大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(1850)南海辰村建設/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

南海辰村建設とその他

株価

294円(人々は、一度天下を取り取られ奪い返すも維持にしくじり転がり落ちてる。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 1850 1835 1853 9085
企業名 南海辰村建設 東鉄工業 森組 北海道中央バス
市場 東証二部 東証一部 東証二部 札証
業種 建設 建設 建設 陸運
時価総額(億) 84.8 913.0 96.4 108.5
株価 294 2529 294 -
決算期 2022/03予 2021/03予 2021/03予 2021/03予
予想売上(億) 454.0 1,400.0 280.0 291.0
予想営業利益(億) 19.2 126.0 17.9 (43.0)
営業利益率 4.23% 9.00% 6.39% -14.78%
予想純利益(億) 16.0 88.0 11.0 (19.0)
売上成長率(年複利/期間) -0.3%/15年 2.7%/14年 -1.7%/14年 -1.8%/14年
EPS成長率(年複利/期間) 8.6%/15年 8.3%/14年 4.2%/14年 #NUM!
BPS成長率(年複利/期間) 3.3%/14年 8.3%/13年 12.9%/13年 1.1%/13年
PER 5.30 12.44 9.53 #VALUE!
PBR 0.75 0.91 0.73 0.33
ROE 14.2% 7.3% 7.7% #VALUE!
ROA 4.4% 6.1% 4.6% -4.6%
配当利回り - 3.36 4.76 -
配当性向 #VALUE! 41.8% 45.4% #VALUE!
総資産(億) 360.0 1453.5 237.1 413.7
自己資本(億) 113.5 881.6 122.3 306.7
自己資本比率(%) 31.5 60.7 51.6 74.1
一言感想 停滞蓄財 びあげ 停滞から後退? 停滞から崩れ

 今週は比較。市場統計推移記録表で4/12と5/7比較をしてROEが10%以上上がってる(448銘柄)のに、PERが下がってる(うち427銘柄)から気になったものをチョイスして比較比較の会社と数字は上記の通り。各データは2021年05月14日取得。南海辰村建設。南海系土木系建設会社。比較に土木っぽい。ゲストに南海に対抗して北海代表北海道中央バス

南海辰村建設

業績

こういうのつくる土木。

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大きくは2008年まで売上を縮小させその後は緩やかに増収が続いている感じ。南海の配下なのでわりと安定して仕事はありそうな推移ですね。
 2009年に特損出して大きめの純赤字。というか特損は毎年のようにだしていますね。2009年とか2019。2020などは大きめです。

2019「訴訟損失引当金繰入額及び完成工事補償引当金繰入額を特別損失として33億71百万円計上したことにより、12億50百万円の純損失」

2020は減損損失ですね。わりと細かく減損などして大きくなる前に手を売ってる印象は。

それで営業赤字などはかなりないですし2010年以降は基本的には安定的に利益が出てBPSくらいななら増加傾向にあります。2019年は純赤字ですが。

2021年は通期決算出て増収減益。計画で増収増益ですね。減益ですが普通に利益で大枠では傾向は変わらないになりそうですね。受注残は目先は減ってます。

あとは薄利ですが原価率は高く90%近くでわりと上る感じでもないので薄利はつずきそうです。

 

 

財務

2009年以降地味に蓄財。自己資本比率がじわじわ改善で借り入れも減少が続いて財務は絶対的には悪いですが改善が続いてます。 

資産は有形固定は小さくてだいたい工事関連の手形未収金などの流動資産で負債もだちたい手形で建設スタイルです。

手形貸し倒れなどすれば惨事ですがひとまず長期堅調ですね。まあ大丈夫ではないか。

 

CF

 営業CFはマイナスだったりプラスだったり。まあ長期にはプラスですね。設備投資も少なくFCFも同様ですね。借り入れ返してるし当たり前ですね。そして現金も増える傾向。

・・ですが、無配ですね。配るのは問題なくできそうですが。

「業績等を総合的に勘案して配当を実施していく考えであります。
なお、当期につきましては、利益を確保しましたものの、今後厳しくなることが予想される経営環境に対応するため、内部留保の充実等、財務体質の強化を図ることとし、誠に遺憾ながら無配を継続させていただきますが、2018年度を初年度とする「3カ年経営計画」の着実な実施により、株主の皆さまへの早期の復配を目指してまいる所存」とか言ってますが、2021年でまだ無配ですね。

