大河の一滴

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(9639)三協フロンテア/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

三協フロンテアとその他

株価

4615円(人々は、丘を階段を登り続けている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 9639 9678 9663 2321
企業名 三協フロンテア カナモト ナガワ ソフトフロントホールディングス
市場 JQS 東証一部 東証一部 JQG
業種 サービス サービス サービス 情報通信
時価総額(億) 539.0 857.8 1580.1 26.1
株価 4615 2214 9660 85
決算期 2022/03予 2022/10予 2022/03予 2022/03予
予想売上(億) 523.0 1,911.0 310.0 3.6
予想営業利益(億) 94.0 156.0 46.0 0.1
営業利益率 17.97% 8.16% 14.84% 2.78%
予想純利益(億) 61.0 97.0 33.0  
売上成長率(年複利/期間) 7.6%/15年 7.1%/15年 1.6%/15年 -6.3%/15年
EPS成長率(年複利/期間) 15.9%/15年 8.1%/15年 4.2%/15年 #VALUE!
BPS成長率(年複利/期間) 6.7%/14年 8.6%/14年 4.2%/14年 -13%/14年
PER 8.41 8.63 45.84 #VALUE!
PBR 1.21 0.66 3.02 5.14
ROE 14.4% 7.6% 6.6% #VALUE!
ROA 9.5% 3.2% 6.2% #VALUE!
配当利回り 3.47 3.39 0.67 0
配当性向 29.1% 29.2% 30.8% #VALUE!
総資産(億) 643.3 3037.5 534.1 4.2
自己資本(億) 395.8 1269.6 480.7 2.0
自己資本比率(%) 61.5 41.8 90 48.8
一言感想 あげ あげも鈍化? びあげ きわめてきびしいも復活?

 今週は比較。2022/3/4に銘柄スカウター10年スクリーニングで10年売上利益成長率10%以上のもの(対象152)でKABU+データをみて低PBRっぽいものをチョイスして比較します。10年成長してるけど低評価なのを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2022年03月04日取得。三協フロンテア。ユニットハウスメーカー。比較に銘柄スカウターで同業になってたカナモトとナガワ。ゲストに”フロン”エア仲間のソフト”フロン”ト。ってフロン”ティア”じゃないのかい。

 

三協フロンテア

業績

プレハブメーカーですね。

こういうの。いかにも工事現場でつかうプレハブってかんじのものからわりとおしゃれな店舗や事務所タイプとか個人も使えるようなものまで。

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2012年に規模拡大。買収とか統合かと思いましたがそうでもなくて震災関連で仮設住宅や関連工事で大いに売れたかんじでしょうか。

それで以後は2013は震災反動で前年割れとかあるも以降はずっと増収が続き利益もついてきてる感じで普通に順調ですね。ROEも10%越え定着で非常に安定成長来てきてる印象です。

今期もこまめにも3回上方をこなし順調って感じです。計画も保守傾向ですかね?

あとは2011年以前は伸びている感じでもなく薄利低ROEでしたのでどんな環境でも高収益か?というと疑問です。ただリーマンあたりも赤字もなく色んな意味で安定堅実ですね。その中で環境がよくここのところずっと伸びてるという感じですね。

あとは決算説明などはだしてないし、短信などの説明も最低限って感じであまり説明熱心な会社ではなさそうです。

総じて色んな意味で好調なジャスダックらしい会社という印象。

 

財務

資産増。BPSなら右肩。

自己資本比率は2011-2015年までは下げて借り入れなども増やしていたが以降は返済側にまわり自己資本比率も向上傾向。

前期末で総資産643億で有形固定は431億で大きめ。2015年まで急激に増やしたけど以降は緩やかな上昇。半分はレンタル資産で242億ほどです。土地とか貯めものはそう増やしてないので投資はレンタル資産を揃える形になりそうですね。

