大河の一滴

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(9104)商船三井/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

商船三井とその他

株価

2954円(人々は、長い間押し込められてきたが反撃を始めようとしている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 9104 9127 9115 9303
企業名 商船三井 玉井商船 明治海運 住友倉庫
市場 東証一部 東証二部 東証一部 東証一部
業種 海運 海運 海運 倉庫・運輸
時価総額(億) 3563.4 13.9 135.0 1102.9
株価 2954 720 375 1307
決算期 2021/03予 2021/03予 2021/03予 2021/03予
予想売上(億) 9,850.0 45.0 400.0 1,870.0
予想営業利益(億) (20.0) (1.7) 19.0 95.0
営業利益率 -0.20% -3.78% 4.75% 5.08%
予想純利益(億) 600.0 0.8 8.0 72.0
売上成長率(年複利/期間) -3.3%/14年 -1%/14年 6%/14年 3.1%/14年
EPS成長率(年複利/期間) -4.9%/14年 -10.2%/14年 4.8%/14年 2.3%/14年
BPS成長率(年複利/期間) -1.5%/13年 3%/13年 2.5%/13年 0.8%/13年
PER 5.89 17.37 15.36 15.17
PBR 0.66 0.3 0.67 0.63
ROE 11.2% 1.7% 4.4% 4.2%
ROA 2.9% 0.7% 0.5% 2.3%
配当利回り 3.39 - 1.87 3.67
配当性向 19.9% #VALUE! 28.7% 55.7%
総資産(億) 20987.2 117.3 1757.9 3184.6
自己資本(億) 5133.4 44.4 176.6 1652.9
自己資本比率(%) 24.5 37.8 10 51.9
一言感想 衰退散財 衰退散財 停滞蓄財 びあげ

 今週は比較。2/1のKABU+データにトリガーを満たしてるもの(専門用語)かつ予想ROE10%以上出てると思われるもの(対象49銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2021年02月02日取得。商船三井。海運としか。比較に海運。ゲストに三井ときたら住友代表倉庫。

商船三井

業績

国内2位の大手海運会社。以下セグメント。

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バランスいいじゃんとか見えがちだけど利益もわりと赤字もありと。

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それで総合的には営業利益率3%出れば出てる方で営業赤字や純赤字もちらちらと、典型的な外部要因に左右され競争も激しいtheシクリカルみたいな会社です。

それで近年は売上も減ってますね。気になる2019年の-25%。これはリストラなどを疑いましたが製品輸送が大いに落ち込んだせいですね。前期が調子良かったかもですが外部環境で大きく動くということです。

その他リーマン以降BPSも増やせてる感じでもないし、低ROEだしで現状維持でいっぱいというか減収ですので維持もできてない程度とは思っていたほうが。

3Qでて減収の営業赤字。計画でも同様です。純利益こそでてますがあまりプラスにはならないかな。ただ大赤字というわけでもなく外部環境が改善するとみるなら考える余地もあるかもしれません。

 

財務

財務は悪い。そして前期末で総資産2.1兆のうち有形固定資産で1.2兆ありますね。 だいたい船舶。そして船舶を含んで有形固定を2015年以降減らしてるのが引っかかるところ。まあ減収なのでわからないことはないけど大枠でリストラ風味とはいえそうです。

有利子負債は多め。合わせて8000億ほどかな。現金は1000億ほどなので資金繰りが詰まると即苦しくなるくらいには。あるいはもう苦しんでる。ただ負債は減らす平行なので良化してるとはみれなくもないです。3Qでもこれらの傾向は変わらずですね。

 

CF

 営業CFは出てます。ただ設備投資が重FCFは出てるとは言い難く長期にはFCFマイナスっぽい推移。そして設備投資減らす傾向が続いてますがそれでもFCFマイナスっぽいとなかなかしんどそうな。

還元は利益なみ。低配当性向で。全体のCFからは微々たるものですが出すよりは債務返済や設備投資をしたいだろうなあという感じ。

 

玉井商船

業績

 商船三井と近い傾向でそれがもっと悪化みたいな。近年減収傾向で元々薄利が赤字連発。BPSも増やせておらず低ROE・・・でもないですね。20%とか-15%とか。これは財務が相当悪そうな。

今期2Qで増収赤字。通期では減収赤字の計画。純利益は黒字ですね。これもやはり通期増収くらいはみたいところ。堅調ならBPSくらいは伸ばしそうな雰囲気はありますし。

 

財務

 財務は意外に悪くもない。自己資本比率は30後半で今期は40直前。ずっと総資産減らす傾向ですね。船舶などを減らす流れも同じですが長期借り入れはより進んでいる感じです。その意味でリストラという視点ではよりうまくいってる感は。

ROEのマイナスが高いのは減損切ってるところがありますね。そういうことがないと比較的ROEが高く出てそうです。今年はさすがに営業赤字ですので厳しいですが。

 

CF

営業CFはでてますね。投資が必要なのは一緒ですが2015年以降はFCF出てる感じですね。FCFは多く借入返済に回ってたようです。まだしばらく返済に回りそうな。これは投資があまりしないときで投資が続くとCF的には重そうですね。

