大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(8923)トーセイ/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

トーセイとその他

株価

999円(人々は、大きく進めて跳ね返され進めないが地固めは地道に進めている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 8923 3454 8934 8995
企業名 トーセイ ファーストブラザーズ サンフロンティア不動産 誠建設工業
市場 東証一部 東証一部 東証一部 東証二部
業種 不動産 不動産 不動産 不動産
時価総額(億) 486.4 132.2 476.8 12.3
株価 999 915 978 610
決算期 2021/11予 I 2021/11予 2022/03予 2021/03
予想売上(億) 616.6 266.7 760.0 28.5
予想営業利益(億) 110.4 48.9 120.0 1.5
営業利益率 17.90% 18.34% 15.79% 5.33%
予想純利益(億) 68.5 26.3 74.0 1.1
売上成長率(年複利/期間) 3.1%/14年 28.7%/9年 5.3%/15年 -7%/14年
EPS成長率(年複利/期間) 3%/14年 #NUM! 2.9%/15年 -7.6%/14年
BPS成長率(年複利/期間) 9%/13年 26.1%/8年 8%/14年 3.5%/13年
PER 6.85 4.87 6.44 10.85
PBR 0.71 0.65 0.67 0.35
ROE 10.4% 13.3% 10.4% 3.2%
ROA 4.2% 3.6% 5.8% 2.0%
配当利回り 3.8 2.95 4.29 4.1
配当性向 26.1% 14.4% 27.6% #VALUE!
総資産(億) 1616.8 737.6 1274.9 55.9
自己資本(億) 589.7 182.3 666.3 35.3
自己資本比率(%) 36.5 24.7 52.3 63
一言感想 いちおあげ いちおあげ いちおあげ 停滞蓄財

 今週は比較。配当優待利回りが高そうなリスト(非公開)を眺めて上位から気になったものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2021年12月17日取得。トーセイ。不動産いろいろ。ゲストに不動産ファンドとか投資っぽいもの。ゲストにトーセイは東誠からだそうで誠仲間の誠建設工業。

トーセイ

業績

優待枠で拾いました。ホテルはこれ。安いプランだと3000円でもカバーできるのもあるようですね。

目先株価での配当優待利回りは額面評価で一年未満で6.8%、5年持つと9.8%までですね。いや、5年後優待維持してるかは不明ですが。

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以下のような不動産ポートフォリオ

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セグメント。売上上位だけど不安定なふたつを安定性に優れる下4つが補佐する構造ですね。安定収益のホテルが赤字なのは気になりますがコロナなので仕方ないかなとは。

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長期に成長してますね。2012年からはおおよそ売上は右肩。も、2008年から2010年で大きく減収し利益も吹っ飛んでますね。その意味で事業分散しても不動産市場自体が崩れるような環境では無事ではないとなりそうで、コロナはリーマンの再来か?ってところもありましたが持ちこたえてるような印象。

その意味でシクリカルとはなりそうですが、リーマンもコロナも赤字にはならずBPSもほぼ右肩感ありこのあたりは事業分散が効いてる感もあります。

で、目先の減益はホテルと不動産開発が大きく落ちたものですね。なかでも不動産開発。これらの復帰はあるか?というところででしょうか。

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3Qで減収増益ですが大きめの開発が低調ですね。とはいえ黒字復帰。ホテルはまだ壊滅感ありますが他は堅調くらいでしょうか。本調子ではないとはなりそうですが大枠堅調な方向には戻ってきてる感はありますね。

 

財務

目先3Qで総資産1749億で流動1050億でうち現金323億棚卸し資産で697億で多くは転売用不動産とはなりますね。前期より増えてます。

固定は700億程度で有形固定は217億の投資不動産が414億。この投資不動産が前期269億なので大幅に増やしてますね。たこの投資不動産はわりと乱高下してますね。それより長期には有形固定増やしてますね。これも増えてり減ったりでわりと展開に応じて収益物件も売り買いしてそうです。長くは大きくなってますね。

負債は1095億で借り入れで970億でおおよそ債務はほぼ借り入れ。その意味で負債の質は悪いですが自己資本比率は一定感あるのでコントロールしながらの財務とは見れますし、大枠順調に資産増、BPS増なのでOKといえばOKですね。

ただ資産は不動産に偏りそれをおおく借りて確保するという感じですので大きな不動産市況の悪化などあると一気に状態が悪くなるはあり得るシナリオなのでそこは留意。

リーマンくらいでも黒字で堪えたの留意くらいでしょうか。

 

