以下のようなツイートを見かけましてね
米国株の信奉者って、なんというか、株式を安定したものとして考えすぎな気がするんですよね。たしかにリーマンショック以降株価は上り調子ですけれど、過去を見れば、ナスダックがドットコムバブルの高値を奪還するのに15年掛けてるのですけれどね
— ハル (@haru_investing) 2021年11月18日
以下のようなコメ付きRTしたとかありまして。
ツリーに関して思うところはバイアンドホールドのしやすさは進み続けるものにたいしてはかなり難易度低くなると思うんですよね。止まってたりさがってるものはすごく難易度高い。まあ自分はなんですけど。 https://t.co/PudAPmlvsE
— かもめ (@kamomejan) 2021年11月22日
自分も米国株村?から流れてくるツイートなどからの雰囲気で顕著な傾向だと思うところですが、投資を続けることの大事さみたいな話はありまして。
自分も大事だと思いますよ。
それを続けることが大事だとは。
でもね?
それってそうするためには多くの人の場合は工夫がいるよね?という話。
これの繰り返し感強いですが。
ハルさんがいわれたことはもっともだと思うんです。
素人のバイアンドホールドのしやすさはボラティリティの大きさとドローダウン時の高値奪還の早さに依存しています。今の米国株インデックスはその両方を満たしますが、インフレが続けばインデックスとしてどうなるかは微妙なところです。もちろんインフレするので現金よりはマシでしょうが。
— ハル (@haru_investing) 2021年11月22日
バイ・アンド・ホールドの容易さはボラティリティの大きさとドローダウン時の高値奪還の早さに依存する。
(ご本人に確認はしてないけど)ボラティリティは高すぎない(低すぎるではないと思うので)のドローダウンしてもすぐ回復すること。
つまりは”あまり乱高下せずに右肩上がり”ということです。
そして米国のインデックスはここ数年はそれを満たしてるということですね。コロナで下がっても早急に高値を取り戻しちゃったし。
で、言い換えるとここ数年の米国インデックスはバイ・アンド・ホールドが容易いということになります。
これはうがった見方と言われるかもですが、それが容易い環境であるからこそ、バイ・アンド・ホールドが盛んに大事だと言われもっともな意見として自分のTwitterタイムラインに流れてくるとも言えるかもしれません。
それが大事ではなく、偶然数年以上それが容易い環境であるからそれを口にする人がおおくまた、そうだねと納得する人が多いから広まっているという疑い。
それが大事ではないとはいいたいわけではありません。自分も大事だと思いますよ。
でも大事なことが容易いことかどうかはまた別の話です。
大事だと思ってたことは思った以上に容易くないことかもしれません。
大事なことが容易くはなく工夫しなければ多くの人が脱落してしまうようなことであるのなら。
いやあ、厄介な話になりそうですね。
で、実際問題株価ならその厄介な話になりそうです
ここなんかで見てみるといいかもしれない。
いろんな指標の長期推移みれます。
例えばNYダウの1928〜1950年。
高値から落ちて以後も右肩はなくヨコヨコ感の強い推移でそれが22年。
S&P500の1988〜2012年。あがって下がるを繰り返し14年ほど。最初から最後までは上がってるけど、2000年からの12年は普通に下落。
ここでは今右肩と思われてそうなもので挙げてますので日経平均などは出してませんが、日経なら1989年につけた高値は破れてません。(もっと長く見ると日経平均も普通に上昇なんですけどね)
という感じでもちろん取る期間によるって部分はありますが、安定して右肩だっておもってるかもしれないそれも10年20年あるいはもっとそれ以上の期間に右肩でもないこともあります。
というか・・
あなたが投資するものは期間によっては何十年も増えないわけです。
想像力を働かせてください。
続けることが大事です。
そうはいっても、続けても報われないことを続けられますか?
幸い特に米国では株高が続いてます。
それは続ければ報われるものであることが続いてます。
続ければ報われるのだから続けることは容易いです。
しかしそれが報われるものでなくなったときに。そしてそれは10年以上続くこともある。
株安してるならそれに投じれば投じただけ損失を広げるということにすらなります。
想像力を働かせてください。
それは容易いですか?
