大河の一滴

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(4516)日本新薬/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。各データは7年7月7日取得。

比較銘柄

日本新薬とその他

株価

8020円(人々は、着々と進み続けている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 4516 4503 4540 4931
企業名 日本新薬 アステラス製薬 ツムラ 新日本製薬
市場 東証一部 東証一部 東証一部 東証マザ
業種 医薬品 医薬品 医薬品 化学
時価総額(億) 5634.2 32367.2 2117.0 377.1
株価 8020 1738.5 2758 1745
決算期 2021/03予 2021/03予 I 2021/03予 2020/09予
予想売上(億) 1,260.0 12,820.0 1,320.0 350.0
予想営業利益(億) 250.0 2,520.0 170.0 31.5
営業利益率 19.84% 19.66% 12.88% 9.00%
予想純利益(億) 190.0 2,020.0 130.0 20.1
EPS成長率(年複利/期間) 14.4%/14年 3.1%/14年 -0.1%/14年 10.8%/3年
BPS成長率(年複利/期間) 5.1%/13年 1.2%/13年 8.7%/13年 120.3%/2年
PER 28.43 15.99 16.23 18.76
PBR 3.71 2.5 1.03 2.89
ROE 13.0% 15.6% 6.3% 15.4%
ROA 10.9% 8.7% 4.2% 10.8%
配当利回り 1.23 2.42 2.32 1.6
配当性向 35.1% 38.6% 37.7% 30.1%
総資産(億) 1750.2 23181.6 3110.4 185.8
自己資本(億) 1454.9 12891.7 2053.8 127.6
自己資本比率(%) 83.1 55.6 66 68.7
一言感想 あげ 停滞 びあげ あげ

 今週は比較。四季報CDスクリーニングでROIC変則3年平均で(https://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2015/10/18/000000)14%以上のものを市場統計推移記録表にかけ7/7と3/19日及び18/12/28とPERを比較し気になったものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。日本新薬。医薬品。比較にROEや利益率で目についたアステラスとツムラ。ゲストに間違われて買われてそうな新日本製薬

日本新薬

業績

泌尿器科、血液内科、難病・希少疾患領域を中心だそうです。長期に順調という感じの業績推移。毎期増収増益するまでではないけど長期に赤字もなく長くは増収増益が続きリーマンあたりも大きな業績後退を見せてないとこのあたりはディフェンシブな製薬って感じですね。2017年に利益率が跳ねてます。短信見るとお薬が順調に売れてる的なことが。数字的には原価率がぐいっと減ってますね。また販管費率も減る傾向です。増収傾向もあり利益率が大きく後退というのは今の所考え難いですかね。実際通期決算で増収増益で計画もでてこれも増収増益です。過去計画も強気か保守的かといえば保守傾向が強そうです。このあたりはコロナも関係ないという製薬の強さはでてそうですね。

財務

 自己資本比率も高く借り入れもないというか自己資本比率80%届き盤石の部類。現金も増える傾向で問題ないという他。

CF

 設備投資してだいたい常にFCFでてるくらい。FCFマイナスだった2018年も有価証券買ってなきゃ・・プラスじゃないけどちょっとマイナスくらい。まあ大局的には普通にお金がなる木。今くらいなら配当も余裕ありますが減益は厳しい水準には思えます。大幅減益は可能性低そうですが。

アステラス製薬

業績

 国内製薬売上2位だそうですね。一位の武田は苦戦してる印象の中業績は安定的です。
長期に売上は伸びる傾向にありますが成長率はというと低いですし特に近年は横ばいに近い減収でこのあたりは成長が止まった感。利益に関しても伸びてるという印象ではなく正しく停滞企業と思ってたほうが良さそうな推移。とはいえさすがは製薬で高収益だし赤字などもなく不況時にも大きな減益があるかといえばなさそうです。・・まあ2008年の利益ピークから2011までで6割くらい減益してるので減益してくるなら理由などもみて判断するのが良さそうです。そんなところですが3月決算も前年並みで今期計画も前年並みって感じでやっぱり停滞です。
・・ちなみに時価総額でいうと現在一位は中外製薬で抜けてる感で、第一三共と武田がいい勝負の2位3位でアステラスが4位。中外製薬が成長力で抜けてそうでこのあたりも今より未来だよね関する並び。

財務

 財務は良かったのですが自己資本比率を急激に落としてきてますね。買収ですね。
アステラス製薬 米Audentesを3300億円で買収 遺伝子治療を「第5の柱」に | ニュース | ミクスOnline
かなりの大型買収でアステラスとしても停滞は良しとしてなかったのでしょう。勝負に来てる感は。買収額ほどがその他金融負債で増えてます。

