投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。
比較銘柄
ローツェとその他
株価
12190円(人々は、快進撃を初めてとどまることを知らない。)
各企業の数字と比較しての感想
コード | 6323 | 5217 | 6258 | 9075 |
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企業名 | ローツェ | テクノクオーツ | 平田機工 | 福山通運 |
市場 | 東証PR | 東証ST | 東証PR | 東証PR |
業種 | 機械 | ガラス土石 | 機械 | 陸運 |
時価総額(億) | 2150.3 | 304.2 | 512.0 | 1868.3 |
株価 | 12190 | 39000 | 4760 | 3350 |
決算期 | 2023/02予 | 2022/03予 | 2022/03予 | 2022/03予 |
予想売上(億) | 887.4 | 150.0 | 680.0 | 2,895.0 |
予想営業利益(億) | 247.3 | 28.0 | 42.0 | 213.0 |
営業利益率 | 27.87% | 18.67% | 6.18% | 7.36% |
予想純利益(億) | 181.7 | 19.4 | 30.0 | 156.0 |
売上成長率(年複利/期間) | 13.3%/15年 | 7.5%/15年 | 2.3%/15年 | 0.8%/15年 |
EPS成長率(年複利/期間) | 19.2%/15年 | #NUM! | 3.2%/15年 | #NUM! |
BPS成長率(年複利/期間) | 11.2%/14年 | 4.7%/14年 | 7.2%/14年 | 3.2%/14年 |
PER | 11.60 | 15.55 | 16.47 | 9.23 |
PBR | 4.64 | 2.32 | 0.91 | 0.55 |
ROE | 40.0% | 14.9% | 5.5% | 6.0% |
ROA | 20.6% | 12.7% | 3.2% | 3.3% |
配当利回り | 0.9 | 0.85 | 1.37 | 1.79 |
配当性向 | 10.5% | 13.2% | 22.5% | 16.5% |
総資産(億) | 882.9 | 152.7 | 927.9 | 4719.2 |
自己資本(億) | 453.5 | 112.5 | 515.0 | 2695.7 |
自己資本比率(%) | 51.4 | 73.7 | 55.5 | 57.1 |
一言感想 | あげあげ | あげあ | 好調 | 増益 |
今週は比較。銘柄スカウター10年クスクリーニングで10年売上利益成長率10%以上かつROIC10%以上のもの(該当83銘柄)から気になったものをチョイスしなるたけ今までみてなかった銘柄と比較します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2022年04月18日取得。ローツェ。半導体製造装置。比較に半導体関連っぽい。ゲストにローツェは福山本社みたいで同じ福山本社の福山通運。
ローツェ
業績
こういうの。半導体製造装置ですね。
以下業績。半導体は絶好調。
目立つのは2017年の大幅増収。
2018「韓国子会社におけるガラス基板関連自動化装置の大量受注を獲得~、メモリーメーカーによる3次元構造のNANDフラッシュメモリーやDRAMの生産拡大に向けた設備投資が積極的に行われ、ウエハソータやEFEMなどの受注及び販売が引き続き好調に推移」
と絶好調ですが、あまりに大きかったので「組立外注費及び工場の賃料などの費用が増加したことに加え、納入後の装置の据付、調整に係る人件費及び経費が想定以上に増加した結果、前年同期比で減益」
で、そのあと減収となりやはり受注と言うか外部環境というか半導体の投資意欲に業績が大いに左右されるシクリカルということになりそうで、それが冷えると2010年のように前年費売上-50%以上で利益率-30%とかにもなるし、環境が良ければご覧の通りで利益率も30%近くまでと冷えやすく燃えやすい業績で目先はとても燃えてる感じで計画でROE40%近くまでととにかく無茶苦茶儲かってますね感。
なのでこの業績というか好環境がどこまで続くか?が主な視点とはなりそうです。
