大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(8198)マックスバリュ東海/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

マックスバリュ東海とその他

株価

2670円(人々は、かつての栄光を取り戻すべく食らいつき続けている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 8198 7515 2742 9417
企業名 マックスバリュ東海 マルヨシセンター ハローズ スマートバリュー
市場 東証二部 東証二部 東証一部 東証一部
業種 小売 小売 小売 情報通信
時価総額(億) 973.9 26.4 599.7 50.9
株価 2670 - 2799 496
決算期 2022/02予 2022/02予 2022/02予 2022/06予
予想売上(億) 3,510.0 383.0 1,568.0 45.2
予想営業利益(億) 100.0 5.0 73.3 0.8
営業利益率 2.85% 1.31% 4.67% 1.73%
予想純利益(億) 57.0 2.5 49.2 0.9
売上成長率(年複利/期間) 8.4%/14年 -1.2%/14年 7.5%/14年 -3.3%/9年
EPS成長率(年複利/期間) 6%/14年 14%/14年 11%/14年 -17.4%/9年
BPS成長率(年複利/期間) 6.1%/13年 -1.9%/13年 13%/13年 10.1%/8年
PER 17.01 10.48 12.15 54.15
PBR 1.25 0.99 1.26 2.56
ROE 7.3% 9.4% 10.4% 4.7%
ROA 4.4% 1.4% 5.4% 3.4%
配当利回り 2.13 1.06 1.29 1.61
配当性向 36.3% 11.1% 15.6% 87.3%
総資産(億) 1308.1 181.3 908.5 27.4
自己資本(億) 741.3 24.2 440.9 21.2
自己資本比率(%) 56.7 13.3 48.5 77.3
一言感想 あげ 停滞 あげ 業績崩れ

 今週は比較。2022/1/22に銘柄スカウター10年スクリーニングで5年売上営業利益成長率10%及びROIC10%のもの(該当158)を1/21時点KABU+なものと突き合わせ比較低PBRなものから気になったものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2022年01月21日取得。マックスバリュ東海。イオンのてした。比較に気になったスーパー。ゲストにバリュー仲間のスマートバリュー。

マックスバリュ東海

業績

静岡県を拠点に神奈川・愛知・三重・岐阜・滋賀・三重・山梨県で食品スーパー「マックスバリュ」・都市型小規模店舗「マックスバリュエクスプレス」を運営。

増収が続きだいたい売上右肩。

大きめの増収2014「イオンキミサワ株式会社との経営統合

2020「マックスバリュ中部株式会社と経営統合

2021も大幅増集ですがこれも上の中部との統合の影響も大きいですね。「既存店の売上高は前年同期比105.5%」で好調もありますが。

統合も繰り返し規模拡大もありますが、基本そうでなくても増収がつずいて成長は成長してるとはなりそうです。

スケールメリットなのか原価率が長期に低下傾向。販管費は微増で利益率自体は横ばい感ありますね。あとは2014年以降では営業利益率自体は4%に届いてもなくROEROAなども抜けてるという感じでもなくいろいろ凡庸(抜けてる食品スーパーと比較して)ですかね。

3Qで減収減益。まあ減収はほぼ横ばいですね。前期がコロナで良すぎた感はありますが「る既存店の売上高は、コロナ下で急激に需要が高まった前年同期比では98.3%となっておりますが、2019年度同期比では104.4%と堅調に推移」ってことで総じて堅調なスーパー。

 

 

財務

資産増。ですが特に2020年に増えてるね。上の中部との統合だね。

建物及び構築物とか増えてるのでお店増えてる感じですね。通常時の伸びはさほど大きくないので(+5%はめったにない)ので急成長って感じではないですね。

で、有利子負債ないですね。3Qで総資産1270億に対し負債500億は買掛255億とか以外は大きいものもなく。

財務的には借り入れも頼らず店舗増してるとはなりますね。

 

 

