投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。
比較銘柄
フォーバルテレコムとその他
株価
361円(人々は、平行棒でたまによろけたりするもバランスを取り続けている。)
各企業の数字と比較しての感想
コード | 9445 | 7066 | 8275 | 6675 |
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企業名 | フォーバルテレコム | ピアズ | フォーバル |
サクサ ホールディングス |
市場 | 東証二部 | 東証マザ | 東証一部 | 東証一部 |
業種 | 情報通信 | サービス | 卸売 | 電気機器 |
時価総額(億) | 60.3 | 41.2 | 259.3 | 83.4 |
株価 | 361 | - | 935 | 1335 |
決算期 | 2022/03予 | 2021/09予 | 2022/03予 | 2022/03予 |
予想売上(億) | 221.0 | 33.4 | 500.0 | 315.0 |
予想営業利益(億) | 9.5 | 0.7 | 30.0 | 7.5 |
営業利益率 | 4.30% | 2.10% | 6.00% | 2.38% |
予想純利益(億) | 7.7 | 0.7 | 19.0 | 4.0 |
売上成長率(年複利/期間) | 3.9%/15年 | 15.6%/4年 | 4.4%/15年 | -3.2%/15年 |
EPS成長率(年複利/期間) | -1.6%/15年 | -23.6%/4年 | #NUM! | -3.8%/15年 |
BPS成長率(年複利/期間) | -2%/14年 | 56.8%/3年 | 3.5%/14年 | -0.9%/14年 |
PER | 7.83 | 59.68 | 12.59 | 19.49 |
PBR | 3.46 | 1.87 | 1.93 | 0.34 |
ROE | 44.2% | 3.1% | 15.3% | 1.7% |
ROA | 6.6% | 2.2% | 6.0% | 1.1% |
配当利回り | 4.71 | - | 2.78 | - |
配当性向 | 36.9% | #VALUE! | 35.0% | #VALUE! |
総資産(億) | 117.6 | 31.4 | 314.1 | 364.8 |
自己資本(億) | 17.4 | 21.4 | 124.0 | 228.3 |
自己資本比率(%) | 14.8 | 68 | 39.5 | 62.6 |
一言感想 | びあげ | 増収減益 | びあげ | 停滞? |
今週は比較。 ROIC変則3年平均(https://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2015/10/18/000000)で15%以上のもの(525銘柄)を市場統計推移記録表にかけ2021/7/2と2021/4/2で比較をしEPSを20%以上増かつROE向上(127銘柄)でささらにPERを20%以上下げているもの(81銘柄)からチョイスして比較します。普通に収益性高めでかつ今期決算でより効率的になりつつEPSも増えそうだけど評価が落ちてるものを拾う意図。分析が入ってきたので3日分。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2021年07月19日取得。フォーバルテレコム。ビジネス系電話とか回線とか。比較にキャリアショップサポートのピアズと親会社フォーバル。ゲストにビジネスホンのサクサ。
フォーバルテレコム
業績
法人向けに光回線とかビジネスホンとか売る感じですね。他にも副業も。
リーマン後くらいはずっとゆるく増収増益傾向は続いてます。
2020年に純赤字。「取引先の破産手続き開始決定に伴う債権取 立不能額の見積による貸倒引当金繰入額を計上したこと等により、親会社株主に帰属する当期純損失が9億60百万 円」貸し倒れですね。仕方ないですね。BPSなどは後退ですがその後も売上営業利益などは堅調ですし問題という問題でもなさそうです。
2021年は増収も減益ですが、減益理由は「「IP & Mobile ソリューション・ビジネス」において情報通信機器の入荷の減少、「ユーティリティ・ビジネス」において冬季に おける一時的な電力仕入の原価率の増加、「ドキュメントソリューション・ビジネス」において各種セミナーやイ ベントの中止による印刷物の減少、「コンサルティング・ビジネス」においてはショッピングモール併設の保険店 舗閉鎖等」になりそうですね。理由もありそうですし計画も増収増益でこれもやはり現状大きく問題でもないかな。計画も保守傾向がありますし。
