投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。
注目銘柄(市場/業種)
イハラサイエンス
(JQS/金属製品)
株価
1966円(人々は、比較的平穏な日々からいきなり大冒険に巻き込まれ以降波乱が続きながらも大きく進んできてる。)
業績財務と指標とそれに対する分析
今日は分析。四季報CDで実績平均3年間毎年7%以上のもの(対象240銘柄)で2020/3/11のKABU+データと突き合わせPERの方が低いもの(対象43銘柄)から気になったものをチョイスして分析します。・・のつもりが2022/3/11でやってたみたい。基本高収益だけど評価低めになっているものを拾う意図。四季報CDデータは若干古め。あと、該当週は営業日4日のところ5つチョイスしてしまったため。次週までひとつずらします。イハラサイエンス。配管ソリューションメーカー。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2022年03月15日に取得。
業績
配管ソリューションと言われても。というか旧社名井原高圧継手工業で要するに継ぎ手メーカー。
継ぎ手。CPは高純度ガス、高純度液、医薬品、食品、純水等で油、Air、水、スチーム、高粘度流体、ガス等でCPのほうがより厳密なものを通す印象でCPのほうがより高度な技術を要するのでしょう。実際CPのほうが利益率高めでつまり高付加価値商品と読み取れます。
業績推移をみると2010年あたりに大きく減収とかで環境には左右されそうですが、長期に伸びる傾向。で部品メーカーとしては極めて高い利益水準でROE水準も比較的高めといかにも技術力でニッチなところで技術力を武器にしてる会社という印象。
利益率は高いですが、低原価率ではないのは留意。販管費を減らしてますね。減収の2021なども販管費率を減らしてますが、2012、2013などは減収なので基本売上に正直にでそうです。実際売上高いところが利益が出がちです。
そういう感じで、特に売上など環境には左右されるところも大きめですが、左右される中で高利益率だしめっぽう優秀な企業というのはそうだろうという感じですね。
減収の2020はCPで「半導体市場における設備投資の抑制に伴う需要低迷」GPで「建設機械市場、工作機械市場における需要減少」
2021はCP「半導体市場における設備投資の回復に伴う需要増加により、売上高は82億72百万円(前年同期比9.2増%)となり」でGPで「、建設機械市場、工作機械市場における需要減少により、売上高は63億42百万円(前年同期比16.4%減)」とかで外部環境といか需要に左右されるという印象。まあすごく減収した2010年辺りも黒字通過とかで左右されても強さは見せるというのはだからそうですね。
それで今期は一転大幅増収で過去最高値をマークするペースで来てます。利益も同様ですね。
CP「半導体業界における設備投資の拡大により、売上高は92億12百万円(前年同期比53.3%増)」GP「建設機械市場、工作機械市場における需要回復により、売上高は55億94百万円(前年同期比25.1%増)」
で、半導体の勢いと機械の回復の影響という感じですね。上方増配をこなして絶好調とはなりそうです。
という感じで強さはあるんだけど、環境に良くも悪くも左右されとはなりそうです
のでここは注意点かと。
財務
資産増。目先3Qで総資産263億で流動175億の有形固定65億で流動より。
有形固定は2017近年は増えがちですがある時期投資したらしばらく低調で有形固定が減る感じです。目先は減ってきてますね。・・減価償却すると有形が減る程度しか投資してないってことです。
流動は現金が66億で増える傾向。あとは手形類50億とかとあとは商品類で流動は伸びる傾向。
負債は全部で50億で現金以下ですね。めぼしいのは退職金12億買掛11億とかでいかにも問題のない負債という感じ。借り入れあるけどわずかですね。
総じて順調で財務は健全というほか。
CF
営業CFは黒字安定。2014年とか少なめなときはあり乱高下感はあります。2014は売上債権の影響が大きいですね。
投資はたまに大きいのが入ります。大きいとFCF赤字にもなりますが、おおよそFCFプラスですね。そして2017-2020はわりと設備投資が盛んだったのですが2021は低調で必要な投資を終わらせた感はあります。今期2Qでも有形固定を増やしてなく有価証券買ってたりします。そうなるとしばらくお金には余裕がでそうな?
まあ投資をまた始めるかもしれませんが。
で、現金積みながら増配。配当性向はそれほど高くないですね。それで時折自社株買いしてますね。ただ2008年、2016年で実施で以降はないのでときどきであまりアテにするのも。
とはいえ現配当水準はCFからも溜め込み具合からもそして投資も終わったと見ると余裕そうなのでなんらかの還元強化はあっても不思議でもないかなとは。
日足週足月足の値動き判断
日足でさげ
週足であげて崩れ?
月足であげっぽい。
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、一応長期で上げ。2017年から2018年の躍進が目覚ましく800台から2980。そこからコロナまでで1007でまたコロナ後に伸びてるけど、目先崩れてる感じですね。2021の高値は2018の高値を破れてません。その意味で2018年以後は大きくは調整とみることができます。ただ下は1007、上は2667と範囲が広いので1007までみるのも。となると2020年の1595あたりを基準に以降の上昇を継続するかに視点をもつのがいいんですかね?日足レベルでは絶賛下落なので注意ですが。
ファンダ的には、シクリカルなところはあり環境というか需要に左右されるところはありますが、赤字もなく高利益率でROEもわりと高く。一般的な部品メーカー同様減収はより減益増収はより増益みたいな傾向はありそうでROE水準あたりも踏まえ傑出というほどにはほめられないけどニッチなところで技術力をもって稼いでいるという優秀な企業にはみえるところです。環境に左右はされそうなので特需感もある半導体などをどう考えるかみたいなところはありますね。
CFは余裕。投資一段落感もあり、しばらくCFにはさらに余裕がでそうな?財務も普通に問題もなくお金余りそうな気配はありそうにも。
評価。
PER7のPBR1とか。率直な印象としては低評価にはみえます。まあシクリカルなところは否めず、減益は常に警戒はいってそうなところはありますね。イハラとしてもわりと常に低PERです。PER7程度はどちらかといえば低い程度ですね。とはいえ下はコロナでPER5程度ですので3割くらいとなりこれをどうみるか、コロナあたりより下を見るか?みたいな視点でしょうか。PBRでも0.7以下とかもあるので、わりと上も下もですね。会社は間違いなく絶好調ですが、その中で警戒も入ってわりとよくあるニュートラルな評価をされてるくらいと見るのが正しい気はします。
あとはどう考えるかですかね。
リンク
ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=5999
株探:http://kabutan.jp/stock/?code=5999
IRBANK:https://irbank.net/5999
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
特にないぞ。
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記事補足してます。