大河の一滴

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(4716)日本オラクル/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

日本オラクルとその他

株価

11170円(人々は、足場は悪くなるもめげずにずっと登り続けている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 4716 4733 8056 3770
企業名 日本オラクル

オービックビジネス

コンサルタント

日本ユニシス ザッパラス
市場 東証一部 東証一部 東証一部 東証一部
業種 情報通信 情報通信 情報通信 情報通信
時価総額(億) 14323.6 4842.2 3322.8 67.9
株価 11170 6000 3030 497
決算期 2020/05 2021/03予 2021/03予 2020/04
予想売上(億) 2,113.6 305.0 3,200.0 37.9
予想営業利益(億) 688.7 127.0 260.0 0.4
営業利益率 32.58% 41.64% 8.13% 1.16%
予想純利益(億) 476.9 91.6 170.0 (2.3)
売上成長率(年複利/期間) 5.9%/13年 4.3%/14年 0.3%/14年 -4.5%/13年
EPS成長率(年複利/期間) 6.1%/13年 4%/14年 12.1%/14年 #NUM!
BPS成長率(年複利/期間) 5.8%/12年 4.3%/13年 2.5%/13年 4%/12年
PER 30.01 49.24 17.89 -29.89
PBR 7.32 3.66 2.42 0.99
ROE 24.4% 7.4% 13.5% -3.3%
ROA 16.2% 6.4% 7.9% -3.4%
配当利回り - 0.83 2.31 -
配当性向 #VALUE! 41.0% 41.3% #VALUE!
総資産(億) 2941.4 1431.3 2149.8 66.6
自己資本(億) 1912.1 1185.3 1204.7 63.5
自己資本比率(%) 65 82.8 56 95.4
一言感想 びあげ びあげ あげ 後退から反転?

 今週は比較。銘柄スカウターで5年平均営業利益率上位を見て気になってものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2021年03月04日取得。日本オラクル。データベースソフト。比較に奉行と企業システム代表日本ユニシス。ゲストにオラクルは預言の意なのでちかそうな占いやってるザッパラス。

日本オラクル

業績

成功したソフト会社

以下セグメント主力のクラウド&ライセンス(要するにソフトウェア)で高利益率。

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データベースソフトは企業システムの基幹部分になるところで一度作ると乗り換えハードルも高く、またソフトは作ってしまえば固定費も抑えられ・・みたいな感じの中で長期に業績は右肩ですね。売上にしろ利益にしろ前年割れもないわけではないですが、まあだいたい伸びてきてる感じです。とはいえ、ROEとかROA利益率などは高水準も高い成長率は複利をとると13年とかで6%前後で成長性という意味で傑出にはならなさそうです。

2Qで増収+2.8増益+10%。増益のほうが大きいですが長期の利益率推移もあまり変わってないですしもともとの利益率も高いのであまり過剰な期待はしないほうがいい気は。まあ販管費率あたりは下がってきてるようですが。
 

財務

悪いはずがないとみると・・意外に資産が減る時期もありBPSなども右肩ではないですね。

これは、自社株買いでもしてそう。

中身はあまり見る必要も感じないかな。現金だけ見ると大きく増えたら減ったりしてる。あと流動負債推移は増えてる。ここが要するに事業規模に比してる感は。

 

CF

 極めて安定的な営業CF。営業CFマージンからも堀持ちの疑いというか総合的に堀持ちの数字してる。

投資は結構乱高下。も、これは定期とかいじってる結果で設備投資はほとんど要さないタイプで黙ってればFCFが入ってくるタイプ。貸付金もやっててこれが大きくこのせいでFCFや現金高が乱高下してるね。総合的にお金持ち。

配当性向は高めだけどこれでも現金が貯まるね。溜まった分は自社株買い・・たまに大型配当してるね。2016年とかは前年から大きく増やしたりしてます。このへんで持ち出しでBPSがへるわけだね。自社株買いは熱心じゃないみたいです。

そんな感じ。

 

オービックビジネスコンサルタント

業績

だいたい勘定奉行 とかの奉行屋。

ラクルと近い業績傾向だね。より高い利益率ってのとそのわりにはROEが低いのとBPS右肩くらい。

もう細かく数字を見る気も失せる感じ。ハイハイ堀持ち堀持ちって感じで盤石感はあるけど高い成長性はないです。オラクルより低い程度。ROEの違いな気はします。

3Qでは減収減益だね。「テレワーク等に関するシステム需要が底堅くあるものの、企業活動の制約からシステム投資計画にも少なからず影響が想定され厳しい状況」ってことでコロナのせいって感じですかね。一応通期では前年並みになるとしてますね。計画は保守的かだいたい正確であまり下振れしてないのでこんなもんという感じは。

 

財務

前期末で総資産1430億に対し流動1161億の現金1067億の有形固定5億の投資有価証券250億って感じなので資産はだいたい現金か有価証券。

現金は右肩傾向。もちろん3Qでも増えている。

以上です。無駄な資産多いだろってツッコミは最もだと思いますがROEは意外に落ちてないんですよね。

 

CF

常にFCFでてる。増配もしながら現金積むくらい。極めて状態はいいと言えます。ただやっぱり現金積み過ぎではないか?というところはROEは落ちてないけど要らないでしょ?ってのはあります。あと営業CFでみても堀持ち。

 

