大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

MENU

個別投資事例振り返り:AI inside

スポンサーリンク

FPかもめとしては特に印象に残ったよね?と言えそうな投資案件をつらつらとその振り返りをしていくというエントリー。

 

これは見込み違いで失敗事例となりそうです。

ちなみにその他の事例は以下

kamomenotoushi.hatenablog.com

 

事例:AI inside(4488)

しくじりの事例ということに

今回は見込み外しで失敗となります。失敗。

https://pdf.kabutan.jp/tdnet/data/20210428/140120210428402652.pdf

2021年4月28日のこの開示をもってこの投資で前提としていた高成長は崩れたとして即時投げて撤退するという判断をして実際投げてこの記事です。

kamomenotoushi.hatenablog.com

こういう記事を書いたくらいは期待してたわけですが見込み違い。

まあこの記事はわかりやすい事例として挙げた感じで上記の記事の考え自体を否定するものではないですが。

 

まあ残念ですが仕方ないですね。

あとは、今回は個別銘柄の振り返り記事ではあるんですが、わりと投資を考える記事な面もあるように思えたので投資を考えるカテにも突っ込んでおきました。

 

今回は売買履歴をあげようか。

2020年の11月18日に77500円で買ってますね。

ミニ株で10株です。

それを2021年2月26日に41500円で売ってます。

まあここで36万ほどの損ですね。

で、2月26日に40350で買ってます。これは信用100株です。

で、4月28日の開示を受けてストップ安も越えて17000円で処分した感じです。

まあそれでトータルで480万円ほど投資して結果270万円ほど損したということになりますね。

 

信用でレバレッジだったので処分の際にほかの銘柄を売ったり入金する必要にも迫られましたが、これはそこらも織り込み済みであったのでここでどうこう言うのも。

 

 それでミニ株で持ったのは分割で端数出た以外では任天堂以来ですね。(任天堂はまだ保有です)

そしてそれが株安を受けてナンピンになるんですかね?株安をうけてミニ株は処分する一方で信用で買い単元を持ったという感じです。

信用で持ったことになり若干ですがレバレッジかかってる感じでした。

レバレッジしたのは去年とか今までの成績や市場の様子も鑑みもっとグロースよりの選択もとったほうがよさそうだし、そしてもっとリスクも取れるのでは?という判断でした感じですね。

他にも信用で買ったものもありそれは現状上手くいってる・・というか別に決済したものがあり現金ができたのでそれは現引きして現物化したとかですが・・・ともかくしばらく信用でレバレッジもかけてみてこれくらいであるならコントロールしきれそうだという感触を得たところではあり今回の件もこのコントロール下の話にはなりますが・・・この話自体は今回とは別の話ですので。

 

買った理由。

 見せてる成長性のわりにはバリュエーションが低いと判断した。

以上。

f:id:kamomenotoushi:20210429213839p:plain


前期今期と売上成長2.5倍1.8倍というところで、このペースが続くならPER200ほどは何ら問題などないです。PER200など売上成長が年倍のペースなら3年後にはPER25になってます。利益出し始めということでもあり利益ならおそらくそれ以上伸びることになるでしょう。だからもちろんそうはならなかったというところは置いといてね。

 

もちろん成長鈍化を想定しないほど自分は楽観的でもなく、自分の想定としてはいくらか成長鈍化した上でそれでも十分妙味はあると考えてました。

それで5年平均で50%くらいが自分が考えていた一つの想定ラインでそれでも5年後にはEPSは7.6倍ほどでこれぐらいで十二分で5年後に成長率25%程度以上で落ち着くくらいがベストに近いシナリオで、それ以上の成長ペースが出そうだと判断しうる限りは株価推移がどうであろうと保有継続という腹づもりでいた感じです。

誰かに買われるとか売られるみたいな視点というよりは遥かに企業によるEPS増を狙ってその成長を待つという視点で目先見せてる成長速度ならば現状の超高PERも十分許容できるというか成長鈍化するとしてもそれでもかなり早急に許容できるPERまで落ちてくるだろうという視点で見てました。

 

まあ、結果としては見込んだよりはるか下の結果になり成長鈍化(だから自分は50%程度まで下がることはメインシナリオとして想定してました)どころか後退となる公算が強くなることになったわけですが。

 

同時に今回のようなケースと言うか成長鈍化はありえると想定してて、成長鈍化するならばあるいは止まるくらいならPER30程度はあるとは見込んでいたのでこれは今回の開示前からすると5分の1とかの水準なので実質すべて吹っ飛ぶと言えるくらいの水準です。

なので、上手く行けば非常に高いリターンもありえると同時に悪いシナリオが来るならば実質上すべて吹っ飛びうるとした上での上に挙げた感じに持ってたということになります。

 

このあたりは上の革命の記事と同時に以下のような記事も書いているわたしなのでこのあたりの警戒もしてないとするならほんと俺は何してんだ?って話になりますしね。

kamomenotoushi.hatenablog.com

kamomenotoushi.hatenablog.com

 

まあ、腹積もりとしては、このまま今回のようなことにならず、じきに出ただろう通期決算で4Q業績加速等とか来期業績が成長率50%以上出ると見込めそうなものが出てくるのならその時点で買いましをしようとかは考えてました。

まあ今となれば正しく絵に書いた餅となりましたが。

 

以上です。

今回は反省点はあります。

 

単元にするのが早すぎた。というか、単元にした400万ほどは単元が400万以下であれば自分はもっと小さく買う判断をする条件でした。

しかしながら2/26の段階で株安を受けて単元化してしまった。いやあ単元の方が切りがいいからね。どうせ買いますなら単元にしたいと思ってしまったんだよね。

そしてこれは今回のような大口顧客に思いっきり逃げられるとまでは想定してなかったけど、成長鈍化くらいはありえるとしていたし、そうなれば株価としては一気に消し飛ぶくらいのことはありえるとも想定してたのでこれはナンピンするにしろ10株から100株ではなくもっと水準を抑えるべきだったという反省はあります。いやだって自分は今回の条件なら400万は買いませんからね。

