大河の一滴

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知ってる会社に投資しましょう。そして投資する会社のことを知りましょう。

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投資するなら知ってる会社を買いましょう

とか特に初心者むけの投資アドバイスでは聞く気がします。

あとは投資をするなら会社を調べて知りましょうは中級者上級者とかむけにはわりと言われるきがしてます。

 

いずれにせよ投資をするなら会社を知ってるべきだ。

 

・・・

自分はそれはちょっとずれてると思ってまして。ニアピン。

まあそんな感じの話。

会社をしることに意味がないなんて言わないけど本体は別のところだよね?って話。

 

関連。

 

kamomenotoushi.hatenablog.com

 

kamomenotoushi.hatenablog.com

 

 

以前すごく会社を調べてるブログがありました。

ありましたというか今でもあるんですけどね。更新はもうされてないですね。

投資する会社を知りましょうなんて話を聞くと思い出したりするのです。

 

このブログです。 

3331bulldog.blog.fc2.com

雑貨屋ブルドックをすんごく調べてたブログです。おそらくブログ主さんは雑貨屋ブルドックのことを一番知る投資家であったであろうし、下手な従業員などより会社のことをしっていたかもしれません。

 

しかしその結果はどうであったのでしょうか?

おそらくは誰よりも雑貨屋ブルドックのことを調べ、そして詳しく知るに至ったわけですが、そのとき雑貨屋ブルドックに投資してどうなったのかと言うなら。

 

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上場廃止。まあ業績低迷によるってことになりそうですね。

もちろん株価は低迷した末に上場廃止で、投資をしてても儲からなかった。

 

どれだけ知ってる会社を選んでも。投資してる会社をどれだけ知っても。

それをもってその投資がいい結果になるかといえばNOなんです。

 

まあ件のブログはある会社を突き詰めて調べたら?それが冴えない会社である雑貨屋ブルドックだったら?エンターテイメントになるんじゃないか?という思惑もある気はするところで。

つまり投資成績を上げたいというよりはブログでエンターテイメントしたいという方が主眼だった気はしてますが。

 

・・でもここで言わんとするのは、必ずしもその会社をよく知ってることそのことが株価も業績も上げたりしないししたがって投資成績も上げたりはしないという、無慈悲なそして当たり前な事実です。

 

その会社をいくら知ってても会社は低迷するし、株安もするし、投資も失敗します。

会社を知ってるかどうかは投資の成功に直接には関係しません。

 

一方その会社をたいして知らなくても投資でいい結果になりえます。

例えば自分はソフトクリエイト(3371)持ってます。

正直申しまして、この会社がどんな会社か?と問われると自分は困る程度しかこの会社のことを知りません。

ソフト会社であるくらいは知ってます。けどどういう顧客にどういうソフトを売ってるの?と聞かれたら答えに詰まる程度です。

しかしそんなよく知らない会社への投資の結果がどうかといえば・・・

これで5倍以上の株高になってます。

 

知らない会社に投資しても5倍とかになったりします。

 

投資は必ずしも知ってる会社に投資する必要はありません。

投資した会社に詳しくある必要もありません。

それでも大きな成果になりえるのです。 

 

ですが自分は会社を知ることを否定する訳ではないのです。

自分がやりたいのは、何が投資成果を良いものにするか?冴えないものにするか?

それはなにかを明らかにする。そしてその違いをもっとはっきりさせることです。 

 

そして投資成果の是非をわけるのは会社のことを知ってることではない。と、いってるだけです。だからそれはニアピンなんだ。

そしてそれがニアピンと言うからには自分は変わりの答えらしきものを用意しています。

 

その会社あるいは株式を買うか売るかを判断できる材料があることです。

 

もっというなら、買うべきという判断をするに至る材料。そして持ち続けるべきか?売るべきか?を判断するに至る材料です。

重要なのはこの判断が下せることです。

いくら雑貨屋ブルドックのことを知ってても、それが買うべきか買わないべきか?を判断するもので、答えが買うしかないならいくら知ってても仕方ないというか知らないと一緒だし、いつ売るべきかも常に売らないで持つべきか?ならそれも知らないのと一緒です。

 

会社を知る。がその株式を買うべきかそしていつ売るべきかが判断できるものにならないのならそれは投資においてはその会社を知らないと一緒です。

 

そして重要なのはその判断ができることで、なにか別のことで判断できるなら会社のこと別に詳しく知らなくていいんですよ。

いいんですよ?

