大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(3955)イムラ封筒/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

イムラ封筒とその他

株価

841円(人々は、長く居た安寧の地をぬけて冒険に出始めている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 3955 6454 4987 7976
企業名 イムラ封筒 マックス 寺岡製作所 三菱鉛筆
市場 東証二部 東証一部 東証二部 東証一部
業種 パルプ・紙 機械 化学 その他製品
時価総額(億) 90.2 823.8 95.0 842.8
株価 841 1733 356 1311
決算期 2023/01予 2022/03予 2022/03予 2022/12予
予想売上(億) 220.0 726.0 230.0 640.0
予想営業利益(億) 14.5 76.0 4.7 83.2
営業利益率 6.59% 10.47% 2.04% 13.00%
予想純利益(億) 11.0 56.5 3.7 59.0
売上成長率(年複利/期間) -1.1%/15年 0.7%/15年 -0.2%/15年 0.8%/15年
EPS成長率(年複利/期間) 12.1%/15年 1.6%/15年 -7.8%/15年 3.1%/15年
BPS成長率(年複利/期間) 1.3%/14年 1.5%/14年 1.2%/14年 5.5%/14年
PER 7.66 14.56 24.37 12.42
PBR 0.57 1.02 0.31 0.76
ROE 7.4% 7.0% 1.3% 6.1%
ROA 5.7% 5.5% 1.0% 4.8%
配当利回り 3.57 2.89 2.81 2.52
配当性向 27.3% 42.0% 68.4% 31.3%
総資産(億) 193.5 1025.4 370.3 1237.9
自己資本(億) 147.5 786.0 290.5 958.8
自己資本比率(%) 76.2 76.7 78.4 77.5
一言感想 減収増益 びあげ 停滞 停滞蓄財

 今週は比較。2022/3/19,20,21で耳にした銘柄からなんとなくチョイスをして比較します。ちなみに前週が4営業日のところ5つチョイスしてしまったので、一日ずれて比較はずれて4日分。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2022年03月23日取得。イムラ封筒。封筒。比較に文房具っぽいホチキス(マックス)とテープ(寺岡)・・とゲストにこれも文房具で比較っぽい三菱じゃない三菱鉛筆

イムラ封筒

業績

パッケージソリューションとして各種封筒(オーダーメイド封筒、ビジネス封筒・DM封筒、長形・角形・洋形・窓付き封筒)の製造・販売とDM発送代行のメーリングサービスでだいたい。

封筒系の業界トップのようですが、いかにもな成熟産業で長期に停滞かあるいは減収で衰退っぽい推移できてたのですが。

ずっと薄利でもあったのですが、2021、2022は原価率が下がる形で利益率が上がってきてます。

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もっとも、2021、2022は減収でこの減収で増益のムーブをどう考えるか。

2021「損益面につきましては、前年度より進めてまいりました生産体制の合理化(人員配置の見直し、機械設備の最適配置等)による原価低減や不採算工場の閉鎖等による固定費の削減、コロナ禍への対応として変動労務費や販売管理費等の削減、並びに不採算案件の見直し等の収益を重視した各種販売施策の浸透により収益性が大きく改善」

と、不採算案件の見直しや生産合理化が入ってきてますね。小耳に挟んだところでは、収益性の悪いものからは撤退の動きがあるようです。

2022「売上高は、コロナ禍による日本経済の大幅な停滞に伴う需要後退の影響により、202億34百万円(前期比4.7%減)となりました。損益面につきましては、付加価値の高い商品・サービスの提案等収益性を重視した各種販売施策の実施や固定費の削減に努めた結果」

と、引き続き付加価値の高いつまりは儲かるとするものに力を入れる舵取りになってきてる形での減収増益ですね。

 

それで目先は通期が出たばかりですが、今期は計画で増収ですね。また引き続き増益の計画でなかなか強気ですね。

で、中期経営計画出てます。

【適時開示情報】長期ビジョン「IMURA VISION 2030」及び中期経営計画「IMURA VISION 2030 Stage 1」に関するお知らせ -株式会社 イムラ封筒|BtoBプラットフォーム 業界チャネル

前の計画では利益面はおおよそ目標達成ですが、売上がついてきてませんでした。

次の計画達成だとさすがに売上も取れるかが重要になってきそうですがさて?

