大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

MENU

(4174)アピリッツ/日記(比)

スポンサーリンク
f:id:kamomenotoushi:20181019215545j:plain

投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

アピリッツとその他

株価

993円(人々は、地面に叩きつけられてちょっと跳ね返ってる。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 4174 3911 4304 9413
企業名 アピリッツ Aiming Eストアー

テレビ東京

ホールディングス

市場 JQS 東証マザ JQS 東証一部
業種 情報通信 情報通信 情報通信 情報通信
時価総額(億) 39.5 122.1 79.7 572.5
株価 993 306 1413 2061
決算期 2023/01予 2021/12 2022/03予 2022/03予
予想売上(億) 56.5 120.5 59.0 1,481.0
予想営業利益(億) 4.1 14.9 10.2 80.0
営業利益率 7.30% 12.36% 17.29% 5.40%
予想純利益(億) 2.6 11.7 7.4 53.5
売上成長率(年複利/期間) 18.1%/4年 25.4%/9年 5.1%/15年 2.9%/10年
EPS成長率(年複利/期間) 45.7%/4年 #NUM! 11.5%/15年 14.5%/10年
BPS成長率(年複利/期間) 12.8%/3年 18.9%/8年 5.3%/14年 3.9%/9年
PER 15.09 10.44 9.60 10.82
PBR 2.05 1.96 2.8 0.64
ROE 13.6% 18.8% 29.2% 5.9%
ROA 9.3% 16.2% 8.6% 4.2%
配当利回り 1.01 - 2.26 2.91
配当性向 15.2% #VALUE! 21.7% 31.5%
総資産(億) 28.2 72.0 86.0 1280.8
自己資本(億) 19.2 62.3 23.4 860.8
自己資本比率(%) 68.3 86.5 27.2 67.2
一言感想 あげあ 業績不安定 業績加速? 停滞蓄財

 今週は比較。2022/3/19,20,21で耳にした銘柄からなんとなくチョイスをして比較します。ちなみに前週が4営業日のところ5つチョイスしてしまったので、一日ずれて比較はずれて4日分。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2022年03月24日取得。アピリッツ。ゲーム(けものフレンズ)とEC事業向けWEB開発。比較にゲームのAimingとECサービスのEストア。ゲストにけものフレンズを放送したテレ東。

 

アピリッツ

業績

最近上場。セグメント。ゲーム開発運営とWEB開発。ゲームは主にスマホアプリでWEBは主にECサイト構築。

f:id:kamomenotoushi:20220325095635p:plain

長期的にはわりと順調にのびて上場です。

f:id:kamomenotoushi:20220325095824p:plain

 

順調ではありますが、全体の数字としては、利益率もROEも10%に届くか微妙なところで抜けた収益性があるかというならどうでしょう?ってところ。

f:id:kamomenotoushi:20220325100604p:plain

これが例えばシステム情報(3677)だと、ROE20%超の利益率も12%ほど。PERが近く受託開発なランドコンピュータ(3924)とかはROE10%で利益率も一枚上くらいでしょうか。

と数字的には存在感を示す感じではないかなということで、よくある堅調なソフト開発会社感は感じます。

ECサイトに特化したWEBシステム開発けものフレンズ(ほかもあるが)という色?をどうみるかって感じでしょうか。

通期出たところで計画は増収増益。WEB開発は好調で強気感あるのと、ゲームはあまり予測できないので保守的とは言ってますね。ゲームはM&Aにより完全子会社となったムービングクルー社分が入ってるようです。

利益は「原価コントロールを行うことで営業利益は413百万円(前年同期比177.3%)」とか言ってますが、これまでできてなかったの?という感想はもちます。

できてないなら今後はできるとする理由がほしいかな?とは。

まあ総じて上場したてで実績も少なく判断材料に乏しく、順調なソフト開発会社以上とみなすのもどうだろうかとは。あとはぶれやすいゲームをどうみるか。

財務

財務は良好。上場前から普通に資産増。ただ増ペースは早くはなさそうです。あまり稼ぐスピードが早いという感じでもないってことです。

上場したので現金を増やしましたね。目先通期で総資産28億のうち現金14億とかです。負債全部で9億ほど現金以下ですね。未払金3億、借り入れ3.6億とかが主な負債となりそう。

