大河の一滴

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(9435)光通信 日記(分)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。

注目銘柄(市場/業種)

光通信

(東証一部/情報通信)

株価

14220円(人々は、長く登ってきたがとうとう息切れしてきている。)

業績財務と指標とそれに対する分析

f:id:kamomenotoushi:20220326184007p:plain今日は分析。市場統計推移記録表で2022/3/25時点で配当利回り3%以上のもの(該当1051銘柄)で、それを2020/3/17と比較し目先でより配当利回りが高くなってるもの(該当288)からきになったものをチョイスして分析します。わりと配当利回り高いなかでコロナTOPIX安値時より配当利回りが高くなってるものを拾う意図。光通信。インフラ営業。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2022年03月25日に取得。

業績

有名だけど何屋なんだい?ってところはありますが以下のような。

主にインフラ・・以外もありますが営業販売ですね。

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以下セグメント。携帯ショップが強そうなイメージですがセグメントとしてはそうでもなく法人向けが比率高めです。とはいえ利益ではバランス取れてますね。

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わりと営業でごりごり売るスタイルなイメージはありこんな記事も。

ブラック企業の代名詞でもある光通信のゴリゴリ営業の評判と実態 | Foglots(フォグロッツ)

ソースが不確定なところがありますがブラックともしがたいところはありますがとかく厳しくそして実力主義感がありいずれにせよ会社の数字を支えてるのは営業となりそうでつまりはそのようなイメージで見てれば近いかなとは。

 

売上的には2015年まで伸びていて、一度2018年まで後退するもまた復活している流れ。その間も増益は続いてます。事業整理のにおい。

でも2016も別に減収してなさそうというかこの辺で「従来の日本基準に代えて国際財務報告基準(IFRS)を適用」で減ったように見えるとなりそう。

それで、2017年とか2018年に減収はあるのですが、なぜそうなのかがいまひとつ読み取れなく。基本的には営業して売るスタイルなので年の足踏み後退くらいはありそうではありますが、ここらは光通信としてはめずらしく後退なので。

とはいえ、2019年からは増収に戻してますね。

増収の2019とか減益の2021とか理由を知りたいところですが、決算短信でも決算説明資料でも数字はいろいろでてるけどなぜそうなった的な説明はあまりしていない印象。

ただ利益率などは長期にのばしていて(IFRS変更とかもあり原価率販管費率は傾向を読み取りにくいが)、

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営業しかけて販売するって事業の割りには高いROEなどは確かで以下のような方針も明示しており優秀というか、実際にEPSでもBPSでも10年で20%近くあるいはそれ以上の複利の増ペースでこのあたりはつよい会社感あります。

おそらくは、ビジネスモデルとかというよりはマンパワーよりの組織力みたいなものは感じます。

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今期は3Qで増収増益。順調ではないか。最高業績ペースではあります。

上方修正。も、「当第3四半期累計期間の業績をふまえ、親会社の所有者に帰属する当期利益について、前回公表値を上回る見込であるため、業績予想を修正することといたします。 」と理由はあまり言わないスタイルで数字出すから黙ってついてこい的なストロングスタイル感はやっぱり感じます。

 

財務

BSみるにあたり、これは把握しておきたい。今期3Qで。

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光通信といえば、色んな会社の大株主にいるという感じで、目先511社に投資してるとなかなか以上の投資家ぶりで、簿価で4521億まで。これはその他金融資産になりそうですね。

目先3Qで総資産1.38兆でうちその他金融資産が5500億で、そして持分法で処理されているのが1250億とかで系7000億近くで総資産の半分程度が上場株を含むその他金融資産となりそうです。

この比流動資産はずっと伸びてますね。2013年で1100億程度が目先8000億とか。

有形固定は200億とかなので、比流動資産の伸びはほぼ上場株となりそうです。

流動も伸びてますね。目先5700億で、現金類3200億、手形類23003億で主となりそう。現金も伸びが大きく、2013年150億が目先3200億。

財務は悪いです。一貫して自己資本比率が下がってます。

負債は9000億で、主な負債は有利子負債6000億、手柄2000億となりそう。もちろん増える傾向、。

現金≒有利子負債とかでもあり事業からの稼ぎもあろうけど、お金借りて株を買うみたいなムーブが考えられるところで、稼いで借りて株を買って資産増のスタイルで、兼業の投資家みたいな感じにはなってますね。借りてるのでレバレッジもかかってます。

