大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(6556)ウェルビー/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

ウェルビーとその他

株価

1420円(人々は、突き進むも広がった兵站を整理するのに苦戦し押されつつある。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 6556 6187 2471 8876
企業名 ウェルビー LITALICO エスプール リログループ
市場 東証マザ 東証一部 東証一部 東証一部
業種 サービス サービス サービス サービス
時価総額(億) 403.0 609.0 593.4 4059.3
株価 1420 3450 751 2654
決算期 2021/03予 2021/03予 2020/11予 2021/03予
予想売上(億) 78.4 155.0 206.4 2,900.0
予想営業利益(億) 19.5 14.0 20.0 98.0
営業利益率 24.90% 9.03% 9.69% 3.38%
予想純利益(億) 14.1 6.0 12.9 55.0
売上成長率(年複利/期間) 34.6%/5年 20.5%/7年 9.9%/13年 10.8%/14年
EPS成長率(年複利/期間) 68.5%/5年 32.3%/7年 27.4%/13年 8.5%/14年
BPS成長率(年複利/期間) 96%/4年 51.4%/6年 7.9%/12年 12.4%/13年
PER 28.31 101.47 46.07 72.95
PBR 9.86 14.59 15.15 8.4
ROE 34.8% 14.4% 32.9% 11.5%
ROA 31.3% 6.1% 14.9% 2.4%
配当利回り 1.06 0 0.44 -
配当性向 29.9% 0.0% 20.2% #VALUE!
総資産(億) 45.1 98.3 86.6 2279.7
自己資本(億) 34.8 37.4 30.4 492.2
自己資本比率(%) 77.1 38.1 35.1 21.6
一言感想 あげあげ あげあげも鈍化? あげあげ あげも大幅減益

 今週は比較。ROIC変則3年平均(https://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2015/10/18/000000)を見てやってないなあというのをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは12年12月11日取得。ウェルビー。就労希望者支援。比較に就労支援もしてそうなもの。ゲストに就労した従業員の福利厚生を担当してるリログループ

ウェルビー

業績

 障害者向け福祉サービス会社。障害や難病者を対象とした就労移行支援事業だそうです。かなりニッチなところに特化タイプですかね。特に障害をお持ちの方の支援で特殊なノウハウも必要そうでそこに特化してる感じですかね。企業側も障害者を受け入れると助成も得られるようでメリットあるようです。

業績的には絶好調。想像以上に利益率も高くROEROAも非常に高水準。今期2Qも上方をこなし堅調ですね。ただ成長率が計画では控えめですね。前年比では2Qで増収22.6%の増益+17.3で落ちてるというほどではないですね。

事業的に労働集約っぽいなあという印象ですが原価率自体は比較的高め。60%前後。原価率下がるとは見込まない方が無難かな。販管費率は下がってるけどもうなかなか低く低下率も下がってるのでこの辺からも利益率上昇は限定的になりそうでやはり増収してなんぼとは見ていたほうが良さそうです。

 

財務

 資産は急増感自己資本比率なども大きく上がってますね。

最新2Qで総資産49億のうち22億現金で総負債8億くらいで全然問題ないやつ。というか今期2Qなら負債もへってる。現金自体も増える傾向かな。

 

CF

 CF潤沢ですね。投資もしてるけどFCFも余裕ですね。還元は現状配当性向で区切ってそうですね。この調子ならお金余りそうなのでなにかのアクションは来るかもしれない。

LITALICO

業績

 障害者向けの支援事業を展開。ってウェルビーと近いですね。

カテゴリ

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ワークスが障害者就労支援。ジュニアが障害児教育というかんじか。

ウェルビーと比較して利益率ROEROAなどは落ちるといっても業績はかなり安定で右肩で全然優秀ってところはあります。

2Qも増収増益で絶好調ですね。利益は加速感あります。

「LITALICOワークス事業については、就職者の増加により既存拠点の報酬単価が増加し、新規開設拠点の集客も順調に推移しました。また、オンライン支援も拡大したことにより、収益性が向上」で好調ですね。ジュニアはコロナが学校休校などがマイナスにでて減益です。理由もありそうで増収にも出てるので持ち直しそうな気はするところ。

原価率はウェルビー同じくらいでも販管費率が高く出てますね。このあたりが利益率の差になってそうで、オンライン強化あたりでコストが下がるか?みたいな視点はあっても良いかもです。

財務

財務は良くはないタイプ。自己資本比率も40前後ですね。

借り入れも増えてきてるのでレバレッジをかけながら規模を増すタイプ。業績逆回転すると怖いところですが現状は回転はむしろ加速。借り入れ増やしていろいろ資産増えてる感じですね。どれが?というよりいろいろですね。投資有価証券とかも増えてますね。いずれにせよ拡張期感は。

 

CF

営業CFはでてます。その中で投資先行感でFCFはあまり出さないという感じ。 

2020年は大きく財務で借り入れで投資しつつお金増やしてる感じ。

投資を勧めてきそうなというか今期2Qで使ったというか投資もしてますがより返済してますね。積みすぎてここまで要らないってなったのかもしれません。

エスプール

業績

 障がい者雇⽤⽀援もしてるけど主力というかんじではないですね。主力は人財アウトソーシングで材派遣、人材紹介となりそうです。端的に派遣会社。まあ障害者さんに自社農場で働いてもらうと事業が目立ちがちですが。

