大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(4308)Jストリーム/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

Jストリームとその他

株価

2575円(人々は、突然いきなり噴火して反省したのか今はずっとおとなしくしてる。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 4308 3681 9468 4772
企業名 Jストリーム ブイキューブ KADOKAWA

ストリームメディア

コーポレーション

市場 東証マザ 東証一部 東証一部 JQG
業種 情報通信 情報通信 情報通信 情報通信
時価総額(億) 361.2 411.4 4140.1 205.2
株価 2575 1671 5840 177
決算期 2022/03予 2021/12予 2022/03予 2021/12予
予想売上(億) 138.7 130.0 2,180.0 68.6
予想営業利益(億) 24.0 24.0 100.0 (3.2)
営業利益率 17.30% 18.46% 4.59% -4.69%
予想純利益(億) 15.8 20.0 69.0 (3.1)
売上成長率(年複利/期間) 9.4%/15年 22.7%/10年 11.7%/7年 3.7%/15年
EPS成長率(年複利/期間) 18.1%/15年 #NUM! -9.7%/7年 -15.4%/15年
BPS成長率(年複利/期間) 7.5%/14年 23.6%/9年 3.6%/6年 7.1%/14年
PER 20.26 20.25 54.55 -66.39
PBR 3.53 9.3 2.94 3.69
ROE 17.4% 45.9% 5.4% -5.6%
ROA 13.4% 19.9% 2.6% -3.4%
配当利回り - 0.48 0.86 0
配当性向 #VALUE! 9.7% 46.7% 0.0%
総資産(億) 118.3 100.3 2696.5 90.0
自己資本(億) 88.7 37.9 1273.4 57.2
自己資本比率(%) 74.9 37.8 47.2 63.6
一言感想 確変? 確変? 停滞 低迷

 今週は比較。銘柄スカウター10年スクリーニングで5年売上及び営業利益成長率15%以上かつPBR相対水準5年20以下のものから気になったものをチョイスして比較します。ここ5年で成長してるのに評価が低いものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2021年09月27日取得。Jストリーム。ネット配信系。TOB寄り。比較に動画系してるところ。ゲストにメディアをストリームしてるコーポレーション。

Jストリーム

業績

動画配信だけど、個人がポータルに動画あげてうんたら言うよりはTOB向けで以下のようなサービスを展開。

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いかにもコロナで伸びそうなもの・・って印象で実際2021に業績は跳ねてますがすが、株高自体はコロナ前に始まっているというか業績も2015年以降は増収傾向で、2020年に加速感の2021で一気に炸裂と言う流れ。
2020「主力となる配信・制作サービスの受注につながる各種施策を展開しました。8月には医薬系等の市場開拓・サービス力強化のため、持分法適用会社であったビッグエムズワイの株式を全部取得、連結子会社として連携を強化しました。第4四半期連結会計期間においては、感染症対策などグループ社員の健康管理に注力すると同時に、社会貢献の側面からもインターネットライブや映像事前収録等のサービスの提供を積極的に進め〜2020年2月半ば以降においては、各種イベントの自粛が広がる中、イベントや会議等ともにインターネットライブについても相当のキャンセル事例が発生しましたが、Web講演会については接触機会を減らせることから受注が増加し、他にも各業界において、WEBセミナー、社員集会、卒業式典、入社式、社長訓話、採用セミナー、社内研修、株主総会等様々な用途でのライブ、事前収録等映像制作の問い合わせが急増し、受注増につながりました。オンデマンド配信についても教育等各種用途の利用時間が増加し、流量増からネットワーク売上が増加」

2021「EVC領域(医薬)においては、従来からDX(デジタルトランスフォーメーション)を積極的に推進していた業界であったことに加え、感染症対策の観点からMRによる訪問、販売促進活動に制限があることも影響し、Web  講演会用途のライブ配信売上が、多くの顧客において大幅に増加しました。更に関連するWeb制作、映像制作についても堅調に推移した結果、前年同期の二倍を超える売上」とかとかコロナ対策もあり需要爆発感ある感じの説明。

 

という感じにもともと特に医薬業界向けに買収もからめ強化するなど、成長の流れの中でコロナやDXの流れが完全に後押ししたという印象。

で、この流れが特需か?定着か?というのがひとつの視点じゃないでしょうか。

1Qでは増収増益ですね。増収+37.4%とか突き抜けてますね。計画は大きく伸びた前期から増収増益ですね。+7%とか。今の所オーバーペース。

まあでも特需でいずれ落ちるみたいな懸念はついて回りそうですが。

あとは原価率は意外に規模拡大で減少という感じでもないですが(さすがに前期は減少)、販管費はわりと素直に規模で落ちてそうです。よって減収ないと大きな利益率の低下は可能性低いかな?という印象。で、規模像で利益率、ROEROAが一気に目を引く水準まで駆け上ってますね。

 

 

