大河の一滴

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(5232)住友大阪セメント/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

住友大阪セメントとその他

株価

3665円(人々は、高い山のピークは越えて当面下り続けている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 5232 5233 8066 4124
企業名 住友大阪セメント 太平洋セメント 三谷商事 大阪油化工業
市場 東証一部 東証一部 東証二部 JQS
業種 ガラス土石 ガラス土石 卸売 化学
時価総額(億) 1416.3 3613.3 2061.2 21.9
株価 3665 2842 6870 2042
決算期 2021/03予 2021/03予 2021/03予 2021/09予
予想売上(億) 2,341.0 8,670.0 3,750.0 9.7
予想営業利益(億) 150.0 630.0 177.0 0.1
営業利益率 6.41% 7.27% 4.72% 1.45%
予想純利益(億) 110.0 410.0 100.0 0.1
売上成長率(年複利/期間) 1.2%/14年 -0.6%/14年 0.7%/14年 -1.3%/6年
EPS成長率(年複利/期間) 4.4%/14年 3.8%/14年 4%/14年 -31.6%/6年
BPS成長率(年複利/期間) 2.4%/13年 2.2%/13年 7.3%/13年 21%/5年
PER 12.85 8.39 16.70 238.55
PBR 0.7 0.74 1.25 1.25
ROE 5.4% 8.8% 7.5% 0.5%
ROA 3.4% 4.0% 4.3% 0.5%
配当利回り 3.27 2.11 1.6 1.22
配当性向 42.1% 17.7% 26.7% 292.1%
総資産(億) 3211.1 10329.2 2320.0 19.4
自己資本(億) 1967.2 4366.8 1306.6 16.8
自己資本比率(%) 61.3 42.3 56.3 86.9
一言感想 停滞 停滞蓄財 停滞蓄財 業績後退

 今週は比較。市場統計推移記録表で2021/3/13と2018/12/25を比較しROEが10%以上高いのにPBRが10%低いもの(該当50銘柄)からチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2021年03月15日取得。住友大阪セメント。セメント。比較にセメントとセメントも扱う三谷商事。ゲストに大阪仲間の油化工業。

 

住友大阪セメント

業績

 国内3位のセメントメーカー。この手の基礎資材は利益率高くなくとも長期に赤字もないなんてものが多いけど、ここも営業利益で長期に赤字はなさそうですね。ただ純赤字は2003年とか2011年にありますね。BPSくらいは2012年くらいから右肩。

ですが成長性はなさそうで2011年あたりからは伸びてますが、2014年位からは横ばいですし目先は減収傾向。とはいえ売上規模はさほど変わらずこう言うのをなんというかというと停滞蓄財企業ですかね。

変わらずに地味に稼ぎ続けてBPSくらいは伸ばしてるという会社。

それで、2017年位の利益のピークからは落ちてきてますね。原価率が上がってるようです。外部環境じゃないかしらん。

そんななかで3Qで減収増益。計画では減収減益ですね。3Q増益はとくに理由は触れてないようですね。

 

 

財務

長期に資産増の有利子負債減の自己資本比率増のまさしく蓄財。

とはいえ2018年以降はBPS増ペースが弱いのでこのくらいの利益水準とかROE5%ちょいだと蓄財も進まないとは見てたほうが無難かも。 

 

CF

 営業CFは常にでてるくらいで、FCFも大半プラス。稼いだのは貯めるよりはだいたい財務で出てますね。還元というよりは返済ですね。だいたいざっくり返済140なら還元40億。まだ返しきってないですが有利子負債はかなりへってきてますので、もうちょっと先だと思いますが資金が自由になりそうですね。

 

太平洋セメント

業績

 セメントトップですが、傾向は近く営業赤字などはなさそうですが環境に左右されようなところは一緒で2011年前後は純赤字なども出してますね。

ただそれ以降は順調で2014年以降の利益水準は落ちてないしROEもより高く維持でBPSの右肩感もより強いですね。

 3Q減収増益。こちらは通期減収も増益ですね。まあ横ばいの範囲だと思いますが。

 

財務

ここも大阪と一緒で財務改善傾向ですし、有利子負債も減らしてますしBPS造形校ですが自己資本比率が低いでですね。ROEの違いはここだけではないとは思いますがこれも影響してそうです。自己資本比率低くても改善してるのでそう問題でもないですかね。 

 

CF

 ここも底堅い感は。FCFかなり安定でずっと借り入れをかえしてる。ただ借り入れはまだ大きくまだ当面返す方向になりそうな。それもあるのか還元は大阪より渋め。

 

三谷商事

業績

 商社だけど「建設資材・エネルギー・情報システムの複合商社。」ってことだけど、いかにも底堅い商社。長期に薄利も赤字もなくBPSなら右肩ですね。これはリーマンや震災あたりも通じて右肩で底堅い度合いは上の2つより上です。というか純赤字もありません。

といはいえ毎年成長する感じでもなく、2015年以降は売上利益も伸びてる感じでもないので停滞蓄財ですね。そしてBPSは伸びてEPSは伸びてもないのでROEが低下傾向にあります。このあたりをどう考えるか。

