大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

MENU

(3696)セレス/日記(比)

スポンサーリンク
f:id:kamomenotoushi:20210801114904j:plain

投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

セレスとその他

株価

2641円(人々は、長い準備の果てに一度は失敗かと思ったところで大進撃。も、その勢いは目先は落ちてきてる。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 3696 6562 7036 8848
企業名 セレス ジーニー イーエムネットジャパン レオパレス21
市場 東証一部 東証マザ 東証マザ 東証一部
業種 情報通信 サービス サービス 不動産
時価総額(億) 305.6 175.1 94.7 619.3
株価 2641 970 4955 188
決算期 2021/12予 2022/03予 2021/12予 2022/03予
予想売上(億) 238.0 134.3 101.4 4,029.0
予想営業利益(億) 20.0 6.4 4.0 20.0
営業利益率 8.40% 4.77% 3.94% 0.50%
予想純利益(億) 20.0 5.3 2.9 (56.0)
売上成長率(年複利/期間) 51%/9年 10.5%/6年 13.9%/5年 -3%/15年
EPS成長率(年複利/期間) #NUM! 46.9%/6年 28.8%/5年 #NUM!
BPS成長率(年複利/期間) 60.3%/8年 16%/5年 34.9%/4年 -25%/14年
PER 14.52 33.29 32.17 -11.06
PBR 3.56 6.59 7.18 -
ROE 24.5% 19.8% 22.3% #VALUE!
ROA 12.3% 9.3% 9.6% -3.5%
配当利回り 1.36 - 0.85 0
配当性向 19.8% #VALUE! 27.3% 0.0%
総資産(億) 162.3 56.5 30.2 1617.1
自己資本(億) 65.1 26.6 12.2 -84.9
自己資本比率(%) 40.1 47 40.5 -
一言感想 あげあげ 停滞 あげあ 停滞から危機

 今週は比較。市場統計推移記録表で2016/2/12と2021/8/13比較して双方ROE10%以上でROEは20%以上向上してるのにPBRが低下してるもの(対象9銘柄)からきになったものをチョイスして比較します。安定して収益性が高くかつ上げているのに評価をさげたものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2021年08月13日取得。セレス。インターネットメディア企画・開発・運営会社。比較に銘柄スカウターで同じネット広告で目についたもの。ゲストにレス仲間のレオパ”レス”。

 

セレス

業績

 銘柄スカウターでのカテゴリでネット広告でしたが、ポイントサイトでしたね。

主力はポイントサイト。こういうのだね。

f:id:kamomenotoushi:20210817213305p:plain

ユーザーがサービスを買う紹介するなどするとユーザーにポイントが貯まると。

ポイントサイト以外もしてるけどだいたいポイントサイトっぽい説明。

ポイントサイトは以下みたいな感じだそうです。

f:id:kamomenotoushi:20210817213625p:plain

おおまかにそんな感じですが今の所業績は右肩。

売上で 51%/9年とかはバリバリ。今後は目先落ち着いてきてるしこんなにでなさそうですが。利益も伸びてきてますが以前より利益率が落ちてきてますね。原価率が上がってますね。この手のサイト運営は原価率でも販管費率でも下がって欲しいところですが現状はそのような傾向はなさそうです。それと勢いあるポイントサイトとかだともっとROEでてもいい気もしますが言うほど高くもないですね。

あとは目先、純利益が跳ねてます。「持分法適用関連会社であるビットバンクにおいて暗号資産市場の取引活性化を背景に持分法による投資利益が前回発表を上回って推移する見込みとなりました」ってことで一時の利益である見込みが強そうです。営業利益で修正前のEPS145ほどからはPER18ほどですね。

総じて高成長ですし目先までモバイルサービスも+30%くらいできてますしね。

 

 

財務

資産増。自己資本比率などはわりと低めですね。

目先2Qで187億総資産で流動133億で現金70億ほどですね。まあ現金伸びてますね。流動なら右肩っぽい。有形固定は1.3億ほどで極めて流動よりですね。ほかはのれんあたりがわりと大きめ。負債は借り入れなども多いですが借り入れ<現金くらいではあるのでそんなに問題もないかな。総じて堅調なネット企業という感じですね。