CF

不動産関連もありあまり営業CFは参考にならないか。営業CFは赤字混じりで乱高下。

気になるのは2008、2009年は営業CFプラス。不動産売りまくったになるけどこれよく黒字で耐えたな感は。

あとは現金積んでるしおおよそ堅調ではないか。自己資本比率は一定だし。

 

ファーストブラザーズ

業績

不動産系の投資ファンド。このてのものはあまり業績の傾向が出にくく以下のような感じで成長してるのかしてないのか判断難しく。

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まあでも赤字もなくEOE及び利益率も結構高めでBPSは右肩とかなのでBPSあたりの推移でみるともうちょっとどっしり構えられそうな。

目先3Qで大幅増収増益。その後も上方?修正。修正でも投資不動産売買して「ポートフォリオ入れ替えの際に生じる売却額(売上高)よりも、賃貸収益(賃貸粗利)や売却収
益(売却粗利)などの粗利を重要視」って感じなので売上は安定しないけど利益は出してくるとかはありそうな傾向ですね。

 

財務

前期末で総資産737億。流動718億で極めて流動より転売用不動産が562億とかで右肩感で目先3Qでもさらに増えてますね。

負債はだいたい有利子負債。目先3Qで500億とかですね。

そんな感じでおおよそ転売用不動産を借りて持ってる感じで、雑な解釈だとレバレッジ不動産トレーダーみたいな感じでしょうか。

不動産市況変化には弱いと見てるべきかなとは。

 

CF

だいたい営業CFは真っ赤で財務CFは真っ青。

借りて不動産買って回転させて資産増やしたらさらに大きく回転させるの連続。

自己資本比率はだいたい25%前後なので無秩序ではないですがそんなかんじ。

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配当は「原則として株主資本配当率(DOE)2.0%を目安」とはいってるので意外に安定しそう。まあ利益もなにげに安定してますが。

 


サンフロンティア不動産

業績

不動産再生会社。都心5区(千代田・中央・港・新宿・渋谷区)を中心に、不動産再生事業(リプランニング、賃貸ビル)、不動産サービス事業(プロパティ管理、賃貸・売買仲介、ビル管理、サブリース)を展開。中小型オフィスビルや店舗ビルの「不動産再生」(リノベーション&リプランニング)に特化。だそうです。

2008年まで急成長し売上480億とかいくもリーマンで2011年には売上43億で、2007年は268億の売上で営業赤字170億でBPSも5分の一以下で正直絶好調だった会社が吹っ飛びかけたというかあるいは倒産スレスレというか展開次第では吹っ飛んでたとはなりそうで。不動産環境悪化に遭遇した不動産会社がどうなるかのお手本的な。

まあでもその後はずっと順調で2012~2020年増収増益で過去のピークは破りましたね。

ROE高利益率でBPSも随分伸びたところでコロナということで結構後退したけど黒字維持で計画で2020年の売上を越えるという感じですね。

2Qで大きく増収増益で通過ですね。進捗的にできそうですが例年下半期は弱そうなのでわかりません。それにしても上振れしそうなペースな気はしますが。計画は保守感ありますね。

 

財務

前期末で資産1274億。うち流動が1107億で仕掛販売不動産が722億とかで伸びる傾向か借り入れ475億とかでおおよそ上らと同じタイプの借りて不動産を仕入れて転売するスタイル。ここは手を食わえてそうですが。そのへんでちょっと利益率高いとかあるかもね。

財務もいくいらか良いです。借り入れ多めで財務の質がわるいのは変わりませんがいくらか自己資本比率が上。

 

CF

営業CF乱高下のおおよそ現金を伸ばす傾向。増配傾向ですがリーマン時は無配まで。

 

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ。
週足であげたりもするけどもみ合いかな
月足でゆるくあげ
確認。

評価・売買判断

トーセイ

テクニカル的には、長期には上げ方向ですね。2013年に200台から1519まであげたあと、安値。588、553、759、782、950と安値切り上げチック。上値はあまり取れてないね。取れてもすぐ落ちる感じ。まあのんびり待ってると上にいくかもね?みたいなようには。その中で950まで割ってきてるけど、コロナ安値782は見てたほうがいい気は。このあたりをみながら1258突破とか1572を基準にする感じでしょうか。