流動は170億ほど。特にきになるような部分もなく。

負債は247億で2015年からは微減くらい。負債を増えないようにしながら総資産がふえるので純資産増と。有利子負債は2015から返す方向。

まあ問題ないのではないか。

 

CF

2013−2015年営業CF赤字。棚卸資産と売上債権の影響ですが2016年以降は純利益増と減価償却費増でペイした感じですね。財務もここで借りてて、FCFもここがマイナス。

であとはお金返しててFCFプラスでいかにも堅実。普段は設備投資してFCFもでる感じです。

ゆるやかに増配。配当性向は30%くらいでいかにもな水準。

 

カナモト

業績

北海道が地盤の大手建機レンタル会社。

これも2012年位から停滞から増収に変わった感じで。ただこちらは利益は足踏みしてて伸びる感じではないと。

2014年利益率13%が2021年7.7%をどうみるかですね。ROEあたりも比較的高めが落ちてきてます。とはいえ7%程度はあります。なのでBPSくらいは右肩。過去からほとんど赤字はありません。

そうじて停滞蓄財って感じですね。利益は伸びないけど蓄財は順調。

今期1Qでもあまり傾向が変わった感じでもなく。

 

財務

資産増。BPSは右肩。

前期末で総資産3037億で有形固定1561億。980億ほどがレンタル資産。レンタル資産を蓄積するタイプですね。

流動1267億現金わりと多めで560億。増えても居ます。あとは手形393億など。

負債はまとめて816億。借り入れが454億。これは<現金だし。現金も増えてるので自己資本比率とか低めでもそんなに心配ないやつではないか。

 

CF

営業CFが安定。投資もして常にFCF出てるような感じ。

配当も増配傾向ですね。ただ配当性向があがってるのでどう考えるか。まあ現金も増えてるので目先は堅調という感じですけど。

 

ナガワ

業績

主にユニットハウス。モジュール建築とか建機レンタルも。

ここも2012年くらいから増収という感じ。利益率は高いけど利益は足踏み感もある推移。BPくらいは右肩です。

ROEは10%に届かない感じですね。ROAも近い水準なので自己資本比率が高そうです。

総じて蓄財色が近い推移には。

3Qで横ばい感のある通過。通期では伸びるとしてますね。ただ計画は強気感ある感じです。

 

財務

非常に自己資本比率高め。90%前後。

前期末で総資産534億で247億流動で現金142億。現金は増える方向。有形固定は167億ほどで貸与資産84億が中心だけど増えてないですね。2015年あたりで増やすのはやめたっぽいです。負債まとめて53億。現金>>くらいですね。

という感じでに蓄財が進んでほかはあまり動きのないバランスシートという印象。

 

CF

2016年以降は営業CF安定。2018年以降は投資計上してFCFマイナスもありますが有価証券買ってますって感じで事実上のFCFプラス安定ですね。

増配傾向で自社株買いも散発。悪くないですがここ数年はそれで現金減ってるのをどうみるかってまだまだ溜め込みがすぎる印象なので歓迎すべきでしょうか。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ。
週足でまだあげっぽい
月足であげ
確認。

評価・売買判断

三協フロンテア

テクニカル的には、長期に上げてきている。2011年くらいからはわりと順調な右肩感。年足で陰線は2015、2020年、(2022年)とか。コロナで落ちたのを2021年7月に2020年高値4635を破ってきたけど目先はそれがたれてきてるという感じで、長期上昇継続を見込むならどこかで反転となるということには。2021年7月以降の安値4455が迫ってきてるのでkじょれとか。さもなくばそれ以前の安値3675とかコロナ安値2731あたりが基準にできそうですが。これらをみながら5790を越えていくかを測るかんじでしょうか。といいつつ2731はさすがに遠いと思うけど。


