投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。
比較銘柄
エーアイとその他
株価
1720円(人々は、デビューの大チョンボを収集して立ち上がろうとしているがまだ足がふらついている。)
各企業の数字と比較しての感想
コード | 4388 | 3773 | 2468 | 9468 |
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企業名 | エーアイ | アドバンスト・メディア | フュートレック | KADOKAWA |
市場 | 東証マザ | 東証マザ | 東証二部 | 東証一部 |
業種 | 情報通信 | 情報通信 | サービス | 情報通信 |
時価総額(億) | 88.9 | 135.7 | 34.8 | 3133.4 |
株価 | 1720 | 740 | 366 | 4420 |
決算期 | 2022/03予 | 2022/03予 | 2022/03予 | 2022/03予 |
予想売上(億) | 10.0 | 50.0 | 16.5 | 2,180.0 |
予想営業利益(億) | 3.2 | 9.0 | 1.5 | 100.0 |
営業利益率 | 32.00% | 18.00% | 9.09% | 4.59% |
予想純利益(億) | 2.1 | 7.0 | 1.3 | 69.0 |
売上成長率(年複利/期間) | 15.1%/6年 | 3.2%/15年 | 1.9%/15年 | 11.7%/7年 |
EPS成長率(年複利/期間) | 21.5%/6年 | #NUM! | -1.7%/15年 | -9.7%/7年 |
BPS成長率(年複利/期間) | 21.5%/5年 | 7.1%/14年 | 1.9%/14年 | 3.6%/6年 |
PER | 41.35 | 19.38 | 27.40 | 41.29 |
PBR | 7.05 | 1.18 | 1.43 | 2.24 |
ROE | 17.0% | 6.1% | 5.2% | 5.4% |
ROA | 15.5% | 5.5% | 3.3% | 2.6% |
配当利回り | 0.49 | 0 | 1.09 | 1.13 |
配当性向 | 20.4% | 0.0% | 29.9% | 46.7% |
総資産(億) | 13.5 | 126.1 | 37.7 | 2696.5 |
自己資本(億) | 12.3 | 114.8 | 23.9 | 1273.4 |
自己資本比率(%) | 91.1 | 91 | 63.2 | 47.2 |
一言感想 | あげあ | あげ | 低迷 | 停滞 |
今週は比較。 ROIC変則3年平均(https://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2015/10/18/000000)で20%以上のもの(247銘柄)を市場統計推移記録表にかけ2021/7/2と2018/12/25で比較をしPERPBRを落としているもの(38銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。高い収益性を保ちながら血のクリスマスより評価の低いものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2021年07月07日取得。エーアイ。VOICEROIDなどの音声ソフト。比較に音声ソフト。ゲストにVOCALOID大活躍のニコニコやってるKADOKAWA。
エーアイ
業績
テキスト情報を人の声で合成する日本語音声合成エンジン「AITalk」(研究開発から製品開発・販売・サポート)を法人向け製品・サービス、個人向け製品として提供。
まあ音声ソフトですね。法人向けが主力ですが人によってはVOICEROIDがおなじみかもしれません。「琴葉茜・葵」などもここです。
まあそれに準じる技術を法人にも提供してるということですね。だから例えば電話自動音声応答に使ったりですね。
業績は高成長までいかなさそうではあるけど増収増益が続きます。営業利益率が高いです。30%超。ROE、ついでにROAも高水準です。
見ると原価率が上場2018年辺りから25%台から低下傾向。典型的なうまく行ってるソフトウェア企業という印象です。目先で原価率は16%まできてるのでもう大きな原価率低下の伸びしろはなさそうで、やはり増収が大事そうですが高利益率は続きそうに思えます。
目先通期で増収+8.4%増益5.3%。計画は増収増益10%程度ですね。高成長というよりは落ち着いた感じになってそうなのをどう考えるか。