CF

営業CF安定。で、投資もして2012年以降FCFは毎年でてますね。

で現金積んできてますね。

配当は増配ですがCF的にはこんなもん感は。減益すると足が出るかも。ためてるので蓄積はありますけどね。

 

マルヨシセンター

業績

香川県を中心に徳島・愛媛・兵庫県でスーパーマーケット「マルヨシセンター」を運営。

スーパーですが長期に停滞な感じで伸びてる感じでもなく・・はいいのですが、営業赤字はないですが、純赤字はちょろちょろあり長期にBPSなら増えてもなく減ってますね。

またマックスバリュより薄利で低営業利益率でもあり総じて渋いですね。

まあコロナでは久しぶりに利益が大きめに出たくらいですが今期2Qでは減収減益。

 

 

財務

総資産減。有形固定資産がずっと減ってますね。

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流動はよこばいくらい。

自己資本比率も低いですね。15%行かないくらい。

ただ有利子負債は減ってるね。ずっとリストラしながら借金返してる感じでしょうか。

厳しいのではないか。

 

CF

営業CFは総じてプラスだけど、2011、2016年はマイナス。食品スーパーで営業CFマイナスがあるのはかなり減点ですね。

まあそれでも多くはFCFでるけど、それは借入返済に回ってる感じですね。普通に銀行のために働く会社。

それでもBPSが増えれば株主のために働いてるとは言えなくもないけど、BPSは減ってるので、株主の財産へらして銀行のために働く会社ですね。

厳しいのではないか。

 

ハローズ

業績

広島・岡山・香川・愛媛・徳島・兵庫県の瀬戸内沿岸部を営業圏に、24時間営業型の「ハローズ」をドミナント展開。

右肩。まあ減益くらいはあるけど、売上なら2001年以降なさそうだね。

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利益率やROEあたりもマックスバリュより上で食品スーパーでROE10%以上を安定的に出している感はあり。BPSも右肩だね。

5年平均営業利益率出してもスーパー上位ですね。で上の方はコンビニとか入ってるのも多いので純粋なスーパー勝負だとより上位。

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総じて優秀な食品スーパー。

3Qで増収増益。前期加速もある中でこれは強め感。

 

 

財務

資産増。

あまり中身も見る必要もないかとは。有形固定資産あたりみると右肩。店舗を着々と増やしていくタイプですね。

目先現金をドカって積んでて借り入れも増やしてる感もないからお店が凄く稼いだのではないかとは。

 

CF

営業CFは安定。2011にはマイナスあるね。仕入債務の影響。で、2020、2021は営業CFの水準が跳ねてるね。投資も強めてるけどFCFも増えて現金も積んだ感じ。普通に現金>有利子負債。・・今期3Qみたらいろいろ負債返して現金減ってるね。自己資本比率が48→56まで改善。過去最高だね。

問題ないのでは。配当は増配傾向だけど配当性向とかCFからはかなり控えめ。配当利回りは低いとはなりそうだけど余力はありとはなりそうですね。

 

 

日足週足月足の値動き判断

日足であげてさげ
週足であげではないか
月足であげ
確認。

評価・売買判断

マックスバリュ東海

テクニカル的には、長期にはあげな推移にはなるけど2018年の高値2834一度落ちて2021も2022も2800に届かず押しかえさてますね。目先も日足急騰も押し返された形。

ただコロナも越えて高値近辺の強い推移とは言えそうなので2834を届き越えれるかはみながらでしょうか。底は2443にみるのがいいかも。切るなら押し返されてるし諦めるのがいいかもですね。


ファンダ的には、堅調なスーパー。時折統合もしながら大きくなってる感じ。統合しなくても店舗増で堅調に伸びてる感は。そして店舗増も借り入れにも頼らなくFCFも毎年でしている堅実な感じではあります。ただ収益性で抜けてるわけでもなく、利益率もROEも成長性も高いとするのも微妙なところで総じて堅調なスーパー。