2013年位まではうだうたしてる感じが、それくらいから増収し始め利益も2016年からのってきて目先は勢いよく来てる感じです。

3Qも増収20%の増益29.5%で絶好調となりそうです。コロナでダメージを受けた事業も回復を見せてきてるというかダメージ受けながらの実績でやはり勢いが。

決算資料など見るとコールセンターなどの人財アウトソーシングが順調。障害者支援はもうすこし乱高下してますね。まあ伸びてはいますが。

まあ大枠として順調な派遣業とみておくのが正しそう。

 

財務

 債務超過にまで突っ込んでそうだったのですが特に2014年以降はみるみる財務改善。資産が積み上がってます。自己資本比率はあまり高くないですね。35%ほど。

ここは障害者支援の農場などがありそうで、それが固定資産を膨らませてそうですが、その他は現金と手形が中心で派遣っぽい構成です。

現金手形も農場?も伸びてるのでやっぱり順調じゃないかと。

 

CF

 CFが伸びてきてる。投資も加速・・・これは農場っぽいですが大枠ではFCF出る範囲に収めてそうな推移。けんちょうではないか。増配は進んでるけどFCF的にはいうほど余裕ないかも。配当性向低いけど。設備投資なければ余裕そうだけど農場は結構投資先行になってそう。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でもみあい
週足でもみ合い
月足であげてもみ合い
確認。

評価・売買判断

ウェルビー

テクニカル的には、上場2017年10月から2018年9月で高値2385までそこからは乱高下感はあるけどずっともみ合いしてる感じ。コロナ安値の930が底に見れるか否か。

コロナ以後は930、1627、1235、1771、1505、1885で高値安値の切り上げで上昇で1885からは下落に転じてる感じ。1235あるいは930を底に見るかどうか。


ファンダ的には、市場でも極めて優秀な数字を叩いてる企業。もちろんニッチなところでかなり特殊なノウハウもあるんだろうなあとは思うところですが、事業内容としては労働集約感が強く、実際かなりのペースで人を取ってるようです。採用教育のサイクルをうまく回せるか?みたいな視点でこの種の企業はわりと成長と利益が両立しないのは多い気もするところで留意。今までの実績及び目先も傑出した数字が続いている感はあります。

常に評価高いところはありますが、PER30程をどうみるか。常に高いですがウェルビーとしてはPER30はわりと低い方みたいですね。現状の数字や成長率が続くなら全然安いというか安くなるとは見れます。だから続けばね。

 

LITALICO

 数字の質としてはウェルビーに劣ると言えますが、目先の加速感も上でまた投資熱心で前のめり感もあり、利益率の低さなどは伸びしろとも見れなくもない。やる気というのはより感じるところですし、同じバリュエーションくらいなら数字は悪いけどこっちってのはわかるし評価がこっちのほうがよくなるも理解はできるんですけど・・

さすがにPER100はどうなんですかね。期待しすぎなのではないか。この差ならウェルビーの方がいいのではないかとは。まあウェルビーがいいとは言ってないです。

LITALICOとしても高い水準ですね。低くてもPER40以上はだいたいあるくらいで常に高いので許容という考え方もできなくもないとは。だからウェルビーがいいとは言ってないです。

 

エスプール

障害者むけ農場がインパクトあるし高評価の理由にもなりそうな気はするところだけど、本体は派遣会社と言えそうで、業績の多くを占めるのは人材派遣事業。農場は投資先行で人材事業ほど安定的に伸びてないしそこは注意点。

 とはいえ、その派遣が引っ張る形で業績は好調という他。実際の成長率はかなり出てるのでで肯定しちゃうかもだけど、人材派遣の眷属と見るとさすがにPER46はやりすぎな気がする。高いという意味で。農場は目につくけど数字引っ張ってるのは派遣だしね。まあ障害者雇用した企業が気に入って人材派遣もお願いとかシナジーもあるのかもしれないけど、まあ評価過剰と見てたほうが無難な気はします。この会社もちょっと前にはPER15あたりとか10切もあったようだし。

 

リログループ

 企業福利厚生代行事業とかいうけど主業は国内リロケーション事業(借上社宅管理業務アウトソーシングサービス「リライアンス」、物件検索等の転居支援サービス「リロネット」)で、こちらが売上の7割で利益率は割と低め。元々4%くらいだからちょっと押して2%も減れば減益-40%というかそんな2Q。増収はしてるので大枠事業衰退とかは見ないで良いかなという印象。ただ利益率低いのでコスト増があるとかなり利益に響くというのがここ二年で見えてるかんじか。まずは下がった利益水準が戻るか否か?という視点で。あとずっと追随ていた増収が減収になる計画ですが、これざっと見るに保守的かなあという印象は。まあわかりませんが。ほんとに減収に入り来年までに続くと厳しそうな気も。評価的には利益は持ち直しまた成長に戻るみたいな期待を見ている評価水準には見えますね。

で、2020年にガツンと借りて買収してますね。

リログループ<8876>、カナダのリロケーション大手Brookfieldを230億円で子会社化 - M&A Online

というか沿革見るとちょくちょく色んな会社子会社化してて買収熱心感あります。

とりわけ2020年は大きく使ってますが。

大枠では長期に伸びてる成長企業でお金も目一杯使い買収なども使って成長しようとするやる気ある企業とは見れます。2019年位までは高い成長率も示していて高い評価がなんだみたいなところはありましたが、減益も入ってますがPER70のPBR8とかは、完全に成長路線継続の期待が入ってそうで利益戻してPER30の成長継続あたりを着地点とするとちょっとハードル高い気も。利益回復してから考えても遅くないのでは?とかは。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

特にない日が続きます。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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