大河の一滴

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(6490)日本ピラー工業/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

日本ピラー工業とその他

株価

1782円(人々は、一度目の大作戦は失敗したが二度目の大作戦はひとまず順調に進んでる。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 6490 7995 7719 6237
企業名 日本ピラー工業 バルカー 東京衡機 イワキ
市場 東証一部 東証一部 東証二部 東証一部
業種 機械 化学 精密機器 機械
時価総額(億) 446.3 399.0 18.8 188.9
株価 1782 2135 263 840
決算期 2021/03予 2021/03予 2021/02予 2021/03予
予想売上(億) 287.0 443.0 83.0 282.8
予想営業利益(億) 44.0 30.0 4.2 13.3
営業利益率 15.33% 6.77% 5.06% 4.71%
予想純利益(億) 28.0 27.0 3.1 15.4
売上成長率(年複利/期間) 1.4%/14年 0%/14年 3.3%/13年 4%/7年
EPS成長率(年複利/期間) 1.7%/14年 0.1%/14年 #NUM! 9.3%/7年
BPS成長率(年複利/期間) 4.7%/13年 3.1%/13年 -4.1%/12年 7.9%/6年
PER 15.20 13.94 6.05 12.04
PBR 0.96 1.1 0.98 0.87
ROE 6.3% 7.9% 16.2% 7.2%
ROA 5.3% 5.6% 7.2% 5.1%
配当利回り 2.53 4.22 0 2.5
配当性向 38.4% 58.8% 0.0% 30.1%
総資産(億) 531.9 481.3 43.2 301.3
自己資本(億) 430.1 333.3 17.4 204.9
自己資本比率(%) 80.9 69.3 40.3 68
一言感想 びあげ 停滞蓄財 復活? あげから減益

 今週は比較。注目の優待企業(https://yutai.net-ir.ne.jp/study/)とかをみて気になったものをチョイスして比較。優待内容はみないでPERPBRと業種みてチョイス。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2021年02月16日取得。日本ピラー工業。水漏れ防止的なシール。比較にシールっぽいバルカーと近いと思ったけどそう近くもなさそうな東京衡機。ゲストにシールを使われるポンプ代表イワキ。

日本ピラー工業

業績

 2009、2010年は薄利で純赤字であるけど、それ以外はわりと安定的に利益も出ててBPSは右肩感もあります。成長感は微妙ですね。というわけで停滞蓄財企業と見ててそんなに外れなさそうです。また営業利益率は比較高めな印象でROEなども低くなくわりと価格競争力とかもありそうです。その意味でけっこう優秀な蓄財企業かもしれません。

目先3Qで上方を伴い、減収も増益です。通期も増益。ですが計画の44億は2019年あたりの利益水準を超えるものではなくやはり停滞蓄財の範囲内となりそうです。

あとは2009,2010年の薄利は大きな減収(-15%程度以上)も伴ってますので大きな減収は不味そうです。目先はそんなことないです。

 

財務

 ROEROAが近かったので財務いいだろうなあって見ると財務いい。

自己資本比率は80%前後。自己資本比率はもう向上感はないけど資産増自体は進んでます。みると有形固定資産が増える一方流動資産が減ってきてますね。現金も2017年ピークに落ちる傾向が続いてます。そこをどう考えるか。もっとも目先3Qで現金100億は負債全部より大きいくらいで蓄積はまだまだ大きいですし、財務は極めて健全な部類です。だから前期末より現金は減っているので後退は続いてるとは見れます。

 

CF

 営業CF安定。投資先行でFCF出してないと思いましたが出てますね。FCFはプラス。でも財務CFでマイナスで現金減ってますね。還元と返済ですね。返済はすでに終わった感もあるのでちょっと余裕も出そうですが既にFCF≒還元くらいですね。FCF増えないといずれは厳しいかも。だから蓄積は大きいけど。

 