還元は利益並み。赤字になると無配になります。 

 

明治海運

業績

セグメント。海運の他にホテルとか不動産もしてます。それらが利益を補うスタイル。 

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実際に上の2つに比較して営業赤字もない感じで、利益率で10%以上で安定と2つ上くらいの安定性を見せてて特に2013年以降くらいはBPSで右肩です。なにげに増収もみせてて成長性もあるかもです。さすがに今期は厳しいですが。

ですが、今期3Qでさすがに減収-9%に大きな減益-55%。ホテルが今年は足をひっぱり「売上高は3,363百万円(前年同四半期比63.4%減)、ホテル関連事業損失は1,712百万円(前年同四半期はホテル関連事 業利益1,107百万円)」。海運はむしろ比較的好調ですね。

ホテルが気になりますが復帰するなら以前の延長線上には戻ってきそうな。

 

財務

 総資産増。で自己資本比率も改善ですね。とはいえ自己資本比率は非常に低い水準。借り入れも大きめだね。これはホテルとか不動産とかの固定資産を借り入れで買ってるところが大きそうです。意味合いとしては大家さんに近いスタイル。

船舶も減らしてはないようで横ばいですね。

 

CF

 営業CFは安定。というか伸びる傾向にあるのも好印象。投資は多め。物件取得などもありそうでFCFはマイナス感はあります。とはいえ、これはだから物件取得などでそれが営業CF向上に貢献してそうでうまく投資からCFの回転拡大でうまくいってるところは。還元はやる気なさそうです。投資したいのではないかという憶測。

 

 

日足週足月足の値動き判断

日足であげ
週足でさげてあげ
月足でさげっぽく調整っぽく
確認。

評価・売買判断

商船三井

テクニカル的には、長期に高値を下げる下落っぽいも安値はそれほどでもない展開。 とはいえコロナ安値1487は2012年1740を抜ける安値でこれが高値きりさげを相まって長期トレンド転換点になるか?が大きな視点ですかね。そこからは今年1月高値は2019年の3155を抜ける高値なので、トレンド転換も疑ってもいいかもしれない。週足日足では上昇感も出ているところで底は2710あるいは遠めですが2040などがいいかもしれませんね。ここらを基準として。

 

ファンダ的には、基本的に状態は悪い。劣悪な財務と外部に影響を受けやすく薄利になる事業環境。にしては投資が必要で構造的にFCFが出にくいというかマイナス。これは容易にはひっくり返らなさそうでというか業績も減収が続き逆風で営業赤字。で、低ROEに甘んじBPSも増やせられないくらい。

のように根本的に厳しいのですが、負債は減ってて財務は良化と見れないわけでもなく、なんだかんだ営業CFは入るしすぐ潰れるというほど厳しくもなく純インフラに近い立場で事業継続性も危ういというわけでもなく・・

ということですごく安ければ。

PBR0.65とかはすごく安いというほどでもなく上も下も。その意味では妙味はの妙とはなりそうだけど、シクリカルが故に環境がよくなるとぐっと良くなるかも。増収くらいはみたいところですが。

 

 

玉井商船

業績は厳しい感じですしROE-2桁は低迷やんって気にもなりますがそれは特損のせいで意外に財務も悪くなくFCFも出てて借り入れ返済も進みそのあたりは商船三井よりは随分マシ。とはいえ赤字でBPSも増やせてないはそうなので厳しいことは厳しめだし目先も赤字です。

安ければ。

PBR0.3は業績が黒字になりBPSを増やせるという前提・・つまり2015年以降の状態に戻ると見込めるなら評価低めではないか?みたいには。玉井商船としてもどちらかといえば低いほう。もっとも評価なんて常に低いしもっと低いときもあるのでどう考えるかみたいなところは。出来高も低いですしね。 

 

明治海運

もちろん今期は厳し目だが、長期にはホテルや不動産なども使い堅調で成長性も見られて状態としては上の2つより随分マシとなりそう。

自己資本比率は低いも不動産投資なども手掛けより大家色も強く。そして投資からCFの回転は回ってるとかし。

安ければ。

PBR0.7ほどは安いのではないか。明治海運としても低い方。とはいえ目先はホテルが足を引っ張ってるのでそこをどう考えるか。もちろんホテルが足を引っ張り続けるならもっと下に向かうは有り得そうです。だからどう考えるか。

 

住友倉庫 

長期にド安定の業績。このあたりは事業維持に新たな船舶とか大きな投資も必要もない事業性の違いなのではないか。とはいえ2015年以降BPSも増やせてる感じでもなく、やっぱり低ROEなので蓄財もできてない現状維持感も強く感じる次第。今期2Qは減益は大き目だけど大枠延長線上にあるかなあという印象。

財務的にも維持感が強い。借り入れは減らしてきてるね。もうちょっとかかりそうだけどいずれ完済もみえるかもしれない。

営業CFは安定で還元強化で自社株買いもやりだしてるね。そのへんでBPS増が止まった感は。のように停滞するが安定的な事業から感外縁する会社。安ければ。PBR0.6程は高くは見えないけどだいたいそんなもんで上にも下にもって感じ。

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないんですよねー

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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