総じて問題のないソフト開発会社のようには。

なんで借りた?感はありますね。

 

 

CF

営業CF安定。投資もさほどかからなくだいたいFCFも出そうです。

2022年に買収も入ってますね。

株式会社アピリッツの買収実績一覧 | M&Aクラウド

上でも出てたムービングクルーとなりそう。

 

で、アピリッツは会社説明会に出る機会があったのですが、財務CF状況からは上場のする必然性が薄そうだがなぜ上場したのか?という質問がありまして、上場企業だと人材採用などで有利とかあったのですが、M&Aとかもわりとしてるので、そのへんもお金も持って飛んでくるかもとは。お金も借りたようですしね。

上場したてですが配当はもう始めたようです。配当性向は低めくらい。上場したてだし当面は余裕ある水準となるんじゃないですかね?

Aiming

業績

ゲーム。

主なものはドラゴンクエストタクトとか。

業績はこんなかんじ。売上利益乱高下。

f:id:kamomenotoushi:20220325135851p:plain

大きく伸びた2020「2020年7月16日に、株式会社スクウェア・エニックスとの共同開発タイトル『ドラゴンクエストタクト』のサービスを開始〜売上高は、『ドラゴンクエストタクト』が好調に推移した結果、前事業年度に比べて増加しました。費用面においては、台湾スタジオの従業員数削減、大阪スタジオの譲渡等により大きく減少した結果」

まあコスト削減策もあるけど基本的にはヒットゲームがでるかでないかになりそう。

2021も「売上高は、『ドラゴンクエストタクト』の通期にわたる貢献や受託案件の安定稼働により、前事業年度に比べて増加したものの、開発中タイトルの増加やTVCMの実施等により人件費、外注費および広告宣伝費を中心に費用が増加したため、営業利益は前事業年度に比べて減益」

タクトがヒットし続ければいいねって感じ。というかもう伸びる感じでもなくでこのあたりゲーム業ってしんどそうとは。

 

 

財務

資産乱高下。2015年総資産97億が2019年23億。純資産も72億から11億でづつうに会社が飛びそうなまでに減退。

普通に現金とか売掛減りながら負債が増えてて、ヒット作がでないとだから普通に潰れそうなところは。

しかし2019年から2021年で総資産22.5→72億、純資産11→62億、自己資本比率49.2%→85.5%とすこぶる回復でヒットがでるとすぐ浮上してくるようなところは。

まあこれは増資込みとはなりそう後述。

 

CF

営業CF、2016-2019年赤字。2020、2021黒字でFCFも同様。

それで2015-2019年はどんどこお金を減らし。2020年以降は増えてますね。

ヒットがでないとばんばんお金減るやつで、ヒットが出るとお金が入ってくる。

それで2015、2020年に大きめの。2019年はほどほどの株式発行があります。2019年以降で27億ほどでしょうか。純資産増の半分は増資でとなりそう。

で、無配だったのが一応配当復帰ですね。

 

Eストアー

業績

自社EC構築サービス(集客・販売・運営のASPシステム「ショップサーブ」、大企業向けECシステム)、決済サービス、マーケティング(コンサル、ツール提供、運営代行、広告)を営む。

f:id:kamomenotoushi:20220325143157p:plain

ストック性が高そうで、長期に堅実な業績で赤字なんて。

ただ2011年くらいまで増収増益でしたが利益はそこくらいから足踏みで、2014年以後は売上も横ばい感が強く、いかにも成長鈍化したネット企業という推移。

・・な、ところでしたが2021年に大きく増収増益。

増収の主な要因は、当期より連結子会社が2社増加(注)したことと言えますが、増益の要因は、 ECシステム構築や決済サービスを事業とする株式会社Eストアー(以下「Eストアー」)及び株式会社コマースニジ ュウイチ(以下「C21」という。)が前年度を超える伸びを達成したことによるもの」

