投資で勝ってるなら理由があると思うんです。
その理由は把握していたいと思いますよね。
しかし、投資ってなんで勝つか?なんで負けるのか?が見え難いところがあると思うんです。
そのときに、なんで自分は勝ったのか負けたのかを分類して整理して考えるための考え方というか。
そのような思考実験の話。
すなわち投資の天地人の話。
天地人っていきなり思い浮かんだんですよ
ブログネタ的なものを考えていて、それでふわっと天地人って思い浮かんで、
それでつらつら考えるとわりと使えるような気がしてきたので今回整理してみようという企画です。
正しくわたくしかもめがなんとなく考えてみたって話であまり真に受けないでほしいけど、参考にできることはして別の考え方に昇華してくれるとうれしい。
まあそういう話です。
天地人ってなんでしょう?
まあ一応ね。人によってたまに聞く言葉に思えるけど天地人とはなんでしょう?と改めてその意味とか語源を当たる人は少ないでしょう。なので当たってみましょう。
語源は孟子の一節からだそうですね。
「天の時は地の利に如かず地の利は人の和に如かず」
原文は「天時不如地利。地利不如人和」ですね。
意味は以下のサイトがいいまとめをしてると思いました。
「何事かを達成しようとする時、天の時を得ていても、地の利がなければ成就することはできません。
また、地の利を得ていても、人の和がなければ、これもまた、成就することはできません。
ですから、天の時よりも地の利、地の利よりも人の和が大切であると言えます。」
「中国古来の賢者達は、天の時、地の利、人の和の3つ全てがそろった時、はじめて行動を起こしました。
ですから、大成功をおさめたものです。しかしながら、3つ全てがそろわない時は、人の和をしっかりと築き上げてから、物事に臨む必要があります。」
だそうです。
手前味噌であるけどこれは投資でも応用できると思うんです。
というか応用できるように分類して考えましょうって話なんですけどね。
考えてみました。
考えていくには・・投資だと何が天で地で人かを分類するのがいいと思うんです。
そして天地人が揃ったときにとても大きな成果がでる。
逆に大きな成果が出ないなら何か欠けているわけです。
これは成果が出たときに、あるいは成果が出なかったときに・・
それは天によるものか?地によるものか?人によるものか? って考えるわけです。
その事により自分の足りない部分をより正確に認知したりするわけですね。
そんなわけで考えてみました。
今の所のかもめの天地人の分類です。
天
・大きな地合い
・マクロ的な市場動向
・市場全体の企業業績動向
・政治などのマクロ的公的動向
地
・手法
・・・だけかな?そもそも投資をしてるか?みたいなものも地かもしれない。
人
・個人の才能やセンス
・個人の努力や経験
・個人に与えられた環境(例えば職業による収入の差や相続があったとか)(これは地にしてもいいかもだね)
このような分類じゃなく他にも適切な分け方は在るとは思いますが例えばこんなのどうでしょうか?
結構機能すると思うのですがどうでしょう?
さすがは過去のエライ人が考えて現代までに生き残った言葉です。
かなり普遍的で汎用的な考え方足るような気がするところで現代の投資でも当てはめてみて考えていくことができそうです。
出された結果はこの天地人の組み合わせによるものである。
なにかに優れても大きな成果が出るとは限らないし、なにかに欠けても結果はでるかもしれないけど本当に大きな成果はこの天地人が揃ったときに出てくる。
って言ってそんなに間違いなさそうです。
実際揃うと凄まじい結果がでそうです。
天:ITバブルのような新技術で世の中が湧くときに
地:新技術などを抱えて成長する企業を(ITグロース株)を狙い
人:知識をつけ資金管理や銘柄で適切な選択をするなら
・・マジで凄まじい成果が出そうです。
しかし地で資産バリュー投資やインデックス投資を選んでいたらそこまで大きな成果は出ないでしょう。いやほんとに天(ITバブル)が恵まれるときに大きな成果がでないのは地にインデックス投資を選んでるからだと思うよ?インデックス投資が駄目だとは全然言ってないです。
また天地が揃っちゃうと人が大したことなくても大きな成果も出たりもしますね。
これが例えば、コロナショックで安くなったと入ってきて偶然活きの良いグロース銘柄を選んだような人です。天(地合い)がいいときに地(地合いにあった手法)が揃っちゃった。そうすると人(個人の努力や能力)がなくても結果は出ちゃうわけです。
これは逆もです。
ITバブル崩壊時にIT銘柄狙う手法を取ってたら・・・天地が欠損してるとどんなに人が優れていても大きな成果を残すのは難しいでしょう。
偶然天地に恵まれ人もなく成果を出したとしても、天そして天が変わればそれに向いた地は変わるもの・・・つまり天地人ぜんぶ欠損することになり素晴らしい成績になるんじゃないかな。もちろんこれは皮肉で悪い意味です。
成果が出たとか出なかったとか大したことじゃないんですよ
どちらの結果も出てきたものは常に過去だからです。
僕らは、今後も投資に向き合い何らかの成果・・それが良いものでも悪いものでも・・対峙し受け入れていかなければなりません。
そのときに、出てきた結果が出てきた過去がなんでそうなっかたか?まるでわからない。そしてそれに対して何もしようとしないなんて駄目でしょう。
投資でなんでそんな結果になったのか。
そんなこと完全に明らかにすることなんてできません。
しかし、その中でも一歩を進めていくらかでも明るくすることが大事なんじゃないかと思うんです。
というかその事が孟子が天より地より大切だと言った人を磨く行為なのではないでしょうか?
「3つ全てがそろわない時は、人の和をしっかりと築き上げてから、物事に臨む必要があります。」
天は回転するもの。故に地も向いてるとき向いてない時もあるでしょう。
これは天地が向かないときもあるけど、同時に・・
天地が向くときもある。
そのときに人があれば揃うじゃないですか?
いつか天地が向くときに自ら人も揃えて、天地人のスリー7が出す成果を見たくないですか?
というより天は皆平等。地もなかなか操作しがたいというか天に併せて地を変えるとかハードルも高そうでやっぱり差がつくのはこれだと思います。
人。
人が一番差がつく。故に自分も天地人で一番大事なのは人で、人をちゃんと磨いていくことが大事なんだと思うわけです。特に天とか操作できないから。地ぐらいはえいやって変えられなくもないけどね。でもそんなことができるのも人を磨いていけばこそだと思うんですよね。
まあ地が例えばインデックス投資とかだと差も付きづらく人を磨く意味も薄れるだろうけど
このあたりの記事とかでも言ったことだね。
まあ今回はかなり言葉遊びですが
そんな言葉遊びの割には意外に結構使えそうなのではないかと思ったりするところです。天地人。
これはある人の結果。大きな成果がでたり振るわなかったり差が出たりする時、その差はどこで出たのか?みたいに考え整理するための発想です。
せっかく考えたのだから天地人の発想で成果を整理して考えて、それを自らの人を伸ばせることに資することができればいいなあとか思ったりするわけです。
投資優位性の天地人
それをどう整理考え
人を磨きますか?