大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(4390)IPS/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

IPSとその他

株価

2528円(人々は、押し込められたところから一気に反転攻勢に出てきてる。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 4390 9432 3934 4335
企業名 IPS 日本電信電話 ベネフィットジャパン アイ・ピー・エス
市場 東証一部 東証一部 東証一部 JQS
業種 情報通信 情報通信 情報通信 情報通信
時価総額(億) 313.0 107466.7 112.8 23.7
株価 2528 2755 1905 960
決算期 2021/03予 2021/03予 I 2021/03予 2021/06予
予想売上(億) 96.0 115,000.0 93.1 25.5
予想営業利益(億) 19.0 15,900.0 12.4 2.5
営業利益率 19.79% 13.83% 13.29% 9.80%
予想純利益(億) 11.5 8,600.0 8.3 1.8
売上成長率(年複利/期間) 21.7%/5年 0.5%/14年 10.7%/7年 6.1%/14年
EPS成長率(年複利/期間) 68.7%/5年 4.3%/14年 #NUM! 12.4%/14年
BPS成長率(年複利/期間) 68.6%/4年 1.8%/13年 27.7%/6年 3.2%/13年
PER 27.19 11.88 13.65 13.11
PBR 6.32 1.36 2.28 2.22
ROE 23.2% 11.4% 16.7% 16.9%
ROA 14.8% 3.7% 10.7% 10.8%
配当利回り 0.4 3.81 0.42 1.04
配当性向 10.8% 45.3% 5.7% 13.7%
総資産(億) 77.9 230141.3 76.9 16.1
自己資本(億) 38.9 90611.0 42.2 9.2
自己資本比率(%) 49.9 39.4 54.9 56.7
一言感想 あげあげ びあげ あげあ あげ

 今週は比較。ROIC変則3年平均(https://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2015/10/18/000000)をみて気になったものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2021年04月30日取得。IPS。フィリピンで通信業と国内でMVNO。比較にNTT様とMVNO代表ベネフィット。ゲストにどう考えても間違えて買われてそうなアイ・ピー・エス

IPS

業績

 ・フィリピン(ケーブルテレビ事業者向け国際データ通信サービス、オフィス・住居向け光インターネットサービス「InfiniVAN」)
・国内通信(秒課金サービス、MVNO事業者向けサービス、コールセンター向けサービス/運営用ソフト、音声付加価値サービス、高性能データセンター、SIPトランクサービス)
・在留フィリピン人関連(外国人人材紹介・派遣サービス、フィリピン人介護士紹介・派遣)
・医療・美容/フィリピン(美容クリニック開設、化粧品販売)

で、フィリピンで通信を含む事業と国内の主にMVNOだね。

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セグメントをみるとだいたい国内MVNOで半分その他のフィリピンでまとめて半分分というところ。

全体としては伸びていて増収増益が続いている感じですがフィリピンがというより国内通信が伸びているという印象が強いです。

そして今期は業績が加速気味に跳ねています。3Qで増収+53.6%の増益+107.3%。通期でも増収+47.5%の増益+77.5%としてますね。

で、今期は海外通信が非常に伸びてますが、今期から国際通信の海外通信とフィリピンの国内通信のセグメントにわけてますね。その中で「さらなる事業拡大を図るため、マニラ-香港、マニラ-シンガポールを結ぶ海底ケーブル(City-to-City Cable System、以下「C2C回線」)の光ファイバーの一部をIRU(注)にて取得いたしました。C2C回線は10月に開通し、フィリピンの通信事業者などへの提供を開始」だそうです。IRUは「Indefeasible Right of Useの略で、当事者間の合意がない限り破棄又は終了させることのできない長期的・安定的な通信回線使用権のこと。当社は、主に15年間のIRU契約を締結して国際通信回線使用権を仕入れ、販売」

・・とこの国際通信がコロナで通信需要増もあり元気ですね。

その他通信関連は国内も順調な一方、フィリピン内の医療美容や、在留事業も厳しい感じですね。トータルでは通信関連が大きいので恩恵が強い印象です。

総合として、高成長であるし高ROEROAで絶対的に高収益ですね。目先権利をとった国際通信の利益率も高く、フィリピンのGDP成長率など見てもさすがに目先はコロナで厳しいですが、長期の推移としてはなかなかのびてそうでこのあたりからもかなり良さそうに見えます。

ただ情報がないというところで予測できない部分が大きそうでそういったリスクがあるとは思ってたほうがいい気がするところ。

あとは目先の国際通信の伸びは権利取得して今期からの貢献もありこれが成長率だとはみなさないほうが。

 

財務

近年一気に資産増があり事業拡張感あります。目先3Qでリース投資資産とか売掛金が大きく伸びていて固定資産でも有形固定が伸びてたり通信回線使用権も伸びてて上記の回線権利取得した感。

負債は借り入れふやしてますね。前期9億から23億程度。借りて権利取得関連設備に投資して目先の業績みたいな感じですね。 

 

