大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(3661)エムアップホールディングス/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

エムアップホールディングスとその他

株価

3155円(人々は、足元を固めながら時々予行練習もしながら着々と祭りの準備をしている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 3661 7860 3634 6580
企業名

エムアップ

ホールディングス

エイベックス ソケッツ ライトアップ
市場 東証一部 東証一部 東証二部 東証マザ
業種 情報通信 情報通信 情報通信 サービス
時価総額(億) 287.6 683.3 20.6 173.7
株価 3155 1507 - 2991
決算期 2022/03予 2021/03 2022/03予 2022/03予
予想売上(億) 136.0 815.3 10.0 24.1
予想営業利益(億) 13.0 (62.8) (0.9) 7.4
営業利益率 9.56% -7.70% -8.50% 30.46%
予想純利益(億) 8.3 128.3 (0.9) 5.1
売上成長率(年複利/期間) 15.6%/11年 -1.6%/14年 -3.8%/14年 16%/6年
EPS成長率(年複利/期間) 13.7%/11年 10.8%/14年 #NUM! 35.6%/6年
BPS成長率(年複利/期間) 17.9%/10年 2.4%/13年 5.6%/13年 32.4%/5年
PER 34.33 4.86 #VALUE! 30.67
PBR 6.7 1.13 2.11 7.62
ROE 19.5% 23.2% #VALUE! 24.8%
ROA 7.1% 12.2% -7.3% 20.4%
配当利回り 0.73 3.32 0.36 0
配当性向 25.0% #VALUE! -8.4% 0.0%
総資産(億) 117.6 1051.1 12.1 25.1
自己資本(億) 42.6 553.1 9.7 20.5
自己資本比率(%) 36.2 52.6 80 81.9
一言感想 あげあ 停滞から崩れ 衰退 あげあ

 今週は比較。銘柄スカウターの10年スクリーニングで10年売上成長率10%以上かつ目先ROIC10%以上(96銘柄)を市場統計推移記録表にかけ、2021/6/4のKABU+データを見ながらきになったものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2021年06月11日取得。エムアップホールディングス。ファンサイト運営。比較にファンクラブ作るエイベックスと映像音楽のデータベースのソケッツ。ゲストにアップ間中のライトアップ。

エムアップホールディングス

業績

 「エンターテイメント」と「IT」をキーワードにアーティスト・タレント・アニメのファンクラブサイト運営、コンテンツ配信からeコマースに至る複合的なビジネスを展開。だって。

コンテンツ(アーティスト・タレント・キャラクター関連の有料コンテンツ提供、アニメ等の動画配信サービス、PCコンテンツ配信)

EC(ファンクラブサイト運営、アパレル商品・アーティストグッズ・CD等パッケージ商品販売)

電子チケット(電子チケット販売、チケットトレード)

の3事業を営む。

以下セグメントだいたいコンテンツだね。電子チケットにしろコンテンツと紐付いていそう。

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2018年まで利益は出るも横ばい感があったけど、2019年から急伸。

2019「今後の当社グループの新たな成長のため、当社と同様にファンクラブサイト/ファンサイトを運営し、電子チケットサービスも手がけるEMTG株式会社を完全子会社化」で、このときに大きな純赤字があるんだけど「EMTG株式会社の完全子会社化
の過程で、合意時点と比較し交換時点において当社株価が上昇したことにより、交換時における株価をもとに算出された取得総額が当初想定した取得総額を超過いたしました。それに伴い取得総額の差額2,664百万円を減損損失として特別損失に計上」

という感じでこれは株価を上げられたせいであまりマイナスと見るのも。

それで2019は合体効果もありですが

2020はコロナ影響かと思いましたが(リアルイベントが開催できないアーティストとかが駆け込みそう的な意味で)、これコロナ前で合併していろいろ施策を打った結果うまく言った感があり普通に純成長っぽい感じ。

で、2021はいうほどコロナ効果はなさそうで「新型コロナウイルス感染症によりライブ、コンサートの開催が中止、延期となった影響から、一部のファンクラブ/ファンサイトにおいては会員数の減少が見られ~動画配信を通じてアーティストとファンがよりインタラクティブにつながることができ、価値あるパフォーマンスをアーティストへと還元できるよう、生配信を観ながらコメントやギフティングによってアーティストの応援ができる機能を搭載した視聴専用アプリ「FanStream」と、VRでのライブ生配信
や様々なVR映像コンテンツを提供する「VR MODE」の提供を開始し、ライブ配信を積極的に実施」

