投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。
注目銘柄(市場/業種)
(東証一部/機械)
株価
25540円(人々は、ほとんど乱れずに行軍を続けている。)
業績財務と指標とそれに対する分析
今日は分析。だいたい成長企業(偶数年営業利益継続増加企業)(https://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2016/01/17/000000)で気になったものをチョイスして分析。細かい選別はせずに見てみます。ダイキン工業。空調機器。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2021年08月20日に取得。
業績
長期に成長。10年売上8%複利とか出てるし、もっと長く見ても8.6%とかでこれは高成長と言えるし規模を考えればすごいことですね。その他EPSBPS営業利益あたりもいずれもここ10年ではかなり速いペースで伸びてますしこのあたりも十分成長企業です。
とはいえ、減収もないわけじゃないし、減益くらいはそれなりにあったりで常に増収増益してるような感じでもなくのでシクリカル味はありますね。
で、グローバルで買収熱心です。以下あたりは大きな買収や資本提携の動き。
2012年米住宅用空調分野でトップの米グッドマングローバルグループを買収(約3000億円)。
2016年米換気フィルター会社を買収(約500億円)。
2017年パナソニックとのエアコン事業提携(1999年)を解消、新晃工業<6458>と資本業務提携。
2018年オーストリアの冷凍・冷蔵ショーケースメーカー AHT 社を買収(1145億円)。
で、近年は利益率が落ちる形で2019年の営業利益を破れずにいて、2019年以降ROEも落ちる傾向でしたが、2021年減収減益決算までいきました。コロナの影響っぽいですね。
ですが2022年計画は最高益の計画で、目先1Qで増収37%の増益100%で修正を伴って絶好調で通過。Qレベルでも過去にない程度の売上利益ですね。絶好調。
と、長年高成長も成長鈍化感を示してきた中で目先それを払拭する計画と弾けたQが出てきている感じですね。
財務
買収とかも多いので財務は悪いかな?とみてもそんなこともなく。
2013〜2020年は自己資本比率も改善ですね。35.6%から53.8%。
だいたい40-50%を維持で財務を維持しながら余裕を見て買収とかしてるという印象です。
目先1Qで3.3兆の総資産で流動1.8兆で有形固定6500億、のれんは2600億程度ですね。
のれんは2015年からは減り続けてますね。有形固定は増え続けてます。流動資産もそうですね。このへんは成長なりに順調に伸びているという感じですね。
有利子負債は維持か減るくらいで目先もう現金の方が大きいくらい。
総じて順調な会社のそれで問題もあるように見えません。
CF
営業CFは安定的。伸びる傾向もありますね。利益足踏みの間にしっかり伸びてます。
買収なども入ったりするし設備投資もいるのでCFマイナスもあるも、2014年以降は常にFCF出てますね。FCF出る範囲で投資も買収も済ませてるいるということですね。
で、2021年はFCF出ててそれほど現金は必要なさそうなのに借りもして現金をいきなりドカンと積んでますね。
これはわりと買収でもする気かもしれません。どっかには用途を書いてあるかもしれませんね。ちょっと見る限りでは見つかりませんでしたが。
ただ2021年短信で「体質強化策の成果をベースに、引き続き攻めと挑戦の姿勢で施策を実行してまいります。同時に、需要の上振れ・下振れに対する柔軟な構えを持った事業運営を行ってまいります。それにより、ライバルの攻勢激化や銅をはじめとした原材料市況・海上運賃の高騰によるコストアップを跳ね返して、業績のV字回復を果たしたい」とか言っててかなりやる気を見せてる感はありますね。
日足週足月足の値動き判断
日足であげ
週足であげ
月足であげ
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、長期に右肩。ここまできれいな右肩はあまりみないかも。
目先はちょっと跳ねてるかんじなので上げ止まると調整に入るは考えても良さそうです。
極めてきれいで順調なんだけどそれが故に底が測り難いと言うか遠くなりますね。目先だと19905がよさそうですが。25605とかは流石に近すぎると思いますし。
ファンダ的には、長期にこの規模でかなり高い成長率で伸び続ける優秀なメーカー。
毎年増収増益するとかまで安定してないし利益率20%以上とかまでぶち抜けた指数は持ってませんが総合して優秀というのは疑いないし優良企業というほかない。
その中で近年は利益足踏みにROE低下傾向があったんですが、目先やる気になってる感もあり計画は強気で1Qも極めていい数字がでてきてる感じでまた業績の上向き感も。その中で現金も必要以上に積んでるように思えて買収でも飛んできても不思議な感じでもなく。
評価。
PER40ほど。PBRでも4越え。これはダイキンとしても過去最高水準の評価と言える水準。PBRなら最高水準。期待も持てそうだし実際に好調を示してきてる会社が歴史的にも高い評価を受けているという状態。
買収とかもくるかもしれないけど、それにしても評価先行感はあるような。まあ好調は続いてますし、その中で高評価を維持しながら株高とか調整にしても下は限定的とかはよくあるように思えるので高いと知りつつ行くのもありには思えますが。ただ絶好調が前提だと思いますのでこの調子が落ちるのは注意してあるべきかなあとは。
リンク
ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=6367
株探:http://kabutan.jp/stock/?code=6367
IRBANK:https://irbank.net/6367
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
へいじょう運転です。
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記事補足してます。