ファンダ的には、2012年以後順調でずっと安定成長感。業績加速時にCFマイナス財務悪化となったが以降はFCFでて財務も改善が進む。

悪環境をひっくり返すほどの力はなさそうだけど、リーマンなどにも赤字もなく基本堅実で安定的。それが悪くもない環境でずっと順調に来ているという印象で、目先も順調が続いている感じ。あとは会社はあまり説明しないタイプですね。

総じていかにも順調なジャスダックの企業って印象。

評価。

PER8.5のPBR1.2ほど。いかにも低評価の印象だし実際に状態からすると低評価にみえるが三協フロンテアとしては2014年以降くらいでいかにもよくある水準です。2014年以降のニュートラルくらいとみてそう外さないのでは?というわけでやすいからPERががんがんあがるなどは期待しづらいと思うけど、順調さのっていくという視点でいいのなら普通にありなのではないか?とは思います。

 

カナモト

建機レンタル。ここも2012年以降増収という感じ。ただ利益は伸ばせてなくいかにも停滞蓄財という感じ。蓄財なので蓄財は出来てます。元来安定性も高く過去に赤字もほとんどない。

そんなところですが目先も減益でやはり停滞の文脈で見てたほうがという印象。

評価。

PER8のPBR0.6。低PBRで低評価ですね。2012年以降でも割と低評価です。蓄財と見るとこんなもん感もあり、配当とBPS増狙いで持つのもそんなに悪くない選択な気は。

たださらに低ROE化がすすむともっと下もありうでこのあたりどう考えるかですかね。とりあえず減益で低ROE化には向かってますし。

 

ナガワ

これも2012年以降堅調で、利益率高めな一方低ROEなところがあります。財務はすこぶる健全で溜め込み過ぎの疑いはあります。財務は蓄積方面で投資も低調で資産にあまり動きはない印象。

反省したのか他の理由かで還元は強化で一応現金がここ数年減ってきてますがまだ蓄積自体は大きいとなりそう。

評価。

PER45のPBR3。非常に高評価。もともと2019年位までPER15-25くらいでわりと高めでしたが、株価が長期に順調もありわりと解せないバリュエーションまで来てるという印象は持ちます。

2016年位ならPBR1とかもあったのでそれくらいなら安定性と利益率を評価してとかでわかるのですがさすがにこの評価帯は。グロースという感じでもないですし。なので弾けた業績加速をエスパーとかじゃないと正攻法ではあまり触りたくない種のものかなあとは感じます。

 

ソフトフロントホールディングス

コールセンター向け会話AIロボットシステムとか言われてニッチ向けのすごそうなもんでなんかいいやん?って業績見ると赤字だらけで大変苦しそうですねって感じ。

2017年に大幅増収ですがこれは「M&A等を活用した事業展開を積極的に推進」とかいって「これは1年間で3社(株式会社筆まめ、株式会社AWESOME  JAPAN及び株式会社グッドスタイルカンパニー)というハイスピードでM&Aを手掛けたこと」というかんじですが赤字で2018年で筆まめは手放し、2019年もいろいろ手放して結局何がしたかったのでした?状態。

も。2021年は久しぶりに黒字ですね。今期は3Qで赤字。まあ微赤なので状態はよくはなってますね。ただ以前からすると吹けば飛ぶような規模までおち黒字もでるようになっても安定してるとも言えず絶対的状態はやっぱり良くないです。

財務は借り入れもなく案外自己資本比率も高め。でもこれはマイナスかもね。財務レバレッジがかかってればROEが跳ねますので。悪い分はのびしろにもなるけどここはそれがさほどないって話。

営業CFも安定してるともいえずいろいろ厳しめ。ボロ株ってやつだと思います。

PBR5ほど。普通の視点では手が出せないですね。なにかの根拠でソフトが大ヒットするとか、目先崩れてる株価の反転をエスパーするとかで触れる人はいるかもしれないけど普通のケースではあまり近づかないのが身のためではないかと。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

通常だよ。

 

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用語解説(日記比較編)

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