ってところです。通期出たばっかなので1Qもまだです。

 

財務

財務はわりとよい。

2014〜2018くらいで総資産減の自己資本比率改善のムーブ。

負債が減ってますね。2018年くらいまでに負債の整理をしてきて2018年には有利子負債をほぼ完済。

財務整理をここまでして、財務が片付いたので次は収益性改善みたいなムーブを読み取れないことも。

これでそれまでの低ROEを返上できるか?みたいな局面にはなってきてるのかなあとは。

 

CF

営業CFはかなり安定的にでる感じではここはさすがに老舗という感じです。

それで投資もしてFCF自体は安定的ですね。その意味では停滞しながらも安泰だったのですが、財務整理を進めて業績改善に進んできてるとはなりそうです。現金は2013年くらいから減ってましたが(多くは財務に吸い取られてます)が目先財務整理が終わりFCFも伸びることで現金を積み出してますね。

も、あり増配に向かってきてますね。

 

マックス

業績

ホチキスのイメージがありましたが、文具より工具のほうが主力ですね。

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長期にじみーに成長という感じ。2000年売上459億が2020年前後で700億前後。

結構違いそうだけど年の複利にすると 0.7%/15年程度。

利益も微妙に増益ですが、基本的には停滞蓄財の部類と見ていれば。

ただ安定性は高そうで赤字もないです。

偶然とはなりそうですが目先のイムラ封筒ROEが近いですね。

今期は好調で3Qで増収増益。海外の伸びが著しいところは。

停滞蓄財だとはおもうけど順調となりそう。

あとは長期に原価率低下は認められますね。コストダウンが機能してそうなところは。

 

財務

財務良好。安定的で、借り入れあるけど付き合い感でこれも地味に資産増してます。

現金も積む方向ですが2018年からは減ってるのをどう見るか・・と投資有価証券はそれ以上増えてるからやはり蓄財順調となりそう。

ほかはあまり細々見る必要も感じない程度。

 

CF

長期に地味に増配。わりと配当性向高めであまり大きな、増配は期待できないかも。というか時折自社株買いが入ってるので、余裕を見たら自社株買いできそうな気は。まあ配当のほうが大きめですが。

営業CFとFCFは安定。

 

寺岡製作所

業績

テープいろいろ。

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業績は停滞という感じですね。売上は安定的だけど、利益が薄利で赤字もちらつく。

ROEは5%もマークできないという感じで長期にBPSも増やせてるか怪しいところ。

停滞も蓄財できないくらい。

今期3Qでも増益としてるけどこれまでの延長線を脱したとみるのは現状難しいかな?というところでしょうか。

ということで相変わらず停滞蓄財できないでいかにもな低ROEという感じ。

 

財務

財務健全。前期末で総資産370億は長期に増えてるか微妙なところ。うち流動202億でうち現金84億。現金はどちらかといえば増えてますねが全体からすると横ばいの範囲内かな?

負債まとめて79億。で現金以下で財務はだから健全。主な負債は手形類で37億とかですかね。

という感じで財務はいいですが、要するに溜め込んで現状維持してるということですね。それをどう見るか?というか、まあだいたいこういうのは低評価に置かれるわけですが。

 

CF

営業CFはさすがにだいたい出てる。投資もさほどしてないので長期にみてもFCFは出てますが、FCF自体は厚いわけでもないので、投資を強めるとお金どんどん無くなりそうだし2021年は設備投資をしてFCFマイナスですね。と、強気になればなったで資金繰りが悪くなりそうな程度のFCF。

それで地味に稼いだ一部を還元してる感じですね。配当性向高めでこれ以上あげるとお金減りそうなというか目先は減ってます。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげてもみあい
週足であげかなあ
月足であげ
確認。

評価・売買判断

イムラ封筒

テクニカル的には、長期にあげっぽいけど、2015〜2020はなんともヨコヨコ。

でコロナ以後はヨコヨコから上昇に転じた感じでそれまでの水準をつきぬけつきぬけ2021年に1205まで。以後は下落か調整かというところですが、だからこれを下落と見るか上昇の間の調整と見るか。

やはり調整安値の724あたりをみがらじゃないでしょうか。それくぐるとコロナ安値498とかが基準になりそうですのでだから724が基準に890とかをやぶって上昇をとっていくか?あたりを視点にして。


ファンダ的には、封筒屋。成熟と言うか停滞代表みたいな感じで長期にBPSもほとんど伸ばせてないといういかにも低ROEな会社でたまに材料でたまに株高するという枠だったような気がするところですが、財務整理をおえて業績にテコ入れも進んできてるようなところはあって、財務も改善し、業績も不採算なところを切る形で減収増益のムーブ。通期出て中期経営計画でもこれからは増収増益としてますが、まずはこの増収に転じられるか?を期待するかしないかで評価は分かれそう。