 

CF

 営業CFは安定的に出るタイプ。証券とか触ってたりしてFCFはマイナスも多いけど、設備投資自体は営業CF内でFCFは出す能力はありそうです。

配当は出してきてますがあまりやる気がある感じではないですね。余裕を持って配当というかんじです。現状減配はなし。

 

ジーニー

業績

これはネット広告という感じ。

アドテクノロジー会社。広告収益最大化プラットフォーム「GenieeSSP」を主軸にマーケティングテクノロジー事業(メディアの広告枠を自動売買)、マーケティングソリューション事業を展開。

・・・とか言われてもあまり何をしてるのか見え難いというのはこの手のマーケ会社にはありがち。

そんなかんじですが2018年まで大きく増収してきて上場、上場した途端に減収で赤字も出して上場から大きく株安。ここまであからさまな上場ゴールと言うか、会社は順調だけど投資家が勝手に盛り上がって盛り下がって株安はわりと見ますが業績も上場時がゴールってのもあまりないかもしれません。

というか利益率も高くなく原価率も高め(80%程度)で元来高収益になりがたいものかなあという印象。

その中でいちお赤字から黒字に復帰ですね。まだ薄利で低ROEです。というかずっと減収です。1Qも減収。

 

 

財務

 あまり中身を詳しく見る気も起きないのですが。

うーん、1Qで総資産56億で流動25億で有形は少ないけどのれんが10億ほど。

これみたい。

アドテクノロジー事業のM&Aニュース/ジーニーがビジネスサーチテクノロジを買収 | M&A・事業承継の仲介会社ならM&A総合研究所

これで化けるかも?というのはあるかもだけど1Qでは化けてないねって感じ。

買収のお代は借り入れで作ったみたいだね。

 

 

CF

 営業CFは出てる。ですが買収などはともかくとして設備投資でペイできない程度のCFになりそう。ということで現状FCFはマイナスになりそうな体質になりそう。目先黒にはなってきてるので良化はしてるとはいえるけどね。

 

イーエムネットジャパン

業績

 インターネット広告会社。なにをしてるのかよく見えませんが原価率高め(85%前後)なのをみるに広告代理店みたいなかんじでしょうか。

利益率は低いけどそれだけで見切るのは正しくない事例の一つかと。増収は二桁以上が続き利益率は低いけど高ROE維持でROAも低くもないかからこれは回転率が高いやつですね。BPSならかなりの速度で大きくなってます。というかEPSでも28.8%/5年で高成長です。

目先2Qも増収+21%で成長速度は落ちてなく低利益率の進捗は真に受けるのもどうかというところはあるけど+63%ほどで、普通に絶好調と言えますね。

あとは毎期増益するほど順調じゃないのでそこは留意でしょうか。大きく収益構造も変わりそうにも思えないところでやはり増収が大事な気がします。

 

財務

 財務は借り入れもなくきれい。稼いでいるので自己資本比率も改善してきてますね。

自己資本比率低いのは負債で買掛金が大きいため。右肩。事業規模に比すると思われるところでこれをどうのこうの言うのも。

現金あたりも伸びてるね。順調とかしか。

 

CF

 営業CFは基本安定。2017とかはマイナスだけど売上債権などの影響なので言うほど問題もないというかその後は安定で規模が出るほど安定しそうな。

投資も要らないししてないのでFCF出てますね。現金はたまりつつありそして配当もしてますね。順調と言うしかない。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足であげてさげ
月足でもみ合った末に落ちるも噴火して落ちる。
確認。

評価・売買判断

セレス

テクニカル的には、上場から広めですが1200〜2000台後半くらいでもみ合いというかレンジを組むのが2015〜2019くらいまで続きましたが2019年後半に崩れだし2020コロナでさらに撃沈というところから一気に舞い上がって突き抜けて541から5260まで。

勢い付きすぎたんですかね。それで落ちてきてる状況。この突き抜けがもっと長期の上昇トレンドのきっかけとかとみるかどうかですかね。5260以降はだだ下がりであまり底に出来る基準もなさそうで541は遠いですし。というわけで基準をおいて逆張りはすごくやりにくい形。一旦リバウンドをみて反転点を底にするとかですかね。2556は流石に楽観がすぎる気はするし。

