大河の一滴

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(7242)KYB 日記(分)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。

注目銘柄(市場/業種)

KYB

(東証一部/輸送用機器)

株価

3915円(人々は、波に翻弄されつずけて進んでもまた戻されて進めてない。)

業績財務と指標とそれに対する分析

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今日は分析。市場統計推移記録表で2018/9/4及び2020/12/30及び2021/5/28データを比較し、2018年より2021年がROEが高い、2020年でROEが3%以下のものから気になったものをチョイスして比較します。コロナで業績交代したけど目先コロナ以前よりROEが高くなってきてるすなわち過去よりパワーアップしてる形で復活しているものを拾う意図。該当銘柄24銘柄。KYB。大手油圧機器メーカー、(旧)カヤバ工業。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2021年06月01日に取得。

業績

以下のようなものの中で使う部品。

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長期に成長感もなく営業利益率で6%はめったに行かなくときには1%台以下とか赤字も交じる感じでこういうのはいかにも下請けで競争優位性に類する価格競争力もなくまあ下請けではないか。

2019、2020は赤字。

2019「当社及び当社の子会社であるカヤバシステムマシナリー株式会社において、製造・販売してきた免震・制振用オ イルダンパーの一部について、性能検査記録データの書き換え行為により、大臣認定の性能評価基準(※)に適合 していない、または、お客様の基準値を外れた製品(以下、「不適合品」といいます。)を建築物に取り付けてい た事実が判明したため、現時点において収集可能な情報、及びその情報が合理的な事実に基づくものであると判断 された免震・制振用オイルダンパーの製作費用並びに免震用オイルダンパーの交換工事に要する費用、構造再計算 費用及び対応本部諸費用等については、当連結会計年度においてその他の費用に計上」

2020「免震・制振用オイルダンパーの不適切行為に伴う費用の計上等により、営業損失は402億98 百万円(前連結会計年度営業損失284億96百万円)、税引前損失は414億19百万円(前連結会計年度税引前損失295億 10百万円)となり」

って感じでこれは偽装をしててそれの落とし前の赤字ですね。実際に営業利益もその他の費用で赤落ちしててますね。2021年はその他の費用が落ち着いたので黒字復帰。これはひとまず偽装の落とし前は終わったと見てよいのでは。

それで決算を終えて、黒字復帰の計画で増収増益ですね。増収増益も結果としてては長期の傾向の中にある程度で長期足踏みの中ですかね。偽装みたいな事件でもなければ一応ほとんど赤字も出さずBPSくらいは右肩みたいなところはあります。

財務

財務はよろしくないですね。 有利子負債も減る感じでもなく自己資本比率も低い方。しけどじわじわ自己資本比率は増加してきてて足踏みに近い中で少しは改善できてたところに2019年偽装が来て負債が増える形で自己資本減の自己資本比率悪化。

いちおう2021年にかなり回復しているのでしばらくはもとの水準に戻ってきそうなところは。

CF

営業CFは基本プラス。2020年だけマイナスだね。偽装のせいじゃないかな。

ただ投資はかかり長期のFCFはなかなか微妙な線。財務もプラスが多いね。基本的に資金繰りがラクじゃないとは見れるね。

配当は利益並み。減益で減配みたいな赤字は無配だよ。

 

日足週足月足の値動き判断

日足であげ
週足でさげてあげ
月足で長期もみ合い感
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、長期に方向性ないというか、レンジ大きいけどレンジで上下してる感じ。下はリーマン時に1100、上はリーマン前、2011年、2017年末に7000円超え。そしてコロナで1692をつけて現在登ってきてる感じですね。再現するなら4000円ほどは一応どちらかといえば下の方ですが。そうですね。リーマンコロナ以外の安値2450あたりを底にみて上を目指すなんて見方とかは。


ファンダ的には、基本的には長期に足踏み感ある収益性もさほど高くない下請け部品メーカー。ただ何もなければ長期にほぼ赤字もなく地味にBPSくらいは伸ばせる程度ではありそう。一方投資がかさみFCFも出てるか微妙で財務は悪め。

その中で偽装がおきその落とし前に赤字もでてかなり財務悪化したかたち。ただ目先落とし前は済んでコロナ後の復調もあり、今は状態改善中。基本的に冴えない停滞企業とした上で状態改善を狙うというのはありかもしれない。

評価。

PBR0.9ほどは高い方。過去をみるとPBR0.4台もちらちらですがこれはBPSを飛ばした上でROEが高く出てますのでBPS回復速度も早くなってて必ずしも高いとみるのも。

PERでみると6ほどは低い方の水準。増益はあまり織り込んでなさそうでさらに増益にくるとなかなか。減益や赤字はまずいかなあとは。目先は業績も勢いついてるというか回復期だね。成長に出るとはなかなか見難そうではあるけど。

 

リンク

ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=7242

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=7242

IRBANK:https://irbank.net/7242

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

 とくになんもない。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記分析四季報CD導入後)