大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(5967)TONE/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。各データは7年7月10日取得。

比較銘柄

TONEとその他

株価

2531円(人々は、進み砦を築いて守るがじわじわと押され続けている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 5967 6161 6157 3064
企業名 TONE エスティック 日進工具 MonotaRO
市場 東証二部 東証二部 東証一部 東証一部
業種 金属製品 機械 機械 小売
時価総額(億) 59.3 143.6 307.0 11378.5
株価 2531 4880 2455 4540
決算期 2020/05予 2020/03 2020/03 2020/12予
予想売上(億) 66.9 67.7 95.3 1,564.7
予想営業利益(億) 10.5 17.7 22.2 185.7
営業利益率 15.70% 26.16% 23.28% 11.87%
予想純利益(億) 7.3 11.9 15.5 130.0
EPS成長率(年複利/期間) 4.5%/13年 12.7%/13年 6.8%/13年 29%/13年
BPS成長率(年複利/期間) 10.2%/12年 8.1%/12年 9.2%/12年 23%/12年
PER 6.76 10.59 19.86 86.77
PBR 0.76 2.02 2.14 29.47
ROE 11.2% 19.1% 10.8% 34.0%
ROA 9.1% 16.7% 9.6% 21.8%
配当利回り 2.37 - - 0.37
配当性向 16.0% #VALUE! #VALUE! 32.5%
総資産(億) 80.0 71.5 160.2 596.9
自己資本(億) 64.9 59.8 143.8 370.5
自己資本比率(%) 81.2 83.7 89.7 62.1
一言感想 増収足踏み あげ 成長頓挫? あげあげあ

 今週は比較。四季報CDスクリーニングでROIC変則3年平均で(https://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2015/10/18/000000)14%以上のものを市場統計推移記録表にかけ7/7と3/19日及び18/12/28とPERを比較し気になったものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。TONE。高収益工具メーカー。比較に高収益な工具系。ゲストに商品を売ってくれるMonotaRO様。

 

TONE

業績

 長期に成長ではある。シクリカル味はある推移で一度2008年にピークを作り2010年までかなり後退もその後は順調に業績を伸ばしてきて、2017年に一度ピークを作りまた減益をしてきてる感じですね。増収はまだ続いているのはポイント。

利益が跳ねた2017年は増収自体もありますが「東京オリンピックを控え、今後本格化する鉄骨土木建築の増加に備え、機器類製品を中心に在庫を積み増したことによる増産効果が製造原価低減に繋がったことや、滞留在庫の評価減が減少したことなどにより各利益は計画を上回り」とも言ってますね。

2018年は減益ですが特に短信では触れられてないですね。2017年自体が傑出して原価率が低いので2017年はたまたま高水準に出たと見るのが良さそうです。

となると、2019年と今期は通常くらいになりそうで成長は一服で停滞感は出てきてるというところにはなりうです。

そんな感じの中2月までの3Qで増収増益。コロナ来てどこまで堪えられるかと、停滞をぬけまた成長に踏み出せるか?みたいなところですね。

 

財務

 財務はぐんぐん良くなってます。借り入れも返しきったなって感じで財務は盤石の部類になってきてますね。一方ROEは低下傾向を見せてきてます。溜め込みが心配になってもきますが以外に現金は増えてないです。流動よりですが以外にバランスがいい資産構成ですね。逆に言えば現金増えてないというか資産増えてるなら資産増なりに業績も上がっててほしいみたいなところは。

 

CF

営業CFは出てますね。で、投資もしながらFCFでてこのへんは順調な推移。借り入れも返しきった感もあり今後はもっと投資や還元に積極的なところは見せてくるかも?みたいな予感は。あまり現金はないのと過去の減益時には減配もしてたので配当を軸にするのは向いてなさそう。

エスティック

業績

 自動車向けネジ締め機の会社だけど、これも高収益ですね。市場でも目立つくらいの高収益企業となりそう。ただやはり業界がシクリカルで外部環境悪化には弱く、リーマンたりはかなりの減収減益を見せてます。ただリーマン以降は順調でだいたい増収増益で特に2017年から2019年は躍進という推移。

で、外部環境悪化か今期はほぼ前年並みの決着で今期はどうなるか?みたいな局面ですね。

四季報あたりはかなり弱気で減収減益の評価されてますが会社から自体はまだ計画は出されてないですね。

あとは近年は増収とともに原価率の低下で利益率が高くなっています。これはおそらくスケールメリットでしょう。減収は不味そうってのはありそうですね。

 