そんな中で今年は苦戦。3Qで減収-6.7%。これは過去にはあまりないくらい・・まあ何回か10%以上の減収もあるようですが、それでも利益はさほど居落ちないのが底堅いですね。このへん固定費率がひくい商社の強み。

で、計画どおりに3750億の売上出たら2009年辺りに売上規模ですがその時より利益はでそうです。つまり過去よりは効率化してそうです。

 

財務

 長期に地味に財務改善。

有利子負債も地味にへらしてますね。とはいえ改善ペースは上の2つよりは遅く財務改善は地味に進んでる感じです。

あとは現金も増える傾向。

CF

 商社にしてはCFは余裕ありそう。営業CFが案外安定でだいたいプラス。

設備投資はあまりないのでFCFもだいたいプラスで還元返済してお金積んできてますね。そのあたりは状態もよく余裕がありますね。

で、配当性向は低めで配当利回りも低いですが、近年は毎年自社株買いしてますね。それを踏まえると還元は平均なみか。まあ現金増えてるので強化もできるはずですが。

 

日足週足月足の値動き判断

日足であげ
週足でさげ
月足であげてさげ
確認。

評価・売買判断

住友大阪セメント

テクニカル的には、長期には2018年にくらいまでに5840円まで。それからは下落傾向がでてますね。それ以降の安値2857は、2014年以下の水準ですね。それでコロナ以後はあげてさげるの動きはありましたが目先は上昇に向いてきてますね。この目先上昇を長期の転換になる可能性をみるのか?みたいなところでしょうか。基準はやはり2857とか2954とかじゃないでしょうかね。


ファンダ的には、長期に地味に稼いでる蓄財企業。成長性はないと見るべきか。環境で利益率などはかわりそうだけどそのなかで営業赤字にはしないしぶとさはありそうです。目先減益でBPSは増えなくなってますがCFは普通に出て財務の良化は進んでそうです。まあROE5%くらいになってくると足踏み感が強くなるかもしれない。

評価次第では。

PBR0.7ほどは利益水準が落ちてることも踏まえていかにもフェアーくらいにおもえます。そのなかでは2012年以降では低い方ですね。

利益は2017年とかの水準まで戻るならもっと上はみれるかもしれない。ただ2011年とかあたりとかもっと厳しいときはあるしそこらはもっと低評価にもおかれていたようです。そのへんも踏まえて。

 

太平洋セメント

シェア一位の貫禄か、目先も堅調でROEや利益率も高く住友大阪より一枚上って印象で、BPSも伸びるペースも落ちてないようには。

ただ自己資本比率は低く、債務を返しているも道半ばでそのせいか還元などは弱め。

評価。

大阪とほぼ同等に思える同じPBR0.7程度。

会社としては一枚状態いいとは思うけど、配当利回りなどもふまえるとどっちもどっちか。状態は大阪よりいいので自分はこれだったら太平洋推ししたくなりますが。

太平洋としてもPBR0.7くらいってコロナとかリーマンとか危機みたいなときじゃないならかなり低い方でかなり警戒含みな評価とは言えます。目先は順調だね。まあこれが歪みでもそれが訂正されるのはいつか?というとわからぬになるし遠いならいい選択か?ってのは微妙な気はしますけどね。だから大阪よりはマシには思えますけど。

 

三谷商事

 状態いい商社。業績は長期に安定。も、成長というよりはやっぱり停滞蓄財の部類になりそう。BPSなら右肩。自社株買いもしてるので意外に還元は並。

評価次第では。

なにげに長期株価推移が非常に順調。なかなかみないくらい・・は置いといて、さすがにPBR1.25とかは三谷商事としては高い水準だし、好調というのも踏まえても商社の評価としても高いようには。長期に順調ではありますが利益率やROPなどはそう高くもありません。PBR0.6以下くらいならねえとかみると2014年以前はそのような水準もあったようだし、2018年以前は低いほうだとPBR0.6台くらい。全然悪い会社ではないけど評価は過剰なようには。そのあたりをどう考えるか。

 

大阪油化工業

むかしからありそうな会社だなあとみると上場は最近で2017年とか。創業は1949年だそそうで若くもない会社ですが。

業績見ると伸びてる感じでもなく目先は 減収減益傾向で特に今期は薄利でなかなか厳しそう。上場から株安一直線もあって(目先は1Qの利益につられたのか株高してますが)、総じて冴えない印象。

ですがー上場当初は利益率も高く、主力の蒸留の利益率は目を引くところで、技術力などはあるかもしれなくて、今後は見せ場もくるのかもしれないね。

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財務やCFも問題なさそうで、目先は苦戦も地力はありそうな印象。

もっとも現状は冴えないであるからせめて増収はみたいですね。現状上場以降増えると言うよりは減ってる感じです。

増収に向かいまた高い利益率を所定のごとく発揮できればPBR1.2あたりなら面白くなりそうな気はします。まだそうなるとは断じがたい状況です。目先株高ですが。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

 土日は風引いてわりとダウンしてました。

ちょっとTwitterとゲームできたくらい。

ちなみに味はするのでコロナではないとは思います。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータは以下のツールで作成しました。

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