日本ユニシス

業績

 大手Sier。上の2つよりは業績は二枚三枚劣るという感じ。業績に右肩感はないし、利益率も低い。ただ2010年以降は売上というよりは利益率を上げる形で、増益してますね。見ると原価率は一定も販管費が落ちてきてますね。まあいずれは利益率は伸びなくなるとは思えますが、その結果で上は14年間ですがEPSが安定した2014年位からの複利成長率をとってもEPS15%のBPS6.7%に配当くらいは出ていてこれは上の2つより速い水準で収益性が遥かに劣る企業でも改善期にあたると価値向上はより速いとは覚えておいていてもいい事例かもしれません。

目先3Qで横ばい程度最高益にちかいところで横ばいなので堅調以上になると思います。

 

財務

 財務は上の2つほど良くないけど、有利負債は随分減らしたし自己資本比率も向上しててますね。現金は目先はもってるけどあまり傾向として増えてる感じでもなく。まあでも総じて良化という感じで順調ですね。

 

CF

営業CFはずっと安定で近年は水準もあがってます。FCFも基本的に出てますね。

 もちろん営業CFマージンのレベルとかからは堀持ちみたいな強さとか盤石性はなさそうで、本当に厳しい環境下になるとどうかわかりませんがここ10年くらいの話ならかなり良化を進められるくらいの収益性は。あと増配もしてきてますけど、借り入れ完済も見えてきて還元のギアも上がるかもしれません。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でもみあい
週足であげ
月足であげ
確認。

評価・売買判断

日本オラクル

テクニカル的には、週足では乱れてる感もあるけど、週足も含め長期に上昇。・・なところですが目先1月高値14170から急落してますね。これが長期上昇の中の押し目と見るか、下落転換と見るかですかね。去年10月の10150を底に見て上昇に張ってみるのはいいかもしれません。10150切ると6760ですね。ここは流石に遠目ですね。


ファンダ的には、優秀なソフト会社。安定的で高収益で長期成長。堀持ちと断じていいと思う。

しかしながら高成長ではなく成長性はさほど。成熟してると見るべきかと。成長鈍化感は意外にないですけど。それで安定的な事業からの潤沢なCFでたまに配当を大盤振る舞いする感じですね。

評価。

高収益で堀持ちで安定的も高成長ではなく成熟してるというのをどう考えるか。PER実績で30くらいとなりそうですが、これはオラクルとしても高い方で成長性でみると過剰とはいいたくなるけど、過去にもあったくらいの水準で平常運転といえばそれくらい。フェアバリューってなりそう。だから安定高収益も成長性はそんな高くない優秀なCFマシーンをどう考えるかどうかかなとは。

 

オービックビジネスコンサルタント

堀持ちの奉行屋。高利益率で安定的で財務CF盤石でスキなどない。

・・ですが、現金持ちすぎでROEは収益性の割に低めと言えるか7%ちょいは事業の優秀性のわりには凡庸というほかなく実際に売上EPSBPSの伸びは4%程度でここも凡庸となりそうです。端的には事業の高い収益性盤石性のわりにはプラスサムが弱い。

評価。

PER50ほど。非常に評価が進んでます。これは事業の盤石性安定性を考慮しても過剰評価という印象を受けますね。実際OBCとしても過去最高水準のPER。まあ低くてもPER20は切らな・・切ってますね。

考え方ではありますが如何に盤石で高収益なものであってもPER50くらいのリスクを負うのに見合う成長性はないかなあという印象です。まあ高評価を維持しながらEPS増加とか配当分のリターンはでるかもしれないですけどね。

 

日本ユニシス

上の2つより状態は劣るけどそれをもって、リターンが少なくなるかといえばそうでもないという事例にも。求める水準にもよるが投資家に報いるだけの十分な稼ぐ力は有してるように思えるところ。それを用いて随分状態は良化・・つまり価値向上を成してます。目先も順調で借り入れ完済も視野に入ってきてる状態。ROEROAも平均以上の水準になってきてもう普通に優秀な会社。

評価。

PER18ほどは、状態をみて高いとは感じません。もっともこの会社でももっと下もあるしこの手のシステム開発はよっぽど突き抜けないと埋もれて高い評価にならないところもありそうでいろんな意味でフェアバリューと見てるのが妥当な気は。上も下もあるってかんじですかね。

 

ザッパラス

 占いコンテンツ会社。モバイルサイトへの有料コンテンツ(占いコンテンツ100種類以上)提供が中核。

いかにもガラケー時代で月300円くらいでイキってた感じの事業イメージですが、ピークは2010年くらいにあり、そこからずっと減収続きで2018年にはピーク時は利益率27%ほどあったのが赤字まで。

いかにもスマホ時代に乗り遅れた感はあります。(詳しく見てません。業績推移みての感想です)

それが今期は長く続いた減収に歯止めがかかり増収に転じてますね。3Qで増収+20%ですね。利益はかろうじて黒字くらい。これが復活の狼煙か不可逆な衰退の中でコロナでちょっと押されて盛り返しただけと見るかみたいなところですかね。

財務は前期末で資産66億のうち現金48億でさすがに近年減ってますが、財務はきれいで長年溜め込んだ蓄積がたっぷりありますね。極めて高い自己資本比率で借り入れなどもなく。

CFは以前はよかったですが近年は赤字も入ってきてます。

という感じでかつて栄光がありそこで溜め込んでた大きな資産があったけど、その資産を食いつぶしてきてるなか事業が目先反転してきたくらいでしょうか。

このあと復活してくるなら面白そうな局面ですね。PBR1切るくらいだし。

復活するかはわかりません。長く耐えられたり何か手を打つ体力があることはわかります。

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないぞ。

土曜日記事のストックが減ってるね…と少し心配なくらい。まだ当面持つけど。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータは以下のツールで作成しました。

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