バルカー

業績

 停滞蓄財としか言いようがない。いや、長期にじみーに増収もしてるけど。

赤字も出さず長期に稼ぎ続けBPSくらいは伸ばしてる。リーマン前のピークから2019年あたりはより増収増益で成長みたいなところはあるけど。

・・ではあるけど、大きくは外部環境に売上利益を左右されるシクリカルでその中で赤字にはならずにBPSくらいは積み増せててる停滞蓄財企業。

上のピラーほど上限の利益率は高くないけどより安定感はある感じだね。ROEあたりは結局いい勝負感。BPS成長は落ちるけどその分配当利回りも高めでざっと見てほんとにいい勝負感は。

目先の3Qはこっちは苦戦気味。減収減益。とはいえ普通に利益出てるレベルですが。既存の延長線上にあるように見えます。ただ原価率下がる傾向がありそうで増収をまた見たらいい感じになるかもしれない。

 

財務

財務はめっぽういい。ピラーほどじゃなくこちらはそこそこ借り入れもあり蓄積は抜けてる感じでもないけど、借り入れ<現金くらいはあるし現金も減らしてる感じではないですね。目先3Qは借り入れ増やしてます。

あとこちらも固定資産増加傾向。 

 

CF

 営業CF安定。投資して常にFCF出てるくらいですね。現金減らさないで増配くらいは出来てる感じでしたが、今期は減配入りましたね。

配当性向は高めになってきてるのでもっと減益など入ると大きな減配もくるかもです。過去にはそのようなこともあったようです。

 

東京衡機

業績

 イメージとしてはこういうの。

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2018年位まで踏んだり蹴ったり感のある業績推移で、ずっと赤字混じりでBPSも減らし続けた感じですが、2019年に黒字化で2020年は大きく売上も伸びてきてると言う感じでこのあたりをどう見るか。

2019はいろいろ改善が進んでる感はありますが目についたのは「海外事業では、中国子会社の無錫三和塑料製品有限公司の業績改善とガバナンス改善を図るべく、経営陣の刷新 を行い〜現地経営幹部の意識改善を図ると同時に、業務実態に即して内部統制体制の見直しを行いま した。その結果、会社業績と企業風土両面で改善が進んで」と海外事業の赤字幅縮小の他のセグメントでも大きく増収増益でなんかガバナンスが入ってきてるような印象はあります。

2020年は新セグメントの商事部門を新設してますね。「国際的な商取 引に焦点を置いた新たなビジネスを開始し、海外向けの商品の仕入・販売の金額が大幅に増加したため、事業セ グメントを分けることといたしました。当該事業につきましては、従来からの訪日客をターゲットにした量販店 向け商品の販売はインバウンド需要の動きに左右され一部商品に伸び悩みが見られたものの、海外向けの商品取 引は順調に売上を伸ばすことができ、全体としては、売上高・利益ともに前年度を上回る」

海外は「中国を起点としたサプライチ ェーンの毀損などにより、北米向けのオフィス家具部品を中心に売上高が大幅に減少」と苦戦気味ですが赤字幅は縮小ですね。

で、今期は海外がさらにへってますが商事が頑張る形で増収減益ですね。

目先足踏み感はありますが以前よりはかなりマシになってる感はあります。あとは2019年から販管費がぐっと下がってます。コスト管理が進んだのかなあ?ってところは。

 

財務

2018年を境に純資産増の自己資本比率改善。目先3Qで資産48億のうち流動36億で流動よりになってきてますね。手形売掛が伸びていて好調な商事を反映してそうです。借り入れも増えてますね。借りて仕事をして手形が増えた感じでしょうか。

万全とまではいえなさそうですがわりとよくある商社みたいな感じになっていてわりと低迷から通常運転といえる感じにはなってそうな。

 

CF

2017年位まではCFの規模が良くも悪くも小さかったのが以降は大きくなってますね。マイナスも大きいですがトータルでは十分プラス。FCFもプラスでね。そんな感じで通常運転になった感じはここでも。還元はまだですがそのうちはじまりそうな気も。