財務
高ROAだし見るまでもないかなーって思ってみると総資産13.5億が現金11億とかで自己資本比率は90%越え。
順調なソフト会社で財務ド健全ですね。それ以上の感想などないです。
CF
これも見るまでもねえあって見ると、営業CFでて設備投資なんていらないからそのままFCFになって現金が積み上がってきてる。数字的には営業CFマージンは20%を越えてて事業的には堀持ちとするのは苦しいかな?って思うところですが極めて資金繰りに優れる事業になってるのはそのとおりになりそうです。
還元は上場したてもありあまりやる気もなさそうだね。溜まっていくお金みて今後はどうなるか?ってところでしょうか。
アドバンスト・メディア
業績
音声入力ソフト。エーアイと近いようでちょっと違いますね。エーアイはテキストを喋らせるのが中心ですがこちらは音声を認識するソフトウェア。
上場は古く2005年とかですが、2017年までほぼずっと赤字ですね。2009年位からじわじわ売上がのビテ2018年に加速しここで損益分岐点を上回った感。
2018「売上高が大幅に伸長するとともに収益性の高いライセンス収入等により粗利益率が向上」
長くは原価率も販管費率も下がる傾向で多くのソフト会社らしく売上が伸びれば利益はより伸びるという構造になっていきそうな気もするところです。
ただ利益率は高めですがROEROAなどはあまり高くもないのでこのあたりをどう考えるかですかね。
目先通期決算で減収減益。計画では増収増益としてますが。
「連結子会社のAMIVOICE THAICO., LTD.(タイ王国)が新型コロナウイルス感染症による経済活動の停滞から大幅に減収するとともに、前期連結グループであった株式会社グラモの売上計上が無くなったこと等により、前年同期比で大幅な減収」
理由ありですがだからどう考えるかですかね。計画はあまり信用ならないところありますね。最新4Qは加速気味。
財務
総資産126億のうち 流動88億で現金74億。有形固定3.2億の投資そのたで30億ってところでほぼ資産は水物。
自己資本比率は90%越えてますね。溜め込んでるソフト会社って感じですが利益剰余金はまだマイナスです。さすがに過去の赤字が大きいようですね。
その意味ではこれからではありますね。
CF
2018年から営業CFプラス。設備投資はほぼいらないね。でも2019年とかはFCFマイナス。定期とか有価証券いじってる感じ。
というわけで過去はしらんけどもう稼げるようになったソフト会社。
だから過去の赤字精算は終わってないね。
フュートレック
業績
音声認識ソフト。見た感じアドバンスト・メディアと競合しそうです。
2017年から減収傾向、2018年以降は赤字もちらちらで普通に低迷です。
数字が大きめに動いている。
2018「機械翻訳事業を縮小し、そのリソースを音声認識事業に集中することを経営判断し、翻訳事業に関わる2件の株式譲渡を実施いたしました。また想定外の事象として、新たに連結子会社となったメディアジャパンエージェンシー株式会社の広告収入が主要顧客の影響により、一時的に大きく減少」
2021は商品を投入したけど業績寄与なかったとか開発してたソフトの仕様が顧客要求を満たせてなかったの納期を伸ばすとかでなかなか冴えない展開ですね。
で、ずらしたものが今期に乗るはずですが計画は前年割れでこれも冴えないですね。ただ「これまでは顧客からの収入総額を売上高として計上しておりましたが、2022年3月期からは、収入総額から対応する原価を差し引いた手数料収入のみを売上高として計上する」ということなので見た目ほど悪くはなさそうですね。いちおうそれで黒字復帰ですね。
このあたりをどう考えるか。
財務
2017年以降資産減。流動も固定も減ってるけど現金も減ってるが印象良くないですね。
現金は2016年35億で目先24億で11億減。負債が2016年21億が2021年12億。総資産が2016年54億が2021年38億。
大きく現金減らして負債減った感じですかね。
ちょっと芳しくなさそうな推移ですね。
絶対的な財務健全度は現金≒負債程度ではあるけど、毎年資産垂れ流してるっぽい推移ですし。
CF
とみると2017年以降CFは怪しい。営業CFも赤字混じり。2017以降はFCFも赤字ですかね。ソフト会社でこういう感じはなかなか厳しいというか状態悪そうです。
日足週足月足の値動き判断
日足でさげ
週足でさげというかもんでるというか
月足でまだゴール中
確認。
評価・売買判断
エーアイ
テクニカル的には、上場から下落で上場時の水準以下ですね。
