメント。ファインは医薬品より。

 

業績は長期に微妙に増収ですが、利益は2009-2014くらいで低迷しててましたがそれ以後は順調に出てBPSくらいは右肩です。

でもずっと低ROE化傾向でてるのでどうでしょうね感はあります。

シェアを握った食品は、繰り返し買ってくれて薄利であっても利益は安定する傾向はありますが、水産関連は業業に影響されてそうで、非水産の大手食品に安定感で劣る印象です。

まあ近年は堅調ですね。ROE落ちてますが。

な、ところだったんですが目先通期出て、増収増益でそして大幅増駅で一気に過去の最高益を超えてきましたね。養殖事業:前期比で増収、増益とか言ってますね。まぐろの養殖でコスト減ができたそうです。て魚価の回復もあり総じて堅調なところはありそう。一方漁業は年長価格の上昇が足を引っ張ってる面も。

計画は減益ですが、堅調の範囲内というか停滞蓄財の範囲内ですね。

計画は若干強気感あります。

 

財務

蓄財は堅調だって感じ。

長期に資産増、BPS増で有利子負債は返す方向で自己資本比率も改善傾向。

総合的には蓄財が進んでますねって感じ。今くらいの業績傾向だとこのまま進みそうです。

 

CF

財務改善するくらいなので営業CFは安定的。このあたりはさすがに大手食品。

それで、投資もしてFCFもだいたい出てますね。

それで配当出してあまりは負債返済にまわしてそうです。配当性向は低めでもうちょっと出せなくもなさそうだけど、まだ負債返したいんじゃないかなとは。

 

 

日足週足月足の値動き判断

日足であげてさげ
週足で上げかもみ合いからあげ
月足で長期もみ合いからあげ。
確認。

評価・売買判断

ニチモウ

テクニカル的には、2012年くらいから2021年末までおおよそもみ合ってる印象。

それが去年末から上昇で水準があがった感じですが、過去2012、2015年あたりももみ合いから急騰しまた落ちてもみ合ってるので、目先の上昇が一時かそれとももみ合いを抜けた上昇トレンドを形成していくか?を見極める感じでしょうか。

とりあえず目先高値は過去の高値破ってますね。

基準は目先安値2403とか、跳ねたときの安値2294あたりを見る感じでそれで2980を破っていけるかどうか的な。

 

ファンダ的には、目先は利益水準上がってきてるけど、長期には停滞感強く、CFもあまり強くなく、財務も悪くとわりと現状維持でいっぱいなところはあります。

それで近年の増益でROE水準があがって増えてなかったBPSくらいは増えだしたくらい。この水準が続けばCFも余裕がでて財務も改善に向かうかもしれないところはありますね。

ただ現状としては状態の悪い停滞蓄財・・になりかけくらいの印象。

評価。

PBR0.44とか。評価としては底辺に近く蓄財も不自由な企業くらいになって・・はいそのとおりですねって感じ。ただ目先はBPSは満足に伸びるようになっておりだからこれが続くならもう少し見直されるのも不思議もないかなみたいなところはありますね。

配当利回りは高めです。ただ利益連動感ありますし、そして低利益率で少しのコストで利益が大きく動きそうで今の配当が維持されるとするのもどうかってところで意外に配当基準では考えにくいかも。実際減配ありますし。

ただ利益が安定して蓄財が安定するとだから結構よいかもしれません。そのへんを信じられるなら・・と言うかだめでも下はそんなにない気はしますが。PBR0.3程度はあるみたいですね。下をみるならね。上は今のPBR以上もちらちらあります。待てるなら損はしにくいかもね。

 

日東製網

網だけじゃないけど網屋。2012年以降はBPSくらいは伸ばせてるけど、それでも停滞蓄財程度でそれ以前は低ROEで蓄財もできない程度。そしてここ二年と目先は低ROEに出ててBPSは伸ばせる程度だった収益性も赤信号かなとは。

あと投資も必要で、CFが取られ長期に借り入れ返済、財務改善も進められない感じで、BPSが増えると言っても蓄財の質も低そうだし、実際財務も悪く、そして目先大型投資も入り、それは借り入れ増加でまかない財務が悪化してます。

まだ投資は建設仮勘定なので目先業績も改善してない・・・といういのも酷かもしれないけけど、現状は投資を進めながら業績は改善できてないといろいろ厳しいように見えます。

評価。

PBR0.6程度で渋い点も多めだけど、低PBRで低評価で状態が悪いのは織り込み済みとはなりますかね。実際PBR0.6程度は日東製網としても低PBRでだから低評価ですね。

それで目先進めてる投資が業績改善までに繋がりFCFを押し上げこれまで返せなかった借り入れ(目先3Qでさらに増えてます)も返せるようになる未来が見えてるのならあるいはいくのもいいかもしれません。

まあでもそうでなければスルーでいいのでは。過去よりは評価低いけど、状態悪いものが低評価されてるだけのようには見えるし。BPSも今後も増えるかちょっと怪しい雰囲気でもあるようにも見えるし。

 

 

日本水産

大手水産寄り食品。非水産よりは漁業の浮沈にも影響されそうで、非水産よりは不安定感もあり過去には赤字も。

ただ腐ってもないけど食品で近年は業績も安定的でCFも出て負債返済が進む形で蓄財が進んでます。目先利益も反転したし大枠は堅調なのではないでしょーか。成長してるって感じではないです。ROEもあがるというよりは下がる方向となりそう。

評価。

PER9のPBR0.9。まあ大手食品で低ROEってわけでもないのでPBR1切りとなり高い感じは見えないです。配当利回りなどもみても、安い高いなら安い寄りには思えます。

堅調が進むと言うなら持つのも悪くないところはありそう。優待ももらえるし(500株)。でも化ける感じではないのでホームランは無理じゃないですかね。

あと2009-2014くらいの低迷を再現したら諦めてください。いや、目先までそんな雰囲気じゃないけど。

 

両毛システムズ

近年伸びてる感もあるんだけど、長期業績としては停滞感も強いのですが、近年は2014-2021で増収が続き2016年から目先まで増益が続きかなり底堅い推移。

2012年に赤字とかもあるけど、それ以外はBPSは伸ばしていて安定感もありますね。

2022年減収だったりしますがこれをどう考えるか。

「「GIGAスクール構想」関連商談の反動減や半導体不足によるハードウェア調達遅延の影響~、半導体不足によるハードウェア調達遅延の影響を受け、システム導入案件が延期」とかで減収ですがそれでも増益にはしてるのでなかなか底堅い

原価率も減少傾向は好感です。

財務は2019までは悪化感ありますが、目先は回復ですね。営業CFは安定感ありますが、投資が意外に多めでFCFは弱め。ここはさすがに多くのシステム開発会社より弱い印象。

とまあ、CFとかに弱さを感じて目先減収とかありますし、歴史的に低ROE傾向とかありましたが、なんだかんだ増益が続き原価率も減らしてるような会社をPBR0.54とかはどうなんですかねえというところは。はい、評価低めに見えます。

実際両毛システムとしてもわりと低め。まあ2018年以前はもっと低いPBRに置かれてたようですが。でも当時より高ROEになってるし。まあ地味に待てるなら握ってそんなにひどい目にあわない気はしますというか報われるときがくるような気は。いつか?なら全然わかないけど。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

6月になりましたがとくになんもない。

 

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用語解説(日記比較編)

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