 

単元にしたいという理由で自分が取りたいと思うリスク量より多くとってしまい無用に傷を大きくしたことは反省点です。

 

事前にさけること。

 

これは不可能ではなかったでしょう。3QでのQレベルでの成長鈍化や、ピークをつけての下落トレンドでそこに重大なマイナス要因があるかもしれないと警戒し逃げることは不可能だったとは思いません。なにより絶対的に非常な高バリュエーションでした。

けど逃げなかったことは反省点にならないんですよね。だってそれらを把握理解した上で判断した結果のことですので。

実際自分は破滅的な事になる可能性もありえるとしてミニ株そして単元に押さえてました。単元は買いすぎだという反省はしてますしその単元はレバレッジもかけた形ですが、ゼロになっても致命傷にならない水準以下というか信用余力とか気になるような水準のはるか下の水準になっているというか、自分はAIINSIDEで最悪(つまり倒産等)も起こっても許容できない損失量以下になる水準で持つという判断をし、実際にそのようにしてました。

 

つまり今回は許容できる損失量で致命傷でもなんでもないですし、危ないこともありえるしかし上手く行けば大きく利益も取れうるとした上で選んでいた保有量でこういう事になりましたという話で、自分としては避けれたけど避けなかったという話で、成長鈍化で株価は壊滅の可能性もあるとした上で、そうなっても許容できる量を測った上でそうならない可能性の方に期待して、その期待は実現せず許容できる範囲での損失を受けたって話になります。

 

さらにもっと本質的な意味で。

事前に避けるということ。このような一つの未来を予測しそれに対し対応するみたいな意味での事前に避けるということ。

事前に与えられた情報、開示や株価推移やその他でも調べうることでも、それで今回の状況になると確定的に予測しうるか?

これどうですかね?

できない気がするんですよね。そういうこともあるかもしれないとは想定できるかもしれない。その一つの可能性として予見しうるけど、それはやっぱりいくつかある中の一つの可能性で、他のシナリオ・・中には好ましいものもある可能性を排除することまではできないと思うんです。

 

もっとも自分はできるとすべきでないという考えになりますが。

仮にできるとしてこれが逆の方向の事象・・つまりいいことだったら、大きく張ってあるべきことです。そしてその見込が違った時はその時こそ致命傷を受けることになります。

確定的に予測できるとすることはすなわち大きく張れることにもなりますが、それは同時に間違ったら死ぬになるんですよ。

故に自分は常にそれは確定的に予測できるものではないという立場を取り続けるべきだと考えてます。

確定的だと踏んだそれが誤りであったときに起こりうる死の可能性を潰すためにです。

 

故にこの話は事前に予測とか予想して張るという種のものよりはるかに範囲を用意して資金管理で対応すべきものであるように思えるんですよね。というかそのような発想のもと自分は期待を外すも致命傷は避けました。これで自分も自分の投資も終わったりはしないし今年の成績に限っても少し後退したねくらいです。単元に釣られてちょっと多く買っちゃったね。ってくらいの話でこの視点での反省点はやっぱりないんですよね。

 

まあこの種のケースに期待するべきでない、選ぶべきでないって話にできるのはわかるんだけどね。

この種のそれまで株価を形成してた前提が一瞬で大きく変わりうるし、株価も崩れるうるという種のもの。

この種の外すときは大きく外し大きく負けうる可能性があるものをそもそも避けるべきであるってのはわかるんだけどね。

でもしかしだ。

 その種のものであるときは大きな失敗(例えば今回のような)しても結果として許容できる損失ならいいではないか?って言いたくなるところというか・・・

そもそも今回のAIINSIDEさらに振り返り事例で挙げている以下のじげんとかこれは事例集で挙げてないけどクックパッドなどいずれも今回と近い視点で入っていて、これらは自分の投資記録ではいずれもSグロース(スーパーグロース)のカテゴリで集計しててこれらは失敗のケースで散々な様に見えるし実際散々なんだけど、実際Sグロースの集計全体としては大きくプラスであり、自分はこの企業の成長が持続するという見込みで買ったものは成績集計上トータルで利益だったりします。

自分はこの種の見込みのものがあたった時は軽く数倍もでうるものと知った上でそれを狙った結果の成績集計結果だし、そして今回の失敗・・というか失敗とするのも違うかもしれないと思うところだったりします。

という感じで、ほんとに今回はだめだったね。そして少し買いすぎたねってことくらいでほんとに、大きく傷ついたとかでもないしあまり反省点もないよなあって感じになってしまうんですよね。

ほんとに以下ぐらいです。

・自分が適切と考える取る保有量が単元以下の場合は買うにしてもミニ株を徹底。

 

あとは、特に一瞬で大きく前提が変わりうるものと想定できるものは、ありえそうな最良のケースと共に考えうる最悪のケースも想定し、最悪でも致命傷にはならないようにあるいは再起も期せるように考えた上で量をコントロールするという発想で、未来予測を確定的に出せるという発想を決して採用しない。

という方針でいくのは継続でというかこの方針が故に自分は今回もこの程度の傷で済んだって話になるのでやっぱり反省点はあまりなかったりします。

 

今回は残念だったねで終わり。落ち込んだりしないで続けて歩いていきましょうって感じ。

以上でございます。

 

参考。

kamomenotoushi.hatenablog.com

kamomenotoushi.hatenablog.com

 

 

 

記事を気に入ってくださった方は↓をクリックしてくれると嬉しいです。
 にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