グループ化に加えて、各事業もシナジーも効く中で好調みたいな。

f:id:kamomenotoushi:20220325143813p:plain

 

このあたりは中期経営計画も入ってグループ化して連携しながらなかなか意欲的な計画も出てきてます。

f:id:kamomenotoushi:20220325144457p:plain

 

それで計画は減収で控えめな増益ですが、「次期につきましてもE コマース消費は堅調に推移すると思われますが、2021年3月期のような急激な伸びがあるとは考えにくい状況にあり〜中期的に進展す るDX化の波を捉えるべく、中期戦略の基礎固めに注力する考え」ということですね。

あとはもともと結構高ROEです。20%前後。結構優秀だけど成長性は微妙だったのが成長性を返上できるか?みたいなところでしょうか。

 

財務

2019年まで意外に資産が伸びない。2014、2016、2019は純資産減。

これは自社株買いが入ってます。中でも2014年は大きめ。

ここは売上で減収した期で、つまり成長を追ってたけど厳しくなったので還元に転換したということなんでしょうね。

それで2020、2021で資産増。ここでなかった借り入れをしてますね。

ここで成長から還元できてたけど、また成長に方針を戻して買収も絡めて動いてきたという印象は受けます。

自己資本比率は低いのですが目先負債は総資産86億に対し62億で主なものは預り金25億、借り入れ12億、買掛8.7億、新株予約権付き社債7.5億とかで意外に内容自体はわるくありません。預り金が悪くしてる部分があります。

ただ目先は借りてなかったものを借りてアクセル踏んできてますがこれをどうみるか。

 

CF

営業CFは基本安定。2019年は赤字だけど預り金の影響ですね。逆に2021年も大きく増えてますがこれも預り金。

それで2020年に借りて投資のムーブですね。買収ですね。

それで普段は基本投資は少なめで2021年は増えてますがこれでも余裕でFCF出る感じで基本、FCFは安定的に出そうです。

それで目先は借りたこともあり、現金増えてますが有利子負債分勘案しても事実上2018年から現金減ってないですね。つまり買収分のお金はもう回収しちゃってる。

増配傾向。これまでは還元重視で自社株買いもちょくちょくはいってましたが今後はどうでしょうね?

 

 

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげてあげ
週足でさげ
月足で急落してちょっとリバ。
確認。

評価・売買判断

アピリッツ

テクニカル的には、2021年上場して奈落感。上場1866から2559までつけるも以下ずっと下落で2021年末には496まで。以後は反転してますが、目先1115までで普通に上場初値以下で現状上場ゴール感あります。

496の反転が大底になるかですかね?もうすでに遠いですけど、496で下げ止まり反転をみるかどうかではないかと。よって底というか基準は496しかないかなとは。

より短期に710とかもなくはないけど。


ファンダ的には、ECサイト受託開発とゲームも受託開発。

最近上場でわりと長期に順調で伸びてます。も、収益性では抜けてる感じでもなくよくも悪くも順調なシステム開発会社。ただここ数年の勢いはなかなかで結構伸びてるのでこの辺をどうみるか。

あとはECサイト得意とか、以前より勢いは衰えてるけど知名度の高いけものフレンズのゲームをどうみるかですかね。

CFは順調でもあり財務も問題なくこのあたりは順調なソフト開発会社という印象。上場も必要性薄いくらいは良好です。M&Aを散発。お金も積んでるのでまた飛んでくるかもしれません。

・・総じて順調なジャスダックのソフト開発会社という感じ。ジャスダックですね。

評価。

PE15とか。状態としては悪くなく財務CFに問題なく業績も伸びてて、そして目先まで好調で、絶対的には高くも見えません。

ただ市場でも目立つ存在か?というと微妙かもで、順調な現状大きな問題はなさそうなソフト開発会社となりそうで、似たようなものもたくさんありそうで安く買ってすぐ見直されるぞなんてのはどうだろう・・?とは。

