大河の一滴

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胆力握力と支える力と支えられるものの話

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胆力とか握力みたいな話がありまして

 

それはよくあって、そんな話になった時に自分にそれがないなあとか手放した株式がもっと上がったりしたのを見ながら反省するなどよくあることなのではないでしょうか。

 

そんな胆力握力。

それをもう少し整理して理解してみようなんて試みて仮説を立ててみるみたいな話。

 

握力については過去にも整理したことがありましたが、もうちよっと複雑化してますね。

kamomenotoushi.hatenablog.com

上記のものはここで言う支える力に関わるものですね。でももっとほかの要素もあるのではないか?みたいな話。

 

胆力握力ってなんなんでしょう。

 

これを口にする人は多いように思えるけど、口にしている人の置かれてるケースは様々です。

その中で自分には胆力なり握力なりというパラメータはかしこさみたいな単一パラメータの高低で決まらなくてもうちょっと複雑な形をしてるように思えるところです。

例えば、優待の超現物ド分散の方・・例えば桐谷さんはあまりその種のことをいうイメージがないし、どちらかといえば成長期業投資・・つまりグロース手法の人はわりと口にしてる方が多い印象です。

・・・なところで、まずは手法などにより難易度みたいなものはあると思うんです。

優待ど分散ならそれはあまり問われないけど、グロース集中だとそれが問われやすく引っ掛かる人も多い。

 

そしてもちろん人によって違いますね。

全く同じ手法で同じ銘柄をもったある人はすぐ手放すけど、ある人はずっと持ってるみたいな。

なので個人差もありそうです。

 

そんなことから自分は胆力や握力は以下のように概念化できるのではないかと考えるところです。

 

支える力÷支えられるもの=胆力握力

 

胆力や握力はその二つのバランスによって決定すると。

冒険者レベルとクエストレベルみたいなもんですね。

冒険者レベルが高いと難易度が高いクエストでも余裕でこなせるけど、冒険者レベルが低いなら難易度が低めなクエストでもきつめだったりする。

そしてそのキツさを測るためには冒険者レベルとクエストレベル双方を見ないといけないわけです。

って言ってることわかるでしょうか。

 

・・まあなので、もし胆力とか握力がないなあと思うならそれは二つの理由のどちらか、或いは両方が考えられます。

自らの冒険者レベルが低いか、受けているクエストレベルが高いか。

優待分散は基本的にクエストレベルが低いので、冒険者レベルが比較高くなくてもあまり握力とか言う人がすくない。 

グロース集中は基本的にクエストレベルが高いので冒険者レベルが高くないとあるいは高くても握力のないと気になってくる人が多くなる。

 

と、例え話はここまでにしてその支える力と支えられる力とはなんなんでしょう?

 

 

考えてみました。

支える力の構成要因

・知識レベル

・経験慣れ

・忍耐力

・性格

・その他

 

支える力をあげる方法

・自らの知識レベルを上げる

危ないことと危なくないことをより理解する。それが危なくないとわかったり危なくないやり方がわかるならそれらを知らない人により、胆力握力を発揮できるでしょう。逆に知ることで危ないことがわかり逆に発揮できなくなるかもしれませんが。

・経験慣れ

場数を踏むば、より怖いことや不安なこともにも冷静に対処できるようになれそうです。これは投資経験から離れての人生経験みたいなものもありそうです。人生経験なら意識して投資のためにあげるのは難しいかもですね。

・忍耐力

上げられるんですかね・・・・?滝行してみます?実際少しは効果ある気もします。滝行して投資成績上がった人は聞いたことないけど。

・性格

変えられるんですかね・・・?

・その他

その他。

 

支えられるもの

・ボラリティの高さ

株価推移が激しいものはより胆力握力を発揮するのは難しいように思えます。ここの部分は大きく例えば分散よりは集中するとボラティリティは高くなりますし、配当株より成長株の方がだいたい激しいです。急騰株も激しいし派手なものより地味なもの。高成長は低成長よりボラがでがちです。いろいろありますね。

・理解しやすさ

理解しにくいものはよりどうなるか?の判断が難しいとなりそうです。またそれが故か上のボラティリティも高くなりがちな印象です。

・投資資金高

それを大きくする方が難易度上がります。これは額という意味でも保有資産における投資資産比率の意味でも双方の意味で言っています。

・その他

その他

 