評価。

PER17のPBR1.2ほど。若干スーパーとして高評価な気も。PBRで2020年以前はPBR1切が定位置感ありますし。コロナ以後はわりとバリュエーション水準があがってますね。順調だからってところはありますが以前からずっと堅調な感じでもあるしこの以前との評価の差をどう考えるかは。

優待あり。顧客ならわりとお得かもしれない。

 

マルヨシセンター

長期に価値向上できていないスーパー。借金多めでわりとガチで財務悪いやつ。債務返済優先で手持ち財産も減ってる感でいろいろジリ貧。まあ営業利益くらい出てるし、CFも出てる感じではあるので生きていきそうではあるけど総じて銀行のために働く会社。そしてその使役期間もまだまだ長そうな。

評価。

まあPER10とかPBR1とか今ついてますが、なにか特別な理由とか根拠があるならわかんないけど、スーパーでもなんか他のにしたほうがいいのでは。これしか選択肢がないってわけでもないし。

 

ハローズ

瀬戸内の24時間営業スーパー。

極めて堅調で減収は過去になさそうで利益も総じてついてきてるし、利益率やROEなどは食品スーパーとして上位で高収益となりそう。コロナ特需も通過し今期はさらに増収増益と勢いも持続。儲かったぶんな財務健全化が進み財務余力も高まってきてる当然BPSも右肩。

総じて順調で高収益なスーパー。

評価。

PER12のPBR1.2。成長が続くという前提でみると絶対的に評価低めな気は。実際にPER12ほどは2015年以降では低めな水準。コロナ特需からの反動警戒を織り込んでるって感じでしょうか。ただ2015年以降でもPER15程度が定位置感はあるので凄く安いとかみるのは期待過剰な気は。ちなみに2014年以前はPER10以下も平気でつけてます。

 

スマートバリュー

公的よりなプラットフォーム?とモビリティサービスの両輪。

以下セグメント。

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2020から業績崩れている感。

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2020「新型コロナウイルス感染症拡大の影響を各事業で受けることとなり、さらにモビリティ・サービスにおける新サービス開発工数が大幅に超過するなどの影響により、売上高は5,958,661千円(前期比23.0%減)、営業損失は239,750千円」

で、上でモビリティがデジタルガバメントより上回ってるので、コロナでモビリティが落ちたとなりそうですね。

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2021はより減収ですが、モビリティが苦戦でさらにモバイル(携帯電販売)から撤収でモビリティが復活するならあるいはみれるようになりそうな雰囲気は。ガバメント自体はのびてますし。あと買収してそう。

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で1Qでは増収赤字。赤字幅縮小ですね。例年1Q弱いようですね。

ガバメントが伸びてるのですがモビリティが減収で苦戦っぽいですが黒字化してるのでコロナを抜けて上向き感は醸し出てないところも。

資産は25億で流動16億有形固定は2.8億で無形はのれんとソフトで3.6億とかで、携帯販売捨ててソフト屋って感じなってますが、負債まとめて6.3億とかで≒現金くらいで財務は問題ないかと。目先赤字で資産自体は減ってますが。

CFは前期は赤字で営業CFマイナスですがそうでもなければ営業利益マイナスの2020とかも黒字ですし筋は良さそうな。ただ投資もいれるとFCFは言うほど。まあ今期は営業CF出る気がするしまあこんなもん感は。

評価はPER55は赤字抜けて低ROEだからいいとしてPBRでも2.6とか。比較高PBRですね。復活期待は入ってそうな。PBR2.6程は2017年とかに近い水準で平均的な水準。評価高いというか成長期待は入ってそう。目先はそっち方向には来てるようには。モビリティがどうか?ってところありますが。

でも好調時でもいうほど高ROEでもないし、あえてこれだともうちょっと強い理由がほしい気は。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

しばらく高成長高PBRのウェイトを減らしてきて、インカムをあげるように乗り換えてるとかはあります。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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