大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(9797)大日本コンサルタント/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

大日本コンサルタントとその他

株価

872円(人々は、ジャンプして手を上にかけようとして三度目、手が上に届きつつある。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 9797 2311 6542 7912
企業名 大日本コンサルタント エプコ FCホールディングス 大日本印刷
市場 東証二部 東証一部 JQS 東証一部
業種 サービス サービス サービス その他製品
時価総額(億) 66.8 96.2 49.1 6848.0
株価 872 1033 953 2112
決算期 2021/06予 2020/12予 2021/06予 2021/03予
予想売上(億) 167.0 43.4 83.0 13,400.0
予想営業利益(億) 11.0 3.8 8.8 400.0
営業利益率 6.59% 8.69% 10.60% 2.99%
予想純利益(億) 7.0 4.6 5.5 210.0
売上成長率(年複利/期間) 3.2%/14年 6.6%/13年 4.9%/4年 -1.1%/14年
EPS成長率(年複利/期間) #NUM! 3.9%/13年 6%/4年 -6.6%/14年
BPS成長率(年複利/期間) 3.6%/13年 5.5%/12年 9.7%/3年 -1.4%/13年
PER 8.96 20.14 7.95 28.25
PBR 0.97 2.91 0.9 0.63
ROE 10.8% 14.4% 11.3% 2.2%
ROA 5.2% 12.6% 5.9% 1.2%
配当利回り 3.44 2.66 2.1 3.03
配当性向 30.8% 53.6% 16.7% 85.6%
総資産(億) 135.2 36.2 92.8 17217.2
自己資本(億) 64.7 31.7 48.6 9157.8
自己資本比率(%) 47.9 87.5 52.4 53.2
一言感想 いちおあげ 増収足踏み いちおあげ 停滞

 今週は比較。四季報CDから3期現金抜きCF倍率でFCF倍率5倍以下(https://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2019/01/27/210000)かつROIC変則三年平均(https://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2015/10/18/000000)で10%以上のもの(92銘柄)から目についたものをチョイスして比較。現金抜きの事業価格が自身のFCF5年以下で買える水準にありながらわりと効率的な業績で来てるものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは10年10月15日取得。大日本コンサルタント。建設コンサル。比較に同業。ゲストに大日本仲間の印刷。

大日本コンサルタント

業績

 コンサルは(調査・計画・設計・工事監理)だそうです。施工はしないって話だね。

最新通期で52億現金、記事時点時価総額67億=事業価値15億の過去三期平均FCF約8億でおよそ自身の事業が2年も経たずに買える水準。まあここはCFが乱れがちで切り取る時期でかなり変わりますが。

2012年以前はずっと薄利で停滞って感じでBPSも増えてないかなって推移ですが、その後に躍進というか成長感が出て売上利益、利益率、ROEもあがりEPSBPSが増えてきてるという流れ。この傾向は多くの建設系である傾向ですね。

6月決算で増収増益ですね。計画は増収減益。4Qに売上利益が偏るタイプですね。だいたい1Q2Qは赤字。3Qも薄利か赤字。で4Qにどかんと。そういう意味では特に建設でコロナだから仕事やめるって感じにもならずに仕事は急に止まらないって感じになりそうかな。いや、想像だけど。

6月通期で「受注高が190億6千9百万円(前連結会計年度比113.3%)となり、前期を大幅に上回り、過去最高の受注高となりました。受注残高についても148億8千7百
万円(同120.8%)と高水準となりました。売上高については、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う影響により、一部の契約業務において一時中止や工期の延長が発生しましたが、165億3百万円(同104.9%)となり、過去最高の売上高」って感じでコロナ影響もありそうだけど普通に順調感は。

これから出てくる1Qも期待するようなものも来ないと思うしこんなもんじゃないですかね。

・・・と、規模だと思いますが売上原価が減る傾向。なので売上減らなきゃ大丈夫みたいなところは。受注残高も増えてるくらいでやっぱり順調なんじゃないですかね。

 

財務

自己資本比率は低いけど財務はいいです。借り入れもなし。負債は未払金や未成業務受入金とかですね。だいたい請け負ってる仕事量に比するとみていいのではないか。増えてますね。固定負債は退職金くらい。よって順調ですね。で、固定資産をほとんど持たず資産はだいたい仕事とお金って感じ。

 

CF

 建設もあり仕事のタームが長く、営業CF赤字も多め。ただ長期には普通にプラス。設備投資なんていらない。なのでだいたいそのままFCF。長期にはお金は積んできてます。増配に来てますけど財務状況からすると全然甘いですね。余裕で維持出来るし増配余地もかなりありそうな。まあ仕事が順調にもらえる前提ならですが。今はもらえてますね。

エプコ

業績

 長期売上上昇。も、利益は足踏み感が強い推移だね。その傾向はコロナでも継続っぽく最新2Qで増収減益。利益はかなり押されてる印象だけどこれでも利益率はそこそこあり赤字は遠そう・・といいつつ2015年は赤字だね。ただこの年は電力小売に参入してその先行投資で赤字感があり既存事業は普通に黒字。直近この電力事業売ってますね。撤退ですね。

 