財務

財務はよい。目先1Qで総資産118億で流動97億で現金65億。有形固定は5億程度でほとんどなく典型的なネット企業。負債も全部で26億とかですね。

あまり投資とかかからなさそうで、というか前期一気にお金入ってきたっぽいですね。

なんですが、意外に利益剰余金のプラス化は最近で2013年とか。まあもう完全に損益分岐越えてて、前期で臨界点越えて爆発した感はありますが。

財務悪いわけがない。借り入れないに等しい。

 

CF

営業CFは安定だけど意外に投資が大きくFCFが弱い。前期まで。

前期は一気にもうかって突き抜けた感はあるけど、いきなりなので今後相応の投資も必要になるかもしれない可能性には留意。

とはいえやはり突き抜けた可能性もあり優秀なCFマシーンになるのもありえると。でも前期末から利益出しながら現金増えてなさそうで言うほどCFは強くないかも。

で、前期に新株予約権行使による自己株式の処分による収入もあってこれも大きめ。これらもありかなり現金がとんだ形。

やはり、事業からのCFは言うほど強くないかも。

 

ブイキューブ

業績

WEB会議よりのサービス。

以下に乗ってるけど結構Jストリームとかぶりますね。

サービス | Beyond テレワーク | Web会議・テレビ会議(TV会議)ブイキューブ

ここも大きくは増収して・・2016年から足踏み感が強く赤字混じりだったりしますが、2020年で利益がでて今期は更に突き抜ける形。

気になる期。

2019(減収)「前連結会計年度の電子黒板サービス事業の売却及び、連結子会社であったアイスタディ株式会社(以下「アイスタディ」という)の株式売却により、同社を第2四半期連結会計期間より連結範囲から除外したことが主な要因です。なお、これら売却事業等の影響を除いた場合の売上高は、前年同期比で10.6%の増加」ということで連結外しのせい。

2020(増収利益)「主に、Web会議サービスや映像組み込みサービスの需要増加により、ビジュアルコミュニケーション事業売上高が伸長」普通にコロナ恩恵。

で、最初は緊急回避的に使ったけど企業が経費削減や商圏拡大に有用と企業が認識したからもっとうちは流行るとか言ってます。

で、今期2Qで増収+84.5%の営業利益+294.2%とか弾けてますね。ただこれでも進捗は半分以下なので強気の計画。で、流行ってますね。

で、原価率はそうでもないですが、販管費は規模に応じてぐりぐり下がってる感はありこれだとやはり増収は利益率あがりそう。というか上がってますね。

 

 

財務

2Qで、資産135億で流動52億の有形固定は17億とすくなめでいかにもネット企業ですが、ソフトウェアとのれんなどの無形固定はおおめですね。48億。

これ前期からすごく増えてて、のれんとか有形固定ふえてるので買収ですね。

ブイキューブ、イベントDX企業のXyvid社を買収、子会社化 | Beyond テレワーク | Web会議・テレビ会議(TV会議)ブイキューブ

上では連結外しとかもしてるのでわりと事業を貼ったり切ったりするスタイルっぽいですね。

それで財務は悪いかも。目先負債が91億。有利子負債も60億近くありそうで負債の質もわるそうです。

みたいな感じに買収も含めて投資に前のめりスタイルで転ぶと大変。いや、目先は走ってますが。

 

CF

営業CFはでてる。も投資が大きめでFCFは出てないときのほうが多め。財務CFに頼るところも大きいですね。ただ前期で営業CFは跳ねてそして今期は前期を上回る利益出てて2Qも前期を上回ってきてるので、前のめりで高速回転みたいな展開もあるかもしれないとは。

 

KADOKAWA

業績

ここは動画メインでもないし流すつもりですが、コロナ以降かなり一方的な株高が続いており、角川になにがあった感はありますが増収とかはなく売上では足踏み感が強いです。

とはいえ2020、2021と利益率がぐっと上がる形でかなりの増益で目先1Qは増収もついて利益は+62.9%とか弾けてるものが出てきてます。

2021/1Q「出版〜書籍市場全体が新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けた前年から回復していることに加え、当社においては新刊の制作が順調に進捗していることや、前年に引き続き返品率が大幅に良化していることが収益貢献〜さらなる返品削減、製造コスト削減、利益率の向上に向け、埼玉県所沢市において2021年4月に書籍製造ラインの稼働を一部開始し、文庫やライトノベル、新書、コミックス等のデジタル印刷による小ロット・適時製造を行って」

出版が好調のようですし、小ロット志向は時勢にあってそうな。そのた映像も目先好調、ゲームは赤字でニコニコなどは「月額有料会員(プレミアム会員)が6月末には148万人となり、前年3月末の153万人からは減少となっています。しかしながら、有料生放送や生放送番組にアイテムを贈る「ギフト」などの都度課金収益の拡大に努め、収益の多様化への取組みが収益に貢献」で結構堅調なようです。

ゲームや映像は浮き沈みありそうですがやはりここは主力は書籍となりそうで、その好調が目先支えてそうですね。

・・・とまあ好調ですが、一応目先までROEROA利益率など凡庸ってほどじゃないけど傑出って感じでもなくわりとありえる水準ですかね。出版業としてみるならかなり好成績はそうかも知れないですが。

 

