投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。
比較銘柄
パウダーテックとその他
株価
-円(人々は、狂い咲きするも落とされふてくされ再度夢見るも破れまたふてくされている。)
各企業の数字と比較しての感想
コード | 5695 | 6915 | 5458 | 2001 |
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企業名 | パウダーテック | 千代田インテグレ | 高砂鐵工 | ニップン |
市場 | JQS | 東証一部 | 東証二部 | 東証一部 |
業種 | 鉄鋼 | 電気機器 | 鉄鋼 | 食料品 |
時価総額(億) | 85.7 | 242.2 | 19.4 | 1278.5 |
株価 | - | 1790 | 645 | 1622 |
決算期 | 2021/03予 | 2020/12予 | 2021/03予 | 2021/03予 |
予想売上(億) | 77.0 | 365.0 | 81.0 | 3,450.0 |
予想営業利益(億) | 2.3 | 14.0 | (0.6) | 90.0 |
営業利益率 | 2.99% | 3.84% | -0.74% | 2.61% |
予想純利益(億) | 1.4 | 5.0 | (0.4) | 70.0 |
売上成長率(年複利/期間) | -0.8%/14年 | -1.7%/13年 | -9.8%/14年 | 2.6%/14年 |
EPS成長率(年複利/期間) | -7.7%/14年 | -12.3%/13年 | #NUM! | 3.8%/14年 |
BPS成長率(年複利/期間) | 7.2%/13年 | 2.1%/12年 | -3.1%/13年 | 3.2%/13年 |
PER | 61.04 | 44.39 | -48.50 | 17.77 |
PBR | 0.73 | 0.68 | 0.66 | 0.79 |
ROE | 1.2% | 1.5% | -1.4% | 4.4% |
ROA | 0.9% | 1.1% | -0.5% | 2.4% |
配当利回り | 3.29 | 3.35 | 0 | 2.1 |
配当性向 | 201.1% | 148.8% | 0.0% | 37.2% |
総資産(億) | 152.6 | 448.1 | 73.8 | 2904.3 |
自己資本(億) | 120.5 | 346.6 | 31.2 | 1537.3 |
自己資本比率(%) | 79 | 77.3 | 42.3 | 52.9 |
一言感想 | 停滞蓄財 | 停滞減益傾向 | 減収蓄財 | 増収蓄財 |
今週は比較。KABU+データ1/18にROIC変速三年平均(https://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2015/10/18/000000)をあわせてみて、年初来安値から10%圏内かつROIC10%以上(対象31銘柄)のものから気になったものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2021年01月21日取得。パウダーテック。プリンターの粉。比較にプリンターっぽい千代田と鉄鋼加工から高砂鐵工。ゲストに食べる粉のニップン。
パウダーテック
業績
長期に成長してる感もないわけでもないけど、10年売上複利-0.8%とかなので事実上の停滞とみるべきか。も、利益は特に2011年以降は安定してて地味に稼ぎ続けてBPSくらいは右肩の停滞蓄積企業という感じか。
一応2011年「キャリア製品は増販益や製品在庫積戻しによる売上原価の低減のほか、新品種の販売比率の増加が寄与し、当期の連結売上総利益は前期比大幅な増益」
その後は成長感は微妙も安定的に稼いできた感じ。そして原価率は下がる傾向で増益感ですね。
そんな中で今期。2Qで大きな減収-37.6%の営業赤字。
「新型コロナ禍による移動制限や在宅勤務の増加でオフィスの利用が減少したことによ り、複合機や商業用印刷機などの稼働が落ち込み、当社の主力製品であるキャリアの需要は大幅に減少いたしま した。 食品の品質保持に使用される脱酸素剤市場は、観光やインバウンド需要の減少、百貨店等の休業などにより大 幅に悪化いたしました。鉄粉につきましては、主要用途であるカイロ用が2年連続の暖冬の影響で前年同期を下 回る需要」と各セグメントがかなり厳しい推移ですね。通期ではそれなりに回復して減収-27.8%の利益-85.4%まで回復するとしてますがさて。
この水準になるとして2006年水準くらいで営業赤字なら2000年以後で初となりそうです。という感じにわりと類を見ないピンチ中というところはありそうです。
財務
長年蓄積してたというところでもともと財務はわるくなかったのが盤石の部類まで来てますね。前期末で自己資本比率79%。借り入れも返しきっていて特に近年は有形固定資産は横ばいの中流動資産が増える傾向。現金も近年は増やしてますね。
今期2Q資産減。とはいっても現金は少し減ってますが、手形在庫預け金などの減少ですね。負債も減少で借り入れも減ってません。事業後退も財務は整理されたって感じですね。
CF
常に営業CFプラスでFCFもだいたいプラス。今期2Qは営業CFでプラスも投資で足がでてますね。とはいえ蓄積で十分まかなえる感じですね。永続するとまずいけどとりあえずまだ平気。還元も現状はまだ平気そうです。
千代田インテグレ
業績
セグメント売上推移。
決算期変更もありややこしいが東南アジア横ばいの日本中国が後退で中国は大きく後退してますね。
というわけで業績後退傾向。長期に成長感もないかなあという感じ。利益は堅実に出てますね。2009年あたりは赤字ですがそれくらい。大枠て停滞ですね。蓄財も微妙でBPSも伸びてないかなあという印象。特に近年は売上利益後退傾向なので微妙な曲面かもしれません。
・・からのコロナで3Qで減収-6%の減益-29.7%。仕方ない面はありますが微妙ですね。で、今年は配当>EPSで配当継続が怪しいというか減配入ってのことですね。
財務
意外に財務はよく。自己資本比率80%近く。