 


ファンダ的には、好調なポイントサイト。勢いは目先までで継続で高成長。とはいえ、高ROEという感じでもなく、規模が出るに連れ利益率があがるという雰囲気でもなく現状勢いよく売上が伸びてるくらいで増収以上の増益になるかどうかはどうだろう・・?というところ。一方財務はあまりよくもないけどCFの筋自体はよく財務悪いのも投資その他の資産を買ってるせいみたいなところは。投資その他の資産≒借り入れくらい。

評価。

勢いだけはかなり。あとは基本的にはCFの筋もよいのでやはり調子いいかなというところは。印象としては言うほどいい会社でもないけど勢いはかなりある・・くらい。

目先は一時収益でPERが下がってそう。実質PER18くらいではないか。もちろん平均よりはずっといいと言うか成長性はかなり見せてるので成長しているPER20ほどとは見れる。セレスとしてももっと上はあるね。もっと下もあるけど。そういうわけでこれでも上も下も。なので考え方ですね。

 

 

ジーニー

上場ゴール。

業績も上場時がピークな感じでとても印象悪い。というか言うほどROEとか利益率も高くないし原価率などから高収益になる見込みも低そう。

ですが赤字から一応黒字化になり上向きにはなってるのかなあ?ってところ。

評価。

すごく安ければ。

PBR6ほど。過剰評価にしかみえない。黒字化になってるとはいえ普通に状態が悪く低収益。というかまだ減収傾向。なににこんなに期待するというのか。

 自分だとちょっとこのバリュエーションを肯定するようなシナリオが想像できないと言うか。まあ見える人は見えるかもしれないからだめとはいえないんだけど。

 

イーエムネットジャパン

 順調な(おそらく)ネット広告代理店。原価率高く利益率は低めも。これは事業構造上の問題で、代わりに回転率が高く出てて高ROEだし普通に高成長と言えてEPSBPSの伸びも早く普通に優秀以上の会社。

CFも普通にFCF出そうな感じで財務も自己資本比率低めは買掛あたりが大きくなる事業構造のせいでこのあたりも普通に健全で順調としか。

そのようななかで目先まで順調が続く。

評価。

PER30超えのPBR7とか。優秀で勢いある企業にそのような評価がついているように見える。優秀さを踏まえて過剰とは言えないんだけど、多くのこの手の会社はもっと低評価になることも多くイーエムネットもPER10切もあるようでやはり目先は加熱してると見るべきか。好調を維持ながら株安に向かうならいいタイミングもあるかもね。

 

レオパレス21

 

なんとなく並べてみたけどこんなん書かれるような状況。

レオパレス21、前代未聞の不祥事~経営破綻へのカウントダウンは始まったのか?~|住生活新聞 記者の目|住生活を支える新聞株式会社のWebマガジン

以前より壁が薄いだの言われてたりしてネタだとはおもうけど、以下のようなものもあり

レオパレス伝説は本当ですか? 実際に住んでる人教えてください - 教えて! 住まいの先生 - Yahoo!不動産

ネタだとは思うけど、あまりコストを掛けない志向があるのはそうかもしれない。で、上の大不祥事につながったと。

経営破綻へのカウントダウンとか書かれるのも大げさではなく目先債務超過です。倒産はわかりませんがやばめな増資などはいつでも飛んできうる状態でまあ普通に投資を考えるような状態ではないですね。

とはいえ・・過去も大きな赤字をだして純資産をほどふっとばした後にまた復活とかしてるのでその再現を狙うとかは意外に選択肢になるかもしれません。

四半期黒字くらいをみたら考えてもいいかもしれません。というか一応目先赤字幅減ってきてはいるんですよね。まあ考え方次第。一応いいますが考え方がここに合う人は少ないと思います。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

 いまのところやはり普通の夏枯れの夏だったとう感想ですね。

 

 

 

記事を気に入ってくださった方は↓をクリックしてくれると嬉しいです。
 にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ

記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表