総合的にはマイナスもアプリなどを頑張って結果増収増益ってかんじでしょうか。

総合的には統合してはずみを付け色々の施策をうちそれがうまく回る形でコロナを原則というより加速で乗り切ってる感は。

計画は増収増益。過去子見るとあまり正確でないかな?という印象。いろいろ出てくるQとかみて判断したいところですね。

 

財務

 2019年で資産増。これは合併効果ですね。

ここで自己資本比率が大きく落ちてます。資産内容は直近で総資産120億のうち有形は少なめで8億ない程度で典型的なネット企業。現金多めで47億ほど、これは減ってはいるね。

負債は買掛未払い金が37億の預り金前受金で22億が目立つ債務で借り入れなどなくて自己資本比率は低いも問題がある種のようには見えないかな。むしろ事業拡張での負債拡大で好ましい部類には。

 

CF

営業CFはだいたいプラスだけどわりと水準が動きますね。未払金変動が動かしてそうでそんな心配はなさそうだけど。

2019年に大きく投資収入。「連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による収入」で合併は株式交換でしてるのでキャッシュアウトなしで連結に組み込まれた現金が投資収入としてカウントされた感じだね。

 現金は減ってるけど、これは投資CFの影響で見ると有価証券取得してる感じ。手持ち現金は減ってる傾向だけど実質FCFはだいたい常に出ると見てもよさそう。実際投資は少なめ。まあネット企業ですし。

 

エイベックス

業績

老舗音楽芸能事務所? 

2000年くらいからの業績は、2015年くらいまで増収感はありましたが以降は横ばい化ちょっと落ちるくらいでしょうか。利益は伸びてるのか伸びてないのか。たまに利益がのびてゆるゆる落ちていくの繰り返し感。まあ成長を見るような感じではないですね。

で。2015根にこうくらいはBPSも伸びてないかなあという展開。利益率も低めで低収益化が進み現状維持にいっぱいいっぱいくらいでしょうか。

それが、2020年で目に見えて減速で2021年はさらに減速で2020年以降なかった赤字決着ですね。

コロナのせいということにはなりそうですが、ずっと現状維持でいっぱいの中顧客に逃げられて、それが帰ってくるのか?みたいなところは。

とりあえず下がった売上が戻るか戻らないかというところでQくらいはみたいですね。

エイベックス自身もわからないとなりそうで計画も出てません。

 

財務

長期的に資産は横ばいというかレンジの中で増えたり減ったり。

ですが目先大きく資産減。有形固定が派手にへって現金など増えてますね。

「本社ビル売却」ということで、また「希望退職制度の実施による適正な人員体制の構築」でリストラ局面ですね。

業績も傾いてきてここで重い腰をあげていろいろナタを振るいだしてるような。

それで本社を売っぱらい、有利負債は完済し自己資本比率をあげてスリムになった感じですね。PLもスリムになれるか?みたいなところですね。

 

CF

2020、2021営業CFマイナス。これは青くなるかもしれませんね。それで2021年に本社売払いどかんと現金積んでますね。

2021はビル売って儲かったので増配したようですね。ただ次はもう例年通り。現金は積んだけど、営業CFは赤字に入ってきてるので配当が無事かはなかなか難しいところかも。

ソケッツ

業績

 メディア・データベース会社。

メタデータ(音楽・映像・書籍・放送・人物の5種類)を活用したアプリ開発&提供(レコメンド情報、感性メタ活用分析、特化型検索、AI分析)とデータベース「MSDB」サービス。

ぱっとみ厳しい。2011年辺りに売上のピークがありずっとそこから売上を減らし続けている。一度2014~2016年に営業赤字で黒字化をするも2021年に再び赤字で決着。

計画は増収赤字拡大だけど計画はずっと売上は下振れが続いてるくらい。

とりあえず通期増収くらいはみたいですね。

目先4Qは増収。反撃の狼煙とみるのもいいけど×4にしても計画には届かないね。

 

財務

衰退ソフト会社あるあるで財務はいいです。

借り入れなどもなさそうで総資産12億のうち現金が8億。

 