借り入れもないに等しいかな。現金の蓄積も大きめ。とはいえ近年は詰めないで微妙に減らしてきてるかんじでした。財務健全だけど現状維持で手一杯。今期3Qでもその傾向の範囲内ですね。
CF
意外に営業CFは堅実。そして投資もしてFCFもでてますね。2015年までは現金積んだあとは還元強化して現金蓄積が止まった感じ。つまり2015年以降は稼いだ分還元して現状維持をしているスタイル。
高砂鐵工
業績
自動車部品等に使われる材料みたいなのを作ってる。こんなの。
これをクラッチとかバネとか諸々に加工するみたいな。
シクリカルだよなあって見るとシクリカル。
リーマン以前に売上利益のピークがありリーマンくらいで赤字連発仕出したので売上を減らし利益を出すようにと事業をリストラしたっぽい推移。
2014年くらいから減収傾向も利益は出だしてBPSも伸びてるかなあって推移で2018年あたりは増収傾向もでて盛り返してくるもそれ以後はまた減収傾向に来たところでコロナ。
2Qで減収-23.4%の赤字。計画で通期-16.3%で微赤位としてるね。
「新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、主要ユーザーである自動車部品向けを中心に受注 数量が大幅に減少」だそうです。
赤字にはなったし減収ではあるけど、EPSで計画-13.3はBPS983.57からすると擦り傷くらいなので今は立ち止まりました程度とは言えますね。
財務
リーマンあたりで自己資本比率は10%切るとかかなり危機的な状況にもなったけど、その後立ち直りずっと財務改善が進んでる感じでわりと大きかった借り入れも返しきった感はあります。
今期2Qも資産は減ったけど手形が減ったくらいで 借り入れ増やしてるけど大枠延長線上で危機というほどでも。とはいえ余裕があるというほどでもなくこの調子だと借入増やしながらになりそうな気配。
CF
2012年以前以後でくっきり。
以前は営業CF赤。以後は黒。FCFは2010から黒で投資CFは2010〜2014まで黒。つまり資産売りながらだったけど、2018年以降は営業CFプラス投資CFマイナスFCFプラスの健全という形になってそう。リストラは終わって通常運転に入ったという感じ。今期はマイナスになりそうでもあるけど。
日足週足月足の値動き判断
日足で揉み合い
週足でさげて上がったりしてるけど調整かな
月足でよくわからない。
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、リーマンから2015年の上昇があり2225まで。2016年6月に1675をつけてそこから2018年までに大きく上昇で5970まで。そこから下落で調整を続けてる感じだね。2018年安値の2505からは月足レベルでは5000,2714の安値高値切り上げで上昇とも見れるけど週足レベルではよくわからない推移で方法性なしとみてるのがいいのかなあって感じ。そうですね。2505を底にみてるのがいいのではないかと。それでのんびり調整終了上昇再開を期待するみたいな。
ファンダ的には、長期に安定感のある鉄粉屋。も、目先はコロナで悪影響で大きく業績後退。黒字維持で営業CF黒字も。投資や還元などを賄えない後退で現状は蓄積でどうとでもなるけどこれが永続すると厳しくなってくることは想像できます。
という感じにこの後退がどこまで続くか?戻るか?は一つのポイント。
評価。
PBR0.7ほどは、利益が安定した2011年以降ではよくある水準。低い方を見るとPBR0.5とかも。まあ上もないわけじゃないからだからよくある水準で、きっと業績は戻して稼ぎ続けるよね?くらいは期待されてそうです。
ピンチを超えて成長するなんて根拠があるならいいけど、そうでもないなら様子はみたいところですかね?
千代田インテグレ
意外に堅い事業で稼いで稼いだ分還元して現状維持しようとするスタイル。財務は悪くなくCFも堅調だけど、近年の業績後退で実入りが減ってそこは蓄積を減らすというよりは還元を減らして現状維持を優先した・・いや、まあ配当性向100%以上なので蓄積も放出なのですが。
現状業績後退感あるなかで後退は還元の後退も指しそうで堅実性はあるも手を出し難い局面か。
すごく安ければ。
PBR0.7ほどは、すごく安いというふうには見えません。配当3.3%ほどもさらなる減配も警戒しておくべきでしょう。というか千代田インテグレとしてはわりとよくある評価水準でまあ業績回復も織り込んでそうな。
PBRなら0.5台もあるのでそのへんは見てからの方が。BPSも下がりそうだし。
高砂鐵工
低迷は過去でリストラも終わり、地味ながら利益を出しBPSくらいは伸ばしてきてるという通常運転に入ったくらいでコロナで赤字。も、傷も深くない赤字で続けば問題だが一時なら問題もなさそう。
安ければ。
業績は戻るという前提をおくとPBR0.6台はそんなもんかな?とか少し安めかなあというくらいの感覚。
高砂鐵工としてはわりと低めな位置に思えます。 ボロ株は高めに評価されるところもあり過去は案外PBRも高め。それは正しそうで2013〜2017あたりはかなりのハイペースでBPSとかが増えてます。
ニップン
小麦粉だけど繰り返し食べる食品はディフェンシブ寄りで上の連中より安心するディフェンシブより。長期に売上成長の利益もゆるく伸びてるかなあと。もう業績すら細かく見る必要なくね?って思うところですが、安定的だけど成長性は低めです。BPS14年で3.2%複利+配当程度。長期持って配当と3%前後とみてそんなに間違わない気はします。それ以上は安く買って高く売るしかないと。
財務やCFみてもそれ以上の感想などないです。
PBR0.8ほどは上も下もある水準。まあ定期預金よりマシだと思います。
参考データリンク
銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html
株プラス:https://kabu.plus
IRBANK:https://irbank.net/
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
とくになんもないわけです。
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記事補足してます。
この記事の表とデータは以下のツールで作成しました。