投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。
注目銘柄(市場/業種)
チェンジ
(東証一部/情報通信)
株価
3630円(人々は、助走をつけて高く空に飛ぶも高度が落ちつつある。)
業績財務と指標とそれに対する分析
今日は分析。銘柄スカウタースクリーニングでROIC20%以上実績ROA10%以上3年売上成長率10%以上の物を拾い(64銘柄)コロナ底の3/13とPERPBRを比較しながら気になったものをチョイスして分析。チェンジ。企業のIT活用支援会社。IT技術(AI、モビリティ、IoT、ビッグデータ、クラウド等)を活かしたNEW-ITトランスフォーメーション事業(DXソリューション、生産性向上・IT人材育成サービス)を展開。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2021年04月05日に取得。
業績
IT技術(AI、モビリティ、IoT、ビッグデータ、クラウド等)を活かしたNEW-ITトランスフォーメーション事業(DXソリューション、生産性向上・IT人材育成サービス)を展開。と、言われてもなかなかピンと来る人も少ないと思うところですがこの図がいいですかね。
いろいろなところでデジタル化を支援するようなことを目標に掲げ。なかなか野心的。
野心的。M&Aも絡めるとか言ってるね。
ですが決算資料とかみるに何をやってるか?とか何が貢献してるか?がわかりにくいですね。
セグメント的にはパブリテックが主力で目を引く利益率。
パブリテック事業(ふるさと納税のプラットフォームビジネス、チャット「LoGoシリーズ」)を営む。ってことなのでこれがふるさとチョイスというか、
わりと最近買収したトラストバンクによるもの。
「ふるさとチョイス」運営のトラストバンクを子会社化するチェンジは、どんな会社? - M&A Online - M&Aをもっと身近に。
NEW-ITトランスフォーメーション事業はもともとチェンジの事業というところですが、まあHPなどみてもわかりにくいですね。
多種多様のことやってそうですがHPでわかりやすく説明する気もなさそう。なんかデザイン先行でわりと典型的ななにやってるかわからないけどなんかすごい会社に類するものかなあとは。
そして目先の急激な成長はふるさいとチョイスを飲み込んだところにあります。NEW-ITトランスフォーメーション事業も結構のびてますし利益率あたりも全然悪くないですが、ふるさとチョイスがより規模が大きくもっと尋常じゃなく去年とか伸びてますのでこんな業績ですね。
という感じになんだかよくわからないけどちょっと凄そうなIT系会社がより大きなふるさとチョイスを飲み込んで、ふるさと納税支援でいきなり大きく成長して利益も出してきたという段階ですね。
ちょうどふるさとチョイスも規模がでて利益も伸びる局面だったので全体としてもえらく増益してますね。
2019年でふるさとチョイスを飲み込み大幅増収増益。ふるさとチョイスは勢いを継続し2020年も同様の結果。
・・・ふるさとチョイス次第ではないか?
目先1Q。大幅な増収増益。売上+79%、営業利益+73.6%。
ふるさとチョイスのパブリテックは前年同期比89.1% 増。その他は前年同期比4.5%減と低調ですね。その他は増益ではありますが。
・・総合的にはふるさとチョイス絶好調ということでやっぱり目先まで絶好調ですね。
あとは、地方自治体支援という文脈でふるさとチョイス買収で既存事業とのシナジーとかは言ってますがここは1Qで減収ですし前期でも+9%もないくらいで現状のびるというよりは成長鈍化よりは縮んでるのでここをどう考えるかですね。普通に利益は出てますが。
財務
2018年までも資産増だったけど、2019年からは別物。ふるさとチョイス買収のせいだね。
目先で総資産261億のうち現金85億の営業債権・・要するに手形類かな?100億の流動200億に対して固定が60億のうちのれんで37億って感じなので典型的な実物固定資産を持たないIT企業ですね。
負債は営業債権・・手形92億の流動120億に固定などもほぼなく借り入れの類で14億もなさそうで財務的にはなんら問題もないということになりそう。
大をのむ買収をしたというのにほんといい買い物したね・・という印象です。
CF
もともと営業CFは出てるというか儲かっているIT系なので当たり前なのだけれども、2020で異次元の増加。前年まで3億もなかったのに2020で44億の営業CFでてる。
今期1Qで25億出てきてるね。なんだこれ。
それで投資といえばふるさとチョイスを30億弱で買った意外はそんなに投資も必要ないというか設備投資なら2020年で3000万もないくらいで、そして還元もしてないので現金がすごい勢いで積まれてきてますね。
まあ買収とか飛んでくるんじゃないですかね。流れ的には。
日足週足月足の値動き判断
日足でさげ
週足でふいてさげ
月足であげになるね
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、2020年が凄い噴火だけど、それ以前も上場から大きくは450,232,724,374,1166,428,1212,585,6390,2824と、週足レベルでは上場から高値安値切り上げの上昇トレンドの形をとってます。さすがに6390からはドローダウンがきついですがこれも6390取るまでが大きく行き過ぎた反動とみればいまのとことよくある上昇トレンドの形。まだ6390の反動が終わったとも断ずるのも難しいので目先は下落でもいつかは反転し上昇トレンド継続のシナリオは見ててもいいとは思う。底を見出すのは難しいですがやはり585ですかね。いくとしても当面先って感じですね。上昇継続を見ながら同時にもっと深く掘る可能性も見てたほうがいいといろいろ上級者向けなようには思えます。
ファンダ的には、ふるさとチョイスの会社。正確にはよくわからないことをしてるけどそこそこ儲かってるなか成長鈍化感も出てきてる会社が買ったふるさとチョイスが大噴火ってところで良い買い物をしましたねって感じ。ただの買い物とはいえ目先までふるさいとチョイスは絶好調で、そして成功したHPよろしく極めて高い収益性を持ち潤沢なCFを生み出しているところで、つまりはもうチェンジの過半を占めるふるさとチョイスがどうなるか?に帰するようになったという印象。目先まで絶好調で、財務の不安もないなかすごい勢いで現金が積まれだしてこれは会社の方針からしてどこかで買収なども飛んできそうです。
評価。
現状ふるさとチョイス次第とは。チェンジの多くを占めるふるさとチョイスの目先成長は+90%とかでててこれが続くならPER75とかも十分許容できるとしか。
会社計画の売上+50%程度が数年続くなら余裕な水準です。成長が続くならですが。
二年平均40%くらい出てその後30%成長くらいなるなら4年後にはおよそPERは18とかで成長率30%クラスということになりますね。
逆にふるさとチョイスの成長鈍化が早期に見られるなら今のPER75水準はまったく許容されないでしょう。もっとわかりやすく言うと株価死ぬと思います。
まあそんなふうに思います。なので、現状の市場はチェンジの成長率はわりと早期に落ちるだろうって判断してるとは見れますね。だからそう思わないなら超高PERでも行く意味はあるっちゃああるのではないか。多くの人がみなすほど馬鹿げた選択肢ではなかろうと思います。リスキーなことになりかねない選択肢ではあると思いますが。
リンク
ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=3962
株探:http://kabutan.jp/stock/?code=3962
IRBANK:https://irbank.net/3962
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
まだ実物確認してませんが日経ヴェリタスに載りました。
実物見たら告知記事は出すつもりですが。
それくらい。
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記事補足してます。