大河の一滴

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(9984)ソフトバンクグループ 日記(分)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。

注目銘柄(市場/業種)

ソフトバンクグループ

(東証一部/情報通信)

株価

6847円(人々は、研究開発の果てに商品を発売してヒットも続かなかったが成果は残している。)

業績財務と指標とそれに対する分析

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今日は分析。銘柄スカウター10年スクリーニングで過去5年PBR相対水準で0~15%かつ実績ROA10%で抽出したもの(対象58銘柄)のうち気になったものをチョイスして分析します。ソフトバンクグループ。ソフトバンク(親)様。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2021年11月12日に取得。

業績

なんの会社かというと銘柄スカウターでは「日本を代表するIT投資会社」とのことだそうで。携帯電話とかヤフーとか抱えてますが本質的には投資会社ってみるのが正しくてもっと言うならファンドマネージャー孫さんが運用する投資信託みたいなな見方をするとよりらしいかもしれない。事業がどうとか投資先の会社がどうとか見て投資判断して精度高い判断になるのか自分は疑問を感じる正直”市場でも屈指の投資判断が難しい会社”のようには思えたりします。

業績にしろ投資してる会社も夢があるというかよくも悪くもどう転ぶか見え難いものだったりが多いし、展開次第では投資した会社を売ったりしてソフトバンクの業績が大きく変動もしうるというか実際近年は業績としては大きく後退になるし。日本市場を代表する銘柄でありながらイレギュラーな存在というかこのへんをみても仕方ない気がするし匙を投げたくなるやつですね。

 

でも例えば以下のような見方はできると思ってたりします。

孫さんはすごい。だから信じるみたいな。視点とかそれで月足でも週足当たりでも株価上昇を観測する限り持つとか。まあ週足とかはすぐ切れそうだけど。

あるいは孫さんがファンドマネージャーとしてソフトバンクROEをそのファンド成績というか投資パフォーマンスにみたてるとここ20年の成績・・平均ROEは20%を超えてそうで20%クラスはバフェット級で味方によってはバークシャーに投資する感覚とちかくなるかもしれない。

それでファンド見立ての投資成績のパフォーマンスを測るのがいいと思いますが、それはEPSでは測り難いかもしれないところでBPSでみるとその上昇はここ10年複利をとると30%を越えます。近年のほうがよい成績です。で、上でいったとおりROEは20%越えてそうで長期のBPS成長も20%近く出てます。このあたりは孫さんが投資家として作り上げた実績でやはりソフトバンク投資信託と見ると偉大な成績と言えそうでそれはバークシャーとかリンチのマゼランファンドに匹敵しうる・・なんて見方もできなくもないわけです。

この視点ではBPSがハイパペースで伸びそうな限り持つとかはできそうですね。BPSは2020年は減ってるんですけど2021年ではまた過去最高値を更新してます。現状くじけたとは判断し難い。ただ、投資ということで株価とは別にも投資成績?にもボラティリティがでそうです。

この視点では営業利益とかより純利益見たほうが良さそうとか。目先2Qで黒字だね。前年割れとかは気にしなくていいのではないか。そもそもあまり業績の連続性は怪しいと思うし。

 

さじを投げ気味ですが自分としては以上です。

財務

財務はわるい。目先2Qで総資産46兆(さすがにでかい)で非流動が37兆。流動が9兆で現金5兆。固定資産よりです。固定資産の内容は有形固定が1.7兆でさすがに絶対額が大きいですがこれはソフトバンク(携帯)の資産とかも入ってそうだし比率はたいしたことないとなりそうで主にはのれん4.7兆とか投資っぽいのがいろいろあるかんじでBSからは投資会社だという印象。だいたい固定でもってるので短期というよりはもっと長い視点の投資ですね。

で、負債はばりばりもってて33.8兆。非流動負債が22.6兆。流動11兆。有利子負債が20兆くらいですね。

自己資本比率も低いですが、目先は22%ほどは低いですがソフトバンクとしては高い方でコントロールはされてそうです。

とはいえ、本質的には借りて純投資(≠事業投資)をするようなかたちでいわばレバレッジトレーダーみたいなもんには思えます。

投資してるものが多くコケるような自体になるとわりと首も回らなくなるようなところはありそうです。

 

CF

そうじて投資会社みたいなところはありますが、同時にここは携帯電話やポータルサイトの事業会社でもありわりと無視できない規模の営業CFがあります。およそ毎年1兆近く。有利子負債は20兆はさすがに重たいですが手持ち投資を圧縮して負債を減らせば十分やっていけるだけの地力もあるともみれそう。

自己資本比率も意外に制御感あるしそのへんのやり直せるだけどの危機管理の線引はできてるようにも。

もちろんそのような危機になるなら株価としては大打撃になりそうですが。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足であげてさげ
月足であげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、月足で見て総じてあげ。その中で2021年3月10695に向けて噴いて落ちてるみたいなところをどう見るか。目先の5888で反発なら普通に月足上昇トレンド継続ですね。底より掘るとコロナ底の2609とかですがそこはさすがに遠いですね。基準としては用いにくいかも。というところですが週足では絶賛下げてきて目先もんでる感じなので下に向くならまだまだ掘るシナリオは見てたほうがいい気はします。

ちなみに年足でみるとまだ2000年の高値は破れてなくITバブルスゲーってところはあります。以後は年足レベルで上昇トレンドですね。ここは孫さんすげえポイントですかね。


ファンダ的には、日本市場を代表する銘柄でありながらなんとも測り難いイレギュラーな投資会社かなとは。投資信託という理解をするとわかりやすいかもしれない。そしてBPS成長率とかROEなどをそのパフォーマンスとすると長期に屈指です。わりとバークシャーやリンチのマゼランファンドとも匹敵するとも見れます。ただ財務リスクをとってのばりばり借りて投資タイプですし実際2020年などは大きく資産減などもしてるので業績の連続性や安定性にも乏しく悪化したときの見極めが大事というかそんなのできないという噂もありますが。長期にはだからバフェットリンチ級とみることもできるって。

で、借金漬けも事業会社も抱えCFはかなり潤沢で意外に多少のしくじりなら普通に耐えられそう。株価が耐えられるとは言ってません。

評価。

目先PBR1.1とかだけどこれがなんだというのかってところは。

まあ、このROEBPS成長でPBR1は破格だって見方はできますね。あるいは近年はわりとPBR1近辺は底辺近くってスタンスでいけるかもしれない。 もっとも低いときはPBR0.6とか0.5とかもあるので市況次第ではそれぐらいはあると見てたほうが。まあいきなりすごい赤字もくるかもしれないところもありますね。そこらを留意するなら結構選択肢になる選択な気はします。

と、色々いいましたがこれらは孫さんというファンドマネージャーが健在としての話。この前提が崩れるとほんとにさじを投げたくなるところはあります。たぶん株価も匙投げられることになる気もしてます。

 

リンク

ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=9984

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=9984

IRBANK:https://irbank.net/9984

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

通常運転だぞ。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記分析四季報CD導入後)