まあ状態は良くなってるはそうですが増収までとって成長まで行くか。とりあえず1Qもでてなく未知数です。

評価。

PER8のPBR0.6とか。目先くらいの利益はでてBPSが伸びるくらいならこんなもんというところはあります。というか結構配当利回りもたかくこのへんで株価形成してそうには。

このまま停滞蓄財などとなってくるとだからまあこんなもん感はありますが、こんなもんなのであまり下はみなくてもいいかなとは?また低ROEになり5%以下定着となるとPBR0.4以下というか過去のイムラ封筒がそれくらいが定位置。

なので、現状は計画は半信半疑だけど、ROEは今くらいを維持くらいを見込まれてる気は。

計画通りに増収そして増益までとってくるとさすがに上だとは思います。

そんな感じにみえますが、あとは考え方ですかね?

 

マックス

ホチキスその他というか工具のほうが主力でコンプレッサとかのほうが大きそう。

ですが、長期にはかなり安定的で赤字もなくBPSくらいなら右肩に近い。

地味に成長してますが、成長速度は遅いとはなりそうで停滞蓄財と見てるのが実態に近そうではあります。

財務は良好。還元も長期には増配傾向。蓄財しながら還元してるという感じでやっぱり停滞蓄財。安定性は相当高そうであまり大きな業績後退というか蓄財後退は考えにくいかな?という印象。

評価。

PBR1とかPER14とか。安定性は高いのでいろいろこんなもんかなとは感じるところでマックスとしてもよくある水準です。

妙味という意味では微妙ものんびり持ってればそれなりのリターンは考えられるけど、いうて若干高配当でもBPS成長率とかは高くもないのでもっといい選択もあるきはします。

 

寺岡製作所

テープ屋。売上の安定性はあるけどいかんせん薄利で低ROEで利益面で厳しく長期にBPSも増やせてるか怪しい。配当くらいは出せてるけど、つまり配当出すのでいっぱいいっぱいの停滞蓄財できない会社。

一方財務は過去の蓄積かで非常によく財務は健全。CFは出るけど大きくはでず勝負などにでると結構減りそうな。

それで溜め込んで現状維持をしているという印象。

評価。

PBR0.3とか。低ROEなのでPERで見ないほうがいいでしょう。

溜め込んで現状維持とかいうのは特に低評価になりがちな類に思えるところで低評価になりやすいものが低評価になってるという印象。

実際PBR0.4以下が定位置で0.2台もありいかにも定位置って感じです。まあ安定性はあるし現状BPSをふっとばすような赤字を出す雰囲気でもないので、地味にもって偶然吹くのをまつとかは出来なくもないとは思いすが・・まあそういう戦い方を好む人は。

そうでないならやっぱりよろしくもないものがそのような評価を受けているという案件には見えます。

 

三菱鉛筆

三菱じゃない三菱鉛筆。資本関係的にって財閥の三菱とは関係ないってことですね。

三菱鉛筆は三菱グループ企業ではありません(dragoner) - 個人 - Yahoo!ニュース

ただの文具ではあるけど、なかなか利益率とかが高くて優秀で文具という繰り返し使う消耗品って特質はあると思うけど、1998年からも赤字もなくBPSなら右肩上がり。

ただ利益や売上は伸びてる感じでもなく色んな意味で停滞蓄財ですね。

 5.5%/14年くらいのBPS成長率くらいなので配当もふまえそこそこ優秀な蓄財ぶりだとは思います。

財務もかなり健全で現金も積んできててだいたいFCFも毎年プラスでBSCFからみても優秀な蓄財ぶりですが、現金は2017年以降は増えてなさそうです。

ただ自社株会も入ってるので方針転換ですね。現金を一定に保ちつつあとは還元のスタイルかなとは。

株安も進んで、PBR0.7台までこのあたりなら蓄財でかつわりと優秀な停滞蓄財で手をだすのもいいのではないか?という水準になってきてるようには。2017年あたり吹いてましたがまあ本体化ける感じでもない類には見えるので、地味な投資にはなる気はしますが。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

本日で年度の終わり。

投資的には、権利落ちなども終わってて一足区切りがついてますが。

なんてところもありますが明日から新年度。

企業の皆様のご活躍と自らの健闘を安全をお祈りしましょう。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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