大河の一滴

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(1716)第一カッター興業/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

第一カッター興業とその他

株価

1305円(人々は、訓練してランクアップを繰り返している。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 1716 6140 1926 2215
企業名 第一カッター興業 旭ダイヤモンド工業 ライト工業 第一屋製パン
市場 東証一部 東証一部 東証一部 東証一部
業種 建設 機械 建設 食料品
時価総額(億) 156.6 309.1 1044.6 36.5
株価 1305 555 1882 526
決算期 2022/06予 2022/03予 2022/03予 2022/12予
予想売上(億) 200.0 373.0 1,100.0 238.0
予想営業利益(億) 27.5 25.4 126.0 (5.0)
営業利益率 13.73% 6.81% 11.45% -2.10%
予想純利益(億) 15.6 26.1 86.5 (4.5)
売上成長率(年複利/期間) 7.8%/15年 0%/15年 3.4%/15年 -4.5%/15年
EPS成長率(年複利/期間) 9.3%/15年 -0.4%/15年 14.2%/15年 -7.3%/15年
BPS成長率(年複利/期間) 10.4%/14年 1.2%/14年 5.6%/14年 -1.3%/14年
PER 9.50 11.81 11.18 -8.10
PBR 1.03 0.53 1.23 0.49
ROE 10.8% 4.5% 11.0% -6.0%
ROA 8.7% 3.8% 7.7% -2.5%
配当利回り 2.07 3.42 2.71 0
配当性向 19.7% 40.4% 30.3% 0.0%
総資産(億) 179.9 681.4 1126.1 180.1
自己資本(億) 136.3 559.7 758.2 74.9
自己資本比率(%) 75.8 82.1 67.3 41.6
一言感想 あげ 停滞から低迷? あげ 安定赤字

 今週は比較。2022/3/4に銘柄スカウター10年スクリーニングで10年売上利益成長率10%以上のもの(対象152)でKABU+データをみて低PBRっぽいものをチョイスして比較します。10年成長してるけど低評価なのを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2022年03月07日取得。第一カッター興業。切断系工事屋。比較に切る系工具の旭ダイヤモンド工業にカッターと同じ工事代表ライト工業。ゲストに第一仲間のパン。

 

第一カッター興業

業績

切ることに自信があるようです。

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工事系ということで例によって2012年位から業績が上向いて来てますね。毎年伸びるほどではないけどおおよそ成長と言える推移。

加えて2011年以前もほぼ赤字もなく早くはないけど成長してきてたという点と建設としは高めの利益率10%超でてるとかなかなか優秀って話になりそうです。

規模もありそうですが地道に原価率販管費を落としてきてもいて、もちろん環境に左右されるシクリカルではありそうですが、一定以上の優秀さもあって建設関連では目を引くところはありますね。もちろん技術力もあるのでしょう。

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いちおうめぼしいところを見ると

減収減益の2019「公共工事及びプラント工事の受注量が減少した」と決算短信ではあまり説明してないですが会社IRページだと決算説明資料がありますね。

そこからみると「一過性の売上が消滅〜・前期の特殊要因が剥がれる中、堅調な推移も減収」って感じですね。

それで今期は上方もこなして2Qで好調ですね。ただ通期は減益の計画です。計画自体は保守傾向は見られます。

総合してなかなか以上に優秀な工事会社ですね。

 

財務

財務健全。自己資本比率で70台以上。建設にしては珍しいくらいで借り入れもあるけど、現金のほうが全然多いくらい。

資産も右肩で前期末で総資産179億で游蕙禎52億ほどで、意外に投資してますね。土地とか伸ばしてます。リースリサイクルもしてますのでこれ関連もあるのかも。ちょっと何関連かは不明。

流動も伸びてます。109億で売掛35億現金66億でそれぞれ伸びている感じ。あとは有価投資証券とか9億ほど。

負債はまとめて36億で現金以下だし目立つ負債もない感じでいかにもきれいな財務。

財務が悪くなりがちな建設業であることをふまえるとここまでいいのはなかなかみないかも。

 

CF

見れる限り営業CFプラス。かなり安定性高そうですね。

FCFもだいたいプラスで増配しながら現金積んでる感じですね。配当性向自体は低めで還元熱心な方ではなさそうです。ROE落ちてる感じでもないので許容範囲だとは思いますが。