財務

 財務は非常に堅い部類。借り入れなしですね。資産は流動よりですね。半ファブレスです。部品製造は他社に投げ設計と組み立てだけ自社でやる感じですかね。

資産は増えてましたが2020年で後退。これは創業者が市場より低い価格で株式を売却してそれを自社株買いという形で会社が買ったからですね。現金が減ってます。変形的な自社株買いみたいな感じですね。よって純利益推移よりはEPS増えてます。(BPSはその分減ってます)

 

CF

営業CFは伸びる傾向。近年の水準なら投資をしてもFCFは余裕で出そうです。過去には設備投資をしなければFCF出てるって感じです。大いに減益した2010年あたりでも。で、2020年に大きく財務支出。だからこれは自社株買いですね。

総じて余裕のあるCFですね。

日進工具

業績

 

上の2つと近い業績傾向。高収益で長期成長だけどシクリカル味で近年はピークから減速感がある。

ここも優秀で赤字もないしBPSくらいは長期右肩感もあります。原価率の推移などみると売上に連動感あるのでここも売上がかなり大事かと。

通期で減収減益。計画は出てませんね。四季報には渋く評価されてます。

ちょっと警戒してたほうが良い気はします。まあわからないけど。

 

財務

 財務はエスティックと同様にすごく良いです。目先現金は減ってますね。そこが少し。いやROE落ちてるし現金増えるのも望ましいかいうと微妙ですけどね。

 

CF

 営業CFは安定ですね。近年は設備投資を強化してきてそれで今期はFCFはギリギリで配当配った分現金が減ったということですね。とはいえ蓄積は十分だしやっぱり財務CFは余裕あるやつ。厳しくなってきても対応する余力くらいは十分にありそうです。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげてあげ
週足でもみあってる
月足であげてもみあい
確認。

評価・売買判断

TONE

テクニカル的には、長期にあげてきて2017年に急上昇以降は調整気味の推移ですね。下落寄りに見てたほうがいいかもしれないという推移。底をみるなら1908しかないかなあ。それもにらみながら2799とか2997突破を見ていくみたいな。


ファンダ的には、総合的には堅調で財務CFにも余裕が増えてきてる感は。一方で成長一息で低ROE化で停滞感は出てきてますね。そしてさすがにシクリカルで周辺環境が悪くなれば影響が避けられないでしょう。

とまあケチもつくところは多いのですが 基本高収益ですしまた特に近年はBPSならかなりのスピードで伸ばしてきてます。(同時に低ROE化だから微妙ではあるけど)それらを踏まえてPER7切りはさすがに安くも見えるところ。減益もあるかもですがその場合でもPBRで0.75ほどはTONEとしてもかなり低い水準でこれが警戒優先の評価がされてあまり期待されてないかなあという印象。すぐに評価が進むとも思えないけどのんびり待ってればいずれは・・みたいなところはあるかなあとは思います。

 

エスティック

大枠でかなりの高収益で財務やCFに不安もなくわりと絵に書いたような優良企業。・・というか数字に書いたですね。一方でやはりシクリカル。過去の悪環境時には押されてます。その中で目先業績には足踏み感も出てきて四季報予想なら後退ですね。このあたりをどう考えるのか?

会社計画も出てないのでPERで考えるのは難しいですが四季報予想でPER14程度。実際に四季報くらいの決着となるとPER14は高めかな?という印象は。まあ問題はその先で一年だけの業績では・・というところでもありますが。PBRで踏まえて2程度は収益性高いと言っても事業も踏まえて今期だけなら分からないけど以後は成長しないと許してもらえないかなあって印象は持ったりします。

日進工具

これも優良企業の部類。ただやっぱりシクリカルだし目先は渋い数字になってきてますね。だからこれから悪化が加速するか持ち直すか?みたいな視点で。財務CFの余裕は随分出てきてますので悪化もリーマン再現とかまで見るのは弱気がすぎる気はします。

そんな感じですが目先よくなさそうなのも事実、仮に弱気な四季報利益が実現するなら PER24ほどでこのようなシナリオになってくるならわりと覚悟も必要な株価水準には思えますね。だから四季報予想な水準になるかはわかんないです。

 

MonotaRO

 ・・・・ざっと数字見てバケモノめという感想しか。

輝くグロース企業。まあ利益率は10%ちょいと低めにも見えるかもですがコレ小売ですからね。バケモノ。ROEROAも落としてる様子もないし依然バケモノ。

以上です。

まあ評価もバケモノです。PER90とか。バケモノがバケモノという評価をされている。

PER50程度でもバケモノと言う評価ですので買うなら割と株価の乱高下も覚悟してた方がよさそうです。10年くらいバケモノでいたら今の株価水準でも十分報われまくるでしょう。ただバケモノでなくなったときには壊滅してます。ぺんぺん草も残らない程度に株安になってると思う。

そんな銘柄。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

特にありませんです。

 

 

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用語解説(日記比較編)

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