ここはそもそも還元をやる気があるのか疑わしいところは感じますね。南海が株主だけど南海は怒らないのでしょうかね。怒らないんでしょうね。

東鉄工業

業績

 鉄道工事会社、JR東日本系列。鉄道よりですね。JR東日本系列ですけどJR東は筆頭も10%程度の保有率で支配はゆるそうです。

その御蔭か東からの仕事は安定的にありそうだけど叩かれることもあまりなさそうで利益率は南海よりかなり高い水準で安定してます。

というわけで長期に営業赤字もなく純赤字もなくゆるく増収もある感じでBPSなら右肩ですね。とはいえ減収減益などはあるので成長企業というよりはシクリカルに近いとは思いますが。

通期が出て「新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う設備投資の抑制などの影響に
より、受注高は122,406百万円(前期比11,911百万円減少)~は各種繰越工事が順調に進捗したものの、建築事業の前期大型工事の反動減もあり、132,919百万円(前期
比13,114百万円減少)」

目先減収ですがこれは前期が調子良かった感がありますね。売上1330億ほどはそれ以前と同水準ですし計画も近いくらいですね。利益はちょっと減益ですがそれも合わせて停滞というか堅調の部類にはなりそうです。

あとはJR東専門というわけでもなくてかなり幅広い鉄道会社から仕事受けてますね。

 

財務

資産増。かなり順調に見えます。というか建設と見るとかなり財務いいになりそう。 

借り入れもないようですね。

目先資産減は手形類の減少ですね。受注残も減少なので若干踊り場に入ってきてる可能性は。2020年は仕事が多かったということもあり大きな仕事を終えて一息ついたくらいには見えます。

 

CF

 建設では珍しい常に営業CFが出てる感じで2011に大きく営業CF出てますね。このあたりも大きな仕事が終わった感。

鉄道関連が多い関係かわりと設備投資が大きいですね。でもFCFはほ常に出てる感。

総じてあまり建設っぽくないCFで非常に安定感みれますね。

還元は利益並みで減配も。ただ近年は自社株買いもは入ってきててなかなかよいのではないでしょうか。前期はほぼやってませんが。

 

森組

業績

 別に鉄道系でもない建設会社。土木系建設業の一覧からPERとPBRみてチョイスして感じ。明治32年創業の老舗建設会社だね。

長期に減収傾向。衰退となるね。ですが、リストラは上手く言ってそうで減収しながら利益は出せるようになっていて2014年以降くらいから増益傾向。原価率推移など見てると下がる傾向位であまり儲からない仕事は避けてるような様子は想像できます。たださすがに減収が大きい2020,2021は大きく減益を伴ってます。さすがに減収が大きいとどうしようもないとは。ただ絶対の水準では普通に利益出てますしBPSなら右肩の推移が続いてます。

この減収傾向でも儲かってるをどう考えるか。

それで目先通期決算通貨。増収増益ですね。これは前期が悪かったのもありますが、一応増収でこれで長年続いた減収傾向に歯止めがかかるか?がポイントですかね。計画では増収減益ですね。普通に利益は出てる水準ですが。

「工事受注高は26,328百万円(前年同期比14.2%減)」って感じなので現状あまり強くになるのも。

 

財務

 資産増はつずきかなり財務は切れにになりましたね。借り入れは返済はストップしててもうこれで十分と考えてそうです。

財務という意味ではリストラは終わってそうで、このへんからは拡大を志向してきても不思議でもない雰囲気。実際増収に転じてはいますね。

 

CF

 不安定ながら長期にプラスの営業CF、少ない設備投資でFCFも長期にはプラスでよくみる建設業。

財務改善をみたからか無配から配当は始まってますね。減配はあるので利益並みで配当狙いでみるのは難易度高そうですけど。

 

日足週足月足の値動き判断

日足であげてさげ
週足でさげ
月足でさげではないか
確認。

評価・売買判断

南海辰村建設

テクニカル的には、2015年位まであげで890。440までのドローダウンをこなし2017年にさらにあげで970。からの下落トレンドとなりそうだけど、週足レベルだとコロナ安値215で反転感ある推移で、これが月足以上での上昇転換になったか?という視点で。去年の8月安値あたりの242を底にみるといいんじゃないですかね。それで356あたり突破をみるなら月足まで発展を期待するみたいな。