 

旭ダイヤモンド工業

業績

ダイヤモンド工具。いろいろ。

2011年あたりはよく売れて利益も出てましたが以降は減収が続いて2020年とかからは薄利で2021は赤字までと斜陽を感じる業績推移。

2009-2010も低調だったのでわりとシクリカルになりそう。

2011「太陽電池やLEDの基板となるシリコン、サファイア等の加工用工具である電着ダイヤモンドワイヤ や薄型テレビのガラス加工用工具、半導体の極細線加工用ダイスなど大幅な伸びを示しました。また、低 迷が続いていた輸送機器業界や輸送機器業界に大きく依存する機械業界で使用される各種関連工具の需 要も堅調に回復」

大きく減収2021「売上構成比の高い電子・半導体業界における売上高は前期から減少いたしました。また、輸送機器業界、機械業界向けの関連工具は、第2四半期まで続いた自動車等の生産減により、関連工具の販売は両業界ともに前期を大きく下回る結果」

これらから読み取れるのは環境に大いに影響をうけるシクリカルだってことですね。

あとは過去見るに売上400億くらいでないとまともに利益でなさそうで、この水準にいくか?がポイントでしょうか。

まあでも利益率などみるに増収しても原価率販管費率あがってる感じなのであまりコストダウンとかうまくないのかな?という印象は。

そんな感じですが今期は業績回復傾向で上方を伴い売上は400億でなさそうですが、利益はちゃんと出てるのであるいは上向きというか半導体関連が好調のようです。

その意味で半導体関連ちゃあそうですね。

 

財務

財務横ばいという感じ。

薄利でもこらえてるとも言える。財務はよく自己資本比率は80%前後。借り入れも少なく余裕で現金が上回り。

総資産が減ってますが手形類を減らしてるようでうすね。負債もへってます。

ということで財務はきれいで業績は後退も財務にダメージはいってなく余力もあり環境が良くなれば戦えるはそうですね。

 

CF

営業CFはずっと黒字。低迷の2009-2010あたりもそうですね。

でも2021は赤字。ここはかなり厳しかったとなりそうです。FCFは2018年まで黒字。2019年以降は赤字で来てます。

総じてかなりPLの結果がCFに素直に出てるという印象。

その中で近年は業績不調の中投資強めて現金減らしてますが、これをどうみるか。

おそらく半導体関連を強めてるのかな?とおもうところですが、復調につながるならなかなか面白いかもとは。

旭ダイヤモンド工業、100億円を投じた千葉工場が竣工 | 設備投資ジャーナル

ライト工業

業績

のり面工事に強めの土木屋さん。

 

2012年前後に覚醒のよくある建設工事系。シクリカルです。2000年ぐらいから減収傾向でリーマン〜震災くらいで底をつけて赤字もちょっとだして震災以降はずっと堅調。大きくは増収増益が続きROEも安定的でBPSなら右肩という感じ。

増収だと思うけど原価率、販管費率を下げる傾向。ということでやはり売上を後退させずにいけるか?がポイントになりそう。

大きくはシクリカルと注意して売上に注視しながら付き合う感じですかね?あとは受注残高。

3Qで普通に増収増益。計画も過去最高に準じる水準。順調としか。計画も保守傾向となりそう。順調なんじゃないですかね。

受注はへってますね。「当社グループの当第3四半期連結累計期間における受注高は、前第2四半期連結会計期間に受注した大型の橋梁補修工事の反動減があった」ですし「は防災・減災、国土強靭化及び将来を見据えたインフラ老朽化対策を中心として引き続き高水準で推移する等、良好な受注環境が続き」といってるし順調の範囲内ではないでしょうか。

と、順調ですが売上で5%増はマークする感じではなく高成長ではありません。停滞よりと見てたほうが近いかもしれません。

総じて環境の良さに普通に対応できてるニッチ土木屋。

 

財務

資産増。前期末で総資産1126億で有形固定219億の流動737億現金手形増えてて普通に順調って感じ。

2016年位から有形固定増やしてますね。建物機械土地など。営業所とか増やしてそうです。

現金も十分積んでいて財務はいいです。建設にしてはすごくいいになるかも。

 

