大河の一滴

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(3277)サンセイランディック 日記(分)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。

注目銘柄(市場/業種)

サンセイランディック

(東証一部/不動産)

株価

828円(人々は、ある程度登って落ち着いて上を目指して挫折してやっぱり落ち着いている。)

業績財務と指標とそれに対する分析

f:id:kamomenotoushi:20211214185049p:plain今日は分析。トリガーを満たしているもの(専門用語)から気になったものをチョイスして比較します。サンセイランディック。底地。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2021年12月14日に取得。

業績

不動産権利調整の専門会社。底地・居抜き物件の権利調整を伴う不動産ビジネス(コンサルティング、土地の権利調整、不動産買取・再生・販売、所有権買取・再販売、不動産管理、底地管理、建物管理)を営む。

不動産だけど底地というかちょっと面倒な案件を主に扱うみたいな。

底地と底地くん(キリッとかやってるやつ)。

f:id:kamomenotoushi:20211215104637p:plain

業績は増収増益が続いてきたけど2019年以降は足踏み感も出てきて2020年などは大きく減益も刻んだ形。みると原価率が上昇してますね。

2020・・・以下のように結果はありますが理由とか分析は記載されてない感じですね。

f:id:kamomenotoushi:20211215144208p:plain

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販売が低調なのはコロナのせいで営業活動が阻害されたとかかなとは思いますが正しいかどうか。居抜きの仕入れが多いのはこれはよりコロナっぽいですね。

一応見通し内で「当連結会計年度は新型コロナウイルスの影響による営業活動自粛により、経費支出が大幅に減少いたしましたが、次期は仕入の拡大に伴う経費の増加、PR活動の再開、将来の成長に向けた人員増員に伴う人件費の増加等により、経費の増加」このあたりを見ると所有権などの利益率とかが低いのかもしれません。

今期は前期より好調ですが、それ以前よりは利益出せてないのをどう考えるかですかね?3Qでは大幅な増収増益で通過ですが進捗は厳し目も例年4Qは成績いいですね。悪くないようには。見えますが・・決算説明でも「売上・利益ともに計画及び前年同期を上回る結果となり、特に利益は大幅に伸⾧した。その主な要因は、これまで営業面での対策を講じてきたことで、新型コロナウイルスの影響による販売活動の遅れを取り戻した」とかは。総じて会社は堅調そうな文言並べてますね。

あとは長期に成長ですが基本物件仕入れての販売でシクリカルにはなりそうでリーマン時には大幅減収減益くらいはやってます。でも黒字維持でBPSとかは右肩でかなり安定感あるようにはみえますけど。

財務

目先3Qで総資産198億とかで、流動資産187億で相当流動より。中身も販売用不動産で131億の現金51億でほぼ資産は現金と在庫ですね。流動は長期に上昇で不動産現金いずれも伸びてますね。普通に事業拡大してきてると。目先は前期末から足踏みですね。

負債は96億。固定負債9.7億に流動86億とかでしょうか。借り入れで77億とかでほぼ、借りて在庫を買って転売するというスタイルですね。

現金<有利子負債ですが、在庫>有利子負債とかですので大きく不動産価格が下がったりしないなら大丈夫ですね。というより不動産販売スタイルでは自己資本比率も高めでだからわりと財務健全。うんだから不動産価格大きく落ちおるとやべーけど。

ただ底地とか難しい物件を扱うタイプなのでそこはわりと耐性もある気は。リーマン耐えてるしね。

CF

営業CFは乱れるタイプ。棚卸し資産とかが乱高下してるね。もあり営業CFからは状態測り難いですね。

まあ在庫増やしながら現金も積んで自己資本比率も一定という感じなので問題があるようにも。配当はおおよそ増加傾向。前期などは配当性向あがってるけど減益でも維持したので財務に余裕もありそうなのも合わせて減配可能性は低いかなとは。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足でもみあいじゃないですかね。
月足であげてもみあい
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、大きくは2015年まで上昇で以後は調整感強い。2018年にわりとあがったけど、また下がりコロナ以後も含めて大きくは2015年以降の水準でもみ合ってる感じですね。いかにもな長期のヨコヨコ。一応コロナ以後は週足レベルの上昇は見て取れます。安値切り上げで560、660、722、778。もっと目先は三角持ち合いっぽい形成なのと7782会反転で上放れ感もあるので778を底に見ていくのもありかもしれませんとは。短めの視点にはなるけど。

 


ファンダ的には、専門性の高い不動産販売。底地とか扱いに難しいものを扱ってる感じで長期成長だしリーマンあたりも黒字で堪え、事業性にしては安定感は感じます。も、目先は利益が足踏みでこれをどう考えるか。会社側は計画通り感は出してますね。

財務は普通。高い物件を仕入れ売る不動産販売にしては財務はいいとは言えますが、自己資本比率自体は高いわけでもなく負債も有利子負債中心でなにかやばいことがあると厳しくなるやつには。リーマンでも大丈夫でしたけど。

評価。

PER13.5とかPBR0.7とか。PERみると高め感も感じますがPBRでは0.7ほどはPBRでは低めな水準で、あまり成長企業として見られてない評価帯に来てる気は。

成長すれば妙味ありそうですね。ここでの成長は利益成長くらい。ただ低ROE化してはりつくようだともう少し下もある気は。まあこのあたりは考え方ですかね。あと配当利回りも高めで優待付きなのでそのへんでもいけるかもしれない。

リンク

ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=3277

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=3277

IRBANK:https://irbank.net/3277

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

今年もあと少しですね。今年は投資的には渋く終わりそうですがそのぶん保有には来年以降期待できそうに思えるものが多いとは感じてます。

その意味で来年以降は期待したい感じ。企業の飛躍ね。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記分析四季報CD導入後)