大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(1739)シード平和/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

シード平和とその他

株価

650円(人々は、出世争いから左遷されるも左遷先で帰ろうともがいている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 1739 1808 8931 9929
企業名 シード平和 長谷工コーポレーション 和田興産 平和紙業
市場 JQG 東証一部 東証二部 東証二部
業種 建設 建設 不動産 卸売
時価総額(億) 42.0 3850.2 91.7 40.6
株価 650 1280 826 401
決算期 2021/06予 2021/03予 2021/02予 2021/03予
予想売上(億) 270.0 8,000.0 400.0 148.0
予想営業利益(億) 16.2 725.0 32.0 0.6
営業利益率 6.00% 9.06% 8.00% 0.38%
予想純利益(億) 9.7 490.0 17.0 0.0
売上成長率(年複利/期間) 12.6%/14年 0.7%/14年 2.4%/13年 -3.5%/14年
EPS成長率(年複利/期間) 17.2%/14年 2.7%/14年 0.4%/13年 -100%/14年
BPS成長率(年複利/期間) 8.8%/13年 9.9%/13年 4.7%/12年 1.1%/13年
PER 4.08 7.56 5.39 #DIV/0!
PBR 0.74 0.95 0.38 0.46
ROE 18.1% 12.6% 7.1% #DIV/0!
ROA 4.0% 6.1% 1.9% 0.0%
配当利回り 1.54 5.47 4.24 1.25
配当性向 6.3% 41.4% 22.9% #DIV/0!
総資産(億) 245.3 7993.2 896.1 164.4
自己資本(億) 51.3 3876.8 239.8 85.9
自己資本比率(%) 20.9 48.5 26.8 52.3
一言感想 あげあ 足踏み蓄財 停滞蓄財 減収衰退

 今週は比較。2/1のKABU+データにトリガーを満たしてるもの(専門用語)かつ予想ROE10%以上出てると思われるもの(対象49銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2021年02月03日取得。シード平和。住宅系不動産建設。比較にマンションの長谷工と神戸のマンションの和田興産。ゲストに平和仲間の平和紙業

シード平和

業績

 住宅系な感じの不動産建設ですね。綜合建設が戸建て以外の受注建設で戸建て分譲が自分で土地から仕入れて建設して戸建てを売るで不動産は建設はしないで不動産を転売あるいは仲介するですね。賃貸は賃貸。まあだいたい90%建設するになりそうです。

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2013年にシードが三栄建築設計に買収されからのシードが平和を吸収合併しそこからシード平和ですね。2013年から三栄建築設計系になって2014年シードから商号変更。2015年大阪に本社を移転。って感じですが2015年からぐりぐり拡張に走ってます。

この2014年以前は減収傾向で赤字もかなりありましたが、いきなり大変身で2015年からのそれぞれの複利をとると売上22.9%営業利益33.1%EPS16.5%BPS30.6%と立てなおしいきなり成長企業に変えたという三栄建築設計の経営手腕はすごいみたいなところはありますね。まあ不動産建設や販売の高成長とかはイケイケでゴリ押しなんてしてるのかなあって感じには思うところですが外から見てもわからないところですのでここでは数字はそうですよと。

それで2015~2018あたりの規模拡大はすごい感じですがそれ以後は増収も落ち着いたレベルになり利益は足踏みしている感じですね。まずはこれを飛ばし過ぎなところからの制御が入ったと見るかフルスピードで飛ばしてるのに規模が伸びなくなったとみるかがポイントですかね。

そんななか1Qでは増収増益で+32%の営業増益が目に付きますが1Qですし、通期はもうちょっとトーンダウンしたものがでてます。それでもコロナ禍で堅調なのはうまくやってる感ですが。

 

財務

特に2015年から流動資産が大きく増えてます。固定資産は増えてはいますが流動に比べれば僅かな伸びですね。 完成工事未収入金とか仕掛販売用不動産の伸びが顕著でこのあたりの事業規模を伸ばしてきてるかんじですね。負債も伸びてます。主に借り入れで最新1Qで総資産234億に対し借り入れ130億って感じですね。不動産と工事未収金で200億という感じなので不動産が普通に売れれば問題はないけど価格が下がるなどしたらわりと厳しくなる・・のは不動産販売よりの宿命みたいなところはありますが。

