投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。
比較銘柄
群栄化学工業とその他
株価
2448円(人々は、戦で戦果をあげるも結局負けて延々落ち延びてきてようやく落ち着いてきてる。)
各企業の数字と比較しての感想
コード | 4229 | 3355 | 4216 | 8079 |
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企業名 | 群栄化学工業 |
ホールディングス |
旭有機材 | 正栄食品工業 |
市場 | 東証一部 | 東証二部 | 東証一部 | 東証一部 |
業種 | 化学 | 卸売 | 化学 | 卸売 |
時価総額(億) | 220.3 | 154.8 | 292.5 | 755.8 |
株価 | 2448 | 694 | 1477 | 4420 |
決算期 | 2021/03予 | 2021/12予 | 2021/03予 | 2021/10予 |
予想売上(億) | 246.0 | 520.0 | 540.0 | 1,000.0 |
予想営業利益(億) | 19.0 | 28.0 | 29.0 | 40.0 |
営業利益率 | 7.72% | 5.38% | 5.37% | 4.00% |
予想純利益(億) | 14.0 | 17.0 | 22.5 | 27.5 |
売上成長率(年複利/期間) | 0.8%/14年 | 2.1%/14年 | 1.9%/14年 | 2.4%/14年 |
EPS成長率(年複利/期間) | 15.9%/14年 | 4.9%/14年 | -1.1%/14年 | 19.6%/14年 |
BPS成長率(年複利/期間) | -0.1%/13年 | 6.7%/13年 | -0.3%/13年 | 5%/13年 |
PER | 11.62 | 7.96 | 12.56 | 27.04 |
PBR | 0.39 | 0.6 | 0.63 | 1.81 |
ROE | 3.4% | 7.5% | 5.0% | 6.7% |
ROA | 2.8% | 3.7% | 3.4% | 3.6% |
配当利回り | 3.27 | 3.03 | 3.39 | 1.09 |
配当性向 | 38.0% | 24.1% | 42.5% | 29.4% |
総資産(億) | 506.3 | 459.2 | 657.8 | 765.8 |
自己資本(億) | 404.2 | 226.8 | 438.6 | 403.6 |
自己資本比率(%) | 79.8 | 49.4 | 66.7 | 52.7 |
一言感想 | 停滞蓄財 | 停滞蓄財 | びあげ | 停滞蓄財 |
今週は比較。21/4/9時点でトリガーを満たしている(かもめ独自指標)を市場統計推移記録表で2016/2/12比較でPBRでより低くROEでより高くなってるもの(該当23銘柄)からチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2021年04月13日取得。群栄化学工業。樹脂と糖質の両輪。比較に似たものっぽい。ゲストに栄仲間の正栄食品工業。
群栄化学工業
業績
凡庸な化学メーカー。
「工業用フェノール樹脂「レヂトップ」(成形加工材料・電子材料・先端資材)は世界有数、フェノール樹脂・高機能繊維「カイノール」は世界唯一のメーカー。 」だそうでニッチトップとも言えるかもですがそれで業績は伸びるという感じでもないしリーマンあたりは順当に赤字になってりするので、よくニッチトップに投資するのがいい言われてもニッチトップならいいってわけじゃないという一つの反例になると思うよ?
とはいえ、リーマンみたいな悪環境でも無ければ黒字は維持だし、目先減収減益も普通に利益で安定性はありますね。上ではBPSも伸びてないになりますが赤字以後の2010年以降だと年3%くらいはでてます。
というわけで停滞蓄財じゃないでしょうか。目先業績までそのような感じに出てますね。今期は苦戦気味ではありますが、
財務
自己資本比率高く借り入れもほぼなくなった感じで財務はきれいなやつ。
財務は問題なくなってその後も地味に蓄財を続けてる感じですかね。BPSこそ増えてますが現状維持感は強いですね。
CF
営業CFでて投資はいるけどしてもだいたいFCF出てるかなって感じ。マイナスにしても定期とか有価証券買いましたって感じなので事実上常にFCFでるような感じですかね。
あまりは還元と返済してきてますが返済は目先終わってますね。還元強化できる状態にには見えますが今のところそういったことはなさそうですね。配当性向はそんなに低くもないですね。
クリヤマホールディングス
業績
ゴム中心で扱ってる商材は化学っぽくもあるけどこれは卸ですね。化学というよりホースとかゴムであまり似てないかもだけど並べたので続けると、卸で利益率4%〜5%程度はなかなか優秀。ROEも10%超えたりするときもあり比較ROEも抑えられる卸も多い中これも優秀、同時にリーマン当たり減収も利益は維持だし長期に成長感もあります。ただROEは低下傾向で、近年は成長というか足踏みが続いてる感じで目先は停滞感でてます。
通期決算出て減収減益。ではあるけど長期的には足踏みの範囲内で「新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、売上及び利益共に苦戦を強いられ」といいつつなんでわりと頑張ってるのではないか。
財務
長期に資産増。総資産は2015年以降変化はすくないけど株主資本は伸び続けてるね。