CF

 営業CFは安定。この辺は製薬の強さ。で、設備投資もさほど必要もないのでだいたいFCFでますが、時々FCFマイナス。こういう年は買収してる感じ。2011及び2020です。2011年からは大きく利益も上げてるので今回も・・みたいな考えもできそうですが過去も利益が伸びてくるまで時間がかかってます。製薬の買収は直ぐに結果に出ない印象もありますのでそこらも留意しながらですね。配当は現状は維持くらいはできそうですが減益などくると厳しそうですので利益には注意しながら見てたほうが良さそうって印象。

ツムラ

業績

 長期に増益。も、利益率を落とす形で利益は足踏み感がでてます。2017年までに減った利益はまた延びる傾向ですがまた計画では減益というか低ROE化が進んでます。過去の計画は保守だったり強気だったりとちょっと今から何かを判断するのは難しそうですね。一方利益自体は減る傾向があっても利益率自体は高く。BPSくらいなら右肩感はあります。総じて利益は安定して出るけど資産が増えすぎ低ROE化が進み利益は伸び悩んでいるという感じか。

財務

 財務は言うほど良くないです。。借り入れ自体はそう大きくはないですが社債もありあわせると軽くはないですね。その中で2018年に大きく現金を調達し(増資及び社債)その後現金は減らしてきてますね。・・使いみちは・・
ツムラ、中国の大手生保と提携 10%出資受け入れ :日本経済新聞
これですかね?まあ以後も高度に現金持ってるようですので財務の危機とかはないとなりそうですが。

CF

 営業CFは安定ですが、近年は上の中国絡みか投資が多くFCFで足が出てますね。増資社債でかなり現金を確保してるのでまだ全然平気ですが、いまのところ投資して報われてるというかは微妙なところでこの辺をどう考えるかですかね。

日足週足月足の値動き判断

日足であげぎみにもみ合い。
週足であげから三角持ち合いチック。
月足であげ。
確認。

評価・売買判断

日本新薬

テクニカル的には、まず長期に上昇。その中で2020年1月10360まで。そこから調整気味の推移だね。安値5950から高値も安値も狭まってきてる三角持ち合いを形成と見れるので、いずれどちらかに放れるは一つの見方。9420、9040、7010、7910あたりを見ながら上に行くようなら狙うのはありかもしれない。
ファンダ的には、普通に長期に順調でまた財務CFにはスキがなく普通にケチのつけられない会社。安ければ。・・PER28ほどは安くはみえないですね。絶対的に成長を見込まれてる水準だとは思ったほうが良いかも。いや、成長してますが。そのなかで新日本製薬としては2015年以降くらいではほどほどなPER水準で絶対の優秀性と安定性、長期の成長性をみて入るのもなしだとは思いませんし気がついたら結構伸びてたみたいな投資になりやすい気はするところです。

 

アステラス製薬

 大枠で停滞。けれど高収益という印象の大手製薬。・・・なんですが大きな買収も入りこれ次第ではもう一弾利益を伸ばしてくるというのは考えられるかも。いずれにせよ会社計画も前年並みで結果がでるのは時間もかかりましょう。評価はPERで15程はいろいろそうだよねという水準にみえます。PERで。つまり減益来るなら下も大きくありそうでうす。実際に過去には今のPBRの半分くらいもありますね。持つなら利益の推移はわりと注意しながらが良いと思います。

ツムラ

 大枠で利益があがり資産は増えるも低ROE化が進んでるという状態でROEももう特に高いわけではなく、PBR1程は妥当感もあり、微妙なところが微妙な評価されてるという印象。ただ会社自体は大きくお金を調達し投資を投資を進めているところはありこれが報われ利益になってくるならばなかなかおもしろいかな?と思うところでは。すぐに大きく結果がでるとも考えにくいですが注目してればいずれなときも来るかもしれない。

新日本製薬

「 スキンケア化粧品「パーフェクトワン」の製造・販売や青汁など健康食品も手掛ける。」だそうです。製薬と言いつつ中身は化粧品や健康食品で日本新薬と間違えて買ったらえらくタイプの違う会社になってしまいますね。・・て一応医薬品も。健康食品寄りの大衆薬のラインナップですが。といわけで、医療向けのTOBというよりはTOCでライザップなどの仲間と見るのがよさそうですね。一応業績は増収増益が続き優秀です。・・・で原価率低い&販管費が高いです。有形固定費率は低めでこれファブレスかなあ・・・ってここではあまり突っ込みません。上場で資金をかなり調達して余裕が出てますね。業績自体は順調で財務余力なども生まれ、原価率などを見るにファブレス等有利なビジネスモデルを持ってる雰囲気もあり、順調が続けばPER20切りはわりと面白い水準かもしれない。 すこしついったでやり取りありました。 https://twitter.com/kamomejan/status/1280800856120545280?s=21

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

 特にないですねー。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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