あとは「連結子会社における事業譲渡による特別利益の計上」があって今季はちょっとEPSが跳ねてます。
財務
財務は良くないですね。悪いほうですね。
目先自己資本比率15%まで悪化傾向です。総資産117億のうち流動が83億。資産は手形や未収金が中心。有形固定が極めてすくなめ1億ほど。
負債は手形や未払いあたりで借り入れを2019年に増やしてます。
もともと手形中心の資産構成の中で貸し倒れが起きたので借り入れで埋めるしかなかった感ですね。
資産的には卸に近いですね。そして貸し倒れみたいなものには弱めと。これ以上は不味そうですが、とりあえず負債は返せてます。
CF
CFはあまり強くないですね。2015年以降は赤字もちらちら。売上債権とか前払い費用とかの影響そうなので売上伸びるときはマイナスになりがちになりそうな雰囲気。
で、2019年に大きなマイナス。貸し倒れ関連となりそう。財務で補う形。
2021はFCFでてとりあず一息でしょうか。まあ配当くらいだせそうですが。
ピアズ
業績
通信キャリアショップ向けサポート会社。
キャリアショップ運営で培った知見で店舗DXとか言ってますね。
店舗DX事業 – 株式会社ピアズ|新常識を推進するコンサルティングファーム
オンライン接客やキャッシュレスをサポートみたいな感じでコンサル色強そうです。
2019年上場で実績では2020年まで25~30%の増収率で高成長ですが、目先計画で減収ですが、9月決算時では増収の計画が下方してますね。
売上48億から33億もかなりですが「計画時には新型コロナウイルス感染拡大が収束する想定の元、2020年9月期の業績を牽引したキャッシュレス推進サービスによる売上を見込んでおりました。しかしながら、新型コロナウイルス感染拡大が想定以上に長期化したことにより、長期間に渡りキャッシュレス推進サービスの営業自粛を余儀なくされることとなりました。そこで当社は、キャッシュレス推進サービスによる業績回復に見切りをつけ、リテールテック領域への事業転換を前倒しで行うことといたしました」
早速高成長が頓挫でというか減る計画ですが、これが低バリュエーションならまあありかもしれませんけど高バリュエーションなんですよね。
その他前期でROE11%とかはちょっと優れてるくらいですしROA7%台もどうでしょうね。高成長なら許されるところもあったかもですが、目先高成長は剥がれて目先もう低ROEROAレベルになってますね。まあ理由はありではありそうですけど。
財務
目先総資産34億。流動で32億ほどでほぼ流動資産ですね。現金が22億。総負債が12億とかで、いかにも今どきの持たざる会社。
CF
営業CFは出てますね。この手の会社はわりと安定してますね。目先2Qはマイナスです。投資もいらないのでFCFでますね。上場する必要ないといえばないくらいですね。
配当はしてますね。今期は未定。
フォーバル
業績
ビジネス系卸。専門商社だね。いちおうセグメント。
リーマンあたりは赤字もありかなり苦戦した感ですが。2010年後は赤字もなく、成長傾向もあり利益率も挙げてきてる感じですね。利益率も6%近く出ててこれは商社としてはなかなか優秀かなあとは。ただ2020年以降は増収はなく業績は足踏み感が続いてますね。BPSは右肩。
通期減益売上横ばい。計画は増収増益ですが計画利益30億は過去と足踏みレベルで大きくはやはり停滞と言うしかないかなとは。計画はだいたい正確っぽいですよ。
財務
資産増。自己資本比率も地味に挙げてきてる感じですね。借り入れ一度ほぼ返済したあとにまた借りてます。なにげに2014年までは利益剰余金マイナス。
総資産314億のうち有形固定資産は9億ほどの流動223億で極めて流動より。投資その他をわりと持ってますね。
負債は退職金とか手形未払い短期借り入れくらいですね。
総じて普通の商社。堅調じゃないかな。
CF
営業CFは2009年以降安定。これはかなり安定してる感じです。投資もあまりいらないのでFCFもだいたいでてますね。2019年だけマイナスですね。でもそれぐらいだし現金はずっと積んでるかんじですね。
堅調な商社としか。
日足週足月足の値動き判断
日足であげてさげてよこよこ
週足でさげてあげ
月足でよこよこですかね。