CF

赤字の2015年とかは営業CFもマイナスだけど、それ以外は営業CFは出てますね。そして投資もほぼ要らないのでこんな低迷でそして目先赤字でもFCFプラスで現金は増えてますね。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でもみ合いの中で急騰とか。理由はわからん。どっかの証券会社が買い推奨だしたみたい。
週足で安値は切り上げてるけどもみ合いぽい推移。
月足で高値は切り上げられずけど安値切り上げのもみ合いっぽいあげ。
確認。

評価・売買判断

エムアップホールディングス

テクニカル的には、2017年に高値4235があり、そこからそれは破れてないけど長期に安値切り上げはある上向き三角持ち合いっぽい推移。安値の切り上げを見ながら上放れを期待する感じでしょうか。

その意味で安値はコロナ1660を見たいところですが遠いので2202当たりでしょうか。ここを切るなら下放れとみなす感じで上は3975は突破をみたいですかね。


ファンダ的には、統合とかコロナの影響も大きく業績傾向は測りづらいけど、成長企業とみれそうな推移。ファンサイトつくったところがコロナの間だけってのも考えにくいですし。財務は悪化してますがこれは統合と事業拡張のためFCFも目先マイナスは有価証券買ってるためと、財務CFも実態はほぼ問題なさそうでそうなると財務CFに問題のない成長企業とはなりそうですね。

ファン商売ではあるので環境には左右されるところはありそうです。その意味でQの結果は見たいところですね。

評価。

PER34は普通に評価されてますね。売上一桁成長とするならもうちょっと下のPERかなあとは感じるところでとなると、やはり上振れ期待は織り込んでいるとはみるべきか。

とはいえ、特に統合以降は常に評価が高くPER30程度で低い方ってのもあるのでこの辺をどうみるか。統合前ならPER10切る場面があったのであまりビジネスモデルがこうだからこれも許容されるとか見ないほうがいいとは思いますね。

 

エイベックス

長年停滞感ある推移で現状維持感だったけど、コロナもあり業績も落ちてきてここにきて重い腰をあげてリストラに本腰になってきてる感。人員整理に本社ビル売却と来てますね。これでBSは結構スリムにそして現金積んでますが、目先営業CFが赤字でこれがなんとかならないとやはり先行きは。

よっていろいろリストラの成果とコロナから抜け出しどの程度で落ち着くか次第かなあと。まだリストラはじめくらいに思えるので今の所はなんとも判断し難いかな。

評価。

 PBR1.1ほどは2019年以前の底辺に準じる評価ぐらい。つまりもとの状態になるくらいには期待されてるくらいでしょうか。赤字入ってるくらいはPBR0.5台くらいまでみてますね。

うまいことリストラ進めてROEとかもっと上の水準でおちつくと今より上ではないかと。つまりそこが見えるかどうかなのではないか。

 

ソケッツ

長期衰退中で売上は減り続け、薄利でこらえてきてたが目先はとうとう赤字まで。ただ財務かなり現金で何ら問題もなく個々に至ってもFCFはプラスを維持で現金も積む傾向。

つまりこんなんでも戦える力があると。そういった意味でチャンスが来るとまたそのチャンスに乗れるかもしれませんし、お金使って大勝負にも出れなくもないと。

日の目を見る可能性もなきにしもあらず。まだ売上も減ってる中その可能性にかけるのはどうだろうね・・?とは思いますけど。

評価、PBR高め。ボロ株評価というかボロくてしょぼいのでよくなるなら伸びしろ大きいでしょ?の評価かなあとは。実際良い変化がくるとその変化は大きくはなりそうなんですが。保有現金>時価総額くらいになってくれると安いですねとか思うんですけど。FCFはプラス維持でもあるし。

 

ライトアップ

 DX関連でグロースしてる。HPみてもなにしてるのかよくわからないけど、伸びてるしROEとかROAなど高水準でう原価率みるみる減ってる感じで財務も問題なく営業CFはプラスで安定に投資は要らないので現金がどんどんつみあがるやつ。還元か買収くらいしないと増え続けそうな。

典型的な勝ってるソフト企業に見えます。

評価はPER30でお高めだけど成長が続くならこんなんでも問題はないとは思います。成長できるかどうか。目先まで成長してますね。

あとは原価率の低下トレンドが続くかくらいでしょうか。それならいつでも利益を出せるにはなるので。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

総会に。

記事にするかはどうしようかなあという感じ。 

 

 

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用語解説(日記比較編)

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