大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(4043)トクヤマ 日記(分)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。

注目銘柄(市場/業種)

トクヤマ

(東証一部/化学)

株価

2641円(人々は、勢いに乗り頂点に立つもその後は続かずじりじり後退してきている。)

業績財務と指標とそれに対する分析

f:id:kamomenotoushi:20210221230345p:plain今日は分析。ROIC変則3年平均(https://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2015/10/18/000000)で10%以上かつ3期現金抜きCF倍率(https://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2019/01/27/210000)で5倍以下(107銘柄)を市場統計推移記録表にかけ2016/2/12比較でPBRでより低いもの(74銘柄)をチョイスして分析。トクヤマ半導体シリコンの世界大手。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2021年02月19日に取得。

業績

総合化学メーカー感ある。以下セグメント。

f:id:kamomenotoushi:20210222145927p:plain

半導体とか言ってもけっこう多角化してバランスもよく?でみんな利益取れてる印象。

実際に長期に営業損失はないですね。ただ2015、2016年に大きな純赤字。

特損ですね。2015年760億、2016年1247億の特別損失で大きな赤字。BPSで80%くらい飛んでますね。

このへんだね。

toyokeizai.net

財務はずいぶん傷んでファンドの支援も受けたようです。

大規模投資してほぼ全部すった形ですかね。

ただ、この投資は大失敗になるも既存の事業は無傷でその後も堅調に稼ぎというか2018年に最高益くらいでBPSも急回復中です。まあ元々赤字もないくらいですね。稼げる事業があれば投資の失敗くらいは立ちなおれると。

とはいえ長期に横ばい感のある業績で良くも悪くも停滞蓄財で目先は減収減益という感じです。3Q-12%の減益くらいはこれでも長期で稼いでる方にはなるくらいに堅調の範囲ですね。

 

財務

 2015年までに資産が増えて2016年辺りにぐわっと減ってる。純資産などはなかなか厳しい水準までいってるとなりそうだけど、吹っ飛んだのは固定資産。2014年3230億が2016年に1200億とか。借り入れとかも2015まで増えてその後減ってるね。

イメージ的には順調に稼いでいた人がよっしゃ副業で不動産投資だ!って、貯金も使い低レバレッジで不動産買ったけどそれがまるまる不良物件でだいたい全部損したくらいでしょうか。

不動産を泣く泣く捨て値で処分してその後はなにげに順調な本業で稼いでせっせと借り入れ返してる感じですね。自己資本比率あたりは以前の標準的水準までもどってきてる感も。5年位で傷を癒やして通常運転に戻ってきてるとは見れますね。

 

CF

 営業CF安定。それで2014まで投資先行でFCFマイナスで財務CFも2015年までプラスが、2015年以降投資を抑えてFCFプラスで財務CFマイナスにくっきり。

2015年まで借りて投資してたけど、2016年からは投資は抑えて負債返していたと。

それで設備投資を強めてきてますね。懲りたと思いきや増やしてきてるとはみれるかも。配当も2018年に復活で増配して特損前より高くなってますね。現状余裕をもって配ってそうですね。

 

 

日足週足月足の値動き判断

日足でもみあいじゃないですかね。
週足でもみあいじゃないですかね。
月足であげてさげ。
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、大枠で2018年までの長期上昇で4165まで。その後はずっと下落気味で調整を続けている感じですね。長期上昇継続をみてどこかで入るはありな選択かもしれません。ただシクリカルっぽいというか株価はめっぽう乱高下してる印象なので下がるときはかなり下がると見てたほうがいいかも。底を設定し切るなら逃げるくらいがただしそうな底はやはりコロナ安値の1617ではないか。2178とかでもいいかもしれないけど。


ファンダ的には、投資で大失敗でなかなか厳しかったけど、本来は堅実に稼げるタイプで失敗後稼いで財務も改善して元の状態に戻りつつあります。無理な投資などしなければCFは余裕ありで無理なく増配もこなし余裕も持ちながら配当は以前の水準を超えてきてます。投資も増えてきていろいろ通常運転の堅調感に戻ってきてるとは見れます。

その中で目先の業績後退をどうみるか。大きくは堅調の範囲とはみれますが後退は後退で続くならそれはそれで厳しくはなるので増収は見たいところかもしれません。

評価。

現状くらいでいくならPBR1程度は高くは見えないですね。化けるとかはなさそうですがわりとありな選択にも思えます。2016年以降では比較的低い水準にもあるようです。ただ2016年以前はわりと低ROEだったようでシクリカルと言うか環境次第でまた低ROEになる可能性もみてたほうがいいかも。そうなると今の評価は厳しいかもです。過去にはPBR0.4以下とかもあったようで。なのでやはり今後の業績次第なところは。だから増収くらいは見たいところですね。

 

リンク

ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=4043

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=4043

IRBANK:https://irbank.net/4043

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないのである。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記分析四季報CD導入後)