大河の一滴

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(8117)中央自動車工業 日記(分)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。

注目銘柄(市場/業種)

中央自動車工業

(東証二部/卸売)

株価

2513円(人々は、より高い山に繰り返し挑み続けている。)

業績財務と指標とそれに対する分析

f:id:kamomenotoushi:20220314183935p:plain今日は分析。四季報CDで実績平均3年間毎年7%以上のもの(対象240銘柄)で2020/3/11のKABU+データと突き合わせPERの方が低いもの(対象43銘柄)から気になったものをチョイスして分析します。・・のつもりが2022/3/11でやってたみたい。基本高収益だけど評価低めになっているものを拾う意図。四季報CDデータは若干古め。中央自動車工業。カーケア用品。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2022年03月14日に取得。

業績

海外向け商社と国内向け商品メーカー。

f:id:kamomenotoushi:20220315095105p:plain

数字的には、利益率20%近くでこれはまず商社でとても出せない水準なので国内メーカー向けが稼いでいると見て間違いなさそうな。
売上で2013年位までは足踏み感あったけど以後はだいたい右肩で成長感。利益は2006年くらいからおおよそ右肩で成長感。

2010年からみてずっと原価率をさげてそして地味に販管費もさげる形で利益率を倍程度にまで。

f:id:kamomenotoushi:20220315095551p:plain

ROEは10%超える程度で傑出した高収益という感じでもないですがともかく安定して稼ぐし伸びてるという感じです。

正直増収をみるならずっとついていくくらいでいいのではないかと。

今期3Qで普通に増収増益、計画も増収増益で順調としか。

「(自動車部品・用品等販売事業)当セグメントにおきましては、国内部門では、新車販売の減少による影響を最小限に食い止めるため、地域密着型営業による新商品を含めた高付加価値商材の提案強化と新規開拓に注力するとともに、新たな法改正を見据えたアルコール検知器のブランド構築に努め」と、新車販売減の逆風でも施策を売って増収増益に持ってきてるところはあるので、環境もありそうですがそもそもみずから数字を作る力もあるのでは?という印象です。

と、総合して強いという印象を受ける会社。

あと2020年度に買収してます。

以下のABTですね。

中央自動車工業<8117>、三菱商事傘下で全損認定車両処分業務を手がけるABTを子会社 - M&A Online - M&Aをもっと身近に。

これが自動車処分セグメントになってますが、現状赤字ですね。

「ABTのネットワークを生かした新しい商品・サービスの開発を通じて、メーカー機能を持つ「商社」としての強みを発揮し、新規顧客の獲得や既存顧客との取引深耕などの相乗効果が期待できる」とは言ってますがこれをどうみるか。

 

財務

前期末で自己資本比率85%で今期3Q87%。

借り入れもないですね。

前期末で総資産393億。で流動160億で現金112億の手形33億で各増加傾向。

有形固定は38億でこれもじわっと伸びてますね。

2020年にのれん計上してますね。前期で44億。上のABTですね。

あとは投資有価証券も多くて129億。固定資産自体は大きめですが、有形固定自体は総資産の十分の一かつ、有価証券+現金で140億ほどもあり財務は相当余裕です。

 

CF

営業CFG安定感。かつ増加傾向ですね。

2020は買収もありFCFマイナスですがそれ以外は設備投資しても普通にFCFプラスですね。現金も積んでますし別に有価証券も積んでいます。

溜め込み過ぎな疑いはありますね・・といいつつROEは落ちてないので駄目とも言い難いですが。

当然のように増配傾向。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足であげてさげ
月足であげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、長期には山もつくりながら上げとしか。

2008年くらいからずっと上昇はそうですね。そのなかで2021年の高値3650からの下げがどこかで山をつくり反転し上昇を続けていくものか?長い下落へと転換するものか?みたいな視点で。基準になりそうなのは目先安値2399とかそれを割ると2020年後半の1962とかコロナ安値1459が基準にはなりますね。これらをみながら反転を測る的な。


ファンダ的には、商社もやるけどメーカーみたいな。長期に安定成長感。2013年以前は減収もあり根本的にはシクリカルというか環境にも影響を受けそうですが、減収しながら増益してたり、ずっとコスト下げて利益率を上げてきてたり、同時に根本的に強い体質を持つようには見えます。2013年以降は増収傾向もあり増収もあるのならついていけばいいのでは?ってところは。あります。

あと2020年に自動車処分関連のABTを傘下に前期までは赤字ですがこれをどうみるか。今期3Qでは黒字化してますが。

CFは極めて安定的だし強い部類。だいたい常にFCF出てる類。それで増配もしながら現金と有価証券積んでるような感じ。よって財務もまるでスキがないというか、溜め込みすぎでもっとROEを高くもできるかもしれないとかはあるかも。

まあでも高成長とか傑出した高収益性とかはないというか安定成長寄りには見えます。

評価。

PER10とかPBR1.3とか。絶対的にはもっと上でもいいのでは?とは思える評価水準。やはりシクリカルな嫌疑があるのでしょうとは。実際問題2013年以降でよくあるPER水準に準じます。下もPER7台くらいはあります。上も15もないかな?くらいです。よってこれでも定位置で上も下もって感じ。あとは気分というかこの中央自動工業をどれだけ評価するか?の部分かなあとは思います。

 

リンク

ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=8117

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=8117

IRBANK:https://irbank.net/8117

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

通常運転です。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記分析四季報CD導入後)