会社計画が順調にいくのなら業績向上分はでても不思議ではないですが、大きく見直されるはどうかなあとは。というかかなり市況次第なのではないか?とは思ったりはします。分散の一つくらいならわりとありなんじゃないかとは思いますが。

 

Aiming

ゲーム屋。イメージとしてのバイオとひとくくりにされるゲームそのものにはみえて、ヒット作がでると浮いてくるけど、ヒットがでないと赤字でお金を垂れ流すよう感じできています。わりとただしくギャンブラーみたいな業績推移。

2019年までにかなり追い詰められわりと倒産もちらついてたように思えるけどドラクエタクトに救われた感じで一気に状態が良くなっては居ます。

ドラクエタクトのヒットが続けばいいですねって、まあもう伸びる感じでもないんですが。

評価。

実績PERなら10とかPBR2とかですけど。・・・そもそもバリュエーションみてなんとかなるというたぐいじゃないようには。

ドラクエタクトをヒットをみて・・とかどうかな?ってみるとタクトリリース時が株価頂点みたいになってて、ヒットしそうなソフトを見たらリリースまでみたいな株価推移で難しいと言うか極めてゼロサム性が高い銘柄というかさすがバイオ・ゲームの文脈でのゲームって感じです。

ちなみにPBRで2くらいはAimingとしてはかなり底辺。タクトのヒットが続けばBPS増で株高しないならPBRは下を更新していくことにはなりそうですが。さてそれがどうした?となりかねない気はします。

と言った感じでいろいろ玄人向けというか他人をとって喰うぞって殺意が高い人むけの賭場って感じ。

 

Eストアー

ECサイト構築システムを提供。2019年までは成熟して稼ぎながら還元みたいな感じが、2020年から買収でグループ化してまた成長を追うような姿勢になってきてるところは。

それで巣ごもりなどの追い風もあろうけど目先大きく売上利益を伸ばしてきてる形。会計基準変更で減収にみえるけどそうでもなく。ただ前期は好調で反動で今期の伸びは地味め。

財務は自己資本比率低めも、これは預り金の影響が大きく見た目ほど悪くない。むしろ健全の部類ではないか。ただ方針変更もあり借りてきてはいるので目先は悪化です。いまのところ現金で積んでるといえます。

営業CFは安定。買収しても数年で回復くらい。

評価。

PER9.5のPBR2.8。ROE20%以上を安定的に叩いてきた企業としては低めな評価には見えます。2015年以降のEストアとしても低い方のPERとはなりそうです。これは巣ごもり反動とかで減収減益くらいは警戒されてそうには思えるとこですがどうですかね。あるいは中期計画はならず停滞みたいな業績になるとこんなもんという見方も。

いずれにせよ計画が順調に進めば結構面白い気はするところですがさて?

 

テレビ東京ホールディングス

テレ東だけど、基本的には安定的で赤字もないけど、成長性もかなり低く低ROEその中で地味にBPSは伸びているとう停滞蓄財感。

まあ売上のびてないわけでもないので衰退かというとそうでもないとは思いますが(ここ数年は減収傾向)、まあだから停滞蓄財ではないか。

多くはFCFでて現金は積む方向。

今期はわりと好調で3Qで増収増益だけど長期視点では過去の延長線上かなとは。

・・なとことですが、意外に好調というかなにげに今期最高益のペースですね。上方も入ってます。「『2021中期経営計画』では、「配信とアニメ」の粗利益を3年間で50%増やす目標を掲げていますが、初年度の2022年3月期は計画推移を上回る見通しで、中期経営計画の達成に向けて順調な滑り出し」と打ち出してる方向性がなにげにマッチしてる感はありで、意外にちょっと加速するかも感は。

ただ評価は放送各社がPBR0.4台以下ばかりの中一社でPBR0.6台と評価。これでも評価されてるのでそのへんも勘案してと言うか株価水準自体は2015年以降あまり変わってないですね。この方向性が順調なら意外に見せ場も来るかもとは。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

4月です。

みなさまがんばりましょう。

 

記事を気に入ってくださった方は↓をクリックしてくれると嬉しいです。
 にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ

記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表