ファンダ的には、不動産いろいろ。大きくは不動産市況に左右されるシクリカルとはなりそうですがリーマンでも黒字で耐え、コロナも大過なく通過し通常運転の方に戻ってる感は。財務は借り入れ多く質は悪そうですが現金は積んできてるし自己資本比率は一定でコントロールはされている感はあります。

その他目先は下がってますが頃名前はROEも高く利益率も高くかなりお収益性は高いとはなりそうでなかなか以上に優秀そうなところは。

評価。

PER7のPBR0.7。低めな評価には思えますがこれでも定位置感あり、そもそも不動産関連は警戒されてる感はあります。PERだと5以下とかも。PBRだと2017年以降ではかなり低い水準みたいで大きな企業劣化なければこんなもんというか、配当優待利回りなどはかなり高めなので下は限られそうな。ただ配当は利益並みで減配もあるというかしたのでそこは注意ですが。

 

 

ファーストブラザーズ

不動産資産運用というか不動産ファンドの類とみるのが正しそう。借りて不動産を売り買いして資産増を目指すみたいな。売上より利益という方針もあり特に売上では連続性に乏しいのでそこは注意。ですが黒字は維持だしROEも低くないしBPS右肩の資産増なのでうまくいってるとみるしか。

借りて家を買うスタイルなのでCFも財務状況も悪いです。不動産市況が悪化するとみるみる状態は悪くなりそうです。

評価。

PER5のPBR0.65。いかにも評価低いですがこれでも定位置。PERで10つくことはないみたい。下も3.3くらいはあるようですね。PBRではわりと低いようですね。0.53くらいまであるようです。

借りて不動産買いまくるスタイルなので環境悪化するとふっとぶ可能性はあるけど、そうならないならわりと低めな評価で手をだすのもいいんじゃないかとは。

配当優待でみると利回り4%ほどあるみたいですね。DOEもありトーセイより安定的とはみることもできるし。

 

サンフロンティア不動産

順調な不動産再生。コロナで後退も黒字で耐えてまた盛り返す感じではあります。が、リーマンではタコタコにやられたこともあり、環境と企業状態の見定めが必要というか今回のいずれもそうなるとは思いますが。

財務は例によって借りて不動産を買ってそれを転売するスタイル。CFは乱れ借り入れ多めで財務はわるい。もっとも今回の中で比較的財務はいいですが。比較でね。

評価。

PER6.4とかPBR0.67とか。状態からは低めには見えるけど、これは悪化するなら会社が飛ぶほど悪化する不動産事業に対する警戒は常にあるとみてるのが妥当だろうは今回全部に言えますね。大きく悪化しないという前提をもつなら、状態からすると破格の評価はそうだろうと思います。他の投資家が警戒を解いて高値で買うかは知りませんけど、2012年くらいからBPS成長率とると20%オーバーでPBR0.7からすると破格です。これはファーストブラザーズも同様ですね。事業PF組んでるトーセイは落ちますが。

PBRで2017年以降ならかなり低そうな位置にありそうです。当然BPS増えて株価も2013年以降と大きく変わらないので2013年以降でも低い水準でしょう。

そのあたり踏まえてドウ考えるかですね。

ちなみに優待はホテルに泊まれる宿泊優待。500株で配当優待利回りで長期優待の額面評価目先8.38%。

 

 

誠建設工業

戸建て分譲系不動産。セグメント。

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長期で伸びてる感じはないけど、リーマンすら赤字もなくBPSなら右肩。成長を切ると不動産は販売であってもかなり安定するという一つの事例かも。

とはいえ薄利で低ROEでほんとにマイペースにやってBPS増えてますの停滞蓄財って感じですが。

ゆるく蓄財。借り入れもあり借り入れ>現金とかだけど自己資本比率は60%越えててこれは不動産販売としてはかなり財務いいヤツ。本来はもっとレバレッジ掛けてROEを高めるべきだとは。

これでも営業CFはマイナス混じりですね。とはいえ今日の他よりプラスは多い印象。

それで地味に決められた配当を出し続けているという感じでいかにも冴えない二部って感じ。冴えないですが安定的ですのでPBR0.35という最底辺評価もあっていかにもこんなもん。それでPBR0.3台は誠建設工業としても低いほうだし配当利回りとしても高めなので配当もらいながらのんびり待ってると株高に遭遇するかもしれないくらいは。

優待なし。まさかの優待新設が来て吹くかもしれない。とかおもうなら分散の一つで我慢強く持つのも。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

もう今年も最終週です。

みなさまはどんな年でしたか?

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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