CF

これまで基本的に営業CFは出てますね。2018年まで投資してFCFでてましたが、2019,2020は設備投資が増える形でFCFマイナスになってますね。それで今期は変化が大きいのですけどまだCF計算書がでてませんが、投資してFCFマイナスは加速しそうな感じです。 

BSから負債を26億増やしつつ総資産は39億増えててる感じでこれでまず順調ですし、借り入れが14億増えたのに際し固定資産17億増えてる感じかつ、流動が現金も増え20億ほど増えてるので投資したものから早速CFが出てる感はありそうですね。ということで滑り出し好調となりそう。

まだ還元はしてないですね。インフラよりでありお金も掛かりそうだし借り入れも増やして投資してるとかもあり当面無配じゃないかなあとは。

日本電信電話

業績

 NTT様。

長期に成長性は微妙も安定した業績で赤字もクソもなく通信インフラを握ってる強さは感じる。

ドコモを飲み込んで完全子会社にして業績に変化でもあるのかなあと思ったけどもともと子会社であってあまり変化もない感じです。

現状EPSも上がってるくらいで全体としてはTOBしたって大きな変化はなさそうです。

まあそろそろ決算出ますので来期になると結構違ってくるかもしれないのでちょっと決算は注目しててもいいかもですね。

ahamoあたりの影響もあるかもしれませんし。

 

財務

総資産は以外にかわらず。前期から23兆が23.8兆。細かくはいろいろ変わってますが大きくはあまり変化ない感じですね。も、負債は結構変わってます。11兆から16兆。 ・・借り入れとか営業債務などふえてますね。これはドコモTOBのためでしょうか。ちょっとわかりません。

これね。よくわからない。やっぱりドコモがカウントされたとかですかね。

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CF

CFもFCFでてるくらいになるという。 

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ドコモのTOBで4兆円ほどらしいのでBSの負債の増加がだいたいそれでCFにはまだ計上されてないとかだとそんなもんかもしれない。

www.nikkei.com

よくわからないけど5/12らしい決算でいろいろわかると思うのでそれみて答え合わせすればいいのかなあとは。

ベネフィットジャパン

業績

 国内MVNO代表。といってもちょっと色物っぽいところはあり、よくある純粋なコストでもって攻めるMVNOというよりは、モールなので情弱じゃなかったあまり回線などに強い関心を持たない層に働きかけていくというちょっと売り方に工夫があるところ。

近年大きく業績を伸ばしてきていい感じでしたが、ドコモがAHAMOなどを投下してきてキャリアがコスト下げてきてMVNOどうなの?ってところ。

ベネフィットジャパンがやってるのはAHAMOより低い価格帯なのでいうほど影響ない気はしてますが

目先3Qまでは好調です。がこれはAHAMOがサービス開始前の決算なのでこれから影響を受けるか受けないかという話ですね。わりと今は業績見通し難い局面になりそうです。

そういうところはあるんですが高ROE安定だったり目先まではかなり好調だったりとなかなかいい感じで来てますね。現状は。

 

財務

資産急増。増えてるのは割賦売掛金です。目先3Qで資産83億のうち割賦で53億あるような感じです。一方で負債も伸びていて借り入れ伸びてますね。負債33億のうち借り入れで19億。

つまりモールとかで顧客見つけて割賦で端末を売って、端末代は借り入れで調達でその後顧客から割賦を回収って感じで、自己資本比率下がってきてますがこれは契約がのびると自己資本比率が下がる種のものです。

で、目先割賦の伸びが鈍化で借り入れが減ってるんですよね。なのので今期は新規はあまり取れてないってなりそうですね。コロナの影響でもありそうですね。ここがまた増えると安心かもですね。

 

CF

 営業CFマイナスが続く。売上債権の増減額の影響が大きそうです。つまり新規契約取って端末売ると営業CFがマイナスになるという構造。なのでこれはマイナスの方が好ましくつまり伸びてるって証ですね。

今期2Qの時点ではプラスですね。やはり今期はコロナとかもありそうですが成長鈍化感はちらついてますね。もっとも、割賦増えなくても顧客が逃げたということにはならずに通信料ははいるわけなので必ずしも悪いわけでもないですけどね。

 

日足週足月足の値動き判断

日足であげてさげ
週足であげ
月足でさげてあげ
確認。

評価・売買判断

IPS

テクニカル的には、上場して2018年に2430までいくも、そこから下落でコロナまで710まで落ちるもそこから反転で目先3月で3415までと割と典型的な上場で一瞬盛り上がりそこから上場ゴールとなるも、再度上昇トレンドを描いてそれまでの高値をやぶって上昇みたいなパターン。コロナから続く上昇トレンドが続くか否か?でみておくのがいいんですかね。去年7月安値1875あたりを底に見て上昇継続を狙うのがいいのですかね?日足レベルでは下落になってきてますね。


ファンダ的には、今まで半分くらい日本のMVNOだったけど、国際通信業で権利取得して規模拡大もあり、軸足が海外そしてフィリピンも好調なので国外に移りつつあります。それもありますし、フィリピンの医療などはコロナで苦戦も国内通信も目先良さそうで基本順調。総合的にはわりと目を引く成長率及び高ROEROA高利益率の高収益企業。評価PER27ほども高いとは感じません。