それで自己資本比率あたりは以外に落ちてなくずっと同じくらいですね。自己資本比率は20%となにかあったらマズイ水準ではあるけど、一応コントロールして制限してるのではないかと思うところ。

 

CF

2013年から営業CFはだいたい赤字で財務CFがプラス。投資は殆どないね。

だから借りて不動産を建てて、あるいは買ってそれを売るスタイル。売ってもお金かえすというよりはそれをさらなる成長の原資に突っ込んでるレバレッジ成長スタイル。まあそれくらいしないとこの成長率は出せないものだけど。

長谷工コーポレーション

業績

さすがにシクリカルだけどリーマン以後は増収傾向でリーマン前のピークは越えてますね。利益に関しても目先は減少傾向ですが、これもリーマン前のピークは越えてます。

ただリーマンでガッツリやられてるので大きな不動産市況には逆らえないくらい。

ただ赤字もないし安定感もありBPSなら右肩。 

とりあえず目先の業績後退傾向をどう考えるかですね。でてくるQで判断でいいんじゃないですかね?1Qで減収-10%減益-30%ですね。まだターンじゃないんじゃないですかね。受注残が増えるくらいは見たいですね。最新でまだ減る傾向。

 

財務

資産増傾向。 現金は増えてましたが2020年で減ってるのはいいとして販売用不動産が増え続けてますね。

まあでも借り入れもあるし自己資本比率も高くはないけど、建設とか不動産関連と考えると自己資本比率50%相当高いでし前期まで現金>借り入れ金が成立してました。1Qで崩れたようですね。コロナで苦戦ではあるのですかね。現金維持したいって感じではありますが。

 

CF

 基本営業CF出てましたが2020はマイナスですね。たな卸資産の影響。それでFCFも久しぶりの赤字。端的には販売用不動産だと思いますが、これが売れることですかね。

増配続いてますが、目先の業績が続くと足が出そうです。なのでちょっと警戒も必要なところに来てるかもしれませんね。

 

和田興産

業績

 長期業績みて不動産賃貸かな?って思ったけど分譲販売が中心のようです。

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2010年に大幅減益の純赤字こそあるけど長期に安定でBPSなら右肩。成長感はそんなにないですが長期に地味に伸びてないこともないくらい。リーマン前ピークからも年2.4%くらいはでてますね。この安定性は販売ではあまりなく堅実経営感はあります。

そのなかで今期3Qは大幅減収-27%の減益-58%ですね。ただ通期ではほぼ取り戻すとしてますね。

「当社の主要事業である分譲マンション販売は、マンションの竣工後購入者へ引渡しが行われる際に売上高が計上されるため、開発時期や工期等により四半期ごとの業績に偏向が生じる場合があり~当第3四半期累計期間において、分譲マンションの発売戸数は684戸(同235.1%)、契約戸数は438戸(同94.2%)、引渡戸数は421戸(同94.4%)となり、契約済未引渡戸数は752戸(同107.9%)となり」と、発売戸数は多めで契約数は減ってますが売上ほどではないですね。このあたりの数字をどう見るか?はわかれそうですが、比較苦戦気味にはなりそうですね。赤字になるほどではないけど。

 

財務

財務はいいわけではないですね。自己資本比率で27%前後。安定ですね。増収傾向もありますが資産も伸びてますね。借り入れも伸びてます。 

流動資産というか主に販売用不動産などは増えてきて2018年位からとまってますね。とりあえず拡張は止まってる感ですが今期は3Qでは在おkが増えた感じですね。売れる感じのつもりで用意したけど売れなかった(-27%)感はあります。

借り入れなども同じ調子なので増えてますね。

流動負債<流動資産だし、契約数などはそう減ってないのでそんなに心配ないと思いますが、売れないがながびくと厳しくなる予感もある感じには。まだ大丈夫そうには見えますが。