目先は通期出た感じですが引き続き絶好調ですね。
受注残も弾けてる感じ。
財務
資産増。特に目先がぐっと増えてます。
目先通期で総資産882億で+48%一年で。有形固定は174億で意外に増えてません。これが売上増えてもあまりそれに合わせて設備投資は要らない感はありますね。
増えてるのは流動資産で664億で+66%ですね。現金を含むいろいろ増えてます。
負債は380億で有利子負債も増えてるけど208億でこれは現金以下で手形とか法人税とか増えてる感じでそうじて目先まで絶好調ですねって感じ。
CF
多くは営業CFプラスで投資も結構限定的でFCFマイナスは2018-2019年くらいで設備投資のせい。
そのあとはわりとボロ儲けの部類で現金を積み続けてる感じですね。現段階で配当はCFからも蓄積からも余裕。ただ過去は減配してますね。まあ今は過去よりずっと余裕があるので今後は未知数ですかね。
テクノクオーツ
業績
石英ガラスの加工技術を基に半導体・液晶製造装置用の石英製品・シリコン製品・セラミックス製品、理化学機器用製品の製造・販売。半導体製造装置の部品ってことですかね。
業績。ローツェほどで右肩感はないけど近年普通に順調。
ここも普通にシクリカル。2002-20015くらいでほとんど成長感はなく近年のような増収増益を連発するのは2016年以降くらいで、近年はこれまでなかったくらい半導体関連が活況ということにはなりそうです。
2016年以降は本当に順調で2016年以降は販管費が主に下る形で20%近くまで営業利益率が。ローツェほどではないですが利益率ROEも向上してなかなか優れた水準まで来ています。
目先3Qでも増収増益で受注も好調でここも目先衰える感じでもありませんね。
財務
資産増。
自己資本比率高め70%以上。前期末で総資産152億で有形固定49億で流動98億。借り入れあるけど現金以下だし、増えてるのは主に有形でここもあまり増収で投資がいる感じでもなく。
CF
ここもCF安定。FCFマイナスも2011にちょっとで2018年にちょっと。
現金貯める方向で配当も余裕。ただ減配はありますね。過去より財務に余裕があるのも同様。
平田機工
業績
ここは半導体関連もやってるけど全体の業績はピークアウトしてる感で長期にも成長感はなく要するにシクリカルなのではないか。
近年は半導体が引っ張っている感じではありますが。
ただ目先は好調で上方もあり「通期業績は、半導体関連を中心に、事業分野全体で受注が堅調であり生産高も増加しており、当初の予想と比較すると連結、個別ともに売上高が増加」・・ですが3Q前年比としては横ばいに近く通期計画も減益ですね。
それで利益率もなみでROEも高かったのが落ちてきて凡庸なところにきてますね。元の位置感はあります。まあまだ好調よりとなりそうですけど。
活況が終わるともとの位置に戻るという一つの事例として。
財務
2018年までの活況とその後の堅調?で財務を立て直してきてる感は。自己資本比率改善にBPS増。有利子負債比率あたりも落ちてます。
CF
営業CFは乱れがち。長期にはプラスですね。ただ投資も含めて長期にFCFはプラスだけどかなりか細い感。目先配当なら賄えないかもしれない感は。
実際減配してますね。
日足週足月足の値動き判断
日足でもみ合いから上抜けしたようにも
週足であげ
月足であげ
確認。
評価・売買判断
ローツェ
テクニカル的には、長期に上昇。目先も2022年1月の13490円を抜けた感もあり日足まで上昇。トレンドについていく視点だとやはり9100が底にみるのが良さそうですね。すでに遠い感じになってますが。
ファンダ的には、半導体製造。絶好調という他ない。ただ半導体製造装置が要するに外部環境次第というか顧客の投資意欲次第というかこれが冷えやすく熱くなりやすいもので、冷えるととんでもなく売れなくなり営業利益率-30%とかまっで。とはいえ、すごく冷えた2010年以外は赤字もなく、基本的に収益性は高めでいきなり赤字は考えにくいかなと。増収にさして投資も必要なさそうで売れればそのまま儲かりそうで今はそのような状況でありボロ儲けな部類になっているようには見えるし、受注残みてもまだ好調。溜め込みも進んでるので資金繰り関連や還元の問題で詰まるようには。減配しないとはいってません。
評価。