支えられるものを小さくする方法

・見込めるボラティリティを低くする

集中よりから分散よりに変える。(インデックスファンドでもいいでしょう)高成長から低成長に変える。バリュエーションが高いものから低いものに変える。キャピタルゲインよりからインカムゲイン狙いにシフト。等々いろいろ。

・理解しやすさ

理解しやすいものにシフトする。よく知ってる業界や自分が使ってるものや自分が理解できるもの。よくわからないものからよりわかるものにシフトする。

保有資金高

保有量を下げる。レバレッジを止める。保有株を売って証券口座から現金を引き出し銀行口座に移す。

 

 

・・とまあ以上のことなどは考えられると思うんです。

 

もし胆力や握力が足りない。

 そんなふうに思うなら、上記のように支える力が足りないのか支えるものが大きすぎるのか?と考え整理するとといいんじゃないでしょうか。

逆に余裕なら支える力を減らすのはよくわからないけど、もっと多くのものを支えられるのではないか?って考えてもいいかもしれません。それで成長株にシフトしたりするわけです。いや、よりボラティリティ高いものに行ったり理解しにくいものに行くとか投資資金増やすことがトータルの投資成績を上げる結果になるかはわからないですけどね。

 

そうやって、自分の支える力は何に依るか?またそれでどれほどのものを支えているか?って測ることでこの胆力とか握力は高められるし、また最適化を目指せると思うところですがどうでしょうか。

 

そして多分ね。そうやってコントロールしていこうとするとね。

 支える力を上げるよりは支えられるものをコントロールすることの方が容易なはずなんです。

支える力で性格は変えられないでしょ?忍耐力って言ったって我慢しろって我慢できるもの?滝行すれば我慢できるようになるの?って話もありますしせいぜいたくさんやって慣れるか、たくさん勉強しましょうねってことになりますよね。そしてそれは簡単で一朝一夕にもできることでもないわけです。

 

支える力は容易には上がらない。

 

でも支えられるものはかなり簡単にコントロールできる。

持ってる弁護士ドットコムを売ってNTTに買い替えることが不可能かと言うと全然違うと思いますし、半分売ってキャッシュ比率を上げることもできるでしょう。株売って銀行口座に入金するのができないわけないでしょ。

 

支えられるものはわりと容易に調節できる。

 

つまりですね。

胆力とか握力とかないなんて話はありていに言ってしまえば。

 分相応以上のリスクを取ってるぞ。

ってそれ以上のものでない話になることがほとんどなんです。

 

だからそれがよくないなら支える荷物を減らせばいいだけの話であることがほとんどだと思うんです。

 

それが重たいのは荷物の持ちすぎなんです。

自分はまずそれを理解するべきだと思うんですよね。

これは重い荷物をもつことが悪いことだなんて言ってません。

重たい荷物を持てば重たい(胆力握力を維持するのが難しくなる)のは当然だと言ってるだけです。

それは多くは単にリスクの取りすぎという話なんです。(だからそれが悪いとは言ってません。)

 

そして支える力(筋力)を上げるのは簡単ではない一方で、支えられるものを減らすのは遥かに簡単です。

そうすればそれまでより冷静な態度を取れるようになるはずなんです。

 

まあでも荷物も簡単に手放せる人も少ないのでないか?とは思います。

人には欲望があるからね。

持った荷物の大きさは欲望の大きさを可視化したものと言えます。

そして投資であるなら大きい荷物は大きいほど失う大きさも大きいとも言えます。

 

大きな欲望を抱えるほど、付随する現れうる恐怖も大きくなる。

 

つまりは支えられるものとは欲望と恐怖の大きさとも言い直せます。

これは欲望と恐怖をコントロールするという話に直結することです。

より大きな欲望と恐怖を背負わんというなら、支える力、冒険者レベル、筋力を鍛えないとね。

それが足りない中でひーひー言いながら重たい荷物・・大きな欲望と恐怖を抱えながら進むのもいいけど、あまり無理するとその荷物の重さに押し潰されちゃうからね?

 

その上で好きにすればいいと思います。

そして好きにする中で、支える力と支えられるものを測りそれをコントロールしていくのがいいのかな?って思うところです。

まあ支えられるものの調整がより楽だと思いますけどね。支える力を培うのは大変ですからこれはじっくり取り掛かるましょうか。

じっくり筋力を鍛え冒険者レベルをあげ支える力を養っていく。

それは簡単に行かないからじっくりやろうと思ったりするのです。

 

 

どれだけ大きい欲望と恐怖という支えられるものを

どのような支える力で支えていき・・

胆力握力を発揮していきますか?

 

 

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