CF

営業CFでてFCFがずっと出てる。投資してもずっと出てる。

増配しながら現金積んでますね。

順調とか。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でもみあい
週足であげてもみあい
月足であげ
確認。

評価・売買判断

第一カッター興業

テクニカル的には、長期あげであげて調整の繰り返し感。

あがると調整っぽいヨコヨコを繰り返していて現状はコロナから2021年4月までの情緒語のヨコヨコ感。

このヨコヨコ安値の1207とかその前の安値1048あたりを基準にみてればいいのではないかと。それで1465とか1600超えを狙う感じですね。ヨコヨコ期間はわりとながいので結構我慢はいりそうです。

 

ファンダ的には、普通に優秀な切る系工事屋。なにげにリユース業もそこそことおまけのビルメンテナンス業も。

建設業とみるとなかなかみないくらいの利益率でまた安定性を持ってるようにはスケールメリットもあろうけど、地味にコストも削ってて経営の質も高そうな印象を受けます。

財務がかなりきれい。建設っぽくない。まあ最近は財務良くなってる建設多いですけどそれにしても。またそうできるだけのCFの強さも。シクリカルとなると思うけどやはり強さを感じるところはあります。

評価。

PER10のPBR1。絶対の状態だと評価低めという印象は持ちます。ですが建設自体がシクリカルであまり長期成長も見込みにくく評価されないところとなりそうでPER10ほどは第一カッターとしてもよくある評価水準。PER6程度もあるようでこれでも上も下もって感じ。まあでも普通に選択肢になりえるきはしますね。考え方次第だとはおもいますが。

 

旭ダイヤモンド工業

ダイヤモンド工具だけど、シクリカルなところはありそうで業績はかなり環境に影響をうけそう。も、赤字まではあまりなく財務は状態良さ目。

その中で2011年から大きくは後退傾向で2020年以降崩れた感もあり印象が悪いのですが、2021年をついて目先回復傾向。そしてうらで投資を強めているところはあり、環境良化と投資で生産力あがるのがうまく噛み合えばあるいはおもしろい展開にもなるかもとは。財務はまだ全然健全で余力もあります。ただ目先は回復とはいえまだ芳しくない方にはなりそう。

評価。

PER11のPBR0.5とか。普通に低評価な機械メーカーという印象。

まあ赤字ついて、回復しきれてないかんじで低評価になる理由もありますね。ということは業績加速するのは織り込んでないとは見れたりしますね。

あとは考え方ですね。

 

ライト工業

順調なニッチ系土木屋さん。

2012年位からずっと順調で、CFも安定的で財務も問題なし、現金積みながら近年は投資も増配も進められるほど余裕なところは。

ROEも水準高めで安定的。過去には赤字もありシクリカルなところはありますが悪くもない環境なら順当に結果を出せるくらいは強くそしてずっと悪くもない環境が続いてるようには。売上に注意して付き合うのはありではないかとは。

評価。

PER11のPBR1.2とか。絶対状況だとこんなもんもしくはもうちょっと上でもいいかなあとは思うけど、シクリカルな建設だしこんなもんというかライト工業としては平均的なPERが12前後でいかにもこんなもん。ライト工業が建設としてはかなり評価されてるとはみなしてたほうがいいかも。

実際かなり優秀ですので平均的な評価で掴んでもそれなりの成果も出る気は。もちろん環境悪化の局面が来ないことが前提ですが。

 

第一屋製パン

パンメーカー。

ポケモンとか菓子パンが強め。

と、強いと言ったがずっと減収傾向で2018年以降は赤字続き。2021年とかコロナでスーパー繁盛したし良くなってそうだけど減収赤字ででいいところが。

2017年くらいまではBPSも増えてたけどさすが赤字が続く中BPSも減ってきて資産減も進みなかなかしんどそうです。

ですが営業CFでてましたが投資するとマイナスで、そして2021年は営業CFマイナスにつ込みお金が目先どんどん減ってきてますね。

衰退が危機局面に入ってきそうな・・?

と、現状は普通にかんがえて手を出す局面ではなさそうな。通期せめて四半期黒字くらいないと。ちなみに四半期黒字は2017年まで遡る必要がありそうです。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

いつもどおりですって。

 

 

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用語解説(日記比較編)

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