とはいえ、軸足が国外でそれもフィリピンが中心で詳細が測りにくくブラックボックスというか思いもよらぬリスク要因が吹いてくるなんてこともありえるかもしれません。実際有報で会社は「フィリピンのカントリーリスク」をリスク要因に挙げてます。あまりリスクなどを事前に察知し上手く立ち回れるとは考えないほうがいい気はします。その意味でわりとハイリスクハイリターンな部類になろうと思います。まあ通信でインフラで堅いと言える部分もあるのでそのあたりはどう考えるかですね。

あとは過去からPERで高い方ですがこれは目下参入した国際通信が絶好調もありここも考えかたしだいかなあと。あとは通信は落ち着くと低評価される傾向はあるので高いとは思ってたほうがいいというか成長ないと死ぬやつってみてるのが正しい気はしてます。

 

日本電信電話

 安定のNTT様。ドコモ買収して変化はあるっぽいけど、業績的にはもともと連結してたしそう変わらないのでは財務は影響あるかもね。

あとはAHAMOとかの影響もあり以外に大きめな変化も来るかもでそのあたりはあまりリスキーなことしたくない人は様子見るのがいいんですかね。

基本的には業績の堅調さをみつつPERとかPBRみながら判断するのがいいよなあとは、PER12ほどはいかにもよくある水準。PBRだとBSの関連でBPSも減ってるとかもあってちょっと評価高めの水準。まあ長期にEPSBPS伸ばしててそのあたりは盤石なCFを背景に投資や還元につかえてやっぱりいつみても盤石感はある。まあ化けるとかないと思うけど。

ちょっと目先大きめな変化もあるかもしれないと思うくらいです。

 

ベネフィットジャパン

 基本的には目の付け所が良さそうな優秀めの成長企業。 目先まで順調。ただこれからAHAMOを中心とするキャリア勢がコストを下げてくるしMVNO事業は環境悪化は想定できるところでこれをどれだけ警戒するか。あとは休業が響いたのか新規契約鈍化感も感じられる割賦などの伸び鈍化。まだわからないけど成長鈍化などにつながってくるかもしれないというところ。これも注意点になるか。

評価。

現状までで高成長高ROEといえる中でPER14程は高くは感じなく妙味もあると思える水準・・だと思いますが、あまり高評価されるところではなさそうでしぶい評価は受けてるところは注意。また高ROEが故に減収などは許されないと思われ減益は非常にまずいとは思われます。順調にいくならば全然見れますが業績後退にでるとなかなか厳しそう。環境悪化要因も考えられて結構判断難しいところかなあとは思ったりします。結局なにも問題などなりませんでしたも十分考えられますけどね。

 

アイ・ピー・エス

ERPとは、Enterprise Resources Planning の略であり、企業経営の基本となる資源要素(ヒト・モノ・カネ・情報)を適切に分配し有効活用する計画=考え方を意味します。現在では、「基幹系情報システム」を指すことが多く、企業の情報戦略に欠かせない重要な位置を占めています。のERP会社。

「 ・ERP導入(独SAP社「SAP ERP」「SAP S/4HANA」、全体設計、導入支援、EDIインターフェース、輸出入機能、モバイルアプリケーション、カスタマイズ)」だって。

長期に売上地味にのびてほとんど赤字もなくBPSくらいは右肩感はあります。

同時に増収が続く感じでもなくなによりシステム会社としては薄利で来てる印象でROEもどちらかといえば低い印象。

どちらかといえば冴えないよりのシステム会社でよくよく見るとなにげに長期に堅調?くらいな用に見えますが、今期は利益が跳ねてますね。売上はほぼ横ばいで「利益におきましては、テレワークでの業務推進により、交通費や販売管理費が大幅に減少したこと等により営業利益1億95百万円」だそうです。基本原価率が高いのものあり薄利がっ故にコスト減すると増益が大きいみたいなかんじでしょうか。まあ計画の2.5億でれば営業利益率10%近くでもうあまり薄利とも言えないのですけど。

財務は自己資本比率など悪化してるけど、これはコロナ警戒か借り入れしてるせいっぽいね。現金はそれ以上増えてるのでこれはわりとすぐ返しそうな。

あとは借り入れ自体は上記以外なく絶対的な自己資本比率は低くもないんですけど長期に自己資本比率が落ちてるのは気になるところ。

買掛とか前受とかその他諸々増える傾向はあるね。薄利とかテレワークしたら利益でたとかなんか管理があまり行き届いてない印象をうけます。目先はいいけど、基本あまり優秀な会社って感じはしないですね。というか営業CFも赤字が多くなかなか微妙な。

PER13はほどほど感ありますが程々な評価にしては状態微妙な気は。まあ評価は常にこんなもんみたいなところはありそうだけど。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

GWは終わりました。ドライブしたくらいでした。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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