大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(5161)西川ゴム工業/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

西川ゴム工業とその他

株価

1475円(人々は、大波にゆられてあてもなく戸惑っている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 5161 7240 5108 7500
企業名 西川ゴム工業 NOK ブリヂストン 西川計測
市場 東証二部 東証一部 東証一部 JQS
業種 ゴム製品 輸送用機器 ゴム製品 卸売
時価総額(億) 294.9 2013.6 24494.1 159.8
株価 1475 1163 3432 -
決算期 2021/03予 2021/03予 2020/12予 I 2021/06予
予想売上(億) 827.0 5,302.0 28,900.0 300.0
予想営業利益(億) 26.0 (108.0) 1,500.0 16.0
営業利益率 3.14% -2.04% 5.19% 5.33%
予想純利益(億) 11.0 (242.0) (600.0) 11.0
売上成長率(年複利/期間) 3.2%/14年 0.7%/14年 -1.2%/13年 1.1%/14年
EPS成長率(年複利/期間) -3.5%/14年 #NUM! #NUM! 8.4%/14年
BPS成長率(年複利/期間) 3.9%/13年 2.9%/13年 4.1%/12年 9%/13年
PER 26.25 -8.32 -40.82 14.24
PBR 0.49 0.49 1.13 1.38
ROE 1.9% -5.9% -2.8% 9.7%
ROA 1.1% -3.3% -1.5% 4.9%
配当利回り 2.71 2.15 3.06 2.15
配当性向 71.2% -17.9% -123.2% 30.6%
総資産(億) 1038.4 7287.0 39465.1 223.4
自己資本(億) 612.6 4070.9 22884.4 116.2
自己資本比率(%) 59 55.9 58 52
一言感想 停滞から減益 後退 後退 まああげ

 今週は比較。3期現金抜きCF倍率(https://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2019/01/27/210000)で5倍以下かつROIC変則3年平均(https://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2015/10/18/000000)で10%以上のもの(対象119銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。端的に時価総額から現金抜いて5年以下のFCFで買える普通に事業も稼いでる会社を拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは1年1月7日取得。西川ゴム工業。自動車住宅土木のゴム材。比較にゴム材っぽいNOKとブリヂストン様。ゲストに西川仲間の計測。

 

西川ゴム工業

業績

長期にじわっと増収でリーマンあたりとか2002年あたり以外は2019まで基本増収を続けてきた感じ。2020年から後退ですがこれがまた増収のトレンドに戻るかはてまたリーマンなどでもならなかった長期下落トレンドになるか?

利益は営業利益では毎年増益まではないけど長期に地味に規模を増す感じ。増収増益が続くという感じではないけど低迷というよりは堅調順調の部類になりそうです。だから2019年までは。

2020年「自動車業界におきましては、国内自動車生産台数は減少傾向に推移したほか、海外自動車生産台数においても、北米、中国、東南アジアのすべてにおいて、また海外全体としても前期比で減少」・・・ぐらいであまり詳細に内容を開示するタイプでもないと。単純に車の売れ行き、受注傾向に連動する感はあります。またアジアが好調感ありますが、セグメントわけも2019年からとあまり当てにできる感じでもないかな。このあたりの説明不足感はいかにも2部でやっぱり二部だねと見てるのが正しい気はするところ。

で、今期2Q。大きく減収-33%で、赤字です。通期計画では黒字になるとしていますが・・

「自動車業界におきましても、国内外で生産の停止や減産に見舞われ、大きな影響を受けました。
その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は32,765百万円(前年同期比33.8%減)となりました。利益につきましては、営業損失は782百万円(前年同期は営業利益3,874百万円)、経常損失は509百万円(前年同期は経常利益4,109百万円)となり、親会社株主に帰属する四半期純損失は864百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益2,573百万円)となりました。」という感じで理由とか内容には踏み込まず淡々と結果だけを開示みたいな二部スタイル。

 

財務

2018年以降資産減傾向があります。リストラ感ありますが固定資産は横ばいで 流動資産も減ってないわけでもないですが主に減ってるのは投資有価証券ですね。

で、負債の固定負債を減らしてるところがあるので投資有価証券をさばいて負債返済に当ててた感ありますね。なので見た目ほど悪い内容でもないという印象。まあ純資産BPSも減らしてきてるので良くもないですが。

2Qでも大枠は変わってる感じでも。ただ長期借り入れなどは増やしてるのでやはり苦戦と言うか赤字なのだから当たり前ではありますが。

 

CF

営業CFはかなり安定。ただ投資はかかりますね。一定のCFは投資にとられます。も、2011年以降は普通にFCFプラスですね。そして現金もち目先で303億ほど現金がありこれは時価総額は目先295億みたいなので持ってる現金1円を1円と評価すると事業に価値がないという評価になってるとも言えなくもないでです。稼いでいるんですけどね。まあ今期は借り入れも増やしてるのでそのへんは留意。

ちなみ現金は一貫して増える傾向。

配当は財務やCF上からは余裕なようには。ただ業績連動感もありゆるく減配などはしてますね。減配はないと見込むのは裏切られるかも。

 

NOK

業績

セグメント。

 規模の大きい電子部品が赤字に突っ込んでいてなかなか以上の苦戦感。

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過去の業績見ると売上伸びるときは増益で減るときは減益なんて傾向ありますのでやはり売上みてるのがよろしそう。で、今期は-17%の減収。で、赤字ですね。これでずっとなかったみたいな営業赤字に突入のようです。

電子部品は前期より赤字縮小ですがシールが減収で赤字に突っ込んできててなかなか厳しい印象。

手を出すなら増収くらいは見たいところかなあって感じ。

 

