大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(4222)児玉化学工業/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

児玉化学工業とその他

株価

395円(人々は、冴えない生活から一瞬夢のような出世をしたが続かずまたもとの冴えない生活に戻っている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 4222 7988 7895 2137
企業名 児玉化学工業 ニフコ 中央化学 光ハイツ・ヴェラス
市場 東証二部 東証一部 JQS 札証アンビ
業種 化学 化学 化学 サービス
時価総額(億) 31.0 3961.7 89.0 16.7
株価 395 3685 423 -
決算期 2022/03予 2022/03予 2022/03予 2022/03予
予想売上(億) 151.8 2,800.0 484.0 32.0
予想営業利益(億) 9.5 295.0 12.0 1.7
営業利益率 6.26% 10.54% 2.48% 5.16%
予想純利益(億) 6.3 210.0 8.0 1.2
売上成長率(年複利/期間) -2.2%/15年 5.2%/15年 -4.2%/14年 1.3%/15年
EPS成長率(年複利/期間) 29.4%/15年 5.5%/15年 #NUM! -0.4%/15年
BPS成長率(年複利/期間) 1.3%/14年 6.2%/14年 -5.1%/13年 9.3%/14年
PER 4.88 17.80 10.65 13.93
PBR 0.89 1.96 0.87 0.47
ROE 18.2% 11.0% 8.2% 3.4%
ROA 4.8% 6.8% 2.2% 1.6%
配当利回り - 1.68 0 -
配当性向 #VALUE! 30.0% 0.0% #VALUE!
総資産(億) 132.4 3071.3 365.0 75.5
自己資本(億) 32.3 1764.7 92.8 39.8
自己資本比率(%) 24.4 57.5 25.4 52.7
一言感想 復活? 停滞蓄財 衰退一服? 薄利蓄財

 今週は比較。市場統計推移記録表で2016/2/12と2021/11/5比較してROEにおいて110%以上上昇、PBRにて90%以下の銘柄(対象88銘柄)からきになったものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2021年11月09日取得。児玉化学工業。プラスチック加工品。比較に同業っぽい。ゲストにこだまの対抗してひかり代表光ハイツ。

 

児玉化学工業

業績

こういうの。

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セグメント。エンターテイメントはDVDとかゲームソフトケース。

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長期業績は非常に渋かったです。2019年くらいまでは赤字も散発で利益が出ても薄利でBPSもずっと減ってる感じで普通に危機が続いていた感じ。債務超過もやってるようです。いかにも立場の弱い下請け味。

も、近年は減収するも利益が出てる感じのムーブ。不採算事業を切ってるかもしれない。

減収増益、純赤字の2020「当社は2019年度を初年度とする3年間の再建中期計画を新たに作成し、事業構造改革に着手」ってことでそれっぽいのは

タイ、ベトナムの事業で従来からの長期不採算状況も勘案し、当社が保有する現地子会社の全株式の売却

国内事業においては、事業構造改革の各施策を矢継ぎ早に実行した結果、その成果が第2四半期以降数字に表れ始め、改革に勢い

財務強化のため自動車業界に投資実績のあるファンドの増資を受け入れ

等々のこれ以外の施策もあって黒字転換ですね。

2021「海外事業においては、主力であるタイ、ベトナムの事業も新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け2020年度前半は経営環境が急速に悪化したものの、事業構造改革及びコスト削減効果により後半以降は順調に回復に向かい〜国内事業においても海外事業と同様に収益面において全社における事業構造改革及び経営効率化の効果が表れた結果、当期純利益で2017年3月期以来の黒字化を達成」

他にもいろいろまた上のファンドからさらなる増資も入り財務改善等々。

と、中期経営計画をもとにファンドの支援もうけ強烈にリストラが数住んでいる感じではありますね。

全体の数字では2020、2021で原価率がぐっと下がってますね。これでずっと出てなかったまともな利益が出始めてる感。とはいえ原価率は高めで(84〜90%ほど)基本的に高収益とか競争優位性があるという種にはみえずあくまでダメダメが普通に立ち直ってきてるという印象です。

目先1Qで大きく増収増益ですね。記事が出る頃は2Q出てますね。前期が落ち込んでところはありますが、利益はまともに出だしてるはそうですね。

 

財務

2015年まで資産増で以後はずっと減ってますね。その中で純資産は増えておらず典型的な駄目な感じの推移・・も重要なのは2020以降となりそうで前期末で総資産132億で有形固定は67億。これは減らしてきてます。流動は2020まで減ってましたが2021で増加に転じてます。増えたのは現金が主ですが手形とか商品が下げ止まってますね。今期1Qでも手形商品など減ってなく、固定資産増やしてますね。建設仮勘定などもありますね。投資再開のターンにきてるかも。