自己資本比率は50%前で改善が止まってるというかこのへんでいいという判断が入ってそうだね。借り入れも総資産が伸びる中維持程度。問題があるようにはみえないですね。
CF
営業CFは常に出てる感じ。投資は多少いるがFCFは出る程度で、マイナスのときも買収してましたとかだから実際はかなり余裕ある方かなとは。実際現金は伸びる傾向ですね。
還元は余裕ですね。過去も減配はないみたいですね。
旭有機材
業績
工業用樹脂・プラスチックバルブメーカー、旭化成系列。
リーマンとか赤字出してシクリカルですがリーマン以後は成長傾向でリーマン以前のピークも超えましたね。薄利感あった利益率も7%台まできて見れる感が出てきてます。
その中で目先は3Qで減収減益減益の方が大きいですね。多くのメーカーよろしく増収時により利益が伸び減収時により利益が下がるという感じは読み取れます。歴史的には高水準の業績ですね。これが続くかどうか。
財務
自己資本比率が落ちてきてますね。2019、2020で借り入れも増やしてます。なところですが、絶対の自己資本比率は高いですし、というか借り入れ<現金くらいになりますし中身も流動資産及び流動負債でこれは事業拡大による手形や在庫類の増加が故にみえるところでマイナスといういうよりプラスじゃないですかね。
目先3Qは資産減で自己資本比率も改善。ちょっとですが。
CF
投資してだいたいCFプラス大きくは現金も増。
配当は余裕ですが、リーマン後とかに減配はあるので業績には注意がいるかも。
目先の業績水準なら大丈夫そうという歴史的に取れてる方だって。
日足週足月足の値動き判断
日足でもみあい
週足でさげてよこよこ
月足でさげ
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、2013年に急騰があり以後は下落傾向。一度2017年あたりに盛り返すもさらに下に行くことになり、2019年以降ずっともみ合ってるという印象。コロナですらいうほど下げてないので底値圏もみあいとなりそうかな。
辛抱強く待てるならいずれ日の目もって考え方はできるね。底はコロナ底2001が良いかと。・・あとは基本ここの項目でファンダと組み合わせた判断はしてないけど、併用するなら底値圏もみ合いとした上で業績に大きな変容がなければ売らないなんてのは考えられるね。
ファンダ的には、ニッチトップなところがあるといっても、長期に環境悪化で赤字くらいはあるし成長って感じでもなくそんな高収益でもないという感じでいかにも停滞蓄財企業。低収益の低ROEなのでBPS増ペースなども微妙なところ。ただ財務CFに問題もなく借り入れなどもきれいになって余裕分は還元など強化される可能性はあるかもしれない。いまのところそういったことはないですね。
極めて安ければ。
ド安定な停滞企業って非常に評価が抑えられることも多い・・ってみるとPBR0.4ほどはさすがに低い方らしい。コロナぐらいでPBR0.33ってところですね。まあのんびり持てるならそんなに悪くない選択でもないとは。まさかの還元大ぶるまいとかあるかもしれないし。配当+BPS増で低リスク(低PBR)でインデックスに近いリターンを狙うみたいな考え方もありますし。
クリヤマホールディングス
長期に地味な成長はあるけど目先は足踏み感ある卸。さすがに目先減収減益でシクリカルではあるとは思うけど過去に赤字もなくBPSなら右肩感もありまた卸としては比較的高利益率でROEも若干高いとは。ROEは低下傾向も。財務は良くはないが問題があるとう感じでもなくCFなら還元も強化しながら現金を積めるくらいは余裕。
評価。
PBR0.6は高くは見えない・・のではあるけどクリヤマとしては上も下もある水準。
なところでキャピタル狙いとしては悩みどころですがCFの余裕と減配なしの実績もあって配当狙いは機能しそうです。利回り納得するならいいかもしれない。クオカードもあるようですね。
旭有機材
シクリカルだけど長期に成長も見て取れなくもない化学メーカー。増収減収が素直に利益に反映しそうでやはり売上には注意。目先は後退も絶対水準としては売れてる方。
財務CFも問題なく、現状なら業績後退も配当維持の判断は入るかもしれない。
こういうのは安ければ。高くは見えないけど安いはどうかなあってみると旭としても上も下もある感じでうーんフェアバリューとかの類じゃないでしょうか。
メーカーではなく商社。商社としては利益率取れてるし長期に業績安定で成長感もありわりと優秀なのではないか感。
上のEPS成長率20%はちょっとタイミングも良さそうでBPS5%が実態に近そう。長期ROEもそんなに大きく変わってません。
財務も自己資本比率は低くもないけど安定的でバランス良く伸びてる感じでCFも現金も含めて伸ばす傾向で総じて上手くいってる商社。
評価をどう考えるか。よさげな商社だけどPBR1.8はどうなんですかね。過去を見れば0.4台とかもちらちらあり、状態もいいのでそこまで下がるのを警戒するのもどうかと思うけど今の水準は期待し過ぎな気は。まあこの水準を維持しながらBPSくらいは積んでいくかもしれないけど。
参考データリンク
銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html
株プラス:https://kabu.plus
IRBANK:https://irbank.net/
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
特にないかなあ。
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記事補足してます。
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