PER12とかPBR4.7。見せている”今の”状態からしては過小評価という他。つまりもう今の状態は続けられないでしょう?という警戒は織り込んでるとはなりそうです。
でも同時に高ROEの高PPBRであるので仮に減益・・つまり絶好調から衰えるだけでかなりのドローダウンもありそうでだから”今の”好調がどこまでもつかのチキンレースみたいになってるようには。3年今の好調(利益+40%クラス)が続くと倍以上ですし、PERの上昇も入ればそれ以上、でもちょっと後退とかになりPBRが2019年の下の方の水準になれば1.4とかもあるので3分の1以下でだから、環境悪化にビクビクしながらチキンレースするやつのようには。わりとハイリスクハイリターンな件な様には。
ビクビクしながらもうちょっと半導体活況にかけるのもありなきはしますけど。だからだめになるとわりと死ぬやつだと思うけど。
テクノクオーツ
半導体製造装置の部品?感ですが、大きな方向としてローツェと同方向とは。冷えやすく熱くなりやすい業績で近年はすこぶる熱く絶好調。
状態自体は目先の勢いも利益率もROEなどもローツェより一枚2枚落ちるかな?とは感じるところ。これはなにか問題があるという感じでもなく財務CFに問題なく、業績も好調で目先まで受注も含め順調です。
評価。
PER15のPBR2.3。ローツェより高PER。解せない感はありますが、ここはローツェほど勢いの上ブレ感がなく落ちてもそんなに落ちないよね?感も織り込んでそうでPBRなら2.3と低めになり、業績も評価もほどほどのブレ(ローツェ比較)みたいになってるようには。まあそれでもテクノクオーツでPER5程度もあるようですしPBRで0.5程度以下もあるようなのでローツェ比較の話で業績が熱くなりやすく冷えやすい中で今は業績も評価も熱くなってて業績が冷えたら死ぬだろうチキンレースってところはここもローツェも同じ感はありますが。だから目先まで絶好調の部類です。
平田機工
ピークを終えた機械メーカーという印象。
半導体などは比較的好調でまだ好調寄りにはなりそうだけど、その中で停滞蓄財という感じ。財務改善くらいはできてそうでだから蓄財くらいは。
財務は改善できてるけど、CFはあまり強くもなく。還元も余裕がある方では。実際に減配も。
評価。
PBR0.9ほど。状態踏まえるとちょっと評価高いかなあという印象。半導体関連で評価があがるというか期待も織り込んでいるのかもしれないが、総じてCFの弱い停滞蓄財機械メーカーで20016年以前はPBR0.4以下とかもあったようでさてどうでしょうねえという感じは。まあ2016以前よりは目先のほうが状態いいのではありますが近づいてきてるようにも思える・・まあ財務は良くなってるのでこんなもんかあとは思ったりするくらい。
倉庫とかもあるけどまあ運送。
伸びてないこともないけど停滞よりか。特に2008年以降は赤字もなくBPSなら右肩で、このあたりは上らのシクリカル共にない安定感でインフラって感じ。
ただ成長性は微妙でBPSでも3.2%/14年くらいの伸び率で売上なら1%切ってるくらいなので安定だけど蓄財ぶりは地味となりそう。・・といいつつ近年は利益率上げる形でROE上げてきてるのでBPS増ペースもあがるかもね?感。目先m3Qも増収より増益幅の大きい感じで増収増益。
財務CFも見るまでもなく安定だよなあとみるとそのとおり。
BPS増ペースなど遅くてPBR0.5台はそんなもんですね感はあるんだけど、近年は利益率あげROEも上昇傾向で状態は良化してる感もあり、そこらの期待もみると意外に地味にもつのもいいかもしれない。増配もあるかもというかあったし化ける感じでないけど地道に少しずつ良くなってるような会社のようには。というかPBR0.5台はあまりないくらい低めの評価みたいで拾うのもいいかもね。だから化けないとは思うけど。
参考データリンク
銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html
株プラス:https://kabu.plus
IRBANK:https://irbank.net/
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
決算がちらちらでてきてるものも。
さてどうなるでしょうね。
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