 

日足週足月足の値動き判断

日足であげ
週足でさげてあげ
月足であげて調整からあげかな
確認。

評価・売買判断

日本ピラー工業

テクニカル的には、2018年まで長期上昇。そこからドローダウンで2019年8月まで半分ほどに下落。そこからまた上昇に転じコロナも超え2018年1987円を再び伺う展開。1987を超えられるか?がポイントですかね。あとはコロナ安値はさすがに遠そうであとは1月安値1537あたりを基準にするのがいいかもですね。


ファンダ的には、停滞蓄財企業。利益率も高くわりと安定的な部類の蓄財企業になりそう。目先もコロナで大きく動じてる感じでもなく延長線上にあるとしか。シクリカルにはなると思うので大きな減収は注意かな。

目先は還元強めでFCF<還元で財務後退が続いてる感じ。投資一巡すればFCF水準が上がってくるかもしれないが、現状は蓄積自体は大きいけど今の調子はずっと続けられないとは思ってたほうが。

安ければ。

PBR1ほどは、安定性を贔屓目にみればこんなもんかもしれないけど、成長企業ってわけでもないしROEBPS増ペースなども踏まえもう一声とは言いたくはなるかな。日本ピラーとしてもめっぽう高い方の水準になりそう。過去をみればPBR0.5以下とかも。成長するようになるとかの根拠がないならちょっと微妙かもしれないと言うかもっとマシなはある気はします。

 

バルカー

 これも停滞蓄財企業感。安定性はピラーより高そうだし長期は成長感もありますが、シクリカルはシクリカルで業績後退もあったし目先もそうなってきてます。CFはより余裕ありそうでしたが、同時により還元熱心で減益はすぐの減配に繋がりそうで目先はそうなってきてます。

評価。

業績後退っぽくなってるし還元後退でもあるところで警戒したくなるところですが、評価としてはよくある水準で上も下もって感じで大きくはフェアバリューとなりそう。下がってくるなら面白いとは思いますがそう簡単にはみんなはラリって安く売ったりしないって印象をうけたりする1銘柄。

 

東京衡機

低迷を脱し通常運転といえる状態までは来てそうな。商事部門が好調でメーカーから商社の方に軸足が移りつつあるところもあるかもしれない。配当は始まっても不思議じゃない状態にはありそうです。

目先は足踏み感あるも伸びしろはあるとみるのもそんなに。

評価。

 PBR1ほどは通常運転となるとそんなもんという感じはしてどうか。ただまだ伸びしろはあるとするとPBR1は評価低めかもね。今期計画のEPS44がそのままBPSにのるなら18%でこれはBPS成長率としては高め。ただその後は増益しないとどんどん並になっていくと考えられるのでだからどう考えるかですね。

 

イワキ

 2019年まで業績が伸びてそこから足踏み来てるよくあるシクリカルな業績。昭和からありそうな名前ですが意外に上場は最近で2016年とか。あ、8095もイワキですね。こちらはもっと古くから上場。

で、こちらは上場来は堅調な感じでポンプでポンプとかシクリカルなことしてて実際2019年以降は業績後退トレンドですが、売上利益わりとこらえてる印象です。BPSは右肩。

今期3Qで減収-5%減益-35%で、さすがに堪えきれてない感じですがまあ黒字ですしBPS増は進みそうでまあこんなもんじゃないですかね。

ちなみに減配で還元は利益並み。

財務は改善が進んでます。今期はさすがに借り入れしたようですが全然手持ち現金のほうが大きいですし堅調の範囲内かと。

FCFもだいたいでてる感じで今期はわかりませんが、堅実なポンプメーカーって感じ。

安ければ。

PBR0.9ほどはいかにもこんなもんって気がしますが、利益は戻して復配すると見込めるなら悪くない水準かもです。そうなるかはわかりませんが。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

 かくの忘れてた。なんもない。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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