 

そしてその判断自体には会社を知ることは役に立ちえます。

会社を知ってればこれらの判断の助けにはなります。

顧客とか従業員ならばその会社をよく知る機会になりその会社が好調か不調かも分かるかもしれません。

新たなヒット商品が出てきた時に業績が実際に上がる前に気がつけるかもしれない。

たとえば、ゲーム好きならヒットがでてかつてないほどにみんなが盛り上がったとかわかるなら、その会社の株を買うべきだと判断できるかもしれません。

逆にヒットしてたゲームが飽きられてきたときその雰囲気をいち早く感じることができるかもしれません。

これはゲーム以外でも好きなお店のお客の入りとか取引先の雰囲気とかなんでも。

そういう業績とか会社の変化に繋がるなんからしらの情報、それをいち早く受け取れることとかですね。

 

つまりその会社のことはよく知ってるんだね?

ならばその会社がいい会社かどうか知ってるはずだし、そして変化に早く気がつけるよね?

だから知ってる会社に投資しましょう。

 

そうなんです。知ってる会社に投資しようという意味は、いい会社だと知ってる会社に投資しましょうだし、よく知ってるなら変化にはやく気がつけるでしょ?だから知ってる会社を選びましょう。なんです。

いい会社かわからないとか変化に気が付けない。”その程度の”知ってるは投資に貢献したりしません。知らない会社に投資するのと同じレベルです。

 

 

ちなみにだからその会社をよく知らなくても投資は成功しえます。

変わりの方法もあるからね。

その会社を買うべきか?そしていつ売るべきかを判断する手段。

 

例えばテクニカルはそうですね。

知り合いのトレーダーは会社のことはよくわかってませんでした。なんなら事業内容はおろか会社名すら知らずに証券コードと株価の値動きでそれを判断してました。でもそのトレーダーは儲けてました。

 

自分もソフトクリエイトのことはよくわかってませんが財務諸表は読めますので、ソフトクリエイトホールディングスが投資していい状態であり続けてると判断できますし、市場やバリュエーションに対する考え方もしってますし周辺知識もありますので、それらも踏まえて、ソフトクリエイトを買うべきだと判断し、そして売るには値しないと判断し続けることは出来てその結果買値から5倍ほどに株高したという結果になったということです。

まあ自分は財務諸表見てるのでそこは会社を知ってるにはなりますね。でも、事業内容もおぼろな中でその会社を知ってるとするには抵抗はありますが。

 

このように、投資するべきか否かを判断しうる手段は会社をしるだけではありません。

会社をしることでその判断の助けにはなることはありますが、テクニカルや財務諸表や市場や株価論などの知識でもそれを判断することができます。

そしてだから投資するべきか否かを判断できるまでに至らないなら会社をしることは投資に貢献しません。

 

雑貨屋ブルドックのブログは良いブログだと思います。

 雑貨屋ブルドックに対する知識が深まったことでより早く判断できるようになったはずだからです。

雑貨屋ブルドックは冴えない。投資するべきではない。

あのブログで知識を得た人はそういう判断を人より早く下せたはずなんです。

 

そしてそういう判断を下すには知ってる会社に投資するのは有利だし、投資した会社のことを知ることも有利です。

それは繰り返しますがそう思います。

 

投資をするならその投資判断をより正確に、そしてより早くに下せるようになるのがいいよね?って思います。

そしてその判断のために

知ってる会社に投資しましょう。そして投資する会社のことを知りましょう。

ってことですね。

そのなかで答えは不変。より知っても答えは変わらない。答えの固定化を招くような知るは拒絶していきたいと思うところです。

僕らは買う判断も売る判断もしなければならないのだから。

 

 

知ってる会社に投資しましょう。そして投資する会社のことを知りましょう。

”その知る”は買うと売るという判断に貢献していますか?

 

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