財務

 財務非常にいいヤツ。自己資本比率90%近辺。現金比率も高いね。ただ目先現金は減る傾向なのとBPSなら近年は増えてないね。還元にDOE8%以上とか言ってるのでBPSは増えないようにしている疑いもありますが。

 

CF

 営業CFは安定。ただ投資などを含めると言うほどFCFは安定でもないかなあ感。一応長期にはプラスだけど。

還元はDOE8%は守ってるね。高還元になりそう。配当多めで自社株買いは殆どないね。

FCホールディングス

業績

 元福山コンサル。福山コンサル時代からみると大日本コンサルトと近い業績推移。2012年くらいまで横ばいの薄利傾向が強くBPSもちょっとしか増えてないかなあって感じが2013年から成長感ある推移に。BPSなら右肩感。大日本より利益率で上回りROEROAでも上で一枚上とはみれますね、受注も順調な感じでこれも順調ですね。業績が4Q偏重なのも同様ですね。

だいたい大日本の類型と見れる中で総合的にちょっと地力高いかな?って感じ。受注面では大日本かな・・?くらい。

 

財務

 前期大きく資産増。「設備投資として株式会社福山コンサルタント中四国支社の新社屋竣工、同社東京支社の事務所ビル取得等による土地・建物を合わせた固定資産が 18 億 42 百万円増加したこと、および株式会社地球システム科学の子会社化等による完成工事未収入金が8億5百万円、のれんが5億 86 百万円増加」で設備投資と買収関連費用ですね。借り入れをしてきてます。その前はほぼ借り入れなしでしたのでここでわりと勝負?に出た感は。この投資に好感ならポイントアップですね。

 

CF

 営業CFは福山コンサル時代から安定的で時々マイナスで大日本より安定性高いかな?って印象。投資は少なめなのでFCFも余裕は。2020年は珍しく大きくお金使ったって感じですね。還元は節度ある継続性もありそうな水準。

 

日足週足月足の値動き判断

日足であげ
週足でコロナで崩れるも結局あげ
月足であげ
確認。

評価・売買判断

大日本コンサルタント

テクニカル的には、長期あげ。急騰とかもはさみつつもなんだかんだでずっと上に来てるね。なかなか見れる推移で、長期視点なら安牌味はあるようにも。

今は急騰後で底値は測り難いという部分はありますね。426は遠いので窓開け底値の770とか窓埋めの740とかを基準に見るのが良いんですかねえ。


ファンダ的には、状態は普通によく目先も順調で受注も見通し良好となりそうで財務CFには余力十分で増配余地もありそうだし実際増配傾向。とまあ普通に順調で状態もいいと。PBR1程度とか配当利回り3.4%とかは普通にみれるというか普通にありではないか。ただ公共投資とかに振り回される建設関連だし、以前は薄利でBPSも伸ばせてないなんてこともあるのでそういうときが来そうなら逃げるという視点も必要そうな気は。これは建設全般に言えそうですね。評価はPBR1ほどは高くは見えないけど、大日本コンサルトとしては高評価帯。低いときはPBR0.4程度も。建設って信用されてないね。PBR推移などすると手出しは警戒しちゃいたくもなるね。絶対的には高くは見えませんが。

 

エプコ

 売上伸びてるけど、利益が足踏みなのがマイナス。その上DOE目標が高めでBPSも伸びてないとなる結果、EPSBPSで進歩がない状態が続いてます。利益が減らなければ今くらいの還元は続けられそうですが、今くらいだと還元強化は厳しそう。

そんな感じで株主に配当を配る会社。配当を配って終わりなところがあるけどDOEとか廃止した優待が好まれていたのかわりと高評価で配当利回りあたりもそう高くもなく。

と、なると魅力は低いかなあという印象。もっともっっと低評価≒高配当利回りになるか伸びてる売上がしっかり利益に反映する展開にならないとちょっと・・みたいな感じ。

 

FCホールディングス

 大日本と近い見解。地力では大日本より一枚上かなあって部分と目先大型投資にきてるのをどうみるか?ですね。

PBR1ほどはFCFホールディングスとしては評価高めな水準。多くはもっと下に評価されてそうです。状態自体は良い方になりそうだし投資も強めてきてるって部分も踏まえるとするする下ってのも考えにくいのもそうですね。

 

大日本印刷

 良くも悪くも停滞。・・・いやこれは悪くも薄利で現状維持にいっぱいいっぱいくらいか。長期に伸びてる感じでもなく薄利で純赤字も時々でBPSも伸びてないという推移。

財務はほどほど。長期には借り入れは減らしてきててますね。ずっと有形固定を減らしてきてますし、前期はかなり思い切って資産を処分・・定期解約みたいな部分も多いけど固定資産も売ってるし・・で、現金をドカンと積みましたね。どうするんでしょうね。

という感じでわりと業績を維持しながらリストラを進めてるようなところは。基本的には現状維持の還元くらいでいっぱいいっぱいという推移でなにか一手もでてこないと妙味もあまりないかなあってところは。現金積んだので手は打てそうですが。

PBR0.6ほどはまあそんなもんだよねって印象。過去からするとどちらかといえば低い評価っぽいうですね。もっと下もありましたが。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

特にない日が続く。

 

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用語解説(日記比較編)

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