財務

財務はいかにもほどほど。

流します。BPSくらいは少し伸びてますね。

 

CF

営業CFはしっかり出るタイプ。

投資すると言うほど残らないですね。FCFはマイナスも多め。伸びてきた利益がCFに反映すると楽になりそうな雰囲気。

還元は増配はしてるけど低めな水準。

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足であげてさげ
月足でよこよこから噴火して鎮火。
確認。

評価・売買判断

Jストリーム

テクニカル的には、噴火して鎮火してるところ。コロナで噴火か?と思ったけど、発火は2019年末くらい。コロナで一度つまずくも2020年末には500台から6840まで。

その後は高値圏でもんだあと落ち始めてあとはずっと落ちてるという感じ。

噴火を一時ではなく一発目とみるなら、どこかで反転とみるのも。ただ基準が難しいね。一方的なさげだけど過去の安値はコロナ638とかで遠め。となると2289ですかね。日足では反転感はあるにはありますが。


ファンダ的には、BTOBの動画配信サービス。もともと成長してきたところにコロナやらDXやらで大いに追い風。一気に業績加速したわけですが、これで反動とならずこの先もさらに伸ばせるか?みたいなところ。

固定資産で稼ぐタイプではなさそうが意外に投資もかかりFCFは元来弱め。高めの原価率もそういうことかも。ただ販管費は下がってきてかなりの高収益に。CFがこれにおいつくとかなり見れそうな。

そんなところで目先まで順調。

評価。

PER20のPBR3.5とか。成長がつづくというか利益を維持くらいならもう見れる気もしなくもない。ROEとPERももう近いくらいの水準。ROEを維持できるならそうさらにずるずる下にいくという可能性はそんなに高くもない気はします。とはいえ、維持できるか。ここの判断が難しく。いや目先は順調ですが。上振れもありそうな気もしますけど。一時じゃだめなのよね。って感じ。

 

 

ブイキューブ

Jストリームとも近い事業性。会社を買ったり売ったりもしながら投資には前のめり感。うまく行かないと赤字出した上で減収とかもなるけど、目先コロナ恩恵もうけて業績は爆発感あるので、前のめりの高速回転がいい方に向かうといよいよはじけるかもしれないところは。ただ逆回転すると財務の質の悪さもありかなりひどいことにもなるかもしれない。そのようなハイリスクハイリターン味は。目先はうまく回転してるようです。

評価。

PER20のPBR9。目先の成長性が続くとするなら控えめとも思える評価。故に逆回転警戒も織り込んでそうです。まあそれでもほんとに逆回転赤字とかになるとすごくひどい目にあいそうですが。回転がうまくいき成長がつずくとやっぱり恩恵ありそう。成長しながらもう大丈夫だまでいくと成長した上にPERも跳ねるかも。いや、わかんないけど。

 

KADOKAWA

出版が好調。ニコニコは堅調くらいか。いちおう収益性向上の波動みたなものもないこともないけど、目先まで高ROEROAってこともないし、出版もその他もヒット作に左右される感もありどこまで評価するかみたいなところは。

上場出版社としては明らかに好調である意味一人勝ち感はあります。他のゼンリンとか学研とかもっと低ROEで低迷感あるし。絶好調感あるアルファポリスはいますが。

財務CFに関してはほどほど感。CFは強くもないですね。

評価。

PER45のPBR3とか。率直な感想としては解せない高評価。好調はわかるし目先の前年とかは弾けてるけど、ちょっと評価し過ぎではないか。

好調な出版というユニークなところももっと収益性高いアルファポリスがもっと低PERだったりしますし。(PBRではKADOKAWAが下ですね)

まあでも絶賛株価は上昇トレンドで業績も好調ではあるのですぐ落ちるとするのも。ドローダウン始まると深くなりそうとかは思いますが。なかなかむずかしいもんですね。

 

 

ストリームメディアコーポレーション

いろいろコンテンツ、CS放送とか、グッズ販売。芸能寄りですね。

業績は伸びてるのか伸びてないのか。赤字も多くてBPSも伸ばせてないかな?って感じ。目先はコロナでダメージよりだった模様(コンサートとか減るだろうし)、今期は反動で前年比は高く出てますね。2Qでて計画は強気っぽいですが、利益はともかく売上は保守傾向がありそうです。まあでも赤字計画で2Qも赤字で冴えない感じですね。利益構造も原価率高いタイプで基本的に厳しそう。

財務は悪くないけど利益剰余金がマイナスですね。ずっとマイナス。端的には儲けてない。

営業CFでマイナスの年の方が多い。事業性踏まえるととても不味そうです。だからかときどき増資が飛んできてそうです。死にそうだけど死にたくないようですね。お金手に入れたのでしばらくもちそう・・でもないかも。営業CFのマイナス見る限り。

総じていいところがないという印象です。評価はPBR3.7と高め。利益出るなら改善点しかない・・(財務は言うほど悪くないのでそうでもないかもしれないが)ボロ株ですね。なんかのきっかけて吹くかもしれないのでそういう投棄・・じゃなかった投機的な狙いはいけるかもしれないね。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

通常運転です。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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