ファンダ的には、リーマン以降じわじわ成長感もあり営業赤字もなく、BPSくらいは伸ばす傾向はみれます。特別損失は割と切ることもありあまり臭いものに蓋をして同仕様もなくなるってのも考えにくく、この傾向は続きそうな。あとは建設全体に言えるけどシクリカルになりそうで環境次第ってところはありそうです。

目先は減益も無事黒字で通過で大きくは過去の延長線上。ただ目先は受注減ってるね。計画は増収増益。

財務は良くはないけど長期に改善傾向で問題もあるとも。CFも長期では堅調になると思うし長期に資産増の財務改善を進められるくらいだけど還元はやる気なさそうで無配が続く。これは中計で示したものもやってなくかなり還元などする気がないと見ておくべきか。総じて二部の地味な建設って印象。

非常に安ければ。

基本的に魅力的な企業には程遠いという印象。すごく安ければ。PBR0.7台って絶対的には安くは見えないけど、南海辰村建設としてはこれでも低い方の模様。南海の子会社であることですかね?理由はわからないけど状態の割には評価されてるという印象は。過去からの評価と状態を踏まえると妙味とできなくもないかもしれません。絶対的にはそう安くも見えないんですけどね。ちなみにすごく高くは見えません。

 

東鉄工業

鉄道だけではないけどだいたい鉄道向け建設業。専門性が高いのか長期に赤字もなく利益も安定してて建設業としてはなかなかみない安定性でBPSくらいは右肩。ただ成長企業というよりはシクリカルというか停滞蓄財ってかんじでしょうか。

財務CFも建設では珍しいくらいに問題もなく。

目先業績も財務CFも大きな仕事を終えた感があり受注も減ってるのをどう考えるか。長期視点では順調な範囲ではありますが。

評価。

PBR0.9は高くは見えない。でも成長性も微妙で停滞蓄財企業の類とみるとこんなもんか感も。専門性や建設の割に優秀などを鑑みるともっと上でもいいかな?って気もしますがそのあたりをどう考えるかですかね。

実際過去見ると0PBR.9ほどは、2014年以降くらいでは低い水準ですね。2013年以前はよくあるというか上も下もって水準。どう考えるかですかね。

 

森組

老舗建設業だけど、リストラで長期の減収傾向。も、利益は安定して出るようになり財務もきれいになり還元をし始めるてるとかでここらで転換をみるのかみないのか。

目先増収に転じてきてますが、受注残も減ってて絶対売上水準もまだまだ低いもので転換だと安易にみるのも微妙という気も。いろいろ考え方次第には。

評価。

 PBR0.7くらいはこんなもんかって気もするし、実際森組としても上も下もある水準。普通に利益はでてBPSは上げてるけど、減収傾向にまだ目処がついてるともって感じですのでやっぱりいろいろこんなもんかなとは。

 

北海道中央バス

 長期に停滞するなかで地味に黒字は出し続けBPSをわずかに増やしてたみたいな、小学生が親の手伝いをして貯金箱に小銭を貯金するような感じの低収益停滞蓄財企業と言う感じが、コロナで大きく売上を減らし赤字。決算出て久々にBPS減ったという感じですが財務はまだまだ平気ですが、BPS10400円程度は2015年レベルで一年で5年後退慕って感じですね。歩みが遅い分痛いといえば痛いになりそう。そして目先4Qでも赤字なのでまだトンネルの出口は見えないくらいでしょうか。どれくらいの後退になるんでしょうね。

ただ長年の蓄積か財務は状態がいいし、この環境下でも営業CFはプラスで通過でFCFもプラス・・は有価証券処分したせいっぽいですね。設備投資はかかるので長引くとさすがにいずれ耐えられなくなりますが現状耐えてて数年以上はへいきそうですけど。まあBPS減ったけど総合的にはいまのところ大丈夫ですかね。

評価はPBR0.3ほどで状態並には見えるしまたわりと定位置で評価もあまりコロナで下がってなくとなると手を出すのも妙味あるかというとどうなんですかね?って感じ。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

 

 

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用語解説(日記比較編)

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