財務自体はまだまだわるいです。1Qで87億ほど負債で流動76億で短期借り入れが多め

41億。かなり状態が悪いタイプですね。ですが借入返済は進んでるようですね。それに2020年以前は壊滅的な財務とかになりそうなので財務面でも急激に立ち直ってきてるはそうですね。

 

CF

営業CFは意外に安定的。赤字はあるもだいたい出てますね。ただ投資もかかり2015年まではFCFはマイナスでしたが以降は投資も絞る感もありFCFは一応出てますね。

もうちょっと財務がよくなり利益も上がるとぐっとラクになるような気も。目先はその方向ですね。

利益剰余金はプラスになったし配当はできなくもなさそうですがまだしたくないでしょうね。

 

ニフコ

業績

・プラスチック精密成形部品(プラスチックファスナー、ダンパー、バックル、ラッチ)

・自動車部品(燃料部品、エンジン部品、外装部品、内装部品、電動パワートレイン部品、電装部品、ADAS部品)

・住生活関連部品(家電・OA関連部品、住設設備関連製品、ファッション・スポーツ関連製品)

・ベッド製造・販売、家具輸入・販売

ベッドは異色だけどほかはだいたいプラスチックな感じ。

セグメント。ベッドもちゃんと利益というかむしろベッドの方が利益出てる。

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全体としても売上も長期には伸びてる感もあり営業赤字も純赤字も見当たらなく営業利益率5〜11%程度でずっと堅実に稼ぎ続けBPSくらいは右肩感ある推移です。

ですが2016年以降は売上には足踏み感あり減益くらいはそこそこあるので成長企業というよりは停滞蓄財企業と見てた方が近そうです。

ROEあたりも10%超えがずっと続いてともかくも安定感はそうとうありますね。

今期2Qで下方「世界的な半導体等の不足による自動車生産台数の減少が続くことが予想されるなど不透明な状況の中、足元では原材料、物流コストの上昇が顕著に表れる」となってますが通過自体は増収増益ですね。通期計画も停滞の範囲内。悪要因があっても堅調を維持くらいとはなりそうです。

 

財務

資産増。2013〜2017あたり自己資本比率が低く出てますが基本的には60%前後で安定しつつ資産増をしてるような。上記の自己資本比率は負債が増えて減ったタイミングですね。

有形固定は2015年まで増加は著しく以降は微増くらい。業績と連動感ある。

まあ総合して堅調なんじゃないでしょうか。

 

CF

CF安定。2016年以降営業CFが安定感あります。2017年以降は投資水準も抑えFCFも普通に出てそうです。現金は伸びる傾向。配当は利益連動感ありますね。ただ近年は自社株買いも散発してますね。

 

中央化学

業績

三菱商事の子会社でプラスチック容器というかこういうの。一部。

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業績は冴えない。長期に減収一直線感あり定期的に赤字が出て特損切って利益が落ち着くもまた減収赤字が出だしてみたいな推移。

ここ数年は利益は落ち着いてますね。とはいえ、低営業利益率で低ROAで普通に低収益という感じ(ROEレバレッジがかかってそうで低くもない)。

まあ普通にまだ苦しそうでトンネルの中なのでないか。

といいつつ原価率推移は減少傾向であるいは今後は利益が安定化するかもしれないところはあります。

1Qで減収増益。まだ減収ですが四半期推移みてると最近はずっと四半期で利益が安定してきてますね。あるいはトンネル抜けてるかもしれません。コロナは逆風になりそうなんですけどね。

 

財務

延々リストラしてるという感じで総資産がずっと減り続けている。

純資産も同様なところはあったんですが純資産は2019年以降は伸びだしてますね。

自己資本比率も改善。利益剰余金は現在マイナスです。

有形固定は減り続けてますが流動資産は減り止まりとも見れる推移。今期1Qでもそうですね。

負債は流動も固定も減り続けてますね。

総じてリストラ局面。でも減らすだけの局面は終わった可能性はありますね。

 

CF

だめだめな会社だと思うけどここまで生き残れた理由にもなりそうな営業CF推移。ずっと黒ですね。2008年とかはマイナスですが投資は必要ですが投資しても長期にはFCF出てます。

それで余裕分はずっと負債返済に回ってそうですね。財務CFがプラスが殆どない。だいたい余裕があったら負債返してそうな推移。有利子負債自体はまだ残ってるので道半ば感はありますが。