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、いかにも長期ヨコヨコで方向性が感じられない感じ。コロナ前に吹いてコロナで落ちてコロナ後は上昇とも見れるので、これが長期上昇トレンドまで発展するか?みたいな視点でしょううか。まあ目先は349とか284をみながらでしょうか。いずれにせよ値動き見て優位性を測るような種のものではないかなあとは。出来高もあまりないですしね。
ファンダ的には、長期には堅調な業績。も、資産が手形中心の卸に近いスタイルでそのなかで貸し倒れも起きてかなり財務悪化してます。CFもあまり強い感じでもなくなかなかリスキーな財務CF状態にはなってそう。まあ業績でなにか起きなきゃとりあえずは大丈夫そうですが。
評価。
低めと思えるPER8とか。というか配当利回りも高めでこのあたりかなり警戒含みな評価に思えます。実際なにか起きると不味そうですが。
何も起きなく財務改善が続くならもうちょっと上に見直されても不思議ではなさそうですが。まあ上をとっていくような局面には見えないかなあとは。
ピアズ
キャリアショップに絞ったサポートとか、DXとかキャッシュレスは投資家受けも良さそうないかにも今どきのネット企業感は。成長してたんですけどコロナのせいとはいってますが目先下方も伴い減収まで。
評価。
PER60とかPBR1.8とか。PBRは飛び抜けて高いわけではないですがPER60程はこれはこのままではだめですね。下方で減ってる利益水準はもどる程度は織り込まれてそうな。
ただROEが復帰するなら財務やCFの筋のよさもありそこそこ見れる感じにはなりそうです。
そんな感じですがいくなら復調見られてから出いいのではないか。とかはおもってしまいますね。
堅調な商社。長期には成長感もありBPSくらいは右肩。利益率やROEなども商社にしては優秀となりそうです。CFは安定性高く財務も問題もなさそうで堅調な商社という感じ。その中で近年は業績は足踏みですね。
評価。
専門商社という文脈でPER13程は評価高めな方じゃないかな。ただこの会社は商社としては優秀ってところもありそうで、そういう意味ではわりと優秀な商社がわりと優秀ですねという評価をされているようにみえます。
過去見るとフォーバルとしては上も下も。下だとPER5近くとかもあるので商社は市況が冷えるとなかなか厳しい評価がつくとかはありそうです。上はPER20以上もあったりするのでまあ上も下もなんですが。 考え方しだいですね。
ビジネスホンとかネットワーク機器だけど ずっと減収傾向感あります。
利益はずっとでてて赤字とかはあまりないですが薄利で低ROEでBPSも増やせてない感じで典型的な冴えないメーカーという印象。売上反転など見られればいいのですがコロナで更に減らしに来てる感じで。
ただこれは「ルネサスエレクトロニクス株式会社の半導体製造工場火災による国内部品調達リスク、さらには、世界的規 模で発生している半導体需給逼迫に伴う部品調達リスクによる業績への影響」とかをみてそうでこのあたりの部品調達がスムーズになると反転はあるかもしれない。ただ成長反転になるかは微妙そうですけど。
総資産減。資産色々減ってますが負債はそれ以上減ってて財務は改善感あります。有利子負債ももう返せるレベルで財務はきれいですね。
CFも営業CFは意外に安定で投資抑えてる感じでFCFはなにげに安定的。
という感じで現状維持というか衰退の中で絞って守って生きてはいるくらいでしょうか。売上反転BPS向上くらいに向いてくれると嬉しい感じですが。現状はそんな感じでもないですし、PBR0.3台はまだそういう状況だろうなって評価に見えます。だから業績反転するなら面白いかもですし、余力自体は割とありそうです。そういう未来をエスパーできるならいいかも。
参考データリンク
銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html
株プラス:https://kabu.plus
IRBANK:https://irbank.net/
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
とくにないっすね。
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記事補足してます。
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