一度コロナ安値889で反転して4010まで。これが上場ゴール卒業で長期上昇の始まりとかになる可能性を見るかどうか。目先安値1651はまだ下落が進んでる感あるのでこれを底に見るのはどうか。やはりコロナ安値889じゃないかなあ。遠いけど。でもここを切らないなら下落は止まったとは見れますね。下落しないならもう上がるしかないみたいな発想をするかしないか。なので底は889。
ファンダ的には、高収益のソフト企業。設備投資も必要なくコストもかからず極めて優秀なキャッシュマシーンであり故に財務もいいというか資産はほぼ現金でそれが積上がてるとうかだからキャッシュマシーン。
稼ぐことは明白に思えますが成長は鈍化感もありすでに高成長企業とはみなし難い。この高収益で安定だけど成長性には物足りないところをどう考えるか。
評価。
PER40ほどはわりと高成長期待も入ってるような水準のような気が・・これから成長加速とかないとこの水準にはいられないようにも・・ただ収益性やCF財務も筋の良さは折り紙付きでここらでわりと高い評価に落ち着くかもしれません。まあ考え方。
な、中で目先4Qは一応過去最高のものが出てそうです。まあでももっと加速は欲しいかなあとは。
長い下積み終えて稼げるようになったソフト会社。今くらいの売上規模出るなら堅実には稼げそうです。利益率はすでに結構たかめ。ただ財務が良すぎるというか溜め込みすぎる懸念もあり思った以上に低ROEに出てるのでそのあたりをどう考えるか。まあ財務悪いよりはいいといいか。
目先の減収減益は一応理由もありですかね。成長してくれないと低ROEもあり高くは見れないかなあ。
評価。
PER19程は期待含み・・でもなさそうでPBR1.2ほど、利益率出す財務ド健全のソフト企業としてはかなり期待されてない水準に思えす。ROEが伸びるとすっ飛びそうな気はします。まあすっ飛ぶと思われてないからPBR1.2なんだと思いますが。
増収増益の根拠があると狙えるかもしれませんね。そうならないとそれほど。まあ下はそんなに見ないでいい気はしますけど。
いちお4Qは売上出てますね。
フュートレック
衰退で業績悪いし、CFもマイナスになってきてて財務はそれほど悪くはないけど赤字で資産は減ってきてる感じでなかなか異常に厳しい。ソフト会社ということを踏まえるとなかなか以上に状態は悪そうです。
計画減収は会計手段を変えたこともありそれほどマイナスでもないですが、ともかく売上反転、黒字化、CF黒字化はみたいところ。会計変わるので売上反転は測りづらいですね。
評価。
PBR1.4ほど。アドバンスト・メディアより高評価とも言える水準。それだけアドバンスト・メディアが評価低いとも言えますね。
業績上向いてくると見れるとは思いますが、現状はあまり冴えないですね。赤字が続いてもなんか株価水準変わらずにボロ株化していくような気もするところですけど、そういう意味では下は限るとしてまさかの大復活にかけるなんて考え方もできなくもなさそうですがたぶんこれならアドバンスト・メディアのほうがマシかなあという気分にはなります。
総合メディア企業感出て特に最近はオタク領域に強い印象のKADOKAWA。
以下セグメント。
ニコニコはWEBサービスですね。You Tubeに押され凋落感ありますが利益はでてます。けど主力ではなさそうでいうほど大きな影響はないかもです。
あまり伸びるカテゴリ抱えてる感じでもなく実際業績は横ばいに近い感。
その中で目先増益に進んでますね。原価率が落ちた感じです。もともと薄利で営業利益が1%から7%になった感じですね。というか低迷を脱して巡航運転に入れたかな?とういう印象。4Q薄利なんですけどね。
財務CFも横ばい感あるかなあってところ。
評価PER34とかPBR2.2は高い様にみえるというか、期待も入ってそうでもう過去にない評価水準でこれは効率化とか成長になるという期待は織り込んでると見るべきかなあとは。
参考データリンク
銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html
株プラス:https://kabu.plus
IRBANK:https://irbank.net/
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
とくになにもないよねー
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記事補足してます。
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