容易くなくなったときにそれを続けることはできますか?
たぶん多くの人は挫折すると思うんですよね。
で、実際にそれは過去に何度もありました。たぶん今後もあるでしょう。
じゃあどうすればいんだい?
そういう声は聞こえてきます。
自分は上の方で工夫が必要だといいました。
自分は株価だけ見る行為は工夫がたりないと考えてます。
だからそれは場合によっては人の気分が耐えられる時間より遥かに長く無為な時間が続くケースが起こり得るからです。
以前の記事ですが自分はいいました。
人は何かをして無為であることに耐えられない。
投資の今日の一歩 - 大河の一滴
なにかをして無為なことに耐えられない。あまりそこで長い間信念を貫くことは多くの人には困難でやめてしまいたくなるし実際にやめてしまう。
そして株価だとその人のやる気をそぐ無為な時間はわりとちょくちょくやってくる。
そして人は投資を放り出す。
米国あたりは偶然にもその無為な時間が長く訪れてないけどね。
自分は株価はあまり無為かどうかを測るものさしに向いてないと思うんです。
常に進むものではないからです。
自分のおすすめは進むもので測ろうやです。
この記事また出すけど。
投資において今日の一歩を確認できるものはなんだ?
投資の今日の一歩 - 大河の一滴
という話で、例えばでEPS×保有株で出すルックスルー利益とか総配当額とかなどのPF価値上昇とか提案してあるね。
後退することのない指標としてブログのアウトプット数とか読んだ本とかも出してます。
記事では出してないけど指標ならBPSとかEPSとかでも測れるね。
PERにしろPBRにしろずっと増え続けるものではないから長期に株高するならEPSBPSの向上があるはずだという原則(原則だと思います)、BPSが進み続けることはその日を進めたとして投資を続ける基準足り得るとなるね。だからもちろん指標だってEPSもBPSはあるよ。
まあともかく。
人は何かをして無為であることに耐えられない。
投資の今日の一歩 - 大河の一滴
だから無為になりにくいものをKPI(Key Performance Indicator:目標達成の度合いを測るための指標)に据えることでその行為を無為と感じさせなくする。
これを投資を続けるための工夫だと申しております。
あとどうせなら、そのKPIはちゃんと合理的なものがいいと思うよ。
やっぱり株価はPER×EPSあるいはPBR×BPSであるし、EPSBPSが伸びないのであるなら株高は期待しづらいと思いますし、それがのびてこそ投資も長期に儲かるといえるのでEPSかBPSはそのKPIに最適に思えますよ。配当とか企業売上とかもありますがいずれにせよ合理的とできるそれが進めば投資がより有利になったできるKPIは持つべきに思えます。そうでないと続けることが困難な進んでなく無為な行為となると思うし。
もちろんKPIは株価や資産評価をいれるなとはいいませんがそれら以外のものがあるべきでしょう。・・・だから株価は長期に進むかどうか怪しいところがありますから。
その他として後退しえない読んだ本の数とかをメインKPIにしてもBPSは減り続け長期に投資は損して終わりましたじゃ元もありませんからそれのみってのも避けるべきだと思います。サブのKPIとしてはその種のものも有力だと思いますけどね。
まあそのような話でした。
自分はその意味では様々なKPIは持ってます。
市場指標レベルでも価値の株価ではなく変化は測りますし
自分のPFならEPSもBPSも配当も全部測ってKPIとしてるわけです。
このブログでは何度も出してますが以下のようなもので様々測れるようにしています。
それもこれも自分の状態、市場の状態を明らかにし投資で進んだか退いたかを有利になったか不利になったかを明らかにし
それをもとに投資判断をするためであり投資を続けるための工夫なのです。
みるべきKPIの工夫は足りてますか?
このへんも参考で
原則を利用したKPI
それ以外の後退しないKPI