投資成績も良さそうと言うか、資産の多くは投資関連となりそう。

このへんをどうみるかですかね。

 

CF

IFRSなのでIRBankの正確性も微妙ですが営業CFはほぼ出てそうで。事業的にも出そうだし出てるのではないか。それで投資はグリグリして、FCFはマイナスがちですが、設備投資というよりは有価証券買ってますね。

設備投資180億なら有価証券1000億買って300億売ってるイメージ。足りない分は借りて株券買うみたいな。

スタイルとしてはだから、年収手取り180万が収入全部株に突っ込んでそれでもたりなく借りても株に突っ込んでるという感じです。まあ企業でやることなので、個人投資家のするように見るのもどうかとは思うけど。

で、還元はわりとしてます。増配傾向。株券を処分してくれるかはわからないけど、処分してくれるなら全然余裕な水準。営業CFでも余裕あるね。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足でさげ
月足であげてさげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2000年に上場高値があることは置いといて。

月足で2009年以降くらいはずっと上昇です。2009年1056から、2020年28180まで。それでコロナで急落で15790までいき26880までもどすも以後はずるずるとコロナ安値も割りと。目先安値12970はは2018年以降の安値を割ったくらいで、この下落がもっと長期の上昇の反転とみるか否か?わりと目先は底なしで次の基準らしいところは2014年6300とかになりそうで。ここを見るか見ないか。みないとなるならそれより前のどこかで反転上昇をみることになりますが。となると、現状は12970を基準にするしかないかもしれませんね。週足レベルでは普通に逆張りですね。

 

ファンダ的には、いろんな商材を営業して販売。情報通信にいたりするけど、本質的には営業マンな会社と見てるのが正しそうな。営業をしかけて売るだけ隣層でですが、長期成長だし利益率やROEなど水準が高く明らかに優秀。ただその優秀さはマンパワーよりの組織力に拠るところが大きそうだし、会社は数字はだしてもあまり細々説明しなさそうで、数字は出すからついてこい的なスタイルには見えるので、出てくる数字の理由などまで知りたいとか思うと投資はなかなかしんどいところもありそうです。

資産的には、機関投資家。かなりの規模の投資をしており資産の半分程度以上・・それを買うための現金も含むならよりもっと投資資産がかなりを占めるところになり本業が投資と見ることすら。事業収入以上の規模を借りて投資してるスタイルで、ものを売る事業も株式投資をするため感すらある。

見る限り投資の腕は相当でリスクも取りながらですが長期にかなり増やしてる感は。もう規模も大きいので、投資の失敗は事業のカバーではどうしようもないところまで規模が大きくなっているところもあり。事実上投資会社というか投資信託と見てた方がいい気はするところ。

ここくらいで保有株は見れるとはなりそう。ただ保有理由はほぼ説明してないとなるので、このあたりも数字や実績を信じて黙ってついてこいスタイルと言えるかも。実際問題長期の投資成績をBPSとかでみると抜けてると言えますね。

https://www.buffett-code.com/shareholder/4277167ee7a2f88baa2bd435c344b226

評価。

PER10のPBR1.5。光通信としては結構低めな評価となりそう。

PER10切は2013年以降では初めてなのではないか?という感じだしPBRでも1.5切りはほぼないですね。

これは、わりと業績後退とか、大型の損失なども織り込んでるやもしれません。例えば、保有株が多くが大きく下がって得損とか。あるいは事業の方が一時的でもない減益してくるとか。

とりあえず事業なら目先は最高益ペースですが。このあたりをみてどう考えるかですかね。

考え方にもよると思いますが結構いい選択にもなりうる気はするところです。

 

リンク

ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=9435

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=9435

IRBANK:https://irbank.net/9435

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

市場再編したんですが、拙作の市場統計推移記録表統計を再編対応したものをアップデートしてます。

豪華版もそうですし、簡易版も久しぶりにアップデートしてます。必要そうな方はDL、再DL、購入なんてしてくれるといいのではないかと思います。

ちなみに、株式投資運用記録表と銘柄監視表、銘柄スカウターで銘柄比較表は影響なさそうで更新予定はありません。必要そうなら更新しますが。

市場決算財務データ統計比較表はたぶん更新必要。そのうち。

 

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記分析四季報CD導入後)