CF

 営業CFは、マイナスもおおいけどプラスもある感じ。長期ではマイナス感はあります。わりと借りて在庫を作って売るようなスタイル。

借り入れで補いながら運営してる感じですね。シード平和ほどガツガツしてませんがそれなりに財務にリスクを負ってる感じで。ただリーマンなども赤字ほぼださず穏健にすごしてますし、こんなもんで十分なリスク管理になってるのかも。まあ在庫は増えてるんですが。

 

日足週足月足の値動き判断

日足であげてさげ
週足でさげというかもみ合いというか
月足であげて調整
確認。

評価・売買判断

シード平和

テクニカル的には、2018年まで上昇でその後2018年後半にかけ急落しその後は挙げる局面もあるがもみ合いを続けている感じ。また急騰もあるかもだし下を区切って持つのもいいかもしれない。その視点だと下はコロナ安値の476とか515とか588あたりですかね。


ファンダ的には、三栄建築設計の制御下で借りて不動産を調達し売るサイクルを強め成長に来ている不動産建設あるいは販売業。財務にリスクを取り成長を追うスタイルなので不動産市況次第なところは。危ないは危ないところはありますがコロナ禍の中でもよくやってるみたいなところはありそうです。減収は非常にまずいと思っていたほうがいいかもね。

評価。PBR0.7とかは見せてる業績にしては警戒が入ってるところはありそうです。まあコロナもあり警戒したくなるのもわかる。あとは増益が止まった2018年の水準からは大きく下で回復してないので増益が鮮明になると上かもね。

もっともこれらは業績が逆回転するとすぐ吹っ飛ぶみたいなところは。不動産販売ってそのような印象です。

 

長谷工コーポレーション

総合的には優秀な部類だと思いますが、シクリカルだし目先は業績後退傾向にあり、還元強化もありこのままでは稼ぎ<還元になってきそうで進んだ財務良化も逆方向にいきそうな予感は。受注や売上や利益の反転はみたいかなというところはあるいは積んでいる不動産在庫なども測れるかもしれない。

評価。現状の評価水準は警戒含みな水準には思えます。配当利回りなどは滅法高めとはいえ配当は減配の可能性もちらついてるかな?とおもえるところでだから警戒含み。ま故に少々業績後退してもいいって考え方はありますけどね。底値でもなければ2009年あたりのPBR水準より低いんじゃないかな。

 

和田興産

堅調に不動産分譲してる不動産屋。財務にリスクを負ってますし借り入れ多めで自己資本比率は低いんですけど ぐりぐり借り入れしてるかんじでもなく少し余裕もみてそうな趨勢。リーマンなども比較的大過なく過ごせてます。目先在庫が増えてきてるところは注意。計画では例年並みとしてますがあまり売れないとリスクになってきそうな。まあ戸建て人気とかきくので現状はそんなに心配なレベルではないとは思いますが今後の推移次第では。

評価。

出してる数字からするとPBR0.4ほどは過小評価という印象は受けるんですけど、常に低評価感はあります。まあPBR0.4はどちらかといえば低い水準のようですが。目先の不動産在庫などに注意して持つのはそんなにわるくもないかも。

 

平和紙業

 和洋紙商社。長期に衰退傾向。でも営業赤字などはないね。長期にじみーにBPS増だね。いかにも地味な商社という印象。

2Qで赤字ですね。まあそんな大きな赤字でもなく通期では赤字は避けるとはしてますが。赤字も地味な感じ。

財務は地味に改善が進んでます。もう細かく見るのもCFもみないでいいやって感じですが、長期に衰退する中で地味に稼いで現状いじあるいはわずかに蓄財してる感じ。

安ければ。PBR0.45ほどでもそんなに安くは見えません。まあこれでも平和紙業としてはそこそこ評価の低いほうの用な感じですが。PBR0.2切るなら考えてもいいかなあって感じ。

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

特にございません。

 

 

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用語解説(日記比較編)

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