利益剰余金マイナスだし配当してる余裕はなさそう。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足でさげて持ち直すもまたさげつつ
月足で噴いたりもしたけど結局さげ
確認。

評価・売買判断

児玉化学工業

テクニカル的には、ヨコヨコ感強い推移から430とかから2017年に噴いて2830とかしましたが、結局すぐおちてコロナあたりはさらに安値更新で230。その後は持ち直す素振りを見せましたがコロナ前の663などの高値も破れず589までで目先はさらに崩れてきてる印象でいろいろ弱いという推移。目先落ちて376はコロナ230とかは切れてないのでこの230を大底と見るとどうかですかね。ここで切り替えてるとするならほかは2020年9月の300などを基準に。


ファンダ的には、過去はダメダメだったけど目先急激に立ち直りつつあるプラスチック加工品メーカー。

立ち直ムーブが本物かどうかでしょうか?あとは目先までは改善著しいですが絶対的にはまだ高ROAってわけでもなく(レバレッジがかかってるのでわりと高ROEです)、原価率など見るにいうほど競争優位性などもなさそうで伸びしろをどこまでみるかでしょうか。まあ目先はかなり状態良くなってますし、財務などはまだまだわるいので伸びしろと見ることもできるかもしれませんが。

評価。

PER5とかPBR0.9。PERはえらく低めでこれはあまりもう利益が伸びると信用されてない評価帯のようには。下方くらい織り込んでそうです。(下方来たら売られるとは思いますが)もPBR0.9はわりとこの手の会社ではニュートラルか少々低い評価かな?とは思うところでその辺どう見るかですね。

いずれにせよ。状態はまだまだわるい中変化が大きくでそうな局面に見えて良くもわるくも大きく変化しそうな気はするところ。わりとハイリスク・ハイリターンでは?という印象。

 

ニフコ

堅調な化学メーカーと言う印象。家具もあるけど。長期に赤字もなくBPSも右肩。財務も安定的でCFは近年はそれ以上に安定的。ROE水準などもなかなか。

評価。

PER18のPBR2とか。平均よりは安定的でいい企業ですよねってところもあってPER18も高いともいい難いのですが、目先成長してる感じでもなく儲かってるけど停滞蓄財ですよね?ってみるともうふた声とはいいたくも。低い方だとPBR1くらいまではわりと評価されてPBR2.5以上とかもあるので悩ましいところがあるというか上も下もって感じ。考え方次第じゃないかと。

 

中央化学

過去の蓄積を食いつぶしまくってる感のプラスチック食器屋。積み上げたものが儲からなくなってずっとリストラしてる感じでしょうか。ただCFは安定的で時間はかかるも負債を返済し財務は身軽になって不採算資産はかなり処分できたようで、目先業績も利益がでるようになりあるいは長いトンネルから抜け出せてきたかも?というところでしょうか。そして今回はだめでもCF自体は安定してるので意外にしぶとそうですね。

評価。

PER10のPBR0.9ほど、普通の堅調な化学メーカーに準ずる評価に見える。警戒は少し入ってるかな。復調が更に続き大幅増益などはあまり見られてなさそうなのでそのようなシナリオが見える人はいくのも。

とはいえ普通に状態が悪いメーカーがそれなりに警戒されてる評価になってるともみなせなくもないので利益がでてBPS増くらいだというほど面白いことにもならないかも・・とかは思うのでこれも考え方しだいですかね・・って感じ。

 

光ハイツ・ヴェラス

札幌の老人ホーム。

2012年以降くらいから横ばい感がつよくいかにも停滞。

利益は近年利益率低くなってROEで4%もなくROA2%もない感じはいかにも薄利で原価率高めでいかにも人を採るのにコストかかってそうねという感じ。ただ営業利益は赤字なしで過去には純損失がありますね。切って営業利益が復活するムーブしてるのでなんか大きな膿出しが来るやも・・みたいなところもありますね。

財務は安定的。自己資本比率は改善傾向で純資産BPSあたりも微増みたいな。借り入れもほぼないですね。

営業CFあまりでてないですね。というか2014年に固定資産売却して大きなお金作って投資したのですかね?以後それを崩しながら生きてる感がつよく。

色んな意味で溜め込んでほそぼそと現状維持してるようには。

PBR0.5ほど。やむなしというかこれでも過剰な気がします。とはいえ低い方みたいですね。PBR0.3台はあるけど上は0.9とかも。いや近年薄利なので下がっても妥当には思えますが。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないぞ。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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