財務

 財務は横ばい感あるかなあ。2010年辺りからならBPSの増加と自己資本比率改善もあるけど、一進一退感。まあ自己資本比率は50%ほどあるのでもう十分と考えてるかもしれないけど。

赤字の2Qは現金を積んでますね。借り入れをふやしてます。警戒でお金積んだってかんじですかね。ただそれ以外はあまり状態悪化感もないですね。CF計算書だしてないので見誤ってるかもしれないけどおいうほどCFも傷ついてなさそうな。

 

CF

 営業CFは堅調。まあ今まで赤字もない堅実感ある業績ですもんね。

投資はかかるも長期のFCFはプラスかな?という印象。ただ現金は増えてないので良くも悪くも一進一退。減益で減配も入るかな程度。

 

ブリヂストン

業績

 長期で赤字なんてないブリヂストン様だけど今期は相当珍しい純赤字を刻みそうな。 

今期3Qで減収-18%減益-54%の純赤字ですね。

利益の押されっぷりは2009年に準じるくらいです。

主力のタイヤが全般的に苦戦。

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なのでこの辺の回復次第ではないでしょうか。回復するなら今まで通りブリヂストン様の強さを見せてくれるのではないか。

全体では9ヶ月合計<3Qですね。

 

財務

2018年位までは資産増に自己資本比率も改善、2019は後退だね。 

ざっと目先の推移をみたけど大きく資産状況変わってる感じでもなく。いつものブリヂストン様って感じ。

 

CF

営業CF安定の投資してFCFは常に出ていますって感じ。このあたりはブリヂストン様って感じ。

大苦戦のはずの今期も営業CFでて傾向は変わらず。

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ただ配当性向高めなとか還元熱心な故に減益はストレートに減配にきてそうですね。そういう業績も安定開示もしっかり還元もできるだけってスタイルの弱点ですね。 

 

日足週足月足の値動き判断

日足であげ
週足でさげから反転?
月足であげからさげっぽい
確認。

評価・売買判断

西川ゴム工業

テクニカル的には、長期的には2018年2月まで上昇。ただ素直な感じでもなくトレンドを作ったという感じでも。も、2018年2723以降の下落はわりと普通の下落トレンド。それが1071のコロナ安値?から転換したか?がポイントになりそう。1071以後は1523、1150、1786と素直な上昇に来ています。1915あたりを抜けると上昇が明確になってきますね。底は1150か1071に見るのがいいとは思います。遠いなら1307あたりでも。


ファンダ的には、目先赤字だしもっと業績後退トレンド中とも言えるんだけど、財務は資産減も状態自体は悪くもなくCFも長期に出てて別に悪くもなく堅実な会社感は。一方あまり開示姿勢なども積極性もなさそうでシクリカルとなりそうだし実際に目先赤だしあまり投資家に評価されるタイプでもないとなりそうでかなり割り引いて見るべきかなと。

安ければ。まあ手持ち現金>時価総額で低評価という他ないしPBRあたりでみても0.5ほどはさすがに低い方。もっとももっと下もあるしPBR0.2台すらもあるようだしやっぱり絶対的に評価されない傾向はありますので、状態なりに低評価に来てるというかんじでしょうか。我慢してれば多少は報われる気はいたしますが。

 

NOK

目先はかなり業績悪く電子部品あたりの足の引っ張りはかなり気になりますが、ながらくは地味も堅実に稼ぐタイプの会社。また増収減収にわりと素直に利益が反応してる感もあり、増収に転じるなら面白いかもしれない。そして財務CFは戦えないことない印象で赤字の今期も傷ついている感じでもなく。

安ければ。

PBR0.5ほどってNOKとしては安いんですよね。あまりみない水準。もっとも計画では黒字としてるけど主力2セグメントで2Q赤字とか減収もきてて今はちょっと手出ししにくい感。増収転換してそのときにあまり株高に出てないならいいかも。まあそうなるならその前に株高してそうな気はしますが。

 

ブリヂストン

 

苦戦してもブリヂストン様はブリヂストン様だねって感じ。

タイヤの売れ行きが戻ると思うなら。

を前提において安ければ。

素直にPBRでもみればいいんじゃないかな。ROEも比較的安定的だし。

PBR1.1ほどはブリヂストンとしては低いほうです。これより低い水準は2013年以前を除けば2016年とかだね。2016年安値に準じる水準にはありそうです。

ただ目先はタイヤは売れないし、リーマンでも見せなかった赤字まで見せてるはそうですね。うんだからブリヂストン様をどこまで信じれるか?だと思うよ?

 

西川計測

 計測・制御・分析のエンジニアリング商社。卸ね。

なかなか以上に優秀。リーマンだろうがコロナだろうがあまり業績は傷つかず長期に増収増益で利益率も上がってきてる感じでBPS右肩で端的にかなり優秀。というか今回並べたものでEPSBPSの複利で一番出てる。たださすがに1Qだけど今期は減収減益。通期でも減収減益だね。でも全然普通に利益が出ているという水準ですが。

財務も改善が続いてるね。今期1Qは資産源だね。負債も減ってる。だいたい手形とかが資産負債なのであまり財務も影響を受けないのがいいところではあります。

CFも別に問題ないと言うか卸にしては優秀って感じ。というか卸としてはかなり優秀という印象です。

評価はまあPBR1.4ほどは絶対的に高い気はしないんですけど、でも卸としては破格で高評価と見てたほうが。実際に西川計測も低い方はPBR0.5台とかうろうろしてるとかもあります。成長も期待されてると見てたほうが。・・となると、今は引いてみてたほうがいい気は。優秀な会社だと思いますけどね。

 

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

特にございませぬ。

 